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2017.9.29 朝トレ!  気に入ったフィールドで

 これまで毎週ウィークデーの一日か二日、近郊の低山で朝トレをしてきた。

それを昨年までは札幌市内の山で実施していた。

しかし今年から長沼の馬追丘陵に変えた。

札幌の山だと自宅とは反対方向のため、

仕事が終わると途中で銭湯に寄って山に向かい、

たいてい『手稲山』麓で車中泊して、翌朝登って出勤していた。

しかし夏場は結構な汗をかくため、

アルコールを含んだシートで体を拭くものの、

どうにも気持ち悪い一日を送っていた。

しかし、それを馬追丘陵に変えると、勤務先との中間点に自宅があるため、

終業後一旦帰宅し、シャワーを浴びてから向かうことができ、

翌朝登ってから帰宅してまたシャワーを浴びて出勤できる。

 

 馬追丘陵は登り口が色々あるのだが、あちこちと試した挙句、

私としてはそれらの登り口から外れた「長沼スキー場」に落ち着いた。

私がスキー場大好きおじさん(ん? じいさん??)であることはこれまでにもお伝えしてきた。

とにかく広いところが大好きなのよねえ~

 

 「長沼スキー場」は地形図にを見ると、そのピークが「201.5m」と記されている。

国土地理院地図に記される立派なピークである。

ただ、あくまでも約202mであるから、簡単に登れる。

スキー場中に続く作業道は下草に覆われ、ふわふわとして膝や足首に優しく、

適度な斜度があることから、早朝のトレーニングとしてはほどよいというものだ。

特に私のような年齢としては。

  

202mのピークから見る風景、そこには栗山町がまるごと!

実はこの私、幼少の頃より小学校を卒業するまで、栗山町で暮らしていた。

言わば「故郷」!

だから、この風景には深い思い入れがある。

すっかりはまってしまった「長沼スキー場」。

今後も週に1~2回は通い続けることになるだろう。

 

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2017.9.24 乃々と虎と遊ぶ初秋の一日  虎が歩いた!!

 先日の日曜日は「乃々と虎の日」だった。

月に一度決めているこの日の朝、ババと二人で迎えに行った。

そして今回も息子のめんこい嫁であるSa~も一緒だ。

Sa~は虎が生まれてから、随分我々儀父母になついてくれるようになった。

 

 乃々と虎を迎えに行くに当たり、

「今回は何をして遊ばせよう?」と、私なりにテーマを考える。

今回はチョークで地面にお絵かきと決めていたので、

100円ショップで買ったチョークを用意しておいた。

うちの庭は物置の部分以外をアスファルトで覆っている。

従って、チョークでお絵かきがうってつけだ。

この朝乃々と虎を迎えに行く前に、

その庭の隅の方に富士山の簡単な絵を描いておいた。

そして二人を連れてきてすぐ二階に上がり、

乃々に上からその絵を見せた。

すると予想通り「あっ! 描きたい、描きたい!!」と、

思いっきり食いついてきた!

「ジジ、早く早く!」

庭に出ると、もう夢中になってチョークで描き始めた。

力余ってチョークがポキポキ折れる。

でもチョークはたくさんある。

そんな乃々のそばでは虎がハイハイしたり、石ころで遊んだり。

ママのSa~はそんな二人を温かい眼差しで見つめている。

Sa~は実にゆったりと子育てができ、

ヒステリックになることが全くない。

そうこうしているうちに、虎が突然ヒョイ、と立った!

