
国立新美術館のニ紀展のとなりの会場。視神経の冒険というサブタイトルだが、チケットにもあしらわれている「白い猫」がまず目を惹く。

逆光でテーブルかけの下の方まで描いた、静物。

セピア色の写真も多数。パートナーをやたらに撮り、それを油彩画にしたり…
学生時代におもしろがって読んだ「ユビュ王」の装幀が展示されていた。岩波文庫のルナールの博物誌の挿画の原画も。こんなところにもボナールが!と、うれしい発見。
晩年の3m四方に近い大作群は、富豪たちの注文によって描いた装飾画。画家が描きたいものと、一致していたのだろうか。
この美術館はいつも大混雑という印象があったが、比較的空いていた。