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─光る波の間─

現在ほぼツイッターまとめ投稿。アート(名和晃平、奈良美智他)映画・音楽・食べ物(日々のご飯)・雑貨etc...

今日の音楽

2006-01-08 15:11:18 | 音楽・映像・アート
外はあいかわらずこんな感じ。
夕方くらいから晴れるって話だったけど。。

そうだ。なんか音楽聴こう。
ここんとこ、帰省やPCの不調でばたばたしたりで、
なんだかまともに音楽を聴いていなかった。


季節に合わせて(?)シベリウス。
かの北欧の厳しい冬と重ね合わせながら。
『フィンランディア』は昔むかしに、
毎日ほんの10分ほどのラジオドラマで
「北欧神話」をやっていたときにテーマとして流れた曲。
そこから、
ワグナーの楽劇、叙事詩「ニーベルンゲンの歌」、
「ローランの歌」に「アーサー王と円卓の騎士」へと
想像力を刺激されたものでした。なつかし




ゲルギエフ指揮のチャイコフスキー。
3枚組の、「6番・悲愴」を聴く。

夕べ夜中の1時ころにふと、
ベランダのプランターの上に新聞紙をかぶせるのを
忘れていたことを思い出して窓を開けた。
目の前に、西に傾いたオリオン座があった。
冬の星座はきれいだ。
シリウスも金星に負けないほど輝いていた。

ゲルギエフは“熱い”けど、ロシアものはロシア人。
二重攻撃で“露西亜力(ロシアリョク)”は最大限だ。笑



どっしりと重厚な北国の曲が続いたところで、
次はヴィヴァルディ『四季』。
オーケストラアンサンブル金沢の、
きりっとした演奏が心地よいです。
あ・・去年のちょうど今ころでした。
都響公演でこれを聴いたのは。
矢部達哉さんのヴァイオリンがとてもアグレッシブで、
“あぁそっか。四季ってこういう曲だったんだ”って
目からウロコだったっけな~。





それじゃぁって感じでそのまま『新世界』。
(これも去年の都響公演で聴いた)
年明けにふさわしいじゃありませんか。

♪とぉ~きーや~まにーひ~はお~ちて~~

と、一度は歌い、放課後の校舎に流れ、
でもほんとにまじめにナマで聴いたときの、
感動的なことといったら!

話によると、この曲はあまり面倒な楽器の運搬がなく、
地方公演しやすいこともあって、日本ではほんとに頻繁に演奏されたとか。
しかし旅公演に疲れて、シンバル奏者がステージで居眠りをしてしまって
たった1回の出番を寝過ごしたという話も。笑

さ!まだまだ聴くわよ!!

*



今日の仕入れ

2005-12-20 16:26:28 | 音楽・映像・アート
『THE BODY ACOUSTIC』
/シンディ・ローパー


久しぶりにポップス系のCDを買った。
シンディの大きな優しさが大好きなんだ。
先日テレビで見たインタビューでも、
インタビュアーのほうが励まされていた。
彼女はチャーミングで、寛容で、パワフル。
歌声に深みも増して、1曲1曲が背骨まで響く。




『おぼうさん、はじめました』/松本圭介

私も日に1回はチェックしているサイト【彼岸寺】
管理坊さんが本を出しました。
僧侶になって2年半だそうですが、色々な試みを
精力的に行ってらっしゃいます。
“仏教サイコウ!東大新卒IT僧侶の修行日記”
という謳い文句に、
「ここの宗派は修行しないんじゃなかったっけ~笑」
とか思いつつ、
「でも仏道をゆくからにはもう、日々修行ってことになるか~」
とも思い直しつつ。
楽しみに読ませていただきましょう。





今日の仕入れ、ではないけれど。

『Greatest Hits lll 』/QUEEN+
この時期、クリスマスソングといえば私にとって、
『THANK GOD IT'S CHRISTMAS』
たまにお店などで流れていると、心の中で号泣します。笑
反対にマ○ライアとかワ○!とか流れると、
スピーカーを破壊したくなります。
販売業をしてたときは、毎日拷問のようでした。爆


*



Noismのチケット

2005-12-16 21:33:47 | 音楽・映像・アート
夕べの興奮冷めやらぬ・・というのに、
またまたコウフンのできごとが!!