そして一歩、二歩と足を出した。

これにはこのジジが驚き、そして興奮し、

「歩いた! 歩いた!!」と叫んでしまった。

虎はこの25日で1歳1ヶ月になった。

そこでようやく歩いたわけだ。

いつかは歩く、当たり前のことなんだが、嬉しいもんだねえ~

 

 昼近くになって、恒例の野幌運動公園へ。

車で向かう途中で乃々が、「ジジ、お腹すいたからご飯食べてから遊ぼうね」。

もちろんジジも腹ペコだあ。

芝生の上にシートを広げ、楽しい昼食だ。

乃々はなんだか片食い傾向なんだが、

虎は離乳食を断ち、なんでもムシャムシャ食べる。

ママが「食べ過ぎじゃないの~」と心配するほど食べ続ける。

そしてお腹いっぱいになると、またそこらじゅうをハイハイして遊ぶ。

ただこの虎、どういうわけかこのジジが大好きで、

ジジとは離れたがらない。

ちょっと距離が空くと、ジジを求めて指を指し、

一生懸命ハイハイしてやって来る。

私の足元まで来るとお座りをして両手を挙げ、抱っこを要求するのだ。

このジジがこんなに好かれるとはなあ・・・

めんこいなあ~

 

 素晴らしい晴天の中、楽しく遊んで我が家に戻り、

またしばらく遊んでから札幌に送って行った。

いやあ、今回もババと二人して至福の時を過ごせたことに感謝しつつ、

車中でこの日の思い出話しに花を咲かせて家路を急いだ。

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2017.9.23 『夕張岳』(1,668m) 大夕張から体力測定登山!

 今回の土日は土曜日だけの山行だったが、

土日とも夕方から夜にかけて「サイゼリヤ」でワインを楽しんでいたため、

ブログのアップが遅れてしまった。

 

 今回の山行は一人だったので、変わったところに登ってみようと、

金曜の終業後、『夕張岳』登山口に続く鹿島林道のゲート近くまで走って車中泊。

このところHiromiと二度にわたり、

ここで車中泊をして『夕張岳』を目指そうとしたが、

いずれも朝起きると雨に見舞われ、別の山に変更した。

今回は三度目の正直。

ただ、目指そうとしたのは『滝ノ沢岳』だ。

『夕張岳』への登路で、以前は「望岳台」から明瞭な踏み跡が『滝ノ沢岳』に向かって伸びていた。

しかし今回登ってみると、それは濃いブッシュの中に吸い込まれてしまっていた。

 

 鹿島林道ゲートの手前約1kmの駐車地を、

5時35分、MTBでスタート。

5時45分、林道ゲート。

林道に入るとまず倒木!

先日北海道を縦断した台風のせいだ。

 

それから倒木、倒木、倒木に遮られ、

MTBを押したり担いだりで、さっぱり進まない。

そんな中、面白い立て札に目が止まった。

携帯電話、スマートフォンの電波状況を伝えるものだが、

それによると「au」も「Softbank」もつながらず、

「docomo」だけが通話可能と書いてある。

こんな案内板を見たのは初めてだし、なんで「docomo」だけなんだあ・・・?

かつて山では「au」の電波状態が一番良いとされ、

山登りをする者はこぞって「au」に切り替えたものだ。

私も当然「au」だ。

時代が変わったのねえ・・・

 

 MTBによる林道走行はなかなかきついものがあった。

林道というのは車が走ると当然路面がいたむが、

全く車が走らなくなってもいたむもので、

ガタガタ、ゴツゴツに加え、台風到来時に豪雨で林道が川と化した部分が有り、

そこには砂状の土砂がたまり、その上に流された木の枝や枯葉が積もる。

ペダル踏みに耐えかねて、MTBを押して歩く場面も多々。

しかし、Toshiによれば片道8.3kmあるというこの林道を、歩くよりは速い。

今から数年前にも林道が閉鎖された1年間があり、

そのときは歩いて『夕張岳』頂上を往復した。

  7時15分、登山口。

林道を開放していた頃、この登山口の駐車場が満車になり、

最大60台ほどの車をカウントしたことがある。

駐車場に入りきれない車が、延々と林道脇に止められていた。

  久しぶりの「冷水コース」はこれまでと何も変わることなく迎えてくれた。

思えば5年ぶりくらいになるのかもしれない。

登って行くと、標高1,000m前後で辺りの広葉樹が紅葉に変わった。

今回それは期待していなかったので、ラッキーっ!

