Cool Japan Academy&ACE KIDS ACADEMY

主として、学習塾「岡村ゼミナール㈱」・日本語教師養成講座「CJA」に関することについて、気ままに書いています。

市中観察と顧客の心

2020年03月08日 | 日記
市中観察と顧客の心

 皆様のご健勝とご清栄をお慶び致します。

さて、新型コロナウイルス感染騒動で、3月に入ってからは、とりわけ郊外エリアでは人出も車の通行量も、朝夕のラッシュ時ですら激減していますが、観光の中心の姫路城周辺やJRの駅周辺やショッピング街の様子はどうかと、日曜日のお昼前に観察に行きました。

 郊外エリアと同様に、観光客はもちろん、その他の人出も交通量も激減していますが、姫路で唯一の百貨店に入ってみました。

 4階の男性用品売り場や5階のロフト売り場では、殆ど人出はなかったのですが、地階の食料品売り場に行ってみると、流石にお昼前という事情もあってか、人出はそれなりにあり、カウンターの後ろでは、女性の店員さんたちが食材の煮炊きや揚げ物などの料理や加工にせわしそうに働き、男性の店員さんは、売り場での顧客向けの呼び声・掛け声を威勢良く挙げて、顧客たちを振り向かせては、商品の見定めをするために足を止めさせるなど、全体的に活気がありました。

 また、デパートに接して、駅中で開店している女性向け中心の服飾品売り場では、あれこれと手に取って品定め中の僅かな顧客たちを控えめに見ながら、店のスタッフたちは、店の奥で商品の片づけなどの自分たちの仕事に打ち込んでいました。

これらの様子を見ていて、あちこちで多くの人出を集めて開催される有名な食料品や陶器などの生活用品の「市」の様子を思い出しました。

そうです。店は休業せずに、お客さんは少しだけしかなくても、店のスタッフたちが一生けん命になって立ち働く姿を、棚に並べた商品と共にお客さんたちに見てもらえれば、きっとお客さんたちの「少ないお客さん相手でも、従業員スタッフが、こんなに一生懸命に働いているお店なら…」「何かを買って励ましてあげよう!喜ばせてあげよう!」という憐みの心を誘発し、ビジネスは続けられるのではないかと思いました。

ところで、今、政府の依頼で、全国ほとんどの「学校」が休校中ですが、民間経営の学習塾では、全面的な休業をできる限りに避けて、動画配信など種々の工夫を行いながら、何とかかんとか教育活動を続けています。

しかし、「学校」の多くが全面休校中であっても、民間の学習塾は、上記の町中のショッピングでの営業活動と同様に、新型コロナウイルス感染騒動の中でも、教師や事務局職員たちが、揃って懸命に、生徒たちへの教育活動に熱心に取り組み続けているという姿を、顧客層即ち生徒や保護者に見てもらい、あるいは知ってもらい、子供・生徒たちの居場所確保の一助にもなるように活動を行う方が、スクールビジネスの今後の存続に良い影響と結果をもたらすものと思います。

以上、新型コロナウイルス感染騒動の中でも、ある程度の教育活動の持続・継続は、一定の時期が過ぎれば必ずやってくる騒動の収束・終息後に備えて、非常に重要な事柄だと思います。

皆様のご理解とご支援を何卒宜しくお願い致します。

令和2年3月8日 日曜日
岡村ゼミナール&CJA日本語学校:岡村寛三郎
  

 

 
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