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─光る波の間─

現在ほぼツイッターまとめ投稿。アート(名和晃平、奈良美智他)映画・音楽・食べ物(日々のご飯)・雑貨etc...

中華街の真ん中で

2005-11-29 16:17:43 | 旅記
せっかくですからねぇ。
いちおう中華街の方へも歩いてみましたよ。
そこにもトリエンナーレの作品があるはずで。



にぎにぎしい表通りから異空間へ。



ここの端に一応作品があるのだけれど。
囲む四面がすべて裏側ってわけ。



でもなんだかほっとした。

あんまり地理がわからないのに
うろうろ歩いて、
あ、まずいなどっち行けば駅だろ? って
思ったけど、

風向きで 「あ。あっちが港だ」とわかった。
「波乗りしてて良かったね」と、
自分に言ってみた。笑


*



横浜トリエンナーレ

2005-11-29 15:00:15 | 旅記
いやいや、ようやく見ることができました。
渋谷から特急に乗って、元町・中華街まで。

駅がなんか近未来ちっく。




エスカレーターで振り向きざまに撮ったんで、
ビミョーにぶれております。

広々とした空間。
シェルターっぽいというか…。


とても良いお天気でした。
港だけに風も強うございましたが、
爽快な気分です。

横浜何年ぶりだろう?
1人で来行ったのは初めてです。



駅の中からずっと、ブルー&ホワイトが
誘導してくれます。
いよいよ見えてきましたね。

あの、奥まで続く紅白の三角旗のプロムナードは
歩いててとても素敵だった。
その横ではいつもどおりに作業をしている人々。
それすら、プロムナード側から見ると
アートの一部に見えるからフシギなもんです。



中はもちろん撮影禁止なので、
写真はここまでです。。。



*



8/11 永平寺東京別院

2005-08-17 00:06:12 | 旅記
根津美術館の裏手、西麻布にあります。

こんな都会のド真ん中に修行寺。
大本山とはえらい環境の違いです。
本山と違って、檀家さんを抱えてまして、
お盆で賑わってるかしら?と思ったら、
東京は7月盆なんですよね~~。
人気がなく、ちょっとどきどき。

入って右手に仏殿があったので、まずそこで焼香して、
そこにいらっしゃった高齢の僧に、
「一般人なんですが、他に見られるところはありますか?」と聞いたら、
「う~ん、あとは奥の本殿がありますから。お釈迦様が・・」と教えてくださいました。
穏やかで、澄んだ目をした方でした。




水子地蔵。

 “これ水子地蔵は、人間に生を得んと欲して得ること
 能わざりし水子を深く憐れみたまい、次生には必ず
 人間に生を得せしめんと・・・”





足元にもこのよーに、
かーいらしぃお地蔵様たちが。




こんな具合で、歩き回ってたらもー
お腹減ってお腹減って・・・
青山の中華屋さんを遭難気分で探した。

東京の人には悪いが、私は東京行って
おいしいご飯にあたったためしがほとんどない。
とくに蕎麦うどんは腹立つくらい ・ ・ い。
「東京行ったらカレー食べな。当りはずれないから」
って言う人もいた。

そんななか、ここだけはとにかく私の口に合う貴重な店なのだ。
しばらく行ってないので場所の記憶がおぼろげ。
曲がり角間違えて見つけられず、諦めてハンバーガーにしようかと思ったときに
見つけたこの感動!!遭難して救助された気分!!(T▽T)

レゲエが流れる店。
しかし、出てくる料理はいたって素朴な中華屋さん。
坦々麺が人気と知ってはおりましたが、このクソ暑いときに
熱い汁物はどうしても食べるのを躊躇しまして、
焼きビーフンをいただきました。





杏仁ドーフも付けちゃった♪
やや固めでしっかりした味で美味しかったぁ~。


あとは、ハナエモリビル地下の骨董街へ。
でもお盆休みの店が多くて残念。
そのかわり、ウインドウは気兼ねなく眺めてたけどね。
そしていいかげん脚も限界となり、帰路に。
なんと足の裏、踵の真ん中に水ぶくれが(笑)
歩きすぎました。


