Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

スティールパン

2013-06-11 08:16:36 | 新音律
スティールパン製作家 園部 良さんの工房を訪問.これは楽器の制作風景.
カンと経験だけに頼るのではなく,理論が構築できればさらなる発展も...と考えておられるとのこと.
大田区が制定した”大田の工匠100人”の内のおひとりとのことだが,職人らしいざっくばらんな話し方とは裏腹に,深い学識もお持ちで,海外のスティルパンの文献を紹介して下さった.Jaco Pastorius の Holiday of Pans というアルバムも !!



私たちの新著
小方・高田・中川・山本 著
「視て聴くドレミ - フーリエ音楽学への招待」大阪大学出版会(2013/03).

も園部 良さんのパソコンに入っていた.嬉し恥ずかし,である.

園部 良さん曰く,「視て聴くドレミ」にあるように,5度円そのままと言う楽器はスティールパンしかない ! Giant Steps なんかコルトレーンが考えていたことがすぐ分かる.教育にも使ってもらって然るべきだ.」



じつは訪問前夜,スティールパンのアプリを iPad に入れて,簡単なメロディに挑戦したのだが,手も足も出なかった.しかし園部さんに言われて,「視て聴く..」の5度円進行に合わせて「枯葉」のペダルを叩いてみた.もちろん,Giant Steps http://www.youtube.com/watch?v=ayv0EVsK9jc はもっと面白い.画面とスティールパンとは5度円の方向が逆だが (いっぽうは4度円と言うべきかも) これも頭の体操でしょう.

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