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Activated Sludge ブログ ~日々読学~

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●素晴らしき道徳観:ドリルだろうが、パンツ&ストーカーだろうが、「言論弾圧」だろうが、何でも許す!?

2015年11月06日 00時00分28秒 | Weblog


nikkan-gendaiの記事【ドリル優子事件 「無罪放免」のお墨付き与えた第三者委の詭弁】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/166968
東京新聞の記事【報道圧力発言問題で処分 木原氏を部会長に 自民検討】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201510/CK2015102202000246.html)。


 《億単位のカネの流れを複数年にわたって意図的に隠しパソコンのハードディスクをドリルで破壊するという前代未聞の「証拠隠滅」の疑惑が指摘された事件……まとめられた報告書の内容はハッキリ言って支離滅裂……どこから見ても悪質な犯罪》。

 文科省道徳教育教材『わたしたちの道徳』に載せるべき「好例」ですね。「謝って済む問題ではない」のとても良い例。それにしても、自由民主党議員達のヒッドイこと。投票する人たち、(批判票を投じに)投票しに行かない人達(=支持したに等しい人達)の気が知れません。

   『●文科省道徳教育教材『わたしたちの道徳』・・・
      コドモタチの道徳教育のための好例として記載を可能か?


 《木原稔…氏は六月、報道機関に圧力をかける発言が相次いだ勉強会代表を務め、一年の役職停止処分を受けた。その後、谷垣禎一幹事長が処分期間を三カ月に軽減》。

 ドリルだろうが、パンツ&ストーカーだろうが、むき出しの「言論弾圧」だろうが、何でも許す!?、ということでしょうか。さすが、「安保法制、原発再稼働、辺野古問題」という「平成三大民意無視政策」を進めるアベ様ら、市民に厳しく、身内にやさし~い。すばらしき「道徳観」。


   『●脳内回路は大丈夫?? 自民党若手の脳内では、
         「憲法学者達<<百田尚樹氏」という訳だ!?
   『●むき出しの「言論弾圧政党」: 東京新聞社説
      東京新聞社説「沖縄の二紙のみならず、報道機関全体で抗議すべきこと」
   『●表現の自由、報道の自由を屁とも思わず:
      謹慎期間を75%削減…家来に優し~いアベ様

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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/166968

ドリル優子事件 「無罪放免」のお墨付き与えた第三者委の詭弁
2015年10月21日

     (まるで「小渕弁護団」だった
      ヤメ判&ヤメ検第三者委(C)日刊ゲンダイ)

 こんなデタラメな調査結果に国民は納得するのか。小渕優子元経産相(41)の政治団体をめぐる政治資金規正法違反事件で19日、第三者委員会の調査報告書が公表された。億単位のカネの流れを複数年にわたって意図的に隠し、パソコンのハードディスクをドリルで破壊するという前代未聞の「証拠隠滅」の疑惑が指摘された事件だ。当然、小渕氏もアウトと思いきや、報告書は「無罪放免」にお墨付きを与えていた。

 A4用紙14ページにまとめられた報告書の内容はハッキリ言って支離滅裂だ。特にヒドイのは、9日に政治資金規正法違反罪(虚偽記載)で執行猶予付きの有罪判決を受けた元秘書、折田謙一郎被告(67)らをかばう表現だ。

   「折田氏の責任感・義務感の強さが虚偽記入に結びついた
   「折田氏を批判することには躊躇を覚える」

 まるで折田被告が故意犯ではなく、過失犯だったような言い回しだ。だいたい問題発覚後、町民ホッタラカシで町長職をブン投げて雲隠れした男にマトモな責任感や義務感があるワケがない。しかも、第三者委は「前年の繰越額を上回る任意の繰越額を決め、それに見合うように収入額や支出額を調整するといった方法で収支報告書を作成した」「つじつま合わせを行った」と認定しながら、「不正な収入や支出を隠したりすることに主眼が置かれていたものではない」と結論付けているのだ。カネの流れを意図的に調整したり、つじつま合わせをしたりする行為を世間では「粉飾」という。どこから見ても悪質な犯罪ではないか。

