医師日記

「美」にまつわる独り言です
水沼雅斉(みずぬま まさなり)

山菜の美食 4

2008年07月30日 12時20分49秒 | Weblog
 早春なんですがね、葉よりまえに花茎がでる、「蕗の薹(ふきのとう)」もたまりませんよね。

 妖精の「コロポ(ボ)ックル」ってアニメがあったと記憶しますが、あのコロボックルはフキの葉の下に住み、「コロ」はフキのことらしいです。

 独特の香りがありますがね、これが・・・うま~い。

http://www.sansaikinoko.com/fuki.htm





 んで、最近のお気に入りが、“王様”の「たらの芽」に対し、“女王”の「こしあぶら」。

 これも採りましたよ~。

 実は東北の里山には、「女王」に似たような木や芽や葉がたくさんありまして・・・最初は難しかったのですが。

 自分なりの見分け方。

 木が白く、『葉が5枚』(これが重要)、根元といいますか、葉の付け根がくっついていて・・・



 こしあぶらの天ぷらなんか、口の中に広がる、まぁ、お上品な香りはたまりませんな。   

 このこしあぶらは、苦味と香りがあるため、天ぷら・素揚げなど油での料理が一番とされ、苦味が油で丸めこまれ、コクとなるからだそうなり。

http://www.sansaikinoko.com/kosiabura.htm



 女王には女王の品と格があります。

 一度、こしあぶらの炊き込みご飯を食してみたいものです。

 



 山菜ってやつぁ、全般的に苦味があるんですが、食べなれてくるとこれがまた大人の味で、中にはたっぷり油も乗っていたり・・・なんとも風流。