僕は昔から本が大好きです。
活字中毒のため、食事中でも厠でも何かしら文字を脳に刷り込みたくなります。
遺跡本、宗教ネタが好きなことは以前お話しました。
一番ごひいきの作家は「安部公房」です。
阿部公房本はたぶん全部読破していると思います。
今でも繰り返し読みをしております。
彼の素晴しさは、文章の「キレ」といいますか、とっても理系の文章なところです。
無駄をそぎ落として、理論的で、無機的で・・氷のように冷たくて美しい。
ねちねちからみついてこないんですね。
その一字一句が「カッコイイ」のです。
彼の真骨頂は、日常生活が進行方向で、1度だけずれたとして、それが遠くにいけば行くほど大きなずれになるでしょ?
針穴くらいの落とし穴から、そうやってずるずると「狂気」という名の袋小路に引きずりこまれていくのです。
勝手に絶対ノーベル賞を取ると信じて疑いませんでしたが、残念なことにお亡くなりになられて。
東大の医学部卒なんですよ。
日本共産党を除名されているので、思想的には元々はかなり左よりなのかなと思いますが。
代表作の「砂の女」はそういう政治的比ゆ本といわれております。
小説の実験的取り組みや(表現者としてのアバンギャルド性)、文章表現と形容詞のひとつひとつ、日常に潜む狂気のあぶり出しがもうたまりません。
「他人の顔」「密会」「けものたちは故郷をめざす」「箱男」などが読みやすいと思いますのでぜひ。
活字中毒のため、食事中でも厠でも何かしら文字を脳に刷り込みたくなります。
遺跡本、宗教ネタが好きなことは以前お話しました。
一番ごひいきの作家は「安部公房」です。
阿部公房本はたぶん全部読破していると思います。
今でも繰り返し読みをしております。
彼の素晴しさは、文章の「キレ」といいますか、とっても理系の文章なところです。
無駄をそぎ落として、理論的で、無機的で・・氷のように冷たくて美しい。
ねちねちからみついてこないんですね。
その一字一句が「カッコイイ」のです。
彼の真骨頂は、日常生活が進行方向で、1度だけずれたとして、それが遠くにいけば行くほど大きなずれになるでしょ?
針穴くらいの落とし穴から、そうやってずるずると「狂気」という名の袋小路に引きずりこまれていくのです。
勝手に絶対ノーベル賞を取ると信じて疑いませんでしたが、残念なことにお亡くなりになられて。
東大の医学部卒なんですよ。
日本共産党を除名されているので、思想的には元々はかなり左よりなのかなと思いますが。
代表作の「砂の女」はそういう政治的比ゆ本といわれております。
小説の実験的取り組みや(表現者としてのアバンギャルド性)、文章表現と形容詞のひとつひとつ、日常に潜む狂気のあぶり出しがもうたまりません。
「他人の顔」「密会」「けものたちは故郷をめざす」「箱男」などが読みやすいと思いますのでぜひ。