「消えゆく大学」(小川洋著、㈱白水社刊)の核心
皆様のご清栄をお慶び致します。
さて、上記の著書には、大学経営者においてのみならず、学習塾を営む我々にも非常に役に立つ書籍です。
とりわけ、その核心となるのは、「大学不滅神話の崩壊」という項目の下の181頁の終行に記されている一文です。
「高等教育研究の喜多村和之は、1989年に上梓した《学校淘汰の研究》で、大学の大量淘汰を経験しているアメリカと比較しながら、その理由について、次のように指摘している。
(中略)大学の消長は、必ずしも若年人口の増減のみによって決まるのではなく、大学自体の活力が失われた時、消滅の危機が訪れるというのである。」
即ち、リーダーシップの欠如、経営陣の無計画性や放漫経営、教授団のモラール低下、魅力のないカリキュラムと教育軽視、学生の不満の拡大などの多くのマイナス要因が重なって、大学自身が活力を失ったときに危機につながっていると指摘されている。
そこで、上記の様な様々なマイナス要因が重なることを避けるために、私達には何ができるのか、何をするべきなのかといったことについては、先ず経営陣が率先してリーダーシップを発揮して、
様々な環境悪化要因への真剣で的確な対応策を練って、強力に推進してゆくことが最も大事なことになるでしょう。
この時、大小・様々な作戦が考えられますが、私が考えて実行に努めていることは、次の通りです。
記
❶知名度を上げること、
❷そのためには、自校の良いところ・特徴を絞り出して、徹底的にそれを宣伝してゆくこと(=ブランデイング)、
❸同業者仲間で、主には情報交換のネットワークを組み、絶えず広い世間の動静・動向を熟知する様に務めること、
❹新しい情報に接すれば、その詳細や真偽、将来性などを検討し、良いと思えば採用・実施すること、
❺それも、先手必勝、しかも先手必勝の「連打」で、他者に明瞭な差をつけること、❻100%安全な事業計画は理想だけれども、7割がたの成功の見込みがあれば、それは成功の可能性が極めて高い、極めて有望な作戦であり、挑戦しがいがあると信ずること、
❼その代わり、命がけの真剣な努力を通じて、残り3割の隙間を埋めて、成功確率を高めてゆくこと。
平成31年1月13日 日曜日
岡村ゼミナール&CJA日本語学校:岡村寛三郎
皆様のご清栄をお慶び致します。
さて、上記の著書には、大学経営者においてのみならず、学習塾を営む我々にも非常に役に立つ書籍です。
とりわけ、その核心となるのは、「大学不滅神話の崩壊」という項目の下の181頁の終行に記されている一文です。
「高等教育研究の喜多村和之は、1989年に上梓した《学校淘汰の研究》で、大学の大量淘汰を経験しているアメリカと比較しながら、その理由について、次のように指摘している。
(中略)大学の消長は、必ずしも若年人口の増減のみによって決まるのではなく、大学自体の活力が失われた時、消滅の危機が訪れるというのである。」
即ち、リーダーシップの欠如、経営陣の無計画性や放漫経営、教授団のモラール低下、魅力のないカリキュラムと教育軽視、学生の不満の拡大などの多くのマイナス要因が重なって、大学自身が活力を失ったときに危機につながっていると指摘されている。
そこで、上記の様な様々なマイナス要因が重なることを避けるために、私達には何ができるのか、何をするべきなのかといったことについては、先ず経営陣が率先してリーダーシップを発揮して、
様々な環境悪化要因への真剣で的確な対応策を練って、強力に推進してゆくことが最も大事なことになるでしょう。
この時、大小・様々な作戦が考えられますが、私が考えて実行に努めていることは、次の通りです。
記
❶知名度を上げること、
❷そのためには、自校の良いところ・特徴を絞り出して、徹底的にそれを宣伝してゆくこと(=ブランデイング)、
❸同業者仲間で、主には情報交換のネットワークを組み、絶えず広い世間の動静・動向を熟知する様に務めること、
❹新しい情報に接すれば、その詳細や真偽、将来性などを検討し、良いと思えば採用・実施すること、
❺それも、先手必勝、しかも先手必勝の「連打」で、他者に明瞭な差をつけること、❻100%安全な事業計画は理想だけれども、7割がたの成功の見込みがあれば、それは成功の可能性が極めて高い、極めて有望な作戦であり、挑戦しがいがあると信ずること、
❼その代わり、命がけの真剣な努力を通じて、残り3割の隙間を埋めて、成功確率を高めてゆくこと。
平成31年1月13日 日曜日
岡村ゼミナール&CJA日本語学校:岡村寛三郎