Sixteen Tones

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水面を徒競走する2羽

2019-11-17 09:32:06 | 科学
NHK TV「チコちゃんに叱られる」は好きではないが,目に耳に入ることが多い.
ここで先週,大きな水鳥の求愛シーンが放映された.水面を走って,男子が女子より長距離走れたら,カップル成立だそうだ...女子が好きな男子には手(足)加減するなんて,いかにもありそう.

重そうな鳥がなんで水面を走れるのだろう.小学生時代,右足が沈まないうちに左足を出し,左足が沈まないうちに右足を出し...を繰り返せば,人間だってできるはずと考えたことがあった,ことを思い出した.

ウェブを漁ったら,National Geographic 日本版に記事があった.ここで紹介されているのは北米にいるクビナガカイツブリとクラークカイツブリだが,日本にいるカイツブリの仲間も水面を走るらしい.水面を走る秘密は1秒間に最高20回にものぼる歩数と,指を広げた水かきで水面を強く打つ力,そして奇妙な足の運びの合わせ技にあるのだそうだ.でも読んでもよくわからない.

原典は
G. T. Clifton, T. L. Hedrick and  A. A. Biewener, "Western and Clark's grebes use novel strategies for running on water", https://jeb.biologists.org/content/218/8/1235

カイツブリのメカニズムの水上を走るロボットに応用が考えられているそうだ.応用したければまず水に浮いていないと走り出せないだろう.ロボットにはスタートが難しそう.
動画の走り出すまでの前戯も面白い.
カイツブリがなぜ繁殖のためにこんな行動をとるのか...という問題も面白そう.


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