なかなか美しい紅葉を楽しみながら、

8時40分、「望岳台」。

ここで『滝ノ沢岳』への登行を諦め、『夕張岳』を目指すことにした。

そして「体力測定登山」に切り替えた。

帰宅して記録を調べると、この日が大夕張コース15回目の登行であった。

そういう慣れたルートを歩くと、今置かれた自分の体力を確認でき、

今後の山行を組み立てていく上で大いに参考になる。

ただ、「望岳台」から先は濃いガスと強風で何も見えない。

つまらない中を黙々と歩き、

10時ちょうど、『夕張岳』頂上。

そこには「夕張ヒュッテ」で前泊された「200名山」狙いの横浜の方がひとり、同時に到達されていた。

「100名山」、「200名山」なぞには全く関心のない私は、

『夕張岳』が「200名山」なるものに入っていることを初めて知った。

 

 何も見えない頂上には、登山口から2時間45分かかって到着。

この日帰宅して調べた過去の記録は登山口から頂上まで、

2時間7分、9分、11分・・・ などと続く。

2時間半を超えると体調が悪いとき、としていた。

しかし、63歳になった今の私の体力では2時間45分である。

衰えたことを素直に認めざるを得ない。

ただ、登れなくなったわけではなく、登るのに時間がかかるだけ。

今後は各山域での行程に、予定時間を多めに取らなくてはならない。

そう言った意味では誠に貴重な一座となった。

 

 下山も上部では何も見えず、何もお知らせできない中を淡々と下り、

再び「望岳台」まで戻るとガスが晴れ、

登るときには見えなかった『滝ノ沢岳』が美しい姿を現した。

その後また紅葉を楽しみながら下り、

12時35分、登山口。

ここからMTBなので気が楽だ。

そして往路で感じた上りよりも、林道ゲートを目指す下りは激しい。

ガタガタ、デコボコの林道路面を、とにかく下って下って、

もうブレーキゴムが擦り切れるんじゃないかと心配になるほど、

握るブレーキレバーに力が入る。

 

また、不思議なことに登りで苦労した倒木が一本も残っていない。

とうやらこの日の午前中、

所轄の「空知森林管理署」が全てを撤去してくれたようだ。

 

 13時15分、林道ゲート。

13時20分、駐車地。

繰り返すが、現段階での自らの体力を把握する上で、大変有意義な山行となった。

 

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2017.9.17 表大雪お鉢平周遊  快晴の下紅葉を楽しんで

 土曜の車中泊地は、旭岳温泉の第三駐車場。

ここは以前砂利が敷かれた広い駐車場で、ニジマスのフカ場が隣接していた。

そしてそこに人が入り込むことはめったになく、

いつも広々とした中で一人車中泊を楽しんだものだ。

ところが最近全面が舗装され、車両区分のペイントが施された。

すると暗くなっても数台が駐車したままだ。

一部はここに車を置いて山中泊しているのだろうが、

我々と同じく、明らかに車中泊とわかる車も数台ある。

そうなると落ち着かない。

常に誰もいないところで車中泊している身としては、

とにかく落ち着かないのだ。

車内のカーテンを全て閉じ、静かに酒を飲む。

『旭岳』登山口は半分観光地だもんなあ・・・

 

 日曜の朝、ロープエェーの始発が6時なので、

5時に起床し、準備を整えてロープウェー駅の駐車場に向かった。

車中泊した駐車場を出ると、広い車道の両側には、

既にたくさんの登山者がロープウェー駅を目指して歩いている。

その光景には驚かされたが、更に有料駐車場の前で車列の最後尾に着いてギクッ!

車が何台も並んでいるではないか!