*





8/11 金王神社他

2005-08-16 23:27:03 | 旅記
話が前後してややこしいけど。
11日、ホテル出てまず行ってみたとこが
渋谷区の金王神社。

えーーと、渋谷区の“渋谷”の由来になった
渋谷氏ゆかりの神社だそーです。
参拝しましたら、ちょうど真正面に、
顔が映るようにご神鏡が置かれてまして、
“己を鑑みよ、己の神性を見よ”という鏡の意味が
しっかり感じられる正しき神社でした。



裏手にちょっとしたスペースがあって、
このよな看板が・・(^□^゜
絶対、割られたあとに設置した看板だよね。



金王神社と道路を挟んで豊栄稲荷神社。
ちょっと注意してみると稲荷神社ってすごい
たくさんあるよね~。
商売繁盛に結びついてるんだと思うけど。



石碑が並ぶ。
「みざるいわざるきかざる」が何個か。
他には神様、“○○天”と名が付くと思われますが、
さすがにそれを判別はできませなんだ。。
あ、余談ですがうちの父方の祖母の家系は神道なので、
お墓も神道で、拝むときは拍手打つんです。
ちょっとみょーな気持ちになります。



おみくじ。

行った時間が早かったのか、
私は引けませんでした。




8/10~11 泊まったとこ

2005-08-12 10:23:41 | 旅記
今回は、渋谷南口方面の初宿泊。
駅構内、なが~~いなが~~い
新南口までの旅もした。(笑)

1万以下のお部屋で、
バスルームはこんな感じ。
トイレは、ウォシュレットです。



長期滞在用に、電子レンジとランドリーも付いてる。




冷蔵庫は木の扉の中に入ってます。
ドライヤーもあり。
電話は、カードを買って使用する。
簡易湯沸し器あり。もちろんテレビも。



ちょっと珍しいかな?
ビジネスホテルでベランダが付いてます。
ラヂオ体操可能なスペース。(笑)



ベッドの横にかかる絵。

枕は低反発枕で、快眠でした♪
マイナスイオンの出るエアコンも。


お世話になりました。m( _ _ )m

*



旅『鞍馬寺編-2-』

2005-06-23 17:32:23 | 旅記
本殿よりさらに上の方。そここそまさに幼き日の義経修行の地なんですが、
今回はパスさせていただきます。
そっちをずーーっと行くと、貴船神社につながってるそうで、
あっちょっと貴船には行ってみたかったな~という思いがふつふつと。
納涼地として、また丑の刻参りで有名な神社。
『陰陽師』にも登場するので見てみたかった~。
鞍馬山を登って、貴船に行って、その川床でお昼などを食べて・・・というのが
ハイキングコースなんだそうです。たのしそ。


本殿を降りて休憩所で一休みしていると、
なんだか更に人が増えたような気配。
階段の方を見たら、僧兵の装束に身を包んで、
七仲間といわれる人たちが本殿に向かうところでした。



さて、帰りはさすがにケーブルで。
そうでないと飛行機に間に合わなくなるしね。
ケーブル乗り場もなんかレトロな感じです。



ケーブルカーのチケットです。
登るのに30分かかったのに、
ケーブルじゃ5分ですわ。ハハ...



2時少し前に鞍馬山を出発。
早くもビールを飲む兄貴。あんたって・・・。
関空まで行く途中にも、運転手さんの解説付きでたくさんの名所を通り過ぎる。
二条城、金閣寺、東寺、本願寺・・・
「ここ見たよね」「ここでこんなことになった」など、それぞれの思いで話。
私はというと、“あっ一条戻り橋!”とか“油小路通りだって!”など、
『陰陽師』や『新選組!』系の地名に反応。f^_^;

甥兄が「トイレ~」というので、高速に入ってSAに寄った。
「トイレだけだぞ!時間ないから、土産に流れるなよ」と念を押す。
私は車から出なかったんだけど、戻ってきた兄貴の手にはしっかり“肉まん”。
・・・あんたって、そういう人だよ。ええ。
急いで自販機でアクエリアスを買った甥兄弟。
「冷えてねーし!」と怒ってます。
15時10分。予定ぴったりに空港到着。