 第三者委の委員長である佐々木善三弁護士は元最高検検事。委員を務めた田中康久弁護士は元仙台高裁長官、野口光夫税理士は元東京国税局調査官というリッパな経歴の持ち主だが、判決の主文で「有罪」を言い渡しながら、理由で「無罪」と言っているに等しい報告書を作って「正しい」と考えているなら、そろって国家資格は返上した方がいい。“主犯”の折田被告がこんな大アマ扱いじゃあ、“共犯”の小渕氏も「不正に関与しておらず、法律上の責任はない」との結論に至るワケだ。

   「第三者委は問題が発覚した昨年10月、小渕議員が
    『説明責任を果たす』と言って設置されたものですが、
    誰がカネを出し、どこまで客観性が保たれたのかは
    疑問です。設置こそ1年前だが、折田被告が特捜部に
    パクられて資料が押収されたため、関係者らに話を
    聞くことができたのは、つい最近。第三者委が会見で
    『調査には限界がある』と認めたように穴だらけなんですよ」
    (司法ジャーナリスト)

 報告書を読んだ政治資金に詳しい神戸学院大の上脇博之教授はこう言う。

   「(報告書は)まるでツジツマが合っていない。
    『小渕弁護団』が書いたような内容です。例えば、
    陣中見舞いに使ったカネは、明らかに不正なのに、
    まるでなかったような評価です。配布物にしても、
    選挙の有無にかかわらず違法です。小渕議員の
    法的責任を問うのは難しいまでも、監督責任や政治的、
    道義的責任はある。本来は『辞職するべき』ですよ」

 小渕氏は20日、地元・群馬の有権者の前で「本当に大勢の皆さま方に、心から心からおわびを申し上げます」と頭を下げたが、謝って済む問題ではないのだ。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201510/CK2015102202000246.html

報道圧力発言問題で処分 木原氏を部会長に 自民検討
2015年10月22日 夕刊

   (木原稔氏 写真)


 自民党は政務調査会の人事をめぐり、文部科学部会長に木原稔前青年局長を起用する方向で調整に入った。木原氏は六月、報道機関に圧力をかける発言が相次いだ勉強会代表を務め、一年の役職停止処分を受けた。その後、谷垣禎一幹事長が処分期間を三カ月に軽減。今回の党人事での登用が可能になっていた。

 部会長人事は二十三日の総務会で正式決定する予定だ。農林部会長には小泉進次郎元復興政務官の起用が固まっている。

 勉強会は六月二十五日、安倍晋三首相に近い若手が党本部で開いた。出席者から、安全保障法制を批判する報道をめぐり「マスコミを懲らしめるには広告料収入をなくせばいい」などの声が上がった。安保法制の国会審議への影響を懸念した党執行部がスピード処分したが、九月に安保法が成立した後に対応を一変させ、処分期間を短縮。野党が批判した経緯がある。
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●表現の自由、報道の自由を屁とも思わず: 謹慎期間を75%削減…家来に優し~いアベ様

2015年10月09日 00時00分03秒 | Weblog


東京新聞の記事【報道圧力の処分軽減 自民 安保法成立、対応一変】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015100302000134.html)。
nikkan-gendaiの記事『新内閣で起用か 自民「報道圧力議員」処分軽減のやりたい放題』(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/164982)。

 《一年の役職停止とした木原稔前青年局長の処分期間を三カ月に軽減》……《自分勝手にも程がある。自民党は……若手議員が勉強会で報道機関に圧力をかけていた問題…》。

 謹慎期間を75%削減……家来に優し~いアベ様。可愛くてしょうがないのでしょう!? 壊憲法・戦争法も成立したことですし、やりたい放題です。

   『●脳内回路は大丈夫?? 自民党若手の脳内では、
         「憲法学者達<<百田尚樹氏」という訳だ!?

   『●むき出しの「言論弾圧政党」: 東京新聞社説
      「沖縄の二紙のみならず、報道機関全体で抗議すべきこと」


 《言わずと知れた永田町の失言王》アソウ殿様の家来、《武藤貴也衆院議員(36=滋賀4区)》や《井上貴博衆院議員(53=福岡1区)》、はどうなったの?

