さて、大分暖かくなってまいりました
春はそこまで来ています
本日3月6日は啓蟄(けいちつ)ですね。
冬だ、虫だ・・というと僕には薬膳中華に出てくる「冬虫夏草」が連想されますが、これは冬は虫に寄生し、夏に虫が死ぬと地面に生えるキノコのことです。
こういうのはどうなのでしょう?
いろんな意味で微妙です。
滋養強壮とはよく耳にしますが医者の立場としてはこれまた微妙です。
本格的な春の到来を告げる、日本では春分の日が、そしてキリスト教文化圏ではもうすぐ「イースター復活祭」です。
ちなみに僕は特定の宗教の入信者ではございません
ごく普通の日本人のように、仏教徒ですが毎日仏の道を探求しているわけではない不心得者の代表です
この「イースター」は3/22から4/25までで、基本的には「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」 ということです。
「キリストが復活した」ことのお祝いの日です。
日本では馴染みが薄いですが、商業的布教により今後非クリスチャンによるイースターが日本でも流行したりして・・・
またリオのカーニバルで有名な「謝肉祭」は、語源がラテン語のcarne vale(肉よ、さらば) であり、イースター復活祭前の40日間は肉を断つ断食になるので、その前の1週間はどんちゃん騒ぎをするものです、確か・・
謝肉祭最後の日は必ず火曜日で(灰の水曜日の前日)、祭りのピークを迎え盛大に祝われる「 マルディグラ」(告解火曜日)となります。
なぜ40日間かといえば、これはキリストが宣教生活に入る前に、荒れ野に赴いて40日間祈りと断食を行ったことに由来するといわれております。
一般のクリスチャンがどんちゃん騒ぎや仮装はしても、本当に肉を断っているか断食しているかは不明です。
これまたお祭り好きの日本人にはディズニーランド経由あたりで、はやってしまう可能性が予測されます
本当に日本人はたとえ他人様の敬虔な宗教でさえも取り入れ上手、便乗好きですね。
さてさて、洋風の神前結婚式で神に愛を誓う仏教徒の日本人が、キリスト教ではイエス・キリストが「神様」だと勘違いをなされている方も多いようで・・・
まさに「オウ、ジーザスクライスト」。
もっとも三位一体により「父と子と聖霊」に神性が与えられておりますので、あながち誤りではありませんが
ちなみにユダヤ教もキリスト教もイスラム教も神様は同一だ、とお知りになられたらびっくりされる方も多いでしょう。
イスラム教のコーランにも、モーセ(ムーサー)やエイブラハム(イブラーヒーム)も、そしてイエス(イーサー)も、ノア(ヌーフ)もマリア様(マルヤム)さえも、さらにはダビデ(ダーウード)やソロモン(スライマーン)までもみなさん登場されます。
つまりユダヤ教の「ヤーヴェ」もキリスト教の聖なる「父」もイスラム教の「アッラー」もすべては同じ一人の神様です。
イスラムからすれば、ユダヤ教、キリスト教を完成させたものがイスラム教なのです。
モーセもイエスもマホメットも神がつかわした預言者なのです。
さて突然ですが、帝政ロシアのロマノフ朝は1917年のロシア革命によって、最後の皇帝ニコライⅡ世が退位するまでおよそ300年続きました。
その後ロシアは社会主義に突入します。
ロマノフ朝の5代目でロシアの初代皇帝に就いたピョートル大帝は2mを超す大男で、ロシアを近代化して西洋の列強に加え、モスクワから「サンクトペテルスブルク」に遷都しました。
最後の皇帝ニコライⅡ世は日露戦争で日本と戦い、また第一次世界大戦でドイツに敗北しました(汎ゲルマン主義対汎スラヴ主義)。
彼は皇太子時代に訪日して、なんと襲撃を受けております(大津事件)。
ロマノフ朝には実はドイツの血が入り、同時に血友病の遺伝もその際に流入しました。
ある意味日本で有名になった「ラスプーチン」も、血友病で苦しむニコライⅡ世の皇太子を祈祷した僧侶です。
この悲劇の皇帝の最期はソビエト「赤軍」によって、残酷にも家族全員の銃殺で幕を閉じます。
その後、末娘の皇女アナスタシアが突然ヨーロッパに現れて、世間の話題になりました。
「皇女アナスタシアとロマノフ王朝―数奇な運命を辿った悲運の王家」別冊歴史読本 (68)~ 新人物往来社~という本を読んでみましたが、内容は薄く中途半端で僕にはイマイチでした。
アナスタシアは確かディズニーアニメ映画の題材にもなっていたと記憶しております。
長くなりましたので続きは次回に
春はそこまで来ています
本日3月6日は啓蟄(けいちつ)ですね。
冬だ、虫だ・・というと僕には薬膳中華に出てくる「冬虫夏草」が連想されますが、これは冬は虫に寄生し、夏に虫が死ぬと地面に生えるキノコのことです。
こういうのはどうなのでしょう?
