この写真は15年も前に海難事故にあった中国貨物船から、2万9千個の子供向けのプラスチック玩具が海上に投げ出され、太平洋漂流が始まったのだそうです。
漂流した玩具は黄色のアヒルの大群にブルーの小亀およびグリーンのカエルなどが含まれ、アヒル玩具大群は地球の約半分を漂流し、今年の夏に英国海岸に到着する予定とか・・・
このことについて、英国の海洋学者のカーティス・エビスマイヤー氏が、大西洋の海流に乗り漂流したアヒル玩具大群は、今年の夏に英国の西海岸のカンウォールおよび南西部海岸に到着するとの予測を英紙「デーリー・メール」は報道したそうです。
そして、この15年の漂流したこれらの玩具は、 エビスマイヤー氏が科学者たちの海流の研究にとって、非常に価値のあるものだといってます。
何故ならこの玩具は、海洋学者らはそれによって、迅速に海流状況を把握し分析を行うことができるとコメントしたそうです。
この事故がどこでおきたのかは知りませんが・・・ 1995年、アヒル玩具大群はアラスカ、日本、北米などの地区を通過し、一部のアヒル玩具はハワイ海域で発見されたそうです。
科学者らの分析によると、これらの玩具の漂流速度は海流中の水流より速いそうで・・・
また、これまでに漂流玩具は日本、米国、カナダ、アイスランドなど多くの場所を通過し、もっとも遠く漂流した距離は2万7千キロメートルになるそうです。2001年、これらの玩具は豪客船「タイタニック」号が沈没した場所にまで到達した事になります。
このアヒル大群は15年間の漂流を経て価値が急に高くなり、情報筋によると、米「The First Years」社はアヒル大群に対して、1個当たりUSD100(約1万2400円)でオファーするそうです。
そもそもこの玩具が漂流したのは、1992年1月10日、貨物船は太平洋東部海域で暴風雨に逢い、2万9千個の玩具が入っている貨物は海に投げ出されたにだそうです。
それから、1992年11月16日、アヒル玩具大群は北極の環状海流に流され、一度は浮氷で凍らされ、のちゆっくりとアラスカ海岸へ流されたようです・・・そして 1995年、アヒル大群はアラスカ、日本、北米などの地区を通過し、一部のアヒル玩具大群はハワイ海域で発見されています。
この漂流の旅はそれ以降も続き、1995年から2000年、一部のアヒル玩具は環状海流を離れ、北へ漂流し始め、ベーリング海峡を通過し、北極水域に入ったそうです。
そして2000年、一部の玩具は北大西洋海域に入り、南へ向かい漂流し始め、のち、一部の玩具は米国東北部海岸に到達したしたとの事です。 2001年、豪華客船「タイタニック号」沈没した場所でアヒル玩具大群が発見されたそうです。
2003年7月から12月、アヒル玩具大群は米国、カナダおよびアイスランドなどの海岸に到達し、 科学者らは、アヒル玩具大群は英国海岸へ向かい漂流し、2007年夏に英国海岸に到着すると予定しているようです。
もしこの玩具が話をする事が出来たなら、その年数といい、行った場所、天候あらゆる事が解り、大冒険物語であったでしょうが・・・物言わぬアヒルのおもちゃ・・ではね・・