 ----- ----- ----- -----

16時10分発の便に乗って、17時30分に無事青森空港到着。・・さむっっ!!
いえ寒いほどじゃないんですけど、関西と比較したら偉く涼しい。
それでも日中はこの夏の最高気温だったらしいんだけど。

まずは家に直行して、荷物を置いて晩ご飯を食べに出た。
「どこ行くの?」「焼肉や」「!」(^△^;まだ肉足りないんかい。
っていうか、肉絶ちしたのはたった2食よ?
絶対食べなかった分以上に摂取してるに違いない。
おそるべし、男子の肉の恨み。

この日の夜はほんとに爆睡でした。
翌日私が起き出したころには、みんな仕事や学校に出かけたあと。
ほんとにゆっくりできるのは、週末だね。
みなさまお疲れ様でした!

(了)

*


旅『鞍馬寺編-1-』

2005-06-23 17:24:48 | 旅記
タクシーは一路鞍馬山へと向かう。

運転手さんが、途中通過する名所を
簡単に説明してくれます。
ちょうどお昼くらいに麓に到着したので
まずは腹ごしらえ。
運転手さんオススメの蕎麦やさんで
ざる蕎麦いただきました。

甥弟は、せっかく蕎麦やに入ったのにご飯ものを注文して、
みんなに苦笑されてた。
そういや私もどっちかっていったらそういう奴だったなぁ~。
“ここで何を注文すべきか”より、“自分が今何食べたいか”が
優先するのよね。(笑)




あまり観光客はいなそうだなと思ってたのに、
昼食を終えて出てみるといつのまにかすごい人が・・・。
ケーブルに乗るのに30分待ち!
歩いて登っても30分ということで、歩くことにした。




あぢ~~よ~~~(´。`;
カンカン照りではないのがまだ救い。
つづら折りの山道を登っていくと、所々に史跡。
暑いけど、木陰や山の風の涼しさが
気持ちいいです。



休んじゃうとまた歩き出すのが億劫になるし、
下手に休むよりも一定のリズムで歩き続けるほうが疲れないね。
たくさんのおじさんおばさん、おじいさんおばあさん、
トレッキングの人などが声を掛け合いながら、登る。
もうちょっとデス。
あと一段高いところに本殿があるってとこまできました。

途中水が出ていて、お清めをするところの後ろに
阿弥陀如来が安置してあります。
裏に回るせいか、あまり参拝をする人がいないんだそうですが、
入口に立つとちょうど正面にお顔が見えます。
中に入ると、段の下に潜れるようになってまして、如来の手に結ばれて伸びる
紐に触ることができます。
これに触りながらお祈りすると、必ず極楽浄土に行くことが約束されるそうで、
代表で母が拝みました。
紐越しに指きりゲンマンですね。(笑)




そこを出て階段を上がるとやっと本殿!
参道はたった1キロだったのに、
すごくやっと着いたって感じでした。
それにしても観光客がうじゃうじゃ。
しかもほとんどの人がただそのへんに座ってるんで、
なんだ?と思ったら、
この日は「鞍馬山竹伐り会式」という儀式があるそう。
それでこんなに混んでたのか~。

彼らを尻目に、運転手さんに連れられて見物に。
鞍馬寺はもとは天台宗のお寺だったそうですが、昭和に入ってから
鞍馬弘教(くらまこうきょう)という新しい宗教を興したそうです。
毘沙門天などを本尊としてますが、基本は自然の力を敬い、
“月のように美しく、太陽のように暖かく、大地のように力強く”あれ」
という信仰だそうです。
なので、何宗であっても自分のやり方で自由に鞍馬山のエネルギーを
感じればいいということだそうです。 おおらかな信仰ですね。

本殿は地下に降りるところがあって、
そこには信仰する人たちの遺髪が納められてました。
うちらが今回永平寺に遺骨を納めたように、ここでは髪をその人の分身として
納めるんだそうです。
表と違って、石造りの内部はすごく涼しい。
暗くてひんやりとはしてますが、怖いとかは全然ありませんでした。

