─光る波の間─

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仙台ニューフィルハーモニー+下野竜也♪

2004-10-30 23:11:13 | 音楽・映像・アート
行ってきたーーー♪(^0^)

仙台ニューフィルハーモニー第40回定期演奏会
「スラヴ舞曲集作品72」
「チェロ独奏曲ロ短調作品104」
「交響曲7番ニ短調作品70」(以上すべてドボルジャーク)
指揮:下野竜也
チェロ独奏:原田哲男

ちょっとのんびり家を出たら、県民会館の前には長蛇の列。おっと。
全席自由だし、地元のアマチュアオーケストラということもあってか
ラフな服装の人が多いし、若い子も多くてアットホームな雰囲気です。
1Fの一番後ろに陣取った。
あの始まる前のチューニングの音とかって、なんかいいよね。
下野さんの指揮ってどんなんかしら♪と期待も膨らむ。
“燕尾服五郎は大きくなるかしら?”とか、“アナコンダは健在?”とか
色々考えるのも楽しい。(『たつの日記』見てないとわからんネタです)

さてさっそうと出てきた下野さん!‥燕尾服五郎じゃない‥。
ふつうにネクタイ締めてたよ。ちょい残念?(笑)ま、服装はなんでもいいんだけど。
最初はオケもややまとまってなかったように聴こえた。緊張してたのかな。
でも無事(?)知ってる曲も入ってたし、ドボルジャークは耳に入りやすくて
私も集中できるようになりました。

2曲目は仙台フィルの主席奏者登場。
すらーっと長身で、えらく見栄えのする方ですな。
周りの反応から、この方目当てで今日聴きに来てたお客さんがけっこういるみたいでしたね。
下野さんと同郷の鹿児島出身で、大学も同じ桐朋。
きっと2人とも嬉しかったんじゃないかなー。想像ですが。
はじめは優しい響きだったチェロも段々熱を帯びて、膝においたハンカチも忘れて
思わず手で汗を拭うシーンも。いや、素晴しかったです♪

15分の休憩。ここでトラブル発生。
じつは、やたらうるさいおじいさんがいたんですよ。指揮の振りマネしたり、ぶつぶつ言ったり。
周りのことはおかまいなしで、楽章の間にうろうろ席替えたり。
1回私の斜め前に座ったんで注意したけど、無視され。
知ってる人は知ってるみたいで「うるさいおじさん、来てるよ」とか言ってた。
で、やっぱりみんな近くに来られるのが嫌だから、隣に座るのを拒否した人がいたんです。
他にも空いてる席はあるんだからそっち行ってくださいと。そしたらおじいさんなんと、
その人の荷物の上に座っちゃった!
そりゃー座られた人は怒るわな。若いカップルだったんだけど出ていってしまった。
でたぶん外で係員に文句言ったとみえて、そのおじいさんの後ろに腕章つけた人が待機。
そしたらいきなり大人しくなってしまった。‥呆れたよ。
やれやれなんだけど、係員には常にホール内にいて欲しいと思う。何があるかわからんわけだし。
特にクラシックだと演奏中にドアを開けることはマナー違反だし、それで躊躇して、
他の客が我慢しなくちゃならないなんて悔しい話よね。

さてそんな一部のトラブルとは関係なく、3曲目が始まりました。
オケは後半になるに従ってまとまりを見せていて、この曲ではエンジンが全開!
どんどんいい音が出るようになっていきました。
下野さんの指揮は‥そりゃもぉぉーーー燃えてます!!!
もう指揮台からロケットみたいに飛んでくんじゃないかってくらいです。
よく指揮棒ふっ飛ばさないな。というか、もし飛ばしちゃったら絶対壁に刺さると思う。
必殺仕事人みたいなことになると思う。(笑)
それぐらい、自分の勢いに体が着いて行ききれてないくらいアツイ人だった!

盛大な拍手のなか、笑いをとることも忘れない下野さん。
といいますか、ふつうに動いてもなんとなく微笑みを誘う方ですね。
渡された花束から1本ずつ花を抜き、前列の奏者たちに配り、
「残りが僕の分♪」というふうに、ステージを後にした。バイバイと手を振りながら。

外は雨。ガス燈の光りがきれいです。
きっと今頃、聖なる宴の席で音楽の神に“芸”を奉納していることでしょう。
どうぞ、おいしいお酒をたんまり飲んでくださいませ。

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