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2025.4.13 『二ノ沢』(279m)  里山の雄大な風景を楽しむ

 

 先日の日曜日は日中雨が落ちる予報だった。

どうせ雨に当たるなら、

広い風景の中にいたいと思い、

「二ノ沢」への登路で、

広い伐採地の中を歩くことにした。

 「二ノ沢」や「三ノ沢」、

或いは「二股」、「右股」、「左股」などという点名は、

あちこちで見られるが、

ホントつまらないよねえ!

もっと個性的な点名が欲しいよねえ!



 日曜日の朝家を出て、栗沢町美流渡地区へと向かった。

このところの融雪のスピードから、

もう林道に雪はないと思っていたが、

入口から雪が大量に残っており、

はじめは駐車できないんじゃないか、

と思ったがギリギリ駐車できた。

こんなとき小さい車が便利だ。

 雪が締まった林道を、

スノーシュー装着でスタート。

ツボ足でもいいくらいだが、

復路で腐った雪に足を取られるのが大変なので、

一応スノーシュー装着だ。

林道上は既に雪が消えた部分もある。

 「美流渡二の沢川」に沿って南に伸びる林道を、

入口から1.5kmほど歩くと、

分岐となるので、

これを山側に入る。

傾斜のある作業道を100mほど登ると、

林道上の雪が消えた。

陽の当たりが良いせいだろう。

そこでスノーシューを外してデポし、

砂利道を登って行く。

すると前方の景色もいいが、

背後に雄大な素晴らしい風景が広がって行く。

これよこれ!

この風景を楽しみにやってきた!

何度も立ち止まり、

後方の風景を眺めた。

そして南に目指すピークが見えている。

 作業道はやがて伐採地を過ぎ、

分岐から1kmちょっと歩いて、

方向が西向きから南向きに変わった。

すると樹林の中の作業道上に雪が残っていた。

樹木の日陰になるからだ。

 作業道は多少のアップダウンを繰り返して伸びて行く。

そして伐採地の最上部から、

約1kmほど歩き、

作業道を離れて小尾根に取り付いた。

若干の笹をかき分けて、

四等三角点「二ノ沢」。

何度か訪れている、

馴染みの三角点だ。

周囲を樹木に囲まれているため、

展望はほとんどきかない。

ただ、木々にまだ葉が生えない今は、

遠くの景色が透けて見える。

 復路はまた伐採地で広く雄大な風景を眺め、

その途中で昼食とした。

その後林道をスノーシュー装着で、

淡々と歩いて駐車地へ。

雨に当たることを覚悟しての山行だったが、

終わってみれば、

薄日の射す気持ちの良い山歩きができた。

この後帰宅して雪が融けた庭の掃除をしようと思ったのだが、

強風で中止!

 

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2025.4.12 『鶴巻』(ツルマキ・256m)  メルヘンチックな山歩き

 

 当別町から道々を浜益方面に向かって走り、

国道451号線に突き当たる地点に、

昔「鶴巻商店」という雑貨屋があった。

それがなくなってから、

もう40年にもなろうか?

その店のご子息が、

その後砂川市の駅前で、

「ツルマキ電気」という電気店を経営していたことも、

なつかしく思い出される。

この店の「鶴巻」からとったものなのか、

その裏山に「鶴巻」という点名の、

三角点ピークがあるのを地形図で知り、

土曜日の朝「盤ノ沢」をリタイアした後、

これに登ってみることにした。

道々と国道が交わる地点より、

ほんの少し浜益寄りに、

ちようどよい駐車スペースがあった。

不届き者がいて、

ゴミを捨てて汚いが、

我慢して駐車した。

そして駐車地からそのまま雪原へ!

気温が上がって暑いくらいなので、

はじめからアウターなしだ。

目の前には融雪が進む崖状地形が広がっている。

それを登って、

尾根上に上がらなくてはいけないので、

雪が残って登りやすいところを探した。

そして登りきると、

何て言うんだか知らないが、

目の前にすごい太さの木が現れたので、

つい抱きついてしまった!

しかし、両手を広げると180cmある腕でも、

木の太さの半分にも満たなかった。

 陽光を浴びて美しく、

広い尾根を進んで行く。

足元の雪は良く締まり、

その中でまばらに立つトドマツ。

メルヘンチックな風景だ。

そして木々の間からは、

時折純白の増毛山地が、

その美しい姿を見せる。

また陽光に照らされたトドマツの緑が、

やけに美しく感じられる。

起伏の緩やかな中で、

周囲の風景を楽しみながら歩き、

四等三角点「鶴巻」。

ピークから西に『別狩岳』(北・726m)、

南に『別狩岳』(南・666m)の頂上部が見えていた。

それにしても素晴らしい天候だ!

 下山は同ルートを引き返したが、

今度は東側の樺戸山地を眺めながら下る。

天気が良いので、

どこの景色も素晴らしい!

最後は崖状地形を下ると、

正面に『丸山』(500m)の、

大きな山体が横たわる。

そして汚い駐車地へ。

天候に恵まれた、

いい日を楽しめたことに満足して帰途に着いた。

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2025.4.12 『盤ノ沢』(バンノサワ・383m)  融雪が進んでリタイア!

 

 週末の土曜日は天候が良いと言うことで、

また増毛山地の南端へと出かけた。

そして国道451号線を走り、

石狩市浜益区御料地で、

国道脇にちょうどよいスペースがあったので、

それに駐車。

  この一週間前、

近くの「泥川奥」(三等三角点・613m)に登った際、

そのピークから南側の山域を眺め、

足を踏み入れてみようと思った。

この山域は、

その奥の『幌内山』(649m)から『円錐峰』(690m)まで、

Hiromiと縦走したことはあったが、

中間の山々は手付かずだった。

そこで改めて地形図を眺めると、

三角点を有するピークがいくつかあり、

その中の一つ「磐ノ沢」を今回チョイスした。

  国道を渡って田園へ。

純白の畑を渡って正面の尾根に取り付いた。

そしてそこそこ斜度のある斜面を登って、

尾根の頭に上がった。

明瞭な尾根が東に向かって伸びて行く。

それが行きついた地点で、

方向がほぼ南に変わる。

すると融雪が進んで、

笹が出てきた。

しかし東側はスッパリと切れ落ちており、

その向こうの風景が素晴らしい。

そこには一昨年登った「泥川」(三等三角点・459m)から、

奥の稜線を歩いて、

「萌留山」(三等三角点・686m)まで縦走したルートの、

全貌が広がっていた。

こうして逆の位置から観察するのはいい。

 笹が露出した部分を過ぎると斜度が増して、

背後に増毛山地の純白に輝く姿が広がった。

そしてそこには、

『幌天狗』(1,222m)~『群別岳』(1,376m)~『奥徳富岳』(1,346m)の山並みが、

純白に輝いて美しい!

また、その手前にひっそりとたたずむ『知来岳』(988m)も美しい!

これらの山々は親しみがあり、

何度も登ってきた。

特に『知来岳』には13度登ったと記憶している。

その『知来岳』でこの日、

滑落事故が発生したらしい。

 左手の雄大な風景を眺めながら登って行く。

すると350で斜度が落ち、

稜線状の地形となった。

ここから一旦南に下って登り返すと、

目指す「磐ノ沢」だ。

ところが南向きの斜面に雪がない!

藪漕ぎになる。

藪漕ぎというのは、

山に入る前から「藪だ」と思っていれば、

全く問題なく入って行くのだが、

雪上歩行を前提にして入山すると、

藪に入って行く気にならない。

そこでリタイアを決めた

そして戻って東端のピークに立ち、

一週間前に登った「泥川奥」のピークを確認、

下山を開始した。

下山は増毛山地に向かって下るので、

美しい風景が次々眺められる。

 登路の尾根をそのまま下り、

畑に下り立つと、

最後は『黄金山』(739m)の異様な山体に向かって歩き、

国道脇の駐車地へ。

この日はどういうわけか水を忘れ、

かなり喉が渇いていたが、

楽な初登ピークをもう一座!



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2025.4.6 『北炭』(ホクタン・362m)  大量の木材集積に感動!

 

 先日の日曜日、

夕張市で真谷地地区に入り、

小集落の手前で伐採された木材の集積場を目にした。

そんな光景を目にすると、

ひじょうに心を惹かれてしまう私。

そこで「柳沢」に登った後は、

その木材集積を眺めながら、

その奥の「北炭」に登ることに決めた。

 「柳沢」から駐車地に戻り、

真谷地の小集落を抜けてすぐ、

北側に林道の入口がある。

前述の木材集積場が、

この林道を入ったところに見えていた。

そしてまだ木材の集積と、

搬出作業が続けられているようだったが、

この日は運よく日曜日。

林業は休日だ。

 林道の入口に、

僅かなスペースがあったので、

そこに駐車。

小さい車はこんな時に便利だ。

 雪のない林道へスノーシューを背に入った。

すると早速木材が山のように積み上げられていた。

そして辺りには木を切った後の、

独特な香りが充満していた。

この香りをHiromiがひじょうに好んで、

それを嗅ぐたびに、

「ああいい匂い!」を連発する。

 林道を進むと、

木材の集積は左右に見られ、

その量は予想をはるかに超えていた。

私があちこちで、

これまでに見てきた木材集積の中で、

今回が最も多い量だ。

そんな光景を眺めながら歩くのは楽しい。

そしてその光景を終えるとき、

道端に咲くフクジュソウ!

まだ他の植物が芽吹かない今、

殺風景な中で、

ひっそりと咲く黄色い花がかわいらしい。

 最奥の木材集積箇所を過ぎると、

雪の林道に変わった。

と、そこで疑問!

大量の木材が積み上げられた光景を目にしたが、

それはいったいどこから切り出された?

周囲を見回しても、

伐採された風景がない。

山肌に木材を搬出したであろう、

作業道も見当たらない。

何とも不思議な光景が心に残った。

 融雪が進んだ林道を、

スノーシューで多少ズボリながら進む。

ふと振り返ると、

南側に直前に登った「柳沢」のピークが見えていた。

その後山肌に続く作業道にのった。

そして間もなく、

西側の尾根の頭を目指して登行。

尾根筋に上がると、

北向きの尾根を登って行く。

それを登りきって、

四等三角点「北炭」。

ここもこの時期に登るのは初めてだった。

 ピークを少し外した、

風のないところで昼食。

その後尾根を下って林道へ。

そして再び木材の集積を眺めながら駐車地へ。

この日は終日曇りの予報だったため、

天候は全く期待していなかったが、

終わってみれば終始薄曇りで、

なかなか気持ちの良い一日となった。

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2025.4.6 『柳沢』(ヤナギサワ・381m)  広く雄大な風景を眺めに!

 

 先日の日曜日は曇天予報の中、

夕張に出かけた。

そしてどこに登ろうかと、

空模様を眺めながら走っていると、

ふと露頭炭採掘跡の広い風景が見たくなった。

それで夕張市沼ノ沢から、

真谷地に入って行った。

 夕張市真谷地地区には、

もう数軒に人が住んでいるだけで、

静かな通りを最奥まで進む。

そこに大きなゲートがあり、

その前が広く空いているので、

どこにでも車を停められる。

 地面はすっかり雪が融けてしまった。

つい先日までは、

「こんなにたくさんの雪が融け切るのだろうか?」、

と思うくらいの積雪があった。

しかし、時期が来ると融雪が進み、

みるみる融けて行く。

そのスピードには毎春驚かされる。

 駐車地からリサイクルセンターの敷地を、

スノーシュー片手に歩かせていただき、

その奥の作業道にのってスノーシューを装着した。

そして傾斜のある作業道を登って行く。

すると間もなく前方に、

旧露頭炭の採掘跡地の広い風景が広がる。

その風景が好きで、

四季を通じて訪れてきた。

しかし、雪融けのシーズンに訪れたのは初めてだった。

 広い風景の中で作業道を離れ、

西側の斜面に取り付いた。

斜度のある斜面を登って行く。

すると背後に広い露頭炭採掘跡の風景が広がる。

この雄大な眺めがまたいい!

そして斜面を登りきると、

前方には平たんな白い大地が続き、

その奥で樹林に入った。

ここから三角点ピークまでは、

明瞭な尾根歩きとなる。

尾根上は雪が融けて、

笹が出てしまっていたので、

すぐにスノーシューをデポし、

ツボ足で進むことにした。

 尾根上は倒木が多く、

それを回避するのが面倒だ。

倒木を避けて雪の斜面に足をのせると、

ズボッ、ズボッ!

しかし、薄日に照らされた、

緑と白のコントラストが美しい。

尾根の途中で樹木の切れ間から、

『空池山』(560m)と『仲勃山』(509m)が、

並んで見えたのが印象的だ。

そして四等三角点「柳沢」。

西側の樹木の向こうに、

メロン農家の畑が透けて見えていた。

 下山は同ルートを引き返した。

緑の尾根を戻って、

白く広い大地へ。

正面には「上真谷地」(752m)から「真谷地」(754m)への山並みが連なる。

蘇南景色を見ながらふと気付いた。

この辺りにはエゾシカの痕跡が少ない。

足跡がところどころにしかない。

そう気付くと、

夕張全体にエゾシカが少ない。

だからメロン農家の畑には、

エゾシカの防護柵がないのか?

それはそれでいいことだ。

 広い大地の上から北側に、

「北炭」(四等三角点)が見えていた。

次はあれに登ろう!

 

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