4月1日前夜家の中で雷の音を聞きながら、山行の準備をする。
今回、リーダーを務めるのだが、地図読みが全くもってセンスがないので不安で仕方がない。
できれば行きたいと思っていた下見も、忙しくていけなかった。
「リーダー独りで全部引き受けようとせず、一緒に行く仲間と協力しながらいけばいいんだよ。
そして、家で準備できることはちゃんとやる。」と家人に言われながら、地図は4パターン準備して寝る。
4月2日 都留市駅 9時32分着。天気は曇り。
日帰り電車山行なもので、ぎりぎりまでメンバーを募った結果、普段なかなかご一緒できない仲間も参加してくれた。
北アルプスと勘違いしてエントリーしたんじゃないかと、岩登り大先輩と冗談を言いつつ、みんなで自己紹介。
「僕、下見に来たんっすよ。表示けっこうまめにあるから大丈夫ですよ」
一緒に企画担当をしてくださっているAさんがヘルプを出してくださった。
なんと!ありがとうございます。
スタートは、今日一番の急坂から。
斜面いっぱいに桜が満開。桜の雲の中を歩いていくようです。。。
寒かった分、いっぺんに体温があがります。
谷村発電所。これ「やむら」って読みます。都留市の一部であった旧谷村町に由来しています。
レンガが時間の経過を物語ります。
登山道から下をのぞくと・・・お釜。
この日は、展望台からの富士山も全く見えず(期待はしていませんでしたが)
踏みしめるルートを一歩、一歩楽しんでいく。。。
歩いて、歩いていくと。。。
水道橋「ビーヤ」このアーチ上の下で手をたたくと、「パンッ!パンッ!」と高音がきれいに響きます。
何か願いごとがかなうのか・・・いやいや、欲をもちすぎないことが、幸せの秘訣。
仲間と笑いながら、幸せ指数についておしゃべりを楽しみます。
他のパーティーも大、小ちらほら。とても人気のコースのようです。
桜の斜面と水道橋。桜と産業遺跡のMIX感がとてもきれいです。
途中、あずまやで軽くお昼をとります。
都留アルプス、昭文社の古い地図には掲載されていないということが話題になり、お互いに地図を広げます。
都留アルプス最高峰を越え・・・
下山への下りのポイントもうすぐかな・・・と思っていると、「ルートが外れています。」という機械音が背後で聞こえる。
「あれ?なんか間違えました?」
Yさんがセットしてくれていたアプリがアラート出してくれたので、現在地と企画のルートを見比べて確認してくれるAさんとYさん。
企画書いている私が一番ぼんやりしすぎていますね。。。反省。
「ありがとうございます。」
下山途中、薄ぼんやりした踏み跡の先には
小屋とAさんの言う恐竜の化石が突如現れます。
周囲の木々には、木の高いところに巣箱がいくつかしかけてあります。
「いったいここは、何だろうね・・・」
話しながら、下山。
都留文科大学周辺には、グラウンドや、道脇にもきれいなお花が植えられています。
スーツを着た親子が通りかかる。なんともフレッシュな雰囲気をまとう。。。
富士山は最後まで見ることはできなかったが、雨には降られずにすみました。
都留文科大学前駅13時18分の上り電車に乗る。
昨夜の不安はどこぞへ、仲間に助けてもらって、楽しい時間をめいいっぱい過ごせた
気持ちのよいゆるハイでした。
参加者:秋(企)・菊・木・北(L・記)・山