ツヅク。

*




旅『トロッコ列車編』

2005-06-23 13:11:17 | 旅記
6月20日。9時に天橋立出発。
今日の予定は、保津川の沿って走るトロッコ列車に乗ることと、
鞍馬寺に行くこと。
このへんは母親のリクエスト。保津川は船下りか列車かで、
時間の関係でトロッコ列車になったそうです。
けっこうきつきつのスケジュールらしいので、今日もひたすら添乗員(兄)の
あとを付いて歩くことになりそうだ。

 ----- ----- ----- -----



栗(丹波名物)が花盛りの山中を抜け、亀岡駅に到着。
ここからタクシーでトロッコ亀岡駅に向かった。
京都方面からだともっと楽に乗り換え可能らしく、
運転手さんに「一つ手前の駅で降りられたら良かったんですよ」
と言われましたが、「あ、反対方向から来たもんで~」
無事時間前に到着。中国団体と一緒。
それでも平日なので駅も空いていて、これがシーズンだと
ものすごーーく混むそうです。
駅員が「早く乗ってください!」と怒るらしい。(笑)
 



この日も暑いんですよ。。予報では31度だって。はぁ~
やがてかわいらしー列車が入ってくる。

トロッコ列車内部。ちょっとレトロな感じでしょ?
座席も木でできてて、全席指定です。



保津川を左に見ながらとことこと列車が走る。
ところどころ、アナウンスで風景の説明があります。

なんせトロッコ列車ですから開放されてます。
川を船下りの船が通って行ったり、
途中の保津峡駅ではベルが「エーデルワイス」を奏でたり♪



鉄橋でいったん止まる。
「運転手の特別サービスで止めておりま~す♪」
というアナウンス(笑)
ここで保津川の景色が左右入れ替わるんですが、
うちら周辺の席が空いてたんで、見やすい方に
移動し放題でした。

嵐山が近づくと保津川の向かい側に嵐山温泉の旅館が並んでるのが見える。
紅葉のころに泊まれたらいーだろーね~~~。
それでこんどはそっちから「あ、トロッコ列車走ってるね~」と言いたい。
嵐山駅で下車。MKのジャンボタクシーがお迎えに来てました。
さて、ここから『義経』のおかげで大賑わいという鞍馬寺へ。
時間がないので、ほんとにここしか行けないのが残念だけど、
京都北部は今まで来たことが無かったので楽しみです。

ツヅク。

*




旅『天橋立編』

2005-06-23 01:02:09 | 旅記
山を降りてくると暑さがじっとりまとわりつく。
10時過ぎの電車で京都に向かう。
京都駅で乗り換えて天橋立駅まで。
お昼はまたまた駅弁だけど、たった2食お肉が無かっただけで、
弁当を探す家族の目の色が違う(笑)
ハンバーグ弁当や、うなぎ弁当というこってりハードなもんばっかり選ぶ。
列車は空いていて静かだし、食べたら爆睡である。
しょーがないね~、夕べ寝てないからね~。Zzz..( ̄○ ̄).。o○


14時半ころ到着。
福井よりさらに暑くて暑くてたまりまへん(××)
宿泊は天橋立ホテルで、駅の目の前。
しかし・・山だらけっすよ?どこに海があるんじゃ?
と、ホテルに行くとロビーの反対側が海でした。(笑)
荷物をフロントに預けて、さっそく天橋立見物に向かう。
とにかく兄貴は足が速く、のんびりしてられないのが難点。(苦笑)
添乗員癖が抜けないのか?土地勘もあるし、時間でぱぱぱっと動いてしまう。
ちったぁ~周りの様子を観察させんかい!と言いたいが、
言うすきも与えず、ずんずん行くのだった。



船に乗って行く。風が気持ちい~~です!
そこからケーブルで展望台へ。
そこから3分か5分でさらに高いとこに行けるというので
軽い気持ちで登ったら、
なーにーがー5分だよ!って感じで、暑いし、息切れた。
頂上からの眺めは、やや霞みがかってたけどきれいでした。
で、よく言われることですが、逆さに見ても天の浮橋・・・
のようには見えない。( ^ ^ ;
無理やり、見れないこともないんだけどね。

話によると昔の人は今の展望台みたいな高いところから見たわけではないようです。
歌に読まれた景色と、今とは違うってことらしいです。






汗がひくのを待って、下に下りる。
帰りはリフトです。これも気持ちよかった~~。
下に紫陽花が植えてあって、
ちょうど花が咲いててそれもきれいでした!