いろんな意味で微妙です。
滋養強壮とはよく耳にしますが医者の立場としてはこれまた微妙です。
本格的な春の到来を告げる、日本では春分の日が、そしてキリスト教文化圏ではもうすぐ「イースター復活祭」です。
ちなみに僕は特定の宗教の入信者ではございません
ごく普通の日本人のように、仏教徒ですが毎日仏の道を探求しているわけではない不心得者の代表です
この「イースター」は3/22から4/25までで、基本的には「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」 ということです。
「キリストが復活した」ことのお祝いの日です。
日本では馴染みが薄いですが、商業的布教により今後非クリスチャンによるイースターが日本でも流行したりして・・・
またリオのカーニバルで有名な「謝肉祭」は、語源がラテン語のcarne vale(肉よ、さらば) であり、イースター復活祭前の40日間は肉を断つ断食になるので、その前の1週間はどんちゃん騒ぎをするものです、確か・・
謝肉祭最後の日は必ず火曜日で(灰の水曜日の前日)、祭りのピークを迎え盛大に祝われる「 マルディグラ」(告解火曜日)となります。
なぜ40日間かといえば、これはキリストが宣教生活に入る前に、荒れ野に赴いて40日間祈りと断食を行ったことに由来するといわれております。
一般のクリスチャンがどんちゃん騒ぎや仮装はしても、本当に肉を断っているか断食しているかは不明です。
これまたお祭り好きの日本人にはディズニーランド経由あたりで、はやってしまう可能性が予測されます
本当に日本人はたとえ他人様の敬虔な宗教でさえも取り入れ上手、便乗好きですね。
さてさて、洋風の神前結婚式で神に愛を誓う仏教徒の日本人が、キリスト教ではイエス・キリストが「神様」だと勘違いをなされている方も多いようで・・・
まさに「オウ、ジーザスクライスト」。
もっとも三位一体により「父と子と聖霊」に神性が与えられておりますので、あながち誤りではありませんが
ちなみにユダヤ教もキリスト教もイスラム教も神様は同一だ、とお知りになられたらびっくりされる方も多いでしょう。
イスラム教のコーランにも、モーセ(ムーサー)やエイブラハム(イブラーヒーム)も、そしてイエス(イーサー)も、ノア(ヌーフ)もマリア様(マルヤム)さえも、さらにはダビデ(ダーウード)やソロモン(スライマーン)までもみなさん登場されます。
つまりユダヤ教の「ヤーヴェ」もキリスト教の聖なる「父」もイスラム教の「アッラー」もすべては同じ一人の神様です。
イスラムからすれば、ユダヤ教、キリスト教を完成させたものがイスラム教なのです。
モーセもイエスもマホメットも神がつかわした預言者なのです。
さて突然ですが、帝政ロシアのロマノフ朝は1917年のロシア革命によって、最後の皇帝ニコライⅡ世が退位するまでおよそ300年続きました。
その後ロシアは社会主義に突入します。
ロマノフ朝の5代目でロシアの初代皇帝に就いたピョートル大帝は2mを超す大男で、ロシアを近代化して西洋の列強に加え、モスクワから「サンクトペテルスブルク」に遷都しました。
最後の皇帝ニコライⅡ世は日露戦争で日本と戦い、また第一次世界大戦でドイツに敗北しました(汎ゲルマン主義対汎スラヴ主義)。
彼は皇太子時代に訪日して、なんと襲撃を受けております(大津事件)。
ロマノフ朝には実はドイツの血が入り、同時に血友病の遺伝もその際に流入しました。
ある意味日本で有名になった「ラスプーチン」も、血友病で苦しむニコライⅡ世の皇太子を祈祷した僧侶です。
この悲劇の皇帝の最期はソビエト「赤軍」によって、残酷にも家族全員の銃殺で幕を閉じます。
その後、末娘の皇女アナスタシアが突然ヨーロッパに現れて、世間の話題になりました。
「皇女アナスタシアとロマノフ王朝―数奇な運命を辿った悲運の王家」別冊歴史読本 (68)~ 新人物往来社~という本を読んでみましたが、内容は薄く中途半端で僕にはイマイチでした。
アナスタシアは確かディズニーアニメ映画の題材にもなっていたと記憶しております。
長くなりましたので続きは次回に