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チラシの裏

萩尾望都・対談集1970年代編

2012年02月28日 | マンガ
もっと以前に出ていてもおかしくはないけれど、とにかく出てくれて嬉しいなあ。
1970年代編と銘うってあるからには、80年代編とかも出るんですかね。

手塚治虫先生との対談では、
手塚先生が「なぜ?」「どうして?」「アレはつまらん!」とオレ様ルールで大暴走。
神様だから許される所業でしょうね。

「砂漠の絵で何ページも続けるのは原稿料をかせぐため」(手塚)
「え、うそ~」(萩尾)
と天然ぶりが可愛いです、萩尾先生。

水野英子先生との対談では、
「ピンクフロイドの世界まで移りたい」(水野)ってどういう意味だろう。
ところで水野英子先生の「シラ」はSFマンガというか、SFロックミュージカルマンガ。

羽海野チカ先生との対談では、羽海野チカ先生が萩尾作品から影響を受けたカットを次々と繰り出して萩尾ヲタクぶりを発揮。
「東の地平 西の永遠」の中のこのカットはわたしも大好きです。

ところで、例の「ミルキー・ホームズ第2幕」8話では、なんとこんな場面が登場。




全員で「未来へ!」とか言ってるこのカットは「11人いる!」のラストじゃないですか!
侮りがたし、ミルキーホームズ。

■マンガのあなた SFのわたし 萩尾望都・対談集1970年代編 河出書房
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2 コメント

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買いました。 (inuneko)
2012-04-17 17:39:44
面白かったですねー。
砂漠を延々何ページも歩き続けるのはマージナル連載冒頭で実現してましたね。しかも二色カラーで。
その後、実は一回分50ページ歩かせたかったのだが…と、仰天発言。萩尾先生なら飽きさせることなく描けそうで怖かったです(笑)
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マ●ガ書店のあなた (spin out)
2012-04-19 15:03:50
「マージナル」か・・・(遠い目)
ごめん、読んだけどあんまり覚えてなくて。
非・哲学的先輩にとってのハギオ先生は
「A-A'」「X+Y」あたりで停まってるんだ。(見た目も)
砂漠話の次の鼎談記事が手塚+松本零士+萩尾で、
編集者も知っててこんな構成にしたのかね。
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