学園祭・ジャズ研主催の「ジャズ喫茶」で図形楽譜で演奏.
渡された楽譜は上のようなものだが,著作権保護のため一部分を表示するに留めている.実物はこの数倍である.
作曲家とは別に解釈家 ? がいて,マルはだれ担当,四角はダレ担当,空豆はダレ担当という具合に,パターンを演奏者に割り振った.
演奏時間は 15 分.左から右へと演奏することくらいしか決まっていない.でも,「楽譜に忠実に」と,何度も念を押された.集団即興演奏では演奏者相互間の共鳴や干渉が面白い効果をもたらすが,企画者としてはそういう要素は排除したいようであった.
楽器は,キーボード,ビブラフォン,ギター,バイオリン,コントラバス,ドラムスとコンピュータノイズ.演奏者はステージに固まるのではなく,会場のお客さんにまぎれて散らばって配置.作曲家が会場中央で,開始と終了を指事した.グループとしての持ち時間は 25 分だったが,準備だけで 15 分を費やしたらしい.
開始前には楽譜が,開始後には演奏に反応するパターンがスクリーンに映写された.
小生・ビブラフォンの担当はマルと紡錘型とヒトデ型.図のように蛍光ペンで準備.図形一つに1音ではあまりに音数が少なく,さぼっていると思われそうなので,図形の種類,方向,大きさ,組み合わせに応じて,それぞれ短いフレーズを弾くことにしていたのだが,いざ始まったら滅茶苦茶になった.
ビブラフォンがアンプなしでどこまで聞こえたか,ちょっと心配.
グループ名は「閨閥」だそうだ.この語からは配偶者の血族からなる人脈を連想する.しかし企画者は独身と思われるので,この場合は彼のネットワークという程度の意味なんだろう.実際,小生のような老人とか,他大学の方々とか,バラエティに富んだグループであった.
評判は ? 気にしないことになっている.