特定非営利活動法人 被災者応援 愛知ボランティアセンター 公式ブログ

2011年3月17日設立。孤児遺児応援活動、被災地ボランティア活動等、現在進行形で被災者応援活動を行っています。

スタッフ田中より豊野地区応援活動報告とご協力のお願い

2019年10月29日 20時16分38秒 | 【令和元年(2019)東日本台風】長野市ボランティア

こんばんは。スタッフ田中です。

26日出発のボラバスに乗り、長野市豊野地区へ応援に行ってきました!!

 



 

ボランティアバスで伺うのは初めての豊野地区。

私は「心配り班」と住民の方からのお困りごとの集約を担当しました。

 

心配り班は各チーム3人の6班。

「ソウル屋」さんが名古屋からボラバスに合わせて、トック(韓国風雑煮)とキムチの食事提供をしに来てくださったので、

住民の皆さんにお昼ごはんのお誘いをしながら、一軒ずつ丁寧に地域を回りました。

 

今回はニーズ拾いを目的としていなかったのですが、どんどん出てくるお困りごと。

お話を伺うと、2mを超える水が豊野地区を飲み込んだとのこと。

 

「あそこまで水が来たの。」そう水位を指差し教えていただきました。

 

よく見ると、あちこちに水圧で割れた窓。

道路脇には、雨に浸かってしまい使えなくなってしまった被災物の山がそこらじゅうに積まれていました。

昨日まで電気が復旧しなかったお宅もありました。

避難所にいらっしゃり、留守のお宅もたくさんありました。

 

発災から2週間も経っています。

きっと心も体もボロボロだと思います。

 

ニーズの多くは、家の前に積まれた被災物の輸送や、側溝の泥だし、床下の泥だし、荷物の運び出しなど。

しかしながら、私たち51人では、中央組コミュニティセンターを復旧するのに精一杯で、ほとんどのお宅のニーズを受けることが出来ませんでした。

2週間経っても手付かずの場所もありました。

地域の方からのお困りごとを伺うたびに各班の班長さんから掛かってくる電話から、《なんとかできませんか。》というメンバーの想いが苦しいほど伝わってきました。

地域を回って、お顔を見て話をした心配り班の皆さんは本当に悔しい思いしたと思います。

それでも最後まで精一杯笑顔でお声掛けを続けてくれました。

 

留守のお宅や作業中のお宅も多く、お昼ごはんには出て来てくださらないかなぁと勝手に思っていたのですが、

本当にたくさんの方が来てくださいました!(列ができるほどです!!)

「さっきはありがとう~」なんて声も聞けました。

ソウル屋さんが作ってくださったトック(韓国風雑煮)もキムチもとってもおいしくて大好評!!

お隣さんから美味しいよと聞いたからきたわ~なんて方もいました。

ボランティアの若者の中には、3回も4回もおかわりした人もいて、400食があっという間になくなりました。

 

よかったらお鍋も持ってきてくださいね、とお伝えしたのですが、

「お鍋は水につかっちゃってないのよ」と聞き、考えればわかったはずなのに、ハッとしました。

当たり前にあったものがない。当たり前にあった生活がない。

改めて自然の猛威、水の恐ろしさを感じました。

 

未だ泥まみれのお宅、泥を出し何もなくなってしまったお宅、

それぞれのお宅を拝見し胸が詰まる思いでした。

しかし、豊野地区は、皆さんがお互いに声を掛け合ったり、助け合ったりしており、とても素晴らしいコミュニティーでした。

豊野の被災状況は悲惨です。でも、この地域の方々の強いつながりがきっと復興への大きな一歩一歩になるのだろうと感じました。

愛知ボラセンとして、そのお手伝いが1回でも多く出来ればいいなと思います。

 

最後に、今回ご協力いただいたボランティアさんの感想をご紹介させていただきます。

※SNSからの転載です。ご本人に許可をいただいています。

 



 


市会議員の青木さんが愛知ボラセンのブログにコメントしてくださいましたのでそちらも掲載します。




 

 

次回のボラバスは、11/2(土)~3(日)です。

もしご都合のつく方がいらっしゃいましたら、どうかお力添えをお願いいたします。

お申込みはこちらから→ https://www.aichiborasen.org/

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【活動報告】長野市豊野地区... | トップ | 【ご注意ください!】ボラン... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