ホテルにチェックインして部屋に入る。
窓から天橋立が縦に見えて、ツバメが飛び交ってます。
すぐ下がもう海なんですが、水がとてもきれい。
船着場なんかもすごい透明でゴミが無いので、
かなり美化に努めてるとみた。
京都のすごいとこって、観光を生業にしてるって自覚が
仙台なんかよりはるかに強いこと。
そこだけがきれいにしてればいいってんじゃなく、
民家でもかなりきれいにしてるよね。

ご飯前にお風呂でさっぱりしてから、レストランでご飯。
大仕事(供養)が終って緊張感が解けたのか、なんだかみんなハイテンション。
みんな坊さん観察してたので、可笑しかったことなど話して盛り上がった。
アルコールも入ったせいか、そんなに可笑しかぁ~ないだろうってことでも
ケタケタ笑ってしまう我々であった。(^^;
料理は魚中心。アマダイやカニが名物。あと、丹波・丹後なので黒豆とか。
抹茶塩で頂くお造り、豆乳茶碗蒸しなど。
「おいしい!」とか「いまいち!」とか、しゃべりながら食べるって楽しいな~と、
昨日の今日だったのでしみじみ思ったりしましたね。

兄家族と、母私という部屋割り。
母は気を遣いすぎて、時々やるべきことをやらずにやらなくていいことやっちゃったり
するタイプである。話がかみ合わないことも多々ある。
翌日の予定の確認などでちょっともめてしまったが、まぁこういうことも含めて旅ですね。

ツヅク。

*



『永平寺(坊さん観察記)-3-』

2005-06-22 17:06:29 | 旅記
翌19日。
結局物音でね、4時には起きちゃったのです。
母親なんか3時半からごそもそしてるし。
“係りの者”が起こしにくるころには全員起床!・・・あ、甥弟は寝てたな。
5時に迎えがきて、法堂(はっとう)へ行きます。口をきかずに手は叉手でね。
この先の案内世話はまた別の寮の雲水に変わります。
法堂に入ると、うちらのほかの檀家団体や、個人などけっこう人がいたけど、
それでも少ない方だそうです。
ここでも、順序や作法についての説明。
慣れた雲水のようで、流れるように説明し、ほのかに微笑んだ顔で、
優しそうな感じがした。
しかし、1回だけの説明とお手本では覚えられないよ。うーむ。。
あぁそうだ、前に兄貴がいるじゃないか、その通りにやればいいのだ!

それにしても、絵に書いたような寺の朝ですよ。
鳥の声が山に響き渡り、ひんやりとした空気が漂い、坊さんたちが歩く畳の擦れる音や
衣擦れの音・・・。
時間になって100人強の雲水たちがわさわさと入ってきます。
黄土色の袈裟をつけた坊さんが中央に並び、真ん中に座る偉い坊さんも入場。
そこから延々と、読経が続く。
さて、そこからが長い!畳に直に正座してるので、骨に当たってイタイです。
いくら膝を崩してもいいと言われても、こちとら納骨と永代供養で黒い格好までしてるし。
母親は膝が悪いので椅子を用意されてたけど、ここで横座りなんて美的に許されないワ!
まぁ、けっこう焼香したり立って移動したりがあったんで痺れはしなかったですが。

で、黙って座ってるとやっぱり見るのは坊さんたちで、ついつい観察してしまう。
なかなかマンガにように見目良い坊さんというのはいないもんですな。(笑)
坊さんも目が悪い人が多いようなんだけど、コンタクトなんてものは生活パターンからいっても
できないわけで、みなさん眼鏡です。それもほとんど全員黒縁で“お揃い?”って聞きたくなる。
坊主頭で黒縁眼鏡である。みんな「坂本ちゃん」なのだ!そう、坂本ちゃんがいっぱい!!

