医師日記

「美」にまつわる独り言です
水沼雅斉(みずぬま まさなり)

美しき月の存在と物理2

2007年08月21日 13時56分11秒 | Weblog
 月が存在するか、だなんて・・・僕たちが知らない間に、世の中はそうなっているのですよ。

 知らなくても明日のご飯は食べられますが、この世に生まれてきたからには、どーゆーことか、知りたいと思いませんか?



 存在は確率でしか示せないとする量子力学に対し、チョー有名なフレーズ、

「神はサイコロを振らない」

"Der Alte würfelt nicht."

と手紙に書いた、あくまで理論重視のアインシュタイン。



「アインシュタインよ、神が何をなさるかなど、注文をつけるべきではない」

"Einstein, schreiben Sie Gott nicht vor, was er zu tun hat."

と反論した量子力学者ボーア。

 一歩も譲りません。


 ご承知の通り、僕はちんけな一介の医師に過ぎず、頭脳明晰な物理学者でもありませんし、高校物理までは人並みにやりましたが、その後はまったくタッチしておらず、死に物狂いで相対性理論をマスターしてみようという向上心も悲しいことに持ち得ませんでした。

 しかしある種の成年男子にとって、この物理の世界というのはなぜか魅力があり、夢想家で文系肌の僕でさえも、無理とは知りつつも相対性理論や量子力学、宇宙理論などに、しばしば思いを馳せ(馳せるだけ・・・)、毎度そのたび挫折するものなのです。

 物理の最先端と、ミクロの先のミクロ・・・

 それが宇宙誕生や、さらには僕たちが今居る時間や空間にもつながり、さらには哲学や、宗教・・・

 そしてなんとなんと「意識と肉体」という、僕にとって難問中の難問にまで切り込んでくるのですから、これが魅力的でなければ、何が魅力的でありましょうか???

 しかし、量子力学は難解難題で、これから書くことは専門家が見れば、嘘ばっかりと指摘も多いでしょうが、所詮は門外漢の素人のたわごと、目をおつぶりください。

 あくまで、みなさまに何かきっかけになればと思いまして、一緒に物理の最先端(の入り口の入り口の粗末な案内板)を考えましょう、というコンセプトです。

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