来年頭、金森穣率いるNoismが来仙するんですが、
そのチケットが届きました!!
なんと一番前の真ん中ですぅっ!!!ヾ(≧▽≦)/

クラシックだと、「一番前はちょっとなぁ…」だけど、
コンテンポラリーならば歓迎だ!
ステージ全体のバランスや演出はわかり難くても、
ダンサーの動き、息遣い、表情が至近距離で見られるんだもん♪
やったあぁぁ~ ついてるなぁ(^.^゛

ちなみに、なんでクラシックで前列はイヤかっていうと、
短いクラシックチュチュの場合、
スカート下から脚ばかりにょきにょき見えてちょっと興ざめしちゃうからです。

穣さんの動きはすごいからなぁ~。
踊ってくれるといいんだけどな。

*



上質な夜『シルヴィ・ギエム 最後のボレロ』

2005-12-16 00:46:47 | 音楽・映像・アート
光のページェントが揺らめく定禅寺通。
今夜は県民会館で東京バレエ団公演でした。

今回を最後に、シルヴィは『ボレロ』を封印する。
観ずにはいられないではないか!
初めて観たときを忘れない。
あの、大熱狂のカーテンコール…!



人々が吸い込まれて行きます。
私の席は2Fボックス席。
初めて座るスペースで、入り口がわからなくて
迷いました。
前回は前から4列目で、見上げるカタチでしたが、
今回はステージ全体を見下ろします。



開演前に失礼して携帯で撮影。

今夜の演目は、
『ギリシャの踊り』『TWO』『ドン・ジョヴァンニ』『ボレロ』
東京バレエ団の実力もよく知っているので、
ギエム以外もとても楽しみでした。
実際、期待は裏切らなかった。
少し前にだいぶダンサーの入れ替わりがあったけど、
レベルは落ちてないと思います。
安定したテクニック、統制のとれた動きだったし、
ベジャール作品はさすがに、ヘタに欧米のダンサーが踊るより
よっぽど優れたステージを展開してくれます。

『ボレロ』で男性ダンサー総出演になるので、
その前の、女性のみの『ドン・ジョヴァンニ』との対比が面白い。
初めてナマで上野水香さんを見ました。
素晴らしいプロポーションと身体能力。ファニーフェイスも手伝って、
ちょっとユーモラスでコケティッシュな踊りが素敵でしたね。
配役表が配られなかったので、誰が誰なのか不明なところもあるんだけど、
芸達者な人も多くて、コミカルな演技がとてもうまかった。
以前の公演でも『シンフォニー・イン・D』という面白い演目をやってくれて、
笑わせてもらったものです。
(仙台以外の公演ではこの演目もあったようです)




そろそろ『ボレロ』について書かねばなりませんね。
ギエムの『ボレロ』はわりと淡々としていて、クールです。
ただしそれは前半の方だけ。
ある瞬間から、そう、リズム(男性群舞)が動き始めるあたりから、
彼らとの強いコンタクトが始まり、駆け引きがあり、
エネルギーが何倍にも膨れ上がっていくのです。
背中や腕がざわざわとしてきます。

前回と違って見えたのは、リズムとの関わり。
煽り、挑発し、コミニュケートしているメロディ(ギエム)。
1人赤いテーブルの上で踊っていても、
ある意味同じ位置で互いに影響しあっている様が見える。
それは前回の、“君臨する女神”のような圧倒的な支配とは違う。
ギエムというと、「孤高の存在」というイメージもあったけれど、
今夜の『ボレロ』においては孤高ではない、と感じました。

あと。もう1演目、シルヴィが踊った『TWO』もすごく良かった!!
ほとんど1箇所から動かないし、跳躍も回転もないのに、
まったく目を離すことができない緊張感と、オーラがすごかったです。

彼女は時々、新進の振付家の作品を取り上げて踊りますが、
彼女以外の人が踊るととてもつまらなく思える場合があるのです。
それで、一時注目された振付家もしゅうっと萎んでしまうことがある。
おそらく、シルヴィは振付家がイメージしたものを、振付家本人以上に鋭く
本質を掴んで表現することのできる人なんでしょう。
真に才能ある振付家でないとキビシイことになるのだな。

それにしても、『ボレロ』最後かぁ。。。
なんかもう観てる途中から ジィ---ン...ときてしまいましたねぇ。
うるうるしちゃってました。ふぅ
観れて良かったです。今夜はいい夢見れるかな。。。

*



今日の仕入れ

2005-12-02 21:31:29 | 音楽・映像・アート
実家に頼まれた用事を足しに、
広瀬通方面に行きました。
久しぶりなんで、HMVに立ち寄ってしまったら、
まんまと買い物をしてしまった…。^^;

