このニュースを見て、私は本当だとうか?と思うほどです。といいますのは、 エジプト屈指の建設会社が北朝鮮に1億1500万ドル(約140億円)を投資する計画だとウォールストリート・ジャーナルが16日に報じた記事を見たときです・・・
以下その記事の一部
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WSJは「投資は実行を待つのみ」という記事で「北朝鮮が核開発を放棄することにより周辺国との緊張が緩和され、エジプト最大の民間企業が平壌南部のセメント工場に1億1500万ドルを投資する予定」だとソウル発で報じた。
エジプトでは有名な企業・・・オラスコム・コンストラクション・インダストリーズが北朝鮮のセメント工場の改修・運営の合弁事業について北朝鮮側と契約を締結したと報じた。投資総額は1億1500万ドルで、エジプト政府が50%の株を保有する世界最大級のゼネコンの一つだ。WSJは同社が17日に北朝鮮との契約を公式に発表するようだと報じた。
WSJは寧辺原子炉閉鎖に入った北朝鮮が、核兵器プログラムを全面的に公開する第2段階の措置に入ることを条件に9000万ドル(約110億円)のエネルギーが提供されるのはもちろん、追加の経済支援が伴うものと予想している。
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私は中東の事情に疎いせいかこのオラスコムのナセフ・サイリス最高経営責任者なる人について今回始めて知りました。
記事によると、同氏はエジプトで最も有名な財閥のトップであるオンシ・サイリス氏の3人の息子のうちの一人だそうで、サイリス家はセメントで財を成したそうですが・・・セメント以外にも旅行や通信などのビジネスも手掛けているようです。
オラスコムのサイリスCEOは「管理と責任が技術的に保障された西欧型の株式会社を設立する」「必要なら米国からも人材を投入する」と付け加えたといってます。
オラスコムが投資する予定のセメント事業は、平壌のミョンダン貿易会社系列の工場が年間250万トンのセメントを生産しているそうですが、オラスコムはこの北朝鮮のミョンダン貿易会社投資しようといってます。
サイリスCEOは投資が始まればセメント工場での生産量は年間300万トンに増やすと事も出来るといいます。
このオラスコムはエジプト、アルジェリア、トルコ、パキスタン、イラク、スペインなどでセメント工場を運営しており、年間2100万トンの生産量をしているそうです。その他ナイジェリアやUAE(アラブ首長国連邦)、サウジアラビア、シリアなどでも新工場を建設し、3900万トンにまで生産量を増やす計画とのことだとそうです・・・
このことから世界には、一見八方ふさがりのように思っていた記さ朝鮮との関係を深め事業をしようという企業がある事を知りました・・・・
(朝鮮日報記事引用)