医師日記

「美」にまつわる独り言です
水沼雅斉(みずぬま まさなり)

美徳:不義にして富まず3

2008年07月01日 12時49分50秒 | Weblog
 青い風景つながりで・・・産経新聞に、「青いエッフェル塔」が載ってました。

http://sankei.jp.msn.com/photos/world/europe/080701/erp0807011036004-p2.htm




 さて、徳山社長の正義について番組では、これぞ「町人の正義」だとおっしゃっていました。

 そして番組の最後には、徳山家の家訓「不義にして富まず」が紹介されました。

 これは、徳山家が不義だから富みませんでした、というのではなく、世の中、義理人情を欠いては栄えませんよ、ってことでしょうかね?

 あるいは、世の中や人さまに役立つことをやらないと結局は会社は傾きます、ってことかな?

 徳山社長はほかにも、アトピー関連の医薬部外品も開発されているそうですが、それはそれで医学・科学的なエビデンスがどうなのか、判断する必要があります。

 二重盲目検定は必須だな。

 しかし徳山社長の「品がなくなりますから」は、立派過ぎますよね~。

 僕などは特に品がないので、大変感銘いたします。

 「品」というのは、人間において、ある意味、もっとも美しい部分なのではないでしょうか?

 こればっかりはお金では買えませんし、一朝一夕に身につくものでもありませんから。

 しかも知力だけでもだめだし、人間性や誠実さはもちろんのこと、ぶれないこと、重すぎず軽すぎず、その他センスだとか、芸術やスポーツへの理解だとか、本を読んでいるかだとか、趣味、ユーモアやウィット、経験や身のこなしに笑い方に食べ方・・・さまざまな要素で醸成されるものです。

 本当に現代、僕を含め、品がない人にあふれて困ります・・・。

 個人的には、下衆の勘繰りで品がありませんが、大手の入浴剤事件の事実を明らかにして欲しいな・・・。

 事実だとしたら、大手メーカーは「不義のため富まない」ことでしょう。

 ああ、こういう「品のある」日本人の先輩がいらっしゃるのだ、となんだかうれしくなりました。