もうガックリきて引き返すことを考える。

隣りでHiromiも「帰ろう」と言う。

しかし時は紅葉の最盛期、チャンスは逃がしたくない。

冷静になって車列の前方に目をやると、駐車場はまだまだ空いている。

少し待って駐車料金500円を払い中へ。

「ホッ・・・」

北海道の山の2000m級は、毎年9月の第二週に紅葉の最盛期を迎える。

従ってその時期には何度も訪れているのだが、

こんなに人や車が押し寄せたのを目にしたことはない。

やはり年々訪れる人が増え続けているのだろう。

 

 そんな状況下であることから、ロープウェーは臨時便として5時半が始発となっていた。

そして我々が乗ったのは6時発のこの日の第三便。

まあ、ほぼ予定した時刻のロープウェーに乗ることができたことに、再び「ホッ・・・」。

更に混み合っていることを想定してか、通常15分間隔で運行しているロープウェーが、

どんどん折り返しで行き来を繰り返す。

運営会社のはからいに感謝したい。

 

 6時5分、ロープウェー姿見駅をスタート。

ルートは「裾合平」~「中岳分岐」~『間宮岳』~『荒井岳』~『松田岳』

~『北海岳』~「黒岳石室」~「北鎮岳分岐」~『中岳』~「裾合平」

この日も紅葉狙いだ。

 

 「裾合平」に近付くと前方に『安足間岳』から『当麻岳』の稜線が目に飛び込んでくる。

まずはこの紅葉風景が素晴らしい。

7

時5分、「裾合平分岐」。

何度も立ち止まって写真を撮る私に対し、

Hiromiはスピードを誇示するべく、振り返って私の写真を撮ることもなく、

素晴らしい紅葉の風景に見入ることもなく、ただただどんどん進んで行く。

何のために嫌な混雑を乗り越えてそこに至ったのか、まるで理解できていない。

この日はロングランと位置付けたことを後悔する。

 

 8時、「中岳分岐」。

ここから時計とは逆回りに「お鉢平」を一周する。

まずは『間宮岳』に登るのだが、私が変!

大腿に残った前日の疲労が全く回復していない。

従ってそこに酸素を送り込もうとする心肺機能がフル回転して、きついきつい。

正直よちよち歩きだ。

そんな事情にはお構いなしで、Hiromiはどんどん先へ行く。

ただ、ポイントポイントでは写真を撮る都合があるので、止まって待つように言ってある。

 

 8時20分、『間宮岳』。

ここから平坦な2,000m大地を歩き、

8時30分、『荒井岳』。

そこに立って目にする「お鉢平」や、

遠く『忠別岳』から『トムラウシ山』にかけての風景が美しい。

そしてそんな美しい風景をカメラに収めることもなく、

Hiromiはまた歩き出し、どんどん先へ・・・

後ろからトレランの男性がやってきた時には、

しばらくその男性のあとを追って走っていた。

そして男性が走るのをやめて歩き出すと、ぴたりとついて離れない。

う~ん・・・

なんか違うんじゃないかぁ・・・

 

 9時10分、『北海岳』。

このピークは『白雲岳』との分岐となっており、たくさんの登山者が集っていた。

従ってそのままスルー。

『北海岳』からは深くえぐられた狭い登山道をどんどん下る。

そしてそこには黒岳ロープウェーを利用して登ってくる登山者が大勢やってきて、

道を譲る時間が長いこと。

登りはさっぱりスピードが上がらない私も、

下りはいまだHiromiの数倍のスピードで下りられるのだが、

とにかく人、人、人・・・

「お鉢めぐり」の最低標高である「赤石川」を渡ると「黒岳石室」への登り返し。

ダラダラ、ゆっくりゆっくりの自分が情けない。

 

 10時ちょうど、「黒岳石室」。

ここでHiromiを未踏の『桂月岳』に向かわせた。

疲労困憊の私はパス。

こんなことは初めてだ。

ここから『北鎮岳』』への登山道から、『桂月岳』への登路がよく見渡せる。

Hiromiが登って行き、下降してくる様子もはっきりだ。

速い!