ヘンデル『メサイア』/指揮アーノンクール
ブラームス『ピアノ協奏曲第1番』
 /クリスティアン・ツィマーマン、指揮ラトル
フォーレ『管弦楽作品集』


また似たようなのばかりですな。はは・・
たとえば、ブルックナーとか、ショスタコービチとか、
「聴かねばなぁ聴きたいなぁ」という作曲家はいっぱいいるのですが、
どれから聴こうか迷いに迷って、買わずじまいになっちゃう。
はずれ演奏は聴きたくないしね~、全曲通して聴きたいしね~。
金聖響さんをきっかけに、また『のだめ』をきっかけに、
知らなかった曲にたくさん出会えたけど、クラシックは果てが無いよね。苦笑


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ところで今日はエスパルでくじ引きしました。
6回も引いたのに、全部参加賞でした。orz
おねぇさんが間違えて、7つくれたことがせめてもの
ラッキーといえましょうか。

が、

1セットに5枚しか入ってなかった。
ティッシュの方が良いよ~。

*




『北斎展』

2005-11-30 23:45:00 | 音楽・映像・アート
『ワダエミの衣装世界展』のあと、
国立博物館での『北斎展』へ。

いやぁ~・・・混んでたぁ・・・・。
平日だから大丈夫かなと思ってたんですけど、
入館の前に30分並びましたよ。
「東京だから仕方ないか」 と諦める。
最終週だしね。



どんどん待ち時間が長くなって、
閉館時間を1時間延長するという事態。笑

中もすごいヒトでした。(××)
500点近い作品数。2Fフロア全てを使っての展示。
入場制限のため、中~後期を先に見てから初期を見た。
なにがなんだかわからなくなりそうだった。笑



しかしその多彩な作品には驚くばかり!!
富嶽三十六景はもちろんすばらしいけど、
武者絵や掛け軸、美人画や本の挿絵など、
テーマ選ばず、タッチも変幻自在。

“これしかない!”という見事な構図と筆跡が
下書きなしのフリーハンドだなんて…!
恐れ入りました。

そう。
何がすごいって、構図。
絵画だろうが写真だろうが、その作品を面白くする生命線は
何より構図だと思うのですよ。
そして観察眼の鋭さ。対象への興味・好奇心が尽きない人だったんでしょうね。
ありとあらゆる職業、ありとあらゆるポーズ、ありとあらゆる表情、
北斎が描かなかったものは無いんじゃないかしら?
かの有名な富士山の絵も、四季や時間の経過まで描こうとしたって言うし。




人波に揉まれ、ベビーカーにつまづき、
グッズ売り場でおばちゃんパワーと戦い、
出てきたときはぐったりでしたが、
戦い終えた爽快感というか。(笑)

そして待ち時間はもっと長くなっていたようでした。

このあと、久しぶりに友だちに会ってお茶した。
1年半ぶりです。
私の気ままスケジュールに合わせてくれて、
ありがとね、えみ。(^^゛

*



『ワダエミの衣装世界』展

2005-11-30 20:39:06 | 音楽・映像・アート
映画、 『HERO』『LOVERS』『夢』
舞台、 『コーカサスの白墨の輪』『浪人街』
オペラ、 『マクベス』
テレビ、 『八犬伝』(2006/1/2-3)
『清水寺・青龍会』

以上8つの衣装世界と映像コーナー。



ポスターにもなっている、『HERO』の
真っ赤な衣装は、その赤を出すために
200mもの絹をダメにしてしまったとか。

中国では水の質が違うため、
ミネラルウォーターをわざわざ運んで行って
染色に使ったんだそうです。
会場では扇風機で風を当ててなびかせていて、
映画の雰囲気を出してました。



とにかく、全て一つ一つが手作業だそうで、
染めも刺繍も素晴らしいです。
『浪人街』の衣装は触っても良いことになってて、
とりあえず全部ペタペタ触ってきました。笑

写真は図版からですが、
染めの上からさらに刺繍で光沢を出していて、
とても綺麗。




このストールの刺繍も全て、
細かなクロスステッチになってます。

15分ほどのインタビュー映像を見ましたが、
仕事の緻密さ、妥協の無さは凄い。
凛々しい女性でありました。

展示の仕方も良かったと思います。
『マクベス』のところは、舞台や映画の映像が
向かい側に流れて、立ち止まる人が多いので、
ちょっと見づらかったけどね。
『夢』の展示などは、マネキンの洋風の顔を隠すためもあるけど、
白い紙をうまく使って雛人形の雰囲気を出してましたし。
スタッフのコスチュームもかっこよかったです。