作法がまだよくわからず一生懸命隣を見ながらやってる雲水、
立ち上がるときに衣の裾を踏んづけてる雲水、列を成して歩きながら読経をするとお年を召された
方は歩みが遅く、後ろが渋滞してたりして。
かっこいいのは経典を運ぶ雲水です。列の間を縫うように走り、経典を渡したり集めたり。
それも型、作法があって、足運びの歩数まで決まっているそうです。
ひらひらと蝶のように優雅ですが、間違ったりしたら相当目立つでしょーな。

ここいらへんは前出の『ファンシィダンス』でも描かれていて、かなり面白いところでした。
なので、「うは、あの人たち殿行(でんなん)養成ギプス嵌められたんだ(笑)」とか
想像してニマニマ。(そんなのあるわけないんだが)
あ、焼香の器運んでた坊さんはちょっとかっこよかったデス。(≧▽≦)キャ

しかし・・・長かった。2時間もかかっちゃいました。
そんなにやるとは思わなかった。。。いや、ありがたいことなんですけど。
やっと終って、それから中を案内されます。ま、観光コースですね。
県別に位牌が収められているところもありましたが、これはまた別料金だそうで、
今回家では収めません。
400畳とかいう大広間。天井には有名な日本画家たちが描いた天井絵がはめ込まれ、
主に花鳥が描かれてますが、5枚だけ違う生き物が描かれていて、
それを全部見つけるとその日いいことがあるそうです。
たぶん前に見てると思うんだけど、張り切って探そうとしたら、
案内の坊さんに全部言われてしまいました。。。シュン
それとここに永平寺で一番偉い宮崎猊下(げいか)のお写真がありました。
数えで御年105歳!
去年テレビで紹介されてたんですが、そのときどこかの住職が猊下に頭を撫でてもらって、
「洗わんでおこ~♪」と嬉しそうにしてたことが思い出されます。
まさにお寺のアイドルなんですね。
あと、触ると料理が上手くなるすりこぎとか、ご本尊とか見てまわる。
永平寺内は左側通行です。昔来たときに、母が思いっきり右にはみ出て歩いていて、
前からお付を従えて位の高そうな僧が歩いてきました。はみ出てた母に怒ることなく、
「どこから来なさった?」と話しかけられ、母は感激してましたが・・・、
「ここ左側通行だよ」と私に言われてちっちゃくなってましたっけ。(笑)




お部屋に戻って、朝食。また別部屋で。
<朝食メニュー>
 ごはん、豆腐とわかめの味噌汁、煮物、しめじとほうれん草と油揚げのおひたし、
 つくだに、きゅうりの香の物、それと正体不明のもの(おいしいけど何でできてるか解らない)


正体不明のころころしたのは兄も解らないそう。
たぶん大豆で作っているような気がするけど・・。
さてここで身構えること。そう、「お茶」です。
もうあとは帰るばかりになってる我々。
お茶好きな甥兄が煎れようかどうか迷って待つ。
「しばらく待ってみよう」と、さきに荷物を片付けたりなんかして、
「もう来ないよね!煎れていいよね!」とお茶を煎れ終ったそのとき!
「係りの者ですが、お茶をお持ちしました」(((爆)))(^□^゜
最後までフライング家族!!
このときちょっとりゅーしょー君とぶつかりそうになって、「あっごめんなさいっ」と言ったら
「いいえ」と言いながら初めてにぱっと笑いました。
破顔一笑。かわいーじゃないですか!本人的にはついうっかりなんでしょうが。
きっと娑婆(俗界、俗世間)にいたころは愛想のよい好青年だったのかも~と思わせました。

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下に行くとすでに『かいど』から迎えが。
外で記念撮影などしまして、時間まで『かいど』でお土産など物色。
前から欲しいと思ってた、自分用のちゃんとしたお念珠を手に入れました。
そんな感じで、永平寺編は終了。

旅はまだ続きます。

*