30分ほどで戻ってきた。

それから「北鎮岳分岐」へ向かうのだが、私にとっては辛い辛い登り。

しかしHiromiは相変わらずスーイスイ。

ただ、ヘロヘロの私も写真を撮ることは決して忘れないので、

ところどころのポイントでは立ち止まって風景写真を撮る。

けれどHiromiは風景なぞ目に入っておらず、

身近の登山者を標的として相変わらず暗黙の闘争を繰り返している。

何か違う、私は間違ったことを教えたか・・・

 

 11時20分、「北鎮岳分岐」。

大勢の登山者が休息している。

当初はここから『北鎮岳』」~『比布岳』~『安足間岳』を回って「当麻乗越し」に下る予定だったが、

見上げる『北鎮岳』頂上には人がゴチャゴチャ見える。

即、『中岳』から「裾合平」に下ることにして下山開始。

そして11時40分、『中岳』。

その後、「中岳分岐」で「お鉢平」一周を迎え、「裾合平」目指して下山。

その途中で昼食とした。

いつものようにインスタントラーメンを食べ終わると、

Hiromiが言った、「あれっ!? いつもラーメンの汁を捨てるのに、今日は全部飲んじゃったの?」

そう、無意識に全て飲みきっていた。

それで元気が出た。

塩分が不足していたのだ。

その後「裾合平」から姿見駅までのアップダウンは苦にならず・・・

 加齢とともに、これまでには必要としなかったものが必要になる。

気遣う必要がなかったことを気遣わなければならない。

なさけね~っ!

そんなことをつくづく考えさせられる夏山シーズンだった。

 

 13時50分、「姿見駅」。

下りのロープウェーも人がゴチャゴチャで、東京の通勤電車を思わせた。

そんな中で汗だくの我々は気が引け、「早く麓駅に着いてくれ~」と願わずにはいられなかった。

 

 下山後、有料駐車場にはまだまだ入ってくる車列が!

その列は延々数キロに及んだ。

今日は素晴らしい写真をたくさん撮れたし、

この混雑を体験してはもうこの時期にここを訪れることはないだろう。

 

 美瑛町に移動し、いつもの銭湯で汗を流して『十勝岳』麓に移動。

そしていつもの車中泊地で「かんぱ~いっ!」。

Hiromiは二日間未踏の山に登れたことに満足し、

いつまでも興奮冷めやらぬ様子ではあったが、

私は冷静に、近い将来私の元を放れ、巣立っていくであろう弟子の姿を見ていた。

 

 三連休最終日の朝目覚めると、天気予報の通り雨。

しかも台風が目の前に迫っているとのことで、そのまま帰途に着いた。

 

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2017.9.16 『天狗岳』(1,553m)~『有明山』(1,635m)  美しき紅葉に抱かれて

 今回の連休は土曜日に休みをもらって三連休とした。

繁忙期を過ぎると休みを取得しやすい職場環境は助かる。

 

土曜日の早朝Hiromiを拾って北大雪に向かった。

江別東インターから高速自動車道を利用してひた走り、

奥白滝インターで下車。

いつも思うが、このインターチェンジは誠に便利だ。

奥白滝インターで下車すると、

登山道が開削されている山だけでも

『支湧別岳』、『平山』、『天狗岳』などの登山口が近い。

そんな中、今回は『平山』登山口を目指していた。

時期的に紅葉狙いだ。

『平山』登山口に向かうためには『天狗岳』(白滝天狗)登山口の前を通る。

で、その駐車場に目をやると、

車が一台もないではないか!

そんな光景を目にしてしまっては、グッと惹き付けられる。

『平山』登山口は大勢の登山者の車で賑わっていること間違いなし。

迷わず『天狗岳』に変更した。

 8時ちょうど、

北大雪スキー場の広い駐車場をスタート。

第一リフト終点までは作業道を歩けば朝露をたっぷり含んだ背の高い草を避けられるのだが、

あえて草中のスキー場斜面を登るため、下だけ雨具を着用。

しかし、実際には草の丈が高すぎて、

上半身をかなり濡らしてしまった。

 先は長いし、翌日の山行予定もあるのでゆっくり登る。

それに対し、そんなブレーキなぞ持ち合わせないHiromiは、

ガンガン登って先を行く。

第ニ、第三リフト横の登山道を登って、

9時10分、反射板。

ここで一休みし、再び歩き出すとすぐ『天狗岳』の頂上部が目に入る。

素晴らしい紅葉だ!