外苑前駅からスグ。
<ワダエミの衣装世界展>

*



10ccから・・

2005-11-24 23:48:24 | 音楽・映像・アート
クノールのテレビCMで、
『I'm not in love』が流れた。

この曲もまた、不滅のナンバーだね。
写真の通り、私はレコードでこの曲を
所有している。

10ccを知ったころなんてほんの子供で、
意味なんて全然わからなかったし、
それは対訳を読んだってさっぱりだったし(笑)、
でも曲はすごくイイと感じてた。

なにがイイのか説明できないけど、
カッコイイと思ってた。

オトナになってからあらためて聴いたら、
メロディといいアレンジといい、あぁこりゃほんとにカッコイイ!
と思い、もし目の前に「10ccっていいよね」なんて言ってる当時の自分がいたら、
“このクソ生意気なガキがあぁ~~~っ!!” と、
ブッ飛ばすかもしれない。笑



ところで。
ギターのエリック・スチュワートと、
ベースのグラハム・グールドマン。
10ccというとこの二人のツーショットだけど、
グラハムさんの顔を見るたびに、『ロッキー・ホラーショウ』
ティム・カリーを連想するんだよねー。同じテイスト・・・。



*



『銀河鉄道の夜』-アニメーション-

2005-11-09 15:36:17 | 音楽・映像・アート
ずいぶん昔にテレビで観た。
やたらときれいな色彩と、
キャラクターが猫だったってことと、
大きな大きな振り子が揺れる時計と、
最後にカンパネルラが死んでしまうってことと・・・

そんなふうに「カタコト」な感じで記憶していた。
夕べ遅く、部屋を真っ暗にして観た『銀河鉄道の夜』は、
やっぱり素晴らしく美しくて、
ふるふる ふるふる と、こころの奥を振るわせてくれる
素敵なアニメーションだった。



原作をきちっと読んでいないせいもあって、
私の『銀河鉄道の夜』のイメージは、
このアニメーションに直結している。
だから、ジョバンニもカンパネルラも、
猫でしかイメージできない。笑

音楽が、最初の方のが
「どこかで聞いたような・・」と、
『メゾン・ド・ヒミコ』を思い出してしまった。
なんで?と思って調べたら、
両方とも細野晴臣さんだった。なるほど。
そのあと、列車に乗って色々な駅を巡るあたりになると、
ほぼ「冨田勲?」的なシンセサイザーの音楽が鳴り響く。

穏やかに、淡々と進むストーリー。
かと思うと、突然鳴る柱時計の音や、
丘に現れる汽車の迫力に驚かされる。
筆跡が残るやさしい背景画。
暗く落ち着いた画面と、色彩鮮やかな画面のコントラスト。

光り輝く白鷺、リンゴに変じるカササギ、
ジョバンニの健気さ、カンパネルラの賢さ、
別れのシーンの切なさ。。。

「カンパネルラ。僕たち、一緒に行こうね」
「・・・ジョバンニ、さよなら」
「待って!どこまでも一緒だって、言ったじゃないか…!」

宮崎アニメとはまた違った、魅力的な作品。
機会があったら観てほしい。

*



『free』-LIBERA-

2005-11-08 16:15:34 | 音楽・映像・アート
少年合唱団なんてものに興味はなかった。
じゃぁなんで、これを買ったのかというと、岡野玲子さんが描いた『陰陽師』と
深く関わっていたと知ったから。


岡野さんの書かれた言葉は次のようなもの。
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音楽は、『陰陽師』制作の間、
その描いてるシーンの場(フィールド)を守り、
保つために欠かせぬものだった。
特に最終話の後半、「時空の門」から先、
場を研ぎ澄まし、外部からの影響を寄せ付けず、
完成までの間、そのうた声で護衛してくれたのは
「リベラ」という少年合唱団の『hymn』だった。
彼らの澄み高められた声の波動が、様々なものを
はねのけてゆく様はそれは見事だった。・・・

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むむむむむ…である。
これが聞かずにおれようか!
あの絵を守った歌声ですと?!
HMVで検索すると、日本版のタイトルが『free』となって(つまらんタイトルだ)
発売されていた。それが夕べ届いた。

 ・ ・ ・ たましいの垢落とし。

晴れていたかと思うと曇り、寒くはないけど風が強くて、
冬の雲も現れたかと見ると、ざっとにわか雨が降る。
そんな天気のめまぐるしさと、なにごとにも揺らがない歌声よ。
なにより、探していた「ジュピター」がこの中にあったのだ。
このバージョンは君たちだったのか!

それだけで、私が買う必然があったというもの。
しばらく浸ります。。。

*