容子の部屋

日記を思いつくままに綴っていきます。

中国で労働契約法成立・・・・

2007年07月03日 15時07分18秒 | 国内政治



中国でもやっと全国人民代表大会は29日、労働契約法を可決したとの事です。同法には雇用安定保障、終身雇用拡大など労働者の権利拡大が盛り込まれております。

この事が、一面では中国に進出している、外国企業側にとってはにとっては、直ちに10-15%の人件費増加につながる可能性があります。

その上、中国政府は来月から輸出企業に対する輸出増値税の還付率を引き下げると発表したばかりで、外国企業の負担は日増しに膨らむ見通しが出てまいりました・・・

 全人代が可決した労働契約法は、事業主が労働者を雇用した日から1カ月以内に書面契約を結び、書面契約を結ばない場合には2倍の賃金を支払わなければならないと定めているそうです・・

また、2回連続で期限付きの雇用契約をした後、再契約を結ぶ場合には、終身雇用扱いとしなければならず、みだりに解雇できなくなる・・・との事です。

さらに、これまでは正規賃金の50%を支払えば、最長で6カ月間、試用社員として雇用可能だったが、同法施行後、試用期間は技術職で2カ月までに制限され、正規賃金の80%を支払わなければならなくなる・・・このように中国の低賃金を予定して進出した企業にとっては、手痛い法律が出来ました。

その上、事業主が従業員の10%以上を解雇する場合には、労働組合と協議する必要があり、退職金の支払いも義務化されるそうです。

 これについて山東省煙台市でプラスチックパイプ工場を営む韓国人経営者(45)は「輸出増値税の還付縮小に退職金負担が加われば、商売をたたんだほうがましだ」と反発している・・・そうです。これは韓国の企業だけでなく、日本の企業も同じ悩みを抱える事になると思います。

ある企業の関係者は「労働契約法の成立だけでも10-15%の費用負担増が予想され、労働組合の権限が強化されたことも負担になる」と分析したしております。

そのため中国に進出している企業は・・・「中国政府は労働関連規定の新設と同時に労働者の社会保険加入義務化など既存規定の実施強化にも努めている」とある法律にどう対処するのでしょうか?


(朝鮮日報記事引用)


「皇太子に進言・・デンマーク両政党、政府・皇室に進言

2007年07月03日 10時13分53秒 | 国際政治

 

            

来年に迫ったオリンピックの開催地が中国だと言うことで、人権問題にうるさい欧州各国には様々な対応しようとしているようです・・・

このニュースもその一つかも知れません。デンマーク社会民主党(DF)および社会主義人民党(SF)両党は、人権状況が改善されない中国で来年開催される北京五輪に参加すべきではないと主張し、政府と皇室に対し五輪不参加を要請したそうです。
個のような事を、デンマーク大手新聞「ユランズ・ポステンJyllands-Posten」」紙が26日に報道したそうです。

この報道は、クリスティン・クラスコブ(Kristian Klarskov)記者が取材したものだそうです。

報道によると、デンマーク社会民主党および社会主義人民党は、中国当局が国際人権法に違反していることに抗議するため、デンマーク政府は、来年北京で開催される五輪に参加すべきではないと主張したとの事です・・・

両党は、デンマーク社会各方面から北京五輪をボイコットするべきであり、デンマーク政府および皇室は、中国とデンマーク両国の友好関係を、中国独裁政府に利用されてはならないと強調したそうです・・・

 報道では、民主党スポークスマンの話を引用し、デンマーク文化大臣のミッケルセン氏や、フレデリック皇太子およびメアリー皇太子妃は、北京五輪の参加を回避すべきだと主張したとの事です。

デンマークと中国は友好的に協力しているような姿勢を対外的に示してはならないと民主党スポークスマンが強調したそうです・・・

 保守党であるデンマーク文化大臣ミッケルセン氏は、北京五輪の問題において、バランスを取るのは難しいと話したとの事です。実際、2001年に、デンマークの新旧政権交代の数ヶ月前、保守党のスポークスマンが、北京に対して厳重に抗議したそうです・・・

 2001年7月12日、ミッケルセン氏はデンマーク・・・ベアリングスケ・ティーズネ紙に対して、「われわれは国際オリンピック委員会が2008年の五輪開催地として北京を選んだことに対して、断固反対する。中国の人権問題は改善していないからだ。これは、国際オリンピック委員会が1963年にベルリンを五輪開催地として選んだのと同じだ。当時、ヒトラーは自らの専制を利用して世界に対してドイツを顕示しようとしたのだ」と非難しております。

 社会民主党のホルガー・ニルセン党首は、デンマーク社会主義人民党スポークマンのション・イエスペルセン氏の意見に同調しております。

「ミッケルセン氏2001年の発言はまるで予言のようだ。我々が言っているのは、帰る家がなくなった、数え切れない中国の民衆たちのことだ。五輪建設のために、強制的に立ち退きされたのだ」・・・

我々が言っているのは、「五輪に使用される大量の体育器具設備が、生きるより死んだほうがましな奴隷労働に従事した児童によって作られた」ことだ。

イエスペルセン氏の提案はまさしくその通りであると思います。「デンマーク皇太子が来年の北京五輪に参加すれば、自ら政治上の立場は抜き差しならない羽目になるだろう」とホルガー・ニルセン党首は指摘したそうです・・・

(大紀元時報記事引用)

                      
                      デンマークのフレゼリク皇太
                           子とメアリー皇太子妃