─光る波の間─

現在ほぼツイッターまとめ投稿。アート(名和晃平、奈良美智他)映画・音楽・食べ物(日々のご飯)・雑貨etc...

『SHIKAKU』を観る

2005-01-25 22:52:56 | 音楽・映像・アート
ネットで注文したDVDが届いた。
金森穣/演出・振付
りゅーとぴあお抱えダンスカンパニー、Noism04の作品。

金森さん本人は出演していないのがちょっと残念だけど、
見ごたえがありました。
前半は壁で区切られた空間と色鮮やかなライト。
実際のステージでは観客が舞台上に上がって、自分の好きな
場所で観るという試みがなされたそうだ。
区切られた空間。
壁の穴から後ろで踊るまた別のダンサーが見える。
つまりそのとき全部を観るのは不可能ということ。
何度も通って観たからといって、同じダンスではない。
“今その時のダンス”を観るのは、偶然であり必然的に出会うべくして
観た分しか観られない。
そのあたりに「四角、視覚、資格、死角、刺客‥‥」
様々な意味が込められているようです。

*



後半はモノトーン。
ダンサー全員が金髪にしており、特に女性は坊主。
コスチュームも白いので、ざーっと観てると個人の
判別は難しい(笑)ま、必要ないことだと思うけど。
そのへんも狙いなんでしょう。

空間を切り裂くタイプのダンス。
光を抱きかかえる、というモチーフ。
数字やアルファベットが書かれた立方体をくるくる回す。
名前は忘れたけど、デジタルの数字が無数に点滅して、
永遠に刻まれる時間を表した作品を作る人がいたよな‥なんて思い出す。

*




刺激的です。

最近はクラシックの生音ばかりを聴いていたので、
たまに電気的なノイジーな音楽を聴くと新鮮(笑)

‥‥これも、母親に見せたら観ちゃうんだろうな。
前の『no‐mad‐ic project』も観ちゃった人だから‥。

*