医師日記

「美」にまつわる独り言です
水沼雅斉(みずぬま まさなり)

美心倒悪 2

2008年11月23日 11時07分43秒 | Weblog
 日本人は超能力、心霊現象、UFO、予言、スピリチュアル、占い・・・そういう超自然現象や、オカルトが大好きな傾向があります。

 大槻教授が戦ってるのが有名ですけど、「非合理・非論理的なオカルトの増長が、ファシズムにつながる危険性」があるとも指摘されております。

 当然、科学は万能ではありませんから、まだまだ未解明な現象も多く、そこにオカルトやエセ科学、陰謀論がつけこんでくるわけです。

 オカルトを盲目的・狂信的に信じるのは危険ですが、ダヴィンチ・コードもそうですけど、そこに物語の膨らませようがあるのも否定はできません。




 では、「オカルト」と「カルト」の違いはなんでしょうか?

 引用ですが、「オカルト【occult】は、超自然の現象や神秘的現象を指し、カルト【cult】とは、宗教的崇拝、転じて、ある集団が示す熱烈な支持」を言うようです。

 僕は、一般に「カルト映画」と呼ばれるカテゴリーが好みのようですが、この場合の「カルト」とは「既成の社会から正統的とは見なされない趣味などで、愛好者による熱狂的な支持をいう」、とのことです。

 つまり、僕の映画の嗜好は、正統的ではないわけです。

 また、「オカルトはラテン語のocculereの過去分詞「occulta」(隠されたもの)を語源とする。19世紀に派生した非正統キリスト教以外の平常の生活から隠された人間の知識を超えた神秘の研究とその結果である神秘主義体系をオカルティズムと呼ぶ」そうです。

 一方、「カルト(cult)は、ラテン語 colere から派生した宗教色の強い文化活動を意味する語。儀式や崇拝を意味する。」

 せんべい・おせんべいのように、カルトの丁寧語が、お・カルトです、というアンサーもありましたが、似ている両者、語源からして違うようですね。




 それにしても・・・「伝説」や「神秘性」、ってやつぁ想像力がむしょーに掻き立てられ、悲劇的要素をもはらみ、美しく、はかなく、病的で猟奇的で、狂気に苛(さいな)まれるという・・・

 勝手に妄想が膨らんで、僕の美意識にがっつりハマってしまうのです。

 さらに、英雄性や、情熱、脆弱性などが入り混じって、地下組織、暗号、倒錯、謎解き、ある種の魔力、特に『秘宝』などがからんじゃうと、もうダメ・・・ヤメてくり。

 その際、往々にしてユダヤ人やフリーメイソン、ヴァチカン、テンプル騎士団、ロスチャイルド家、ロックフェラー一族にアイゼンベルグ一族、王室や各国諜報組織あたりが標的になりやすい傾向があります。

 もっとも有名なフリーメイソンは、以前にもご紹介のとおり、ソロモン宮殿を建立した石工による組合が発祥で、全世界にロッジを構え、古くはグラバーや坂本竜馬がそうであっただとか、現代日本では○○兄弟がそうだとか、これまた枚挙に暇がない。

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