大室山から見る富士は、ただただ大きかった。
富士は日本一の山だと実感する。この壮大さ、そうスケールの大きさは裾野の広がりと その線の美しさがどこまでも繋がっているようで堪らない。
富士山は 見る山 で、 石ころが多く歩き難い と聞くことから想像する登山道の厭らしさもあり 登ることへの抵抗感あったが、こうして見ているといずれ登らねばと思う。
樹海を横切る道路そばの駐車スペース
駐車場の脇にある道しるべ
樹海の中にある道路際の数台分の駐車スペース。ここからの登山開始となる(8:51スタート)。この地点でもう1101m。今日の大室山は1468mだから、高低差は367mしかない。
歩き始めは平坦なルートが続く、落ち葉でびっしり。
行きはこのブナ林の左を登り、帰りはこのブナ林に降りて来た。
ふふん 今日は楽だなと思う、が 途中からの勾配がきつくなる。これと云った登山道のないバリュエーションルートとなるが、敷き詰められた落ち葉の上の全斜面が登山道みたいなもので、直登を避け斜めにジグザグと登って行く。
ルートも判明し辛く、熊さんの爪跡も見つけたりしてとなんやかんやで結構楽しめる山行となった。
登りながら、下りルートを考える。目印となる赤や黄のテープに、特徴のある木や遠くの景色を記憶し下りの方角を確認する。今日のようにコンパスを忘れても、目印あれば大丈夫だ。
着いた大室山の山頂は樹木に囲まれて展望は効かず。
木立に囲まれて見晴らしは望めず、1468mの表示あり。
大室山から展望所へ、尾根伝いに行くべき処を、この先で道を間違える。
見過ごしてしまいそうな、大室山の三角点
10分くらい先の三角点とそのちょっと先の展望所に行くと、息を呑むような凄さを感じる。そして、一瞬“わーっ”と云う声が自然と出てしまう。そんな感動ものの富士の姿だ。
目の前の富士は今まで見た まるまるの富士(裾野を広げた全体) のなかで一番大きい。
大室山から見る富士山
石柱には、「天然記念物 富士風穴」の文字
風穴を見下ろすと黒い穴(洞窟)が見え、下に降りると中は梯子が掛っている。
帰りは富士風穴に立ち寄り、12:43のゴール。
メンバー: 上(L)、田、樺、河(記)、荒、岡、山、高、金、小、藤こ、藤美