   『●麻生太郎派閥の親バカならぬ、親分バカ:
                子分が子分なら、親分も親分


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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015100302000134.html

報道圧力の処分軽減 自民 安保法成立、対応一変
2015年10月3日 朝刊

 自民党は二日、党所属若手議員らの勉強会で報道機関に圧力をかける発言が相次いだ問題をめぐり、一年の役職停止とした木原稔前青年局長の処分期間を三カ月に軽減したと発表した。安全保障関連法の国会審議への影響を懸念し早期処分に踏み切ったものの、法成立を受け対応を一変させた。野党側は「どさくさに紛れて、処分を軽減するのはめちゃくちゃだ」(社民党の又市征治幹事長)などと批判を強めた。

 谷垣禎一幹事長が二日の党紀委員会で「本人も反省し、その気持ちが明確だったので、三カ月で『役職停止』を終わらせたい」と報告した。

 一年の役職停止には党内から「重すぎる」(安倍晋三首相周辺)との反発が出ていた。六月二十七日付の処分は九月二十六日で失効。今月七日以降の内閣改造・党役員人事などで木原氏の登用が可能となる。

 民主党の枝野幸男幹事長は取材に「真面目にコメントするレベルの話ではない。『笑うしかない』の一言だ」と、自民党の姿勢を非難。維新の党の今井雅人幹事長は記者団に「最初は厳しく処分して世論が冷めたころに、処分を甘くする自民党の体質だ」と語った。

 又市氏は「表現の自由報道の自由を軽視する自民党の本質がよく表れている」とも指摘した。

 勉強会代表だった木原氏は処分軽減を受け「悔恨と反省の日々を過ごしてきた。処分が解除となったが、これからも大局を見極める政治家となるよう努力する」とのコメントを出した。

 勉強会は首相に近い若手が六月、作家の百田尚樹(ひゃくたなおき)氏を講師に招いて自民党本部で開いた。出席者から、安保関連法を批判する報道について「マスコミを懲らしめるには広告料収入をなくせばいい」などの声が上がった。

 執行部は木原氏を処分したほか三人の衆院議員を厳重注意とした。
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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/164982

新内閣で起用か 自民「報道圧力議員」処分軽減のやりたい放題
2015年10月3日

     (左に写るのが木原前青年局長(C)日刊ゲンダイ)

 自分勝手にも程がある。自民党は2日、若手議員が勉強会で報道機関に圧力をかけていた問題で、1年の役職停止処分を受けた木原稔前青年局長(46)の処分期間を3カ月に軽減したと発表した。

 処分を軽減した理由について谷垣幹事長は「本人が非常に反省している」と話したが、処分は6月27日付のため、9月26日で失効。すでに満了したことになる。今月7日以降の内閣改造では、木原を起用することが事実上可能になった。

 野党からは「国民への見せかけの処分だった」などと批判が続出した。安保法を成立させた途端のやりたい放題自民党の体質がよーく表れている
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●むき出しの「言論弾圧政党」: 東京新聞社説「沖縄の二紙のみならず、報道機関全体で抗議すべきこと」

2015年07月04日 00時00分03秒 | Weblog


nikkan-gendaiの記事【木原氏更迭では済まない 安倍政権は「勉強会発言」が命取りに】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/161219)、
山岡俊介さんのアクセスジャーナルの記事【<主張>百田尚樹「沖縄2紙をつぶせ」発言ーー櫻井よしこと共に筆を折っては】(http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=7326)。

 「・・・・・・などの暴論が相次いだことが、安倍政権の大ダメージになりそうだ。安倍首相は26日の国会で「事実であれば大変遺憾」と答弁・・・・・・厳重注意とするなど火消し躍起なのだが、これで一件落着になると思ったら大間違いだ」。

 報道機関全体が立ち上がらなければウソだ。
 東京新聞の社説曰く「沖縄の二紙のみならず、報道機関全体で抗議すべきことである」。まったく同感。今立ち上がらない報道機関など、言論の放棄。

   『●戦争法案・壊憲法案の愚に気付かぬ「愚」、
      市民の多数の苛立ちに気付かぬ自公議員への「苛立ち」

    「民主主義の根幹をなす言論の自由への重大な挑戦であり、
     看過できない。・・・報道の自由に対する挑発、挑戦である。
     平和国家として歩み続けてきた戦後日本が重大な岐路に
     立たされている今だからこそ、沖縄の二紙のみならず、
     報道機関全体で抗議すべきことである」

 「櫻井氏はもう少し慎重で、さすがに百田氏のように直につぶせとはいっていない。だが、朝日新聞」に関しては慰安婦問題の件で「廃刊にすべき」とまで公言しているのだから五十歩百歩だ。言論人に値しない百田・櫻井両氏はこの際、揃って筆を折ってはどうか」。
 ソフトな百田尚樹氏モドキの桜井よしこ氏(櫻井よしこ氏)、「廃刊にすべき」のコンビ。自民党との親和性が高いのは、自民党がそういう政党だから。自公議員に投票する人たちは、こういう「表現者」「言論人」たちをも支持しているのだろうか?

   『●「表現者が描いてきた「慰安婦」」
      『週刊金曜日』(2014年10月24日、1013号)について

    「高嶋伸欣さん【『文春』は必要か。マルコポーロ事件を思い起こせ!】、
     「『週刊新潮』・・〝嘘つきジャーナリスト櫻井よしこ氏に、
     「『朝日新聞』は廃刊せよ」と語らせた・・・。盗人猛々しい限りだ」。
     既報(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/fe22f8c441f9c8c9eb684d4fd64bcb1f)」

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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/161219

木原氏更迭では済まない 安倍政権は「勉強会発言」が命取りに
2015年6月28日

     (問題の会合で発言する百田尚樹氏(左)/(C)日刊ゲンダイ)

 自民党の若手議員が25日に開いた勉強会で、「マスコミを懲らしめるには広告収入をなくせばいい」などの暴論が相次いだことが、安倍政権の大ダメージになりそうだ。安倍首相は26日の国会で「事実であれば大変遺憾」と答弁、佐藤勉国対委員長は会を主宰した党青年局長の木原稔衆院議員(熊本1区、当選3回)を呼び、「大変なことをしてくれたな」と怒鳴りつけた。自民党は木原青年局長の更迭し、1年間の職務停止の処分に。問題の発言を行ったのは大西英男(東京16区)、井上貴博(福岡1区)、長尾敬(比例近畿ブロック)の各衆院議員(いずれも当選2回)だとして、3人を厳重注意とするなど火消し躍起なのだが、これで一件落着になると思ったら大間違いだ。

 問題の会合に出席していたのは加藤勝信官房副長官(岡山5区・当選5回)をはじめ、約40人。「マスコミを懲らしめるには……」以外にも「不買運動を働きかけてほしい」などの暴言が相次いだ。会合に呼ばれた作家の百田尚樹氏は「沖縄の2つの新聞社は絶対に潰さなあかん」「もともと普天間基地は田んぼの中にあった。そこに商売あると住みだした。そこを選んで住んだのは誰やねん。沖縄は本当に被害者やったのか。そうじゃない」などと語った。

 「マスコミを懲らしめるには……」と発言した大西英男衆院議員は、過去に維新の会の上西小百合議員に対するセクハラやじで陳謝した“フダツキ”だ。

 とんでもない会合があったものだが、これは幼稚な若手議員の暴走ではないこの会は安倍応援団の会合で、官房副長官や安倍側近の萩生田光一筆頭副幹事長(東京24区・当選4回)が出席していた。実質的に会を仕切ったのは萩生田氏とされている。

   「そこでこういう発言が出たということは、安倍首相の考え方を
    代弁するんだ、総理の代わりに我々が言おう、そうすれば、
    首相の覚えもめでたくなる。こんなムードがあったのは
    間違いないと思います」(ジャーナリストの横田一氏)


言論弾圧政党の正体暴露

 実際、安倍自民党と官邸はメディアコントロールと言論機関への“圧力”に血道を上げている。「報道ステーション」で古賀茂明氏が官邸からの圧力を暴露し、菅官房長官は否定していたが、やっぱり圧力はあったわけで、だから、若手からこういう発言が出る。

   「安倍首相自らがジャーナリストとの会合で、アベノミクスを
    批判した藻谷浩介氏を酷評、“アイツだけは許さない”
    と言っているわけですからね。この政権が最大限に力を
    入れているのがメディア対策と断じてもいいくらいです。
    自民党の外交・経済連携本部国際情報検討委員会は
    昨年出した報告書で“報道の自由”を“制約”と表現し、
    そういう“制約”のない国際放送の設立をうたった。
    安倍応援団のメディアの記事を翻訳発信することにも
    取り組んでいる。気に入らないメディアは排除し、世の中、
    安倍シンパメディアだけにしたいのでしょう」(横田一氏)

 言論の自由を否定するような安倍・自民党で、若手の暴論が飛び出すのは必然というわけだ。ついでに言うと、百田氏の発言の裏にはこれまた安倍首相のお友達桜井よしこ氏が昨年11月に沖縄で行った講演会が見え隠れする。

   「日本を取り巻く状況というのを、地元の琉球新報
    沖縄タイムスもほとんど報道しない。新聞と言わないのです。
    琉球新報も沖縄タイムスも翁長さんを応援している。
    翁長さんを応援しているのは誰ですか。共産党じゃないですか」

 桜井氏はこう言って、地元紙を批判した。こうしたお友達に支えられている政権が秘密保護法を通し、戦争法案をゴリ押ししたらどうなるのか。さすがに国民も「ヤバイ」と気づくはずで、案の定、自民党には抗議が殺到しているという。今後は内閣支持率がさらに下がるのは必至で、要するに追い詰められている政権がまた墓穴を掘った。この政権のいかがわしさは口先でごまかし切れるものではない。
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http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=7326

2015/06/27 執筆者: Yamaoka (5:34 pm)
<主張>百田尚樹「沖縄2紙をつぶせ」発言ーー櫻井よしこと共に筆を折っては

 いうまでもなく、作家の百田尚樹氏が6月25日の自民党の勉強会で、安全保障関連法案に関して、「沖縄2紙をつぶせ」と発言した件だ。

 政治的発言はほとんどしない本紙だが、いくら何でも看過出来ないので主張しておく。

 この問題で、谷垣禎一自民党幹事長は「メディアに対して批判、反論があっていいが、主張の仕方にも品位が必要だ」と述べている。また自身、この問題の勉強会に参加していた加藤勝信官房副長官に至っては「(百田氏は)作家としての立場で話していた。そうした視点の意見は拝聴に値すると思った」と説明している。

 百田氏と友人で、彼をNHK経営委員に推した安倍晋三首相もそうだが、なぜ自民党幹部はこんな認識しか持てないのか?

 百田氏の発言は、品位云々のレベルの話ではない

 自分と違う意見の相手を批判するのは自由だ。だが、「つぶす」=存在を許さないと公言することは明らかに言論の自由のレベルを超えており、単なるレイシストであり、そんな者を政権を担う自民党の勉強会に入れていてはいけないのだ。

 また、作家の意見というが、作家とて“言論人”であり、気に入らない者、それも「琉球新報」と「沖縄タイムス」という報道機関をつぶせというのは、いうまでもないが、言論人の最低限の資格さえないことを意味している。 

 百田氏は「冗談でいった」というが、恥の上塗りだ

 この百田発言を聞き、やはり安倍首相のお友達である、ジャーナリスト・櫻井よしこ氏のかつての発言を思い出した。

 約2年前、沖縄での保守系の祖国復帰記念式典に出席した櫻井氏は、辺野古への普天間米軍基地移設に反対する沖縄2紙を「後ろ向きで反本土、反日本」と批判。そして沖縄県民に「沖縄の方々が日本人であるからには、日本国民として行動する心を持って欲しい」とも述べ、沖縄2紙、そして沖縄県民が「非国民」でもあるかのような発言をした件だ。

 櫻井氏はもう少し慎重で、さすがに百田氏のように直につぶせとはいっていない。だが、朝日新聞」に関しては慰安婦問題の件で「廃刊にすべき」とまで公言しているのだから五十歩百歩だ。

 言論人に値しない百田・櫻井両氏はこの際、揃って筆を折ってはどうか
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●脳内回路は大丈夫?? 自民党若手の脳内では、「憲法学者達<<百田尚樹氏」という訳だ!?

2015年06月27日 00時00分42秒 | Weblog


東京新聞の記事【安保法案で報道批判続出 自民改憲派の勉強会】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015062501001696.html)。
asahi.comの記事【「経団連に働きかけ、マスコミ懲らしめを」 自民勉強会】(http://www.asahi.com/articles/ASH6T5W6FH6TUTFK00X.html?iref=comtop_pickup_01)。

 「安全保障関連法案に対する国民の理解が広がらない現状を踏まえ、報道機関を批判する意見が噴出した。講師として招いた作家の百田尚樹氏に助言を求める場面も目立った」、「講師役に首相と親しい作家の百田尚樹氏が招かれた」。

 自民若手の脳内では、「多くの憲法学者達<<百田尚樹氏」という構図の様だ!? 脳内回路は大丈夫?
 文化? 芸術?? 頭の中のトウフが腐っている。自公議員の大半の心情は同じでしょう。「若手」の暴発を見て見ぬふり。

   『●戦争法案・違憲立法・壊憲法案:
      中学生の国語力すら無い、ご都合主義な自公議員たち

   『●高村正彦・自民党副総裁
     「我々憲法尊重擁護義務を課せられた政治家」発言』 

   『●アベ様や「憲法尊重擁護義務を課せられた政治家」
                     高村副総裁と、是非、公開討論を!


 「国民に対するアピールが下手」って、誰もそんなこと言っていませんが? 壊憲法案戦争法案中身の問題。百田講師をはじめ若手議員がそういう認識じゃぁ、話にならない。あ~、ニッポンの悍ましき光景。

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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015062501001696.html

安保法案で報道批判続出 自民改憲派の勉強会
2015年6月26日 00時03分

 安倍晋三首相に近い自民党の若手議員約40人が25日、憲法改正を推進する勉強会「文化芸術懇話会」の初会合を党本部で開いた。安全保障関連法案に対する国民の理解が広がらない現状を踏まえ、報道機関を批判する意見が噴出した。講師として招いた作家の百田尚樹氏に助言を求める場面も目立った。

 出席者によると、百田氏は集団的自衛権の行使容認に賛成の立場を表明した上で、政府の対応について「国民に対するアピールが下手だ。気持ちにいかに訴えるかが大事だ」と指摘した。

 出席議員からは、安保法案を批判する報道に関し「マスコミをこらしめるには広告料収入をなくせばいい。文化人が経団連に働き掛けてほしい」との声が上がった。

 沖縄県の地元紙が政府に批判的だとの意見が出たのに対し、百田氏は「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない。あってはいけないことだが、沖縄のどこかの島が中国に取られれば目を覚ますはずだ」と主張した。

 懇話会は木原稔青年局長が代表で、首相側近の加藤勝信官房副長官や萩生田光一・党総裁特別補佐も参加した。

 出席者の一連の発言について、自民党中堅は「自分たちの言動が国民からどのような目で見られるか理解していない。安保法案の審議にマイナスだ」と指摘。公明党幹部は「気に入らない報道を圧力でつぶそうとするのは情けない。言葉を尽くして理解を求めるのが基本だ」と苦言を呈した。

(共同)
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http://www.asahi.com/articles/ASH6T5W6FH6TUTFK00X.html?iref=comtop_pickup_01

「経団連に働きかけ、マスコミ懲らしめを」 自民勉強会
2015年6月25日22時56分

     (自民党の「文化芸術懇話会」で講演する百田尚樹氏(奥中央)
      =25日午後、東京・永田町の党本部、飯塚晋一撮影)

 安倍政権と考え方が近い文化人を通し、発信力の強化を目指そうと、安倍晋三首相に近い若手議員が立ち上げた勉強会「文化芸術懇話会」(代表=木原稔・党青年局長)の初会合が25日、自民党本部であった。出席議員からは、広告を出す企業やテレビ番組のスポンサーに働きかけて、メディア規制をすべきだとの声が上がった。

 出席者によると、議員からは「マスコミを懲らしめるには広告料収入がなくなるのが一番。経団連に働きかけて欲しい」「悪影響を与えている番組を発表し、そのスポンサーを列挙すればいい」など、政権に批判的な報道を規制すべきという意見が出た。

 初会合には37人が参加した。官邸からは加藤勝信官房副長官が出席し、講師役に首相と親しい作家の百田尚樹氏が招かれた。同会は作家の大江健三郎氏が呼びかけ人に名を連ねる「九条の会」などリベラル派に対抗するのが狙い。憲法改正の国民投票まで活動を続けたい考えだという。
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