この山も回を重ねて登ってきたが、

紅葉の時期はもう6~7年になろうか、10月登ったことがある。

もう名残だったがきれいだったので、

盛りの9月に登ってみたいと思ったものだ。

それがこの日実現した。

その後の登行は、もう紅葉、紅葉、紅葉!

歩くのが楽しく、写真撮りでなかなか先に進めない。

先週まで雨にたたられた山行を、

一気に忘れさせてくれる光景を楽しみながら最後の急登を経て、

10時10分、古くて小さな祠が建つ頂上に飛び出した。

折よく頂上付近にかかっていたガスが晴れ、

西側の『有明山』がその全貌を見せてくれた。

素晴らしい!

そして美しい!

『天狗岳』頂上は弱いが冷たい風が吹き、

汗で濡れた体から体温を奪うので、

すぐに『有明山』を目指して歩を進めた。

『天狗岳』からは一旦深く下る。

それは北日高の『伏美岳』から『ピパイロ岳』に向かってコルに下る情景を思い起こさせる。

帰路の登り返しが少々憂鬱になる場面だ。

しかし、辺りはあくまでも紅葉、紅葉、紅葉!

両山の最低標高まで下りきったあとは、きつい急登だ。

ただ、ここでもHiromiは衰えることなく先を行く。

美しい紅葉の世界に包まれながら登り詰めて、

10時50分、『有明山』頂上。

しかし、この頂上はハイマツ帯の中にあって視界が効かずつまらない。

それで以前に登ったときは即下山を開始した。

だが今回は何とか西側の風景を見られないものかと、

まだまだ『平山』方面まで続く登山道を少々『文蔵』方面に進み、ハイマツを掻き分けてみた。

すると開けたいいところがあるじゃないか!

そこからはこの日予定していた

『比麻奈山』~「アンギラス」~『ニセイカウシュッペ山』がくっきりと姿を現していた。

記念撮影をして三角点まで戻って昼食。

昼食後はまた紅葉を楽しみながら深く下って、『天狗岳』へのきつい登り返しに耐え、

11時55分、再び『天狗岳』頂上。

そしてその後の下山も、

とことん紅葉を楽しみながら楽しく下って、

13時30分、駐車地。

いやあ、久しぶりに天候を心配することなく、

ただただ紅葉を楽しめた山旅は楽しかったなあ~

Hiromiともども、満たされた気持ちで旭岳温泉に向かった。

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2017.9.10 『冷水山』(702m) 目先を変えて林道へ!

 

 日曜日に『真谷地岳』から下山して『冷水山』に向かった。

毎度おなじみの『冷水山』ではあるが、

今回は視点を変えて林道から登ることにした。

この林道は夕張市常磐地区に端を発し、林道ゲートが設けられている。

積雪期はそこからスキーで登るのだが、

無積雪期となるとマウントレースイスキー場を利用した方が短縮できる。

 

 10時ちょうど、「レースイの湯」の広い駐車場に車を停めてスタート。

一旦スキー場に出て作業道を進む。

スキー場の風景はいつ見ても素晴らしい!

私はこの広い風景が好きでたまらない!

そんな私に着いて歩くHiromiも、自然とそうなってしまったよう。

Co.450で常磐地区からの林道と接し、そこから林道に入った。

無積雪期にこの林道を歩くのは初めてだったが、

積雪期には何度も登っているので進む林道の状況は全て承知しいる。

雪の上だと鈍足な歩行も、今は軽々でどんどん進む。

そして標高が600mを超えるあたりからは、西から南方面の視界が開ける。

 

 林道はやがて東西に長い『冷水山』の頂稜の東の端まで進むと、

その端を巻いて西に進路を変える。

その辺りから頂上に取り付く点を探しながら歩くのだが、

一帯は全て私の身長をはるかに超える頑強な笹で覆われている。

そして11時15分、

頂上の真下で、頂上まで垂直に50mのところまで進んでみたが、

やはり突破口は見い出せず、往路をそのまま引き返すことにした。

しかしそれも悪くない。

朝から嫌な雨にたたられて変更を余儀なくされたものの、

好きな『冷水山』に来て青空に恵まれた。

途中の見晴らしが良いところまで戻ってラーメンタイム。

歩いているときはいいが、止まっているともう寒いくらいだ。

アッという間に秋だぁ・・・

Hiromiに言った、「短パンはこれが最後かもなあ・・・」。

 

 皆さん、Hiromiの筋肉バランスがよく、

真っ直ぐで美しい脚を見られるのは今シーズンこれが最後かもしれませんよ~

昼食後も楽しく林道を歩行し、再びスキー場へ。

そのスキー場の風景がまた良くてねえ・・・

  
 
 何回も三回も言うけれど、私はスキー場の広々とした風景が大好きさぁ~

林道からスキー場に戻って下っていくと、右手に見慣れないものが・・・

最初は丸い橋かな?

と思ったが、よく見るとコンクリートに「巌島抗」と刻まれている。

驚いた!

炭都として栄えし頃の面影がこんなところにも残っていた。

『冷水山』の直下にも抗口があり、どんどん石炭を掘り出されていたのだ。

もう200回ほども登ってきた『冷水山』なのに、これまで全く気付かなかった。

これは本当に登ってよかったと思える瞬間だ。

12時40分、駐車地。

ここは下山と同時にサンダル履いて「レースイの湯」で汗を流せるのがまたいい。

 帰宅後Hiromiが送ってくれたGPS情報によると、

この日の二山で歩いた距離が約21km。

獲得標高約1,000m。

終わってみれば、そこそこいい日だったじゃないかぁ・・・

 

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1017.9.10 『真谷地岳』(752m) また雨だ!

 

 土曜の終業後、急いでMTB2台を積み、Hiromiと夕張に向かった。

二週間前のリベンジで『夕張岳』に登るためだ。

天気予報は「明け方雨の降るところがある」という程度だったので、

「ここだけは降らないでくれ」と願いつつ林道ゲート近くで就寝。

ところが、明け方どころか夜半に屋根をたたく雨音で目が覚めた。

そして雨は朝になっても降り止まず、

カーラジオから流れてくる新たな予報は「午前中いっぱい雨模様」だと。

即その場を離れた。

今週もまたあてにならない天気予報にやられた。

もう10回以上登っている山だが、こんなに嫌われることになるとは・・・

Hiromiに「真谷地岳でも登るべやあ」と言って、

夕張市街地に戻って『真谷地岳』に向かった。

 

〔注〕『真谷地岳』なんていう山名は、地形図のどこを探しても見つからない。

    これはToshiの出身地の真谷地にあることから、

    私とToshiが勝手に『真谷地岳』と呼んでいる。

 

『真谷地岳』にはNTTの管理道路が施設されているので、雨の日でも足元が綺麗なのがいい。

距離は林道ゲートから頂上まで片道5.5km。

 

6時40分、林道ゲートをスタート。

約1km先までは森林管理署との共有らしい。

いつも張り切っているHiromiの足がこの朝も速く、

合わせて歩くとみるみる体温が上がり汗ばむ。

何も見るもののない管理道路ではあるが、

この日は何度かシカが現れて驚いたり、

ススメバチの巣を発見したりと、なかなか変化に富んで面白かった。

8時ちょうど、高層アンテナが並ぶ頂上。

頂上の少し手前で木々の向こうに『夕張岳』を望むことができた。

ガスの中に浮かび上がった姿が美しい。

頂上では見るものもないので、ただちに下山開始。

足の汚れない古い舗装道路を淡々と下る。

思えばこの二週間前も『夕張岳』を予定し、

雨にやられて『落合岳』に登ったものだ。

そのときも同じくNTTの管理道路を歩いた。

我々はNTTの管理道路を点検して歩いているのかあ?

なんだか不思議な気持ちで下り、

9時10分、ゲート前駐車地。

 

 この後Toshiの実家の前を通