特定非営利活動法人 被災者応援 愛知ボランティアセンター 公式ブログ

2011年3月17日設立。孤児遺児応援活動、被災地ボランティア活動等、現在進行形で被災者応援活動を行っています。

後藤健二さんのシエラレオネでの想いを受け継ぎ、シエラレオネの子どもたちを応援します。

2015年02月01日 20時23分56秒 | [平成27年(2015年)]シエラレオネに非常食を贈るプロジェクト

代表の久田です。

ジャーナリストの後藤健二さんは、2005年に「ダイヤモンドより平和がほしい 子ども兵士・ムリアの告白」(汐文社刊)を出版されました。
後藤さんは良質なダイヤモンド鉱山をめぐって起きたシエラレオネ内戦(1991~2002)の後遺症に苦しむ同国を取材されました。
そして、シエラレオネで反政府勢力の革命統一戦線(RUF)に両親を殺された後、RUFに拉致され、RUFに洗脳され、
兵士にさせられたムリアと出逢います。

RUFは拉致した子どもたちを洗脳し、子どもたちの顔に麻薬を埋め込みました。
麻薬を埋め込まれた子どもたちは、人を殺すことも、自分が死ぬことへも恐怖がなくなり、殺人マシーンにさせられました。

ムリアはPTSDに苦しみながらも一生懸命に勉強をしています。
そして、将来はシエラレオネの大統領になって、いい国にしたいと後藤さんに語りました。
後藤さんは一生懸命に勉強してほしいという思いを込めて、自分の愛用していたボールペンをムリアにプレゼントしました。

RUFは数千人のシエラレオネの人びとの四肢を切断するということもしました。障がい者にすることで、経済的な打撃を継続的に与えるためです。
シエラレオネ内戦から10年以上が経過しました。
しかし、子ども兵士の多くはいまだにPTSDに苦しんでいます。
四肢を切断された人たちも苦しんでいます。
後藤さんの本では「今でも手が痛い。手を落とした相手を恨んではいないが、 絶対に忘れない」というようなことを、
両腕を切断された方が語っています。 

後藤健二さんはシエラレオネを取材し、その著作を通じて、
シエラレオネの子どもたちを応援してほしいというメッセージを私たちに訴えられと思います。


今まさに、私たちは縁あってシエラレオネの子どもたちを応援しようとしています。
後藤さん殺害の報に接し、後藤さんがシエラレオネで取材された想いを受け継ぎ、
シエラレオネの子どもたち、
シエラレオネ内戦の被災者の人たちのために、
シエラレオネへ非常食を送る活動を成功させなければならないと強く思うようになりました。

後藤健二さんのシエラレオネの子どもたちへの想いに応えるべく、
中高校生とともにシエラレオネ応援活動を進めていきます。


本日(2月1日9は午前11時~午後12時に栄・三越・三井住友銀行前で、午後1時~午後5時に栄・三越ラシック前で、
シエラレオネ物資輸送費募金を行いました。
今日は風が強くてとても寒く、募金箱や横断幕を持つ手がかじかんでしまいます。
そんな中でも高校生は一生懸命にシエラレオネ物資輸送費募金を呼びかけました。

 

動画もご覧ください。
https://www.facebook.com/video.php?v=778962945511068

 

このブログをご覧の皆さんにお願いしたいのは、輸送活動費の約100万円へのご協力です。

振込先は
郵貯銀行
口座名:被災者応援愛知ボランティアセンター義捐金
       ヒサイシャオウエンアイチボランティアセンターギエンキン
記号12140
番号34298531

他行からは   
店番218(にいちはち)
普通預金
3429853
口座名:被災者応援愛知ボランティアセンター義捐金
       ヒサイシャオウエンアイチボランティアセンターギエンキン

※義捐金口座ですが、今は使っていない口座のため、一時的に義捐金口座を使います。
  他と区別するために、お名前の後ろに、「シエラ」とおつけください。→例:久田光政シエラ
  現地ボランティアや、エール実行委員会の折に、直接お渡しくださってもけっこうです。
  どうか皆さまのご協力をお願いします。

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