容子の部屋

日記を思いつくままに綴っていきます。

北京五輪期間中食品安全を保証を・・・・

2007年07月23日 13時29分59秒 | 社会・問題国内・海外の問題

 

            

ダンボール肉マンですっかり世界に中国製品に対する疑問を与えた中国政府は今そのイメージを払拭しようとして政府が乗り出しております。あれは偽造だったとか言ってますが・・・良く解りません?

何しろ来年に迫ったオリンピック開催地として世界から多くのマスコミもやってくるでしょうし・・・ここで大きなダメージを与えたら取り返しの付かない不信感を中国にもってしまいかねず・・・今回は厳密な食品品質監督体制を設けたとそうです・・・

中国政府が公の場で北京五輪期間中における食品の安全性を保証することから見れば、中国当局は国際社会から強い圧力を受けているに違いないと専門家が指摘しております。

中国報道によると・・・・・・・・・・・・・

 中国国家工商総局消費者保障局の孫文序・副局長は、7月10日に北京で開かれた記者会見において、2008年北京五輪期間中に食品の衛生性と安全性を確保するため、関連部門は十種類、約345品目食品に関して安全技術規定を制定し、食品安全管理監督システム及び遡って検索できるデータベースを作り、さらに食品の生産、加工、包装及び保存の各段階において全方面の管理監督を実施する、と示した。

 中国国内報道によると、2008年北京五輪期間中、各国の選手、政府関係者及び報道機関関係者に供給する果物と野菜が約330トンで、海鮮食品が82トン、各種肉類食品が131トン、チーズが21トン、牛乳が2万ガロン、各飲料品は300万ボルトが必要だ、と試算されているという。

                                

 孫文序・副局長は、各行政管理部門はこれから食品の流通に関して、仕入れ、取引及び消費者に届くまですべてのプロセスにおいて全方面に安全性及び品質管理監督を実行するため、北京五輪期間中に食品の安全性が保証できる、と述べたそうです。

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しかし、中国経済問題専門家で米国カリフォルニア州のロース・キャピタル・パートナーズ社のドナルド・ストラスツァイム副社長は、「中国政府官員が北京五輪期間中の食品の安全性についての発言は人々の不安を減らすことが出来るでしょうが・・・

しかしこれはまだ人々の長期的中国食品安全性問題への懸念を完全に払拭することができない
」と指摘したそうです。

この中国経済の専門家が 「中国では、一般消費者に食品安全性の情報を伝える習慣がなく、食品衛生に関する真の検査、監督及び法の執行という管理監督体制もない。」・・・といっております。

ご承知のように全てを国家が管理し、国家にとって不利益なものは未発表という姿勢で今日まで来ただけに・・・
中国の食品は国内だけで消費されているならば、各国として干渉する権利がないと思う」といっております。

所が、中国は現在、食品生産及び輸出大国となっており、国際社会としては厳しい検査を要求しなければならないと思います。北京五輪期間中は食品衛生基準を高めるという中国政府の発表はいいとして・・・・むしろそれ以降の普段からそのような体制を構築すべきと考えます・・

このような厳しい環境下で、 中国食品薬品監督管理局安全協調司の孫咸沢・司長は7月10日に北京で開かれた全国食品薬品監督管理研究セミナーにおいて、「中国食品安全性事故あるいは事件の発生は食品産業の発展に影響を与えるだけではなく、地方経済及び社会の安定性にも影響を与える」、と強調したそうです。最近の中国製品に対する人々に拒否反応は日本でも顕著です。

また、同氏は中国食品安全性及び品質問題が国際社会で頻繁に報道されていることは中国の国際的イメージを損なったといってますが・・・これは本末転倒で、ウソで固めて輸出されて方がより迷惑です・・・

 英国のファイナンシャル・タイムズ紙は、中国政府官員の現在の対応と、先週中国外交部のスポークスマンが国際社会に対して中国食品安全性問題を誇張しないと呼びかけたとのこれまでの対応とは全く異なっていると指摘しております。

 
現在問題になっている「自動車のタイヤから、おもちゃ、歯磨き粉、海鮮産物まで、ますます多くのアメリカ消費者は中国製産品に懐疑的になっております。

将来には中国製品がアメリカ市場から姿が消えてしまうということを避けるために、今、アメリカ政府と中国政府双方はまじめにこの問題の解決に取り込まなければならない」と述べたそうです・・・。