医師日記

「美」にまつわる独り言です
水沼雅斉(みずぬま まさなり)

九州という美質3

2006年07月17日 18時23分55秒 | Weblog
 そのインパクトの強すぎる、九州男児のちょいワルオヤジ、「鮎川 誠」氏はバンド、シーナ&ザ・ロケッツのギタリストです。

 推定50代後半?? キヨシローよりちょっと年上??同じくらい??

 ギブソンのレスポールとサングラスがトレードマークで、奥さんがヴォーカルのシーナさん?でしたっけ??

 鮎川誠という「こてこて」の日本人の名前のわりに、えらいバタ臭い顔で足が長く、まるでモデルのような容姿だと思ったら、お父上はアメリカ軍人ということなのでハーフ??

 それでべたべたの筑後弁??を話すところが、これまたエラくカッコイイ、と僕は思います。

 以前、そのシーナ&ザ・ロケッツが北原白秋の「この道」をロック風に歌っていたのをどこかコンサートで聴いたんだっけなあ・・・?

 これがどういうわけか僕の脳波に妙に同調して、脳神経細胞に刷り込まれてしまい、今でも突然この歌が頭の中で、シーナさんのあのヒステリックな声でリフレインを繰り返して鳴り止まないことがあり、とっても困ることがあります。

 みなさんもそういう曲ってありますでしょ?


この道はいつか來た道、
 ああ、さうだよ、
あかしやの花が咲いてる。
 
あの丘はいつか見た丘、
 ああ、さうだよ。
ほら、白い時計臺だよ。
 
この道はいつか來た道、
 ああ、さうだよ。
お母さまと馬車で行つたよ。
 
あの雲もいつか見た雲、
 ああ、さうだよ。
山査子の枝も垂れてる。


 「北原白秋」に関しては、以前に僕が九州は柳川に旅行に行って、どんこ舟で水郷を揺られたり、柳川鍋を食して楽しんだのですが、その柳川に白秋の生家もあって足を運んだと記憶しております。

 しかしこの歌は「あかしや」「白い時計台」「山査子(さんざし)」といった単語から、舞台としては「北海道」が連想されます。

 「山査子」を見たい方は下記を。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/sanzasi.html

 「あかしや」については、はちみつの原料にもなり、札幌の「ニセアカシヤ」を指すようです。

 強い外来種のため、問題もあるそうです。

 どうも白秋が小田原在住の際、旅行した北海道で作った詩のようです。

 この曲を選んだ鮎川誠のセンスはなかなかのものだと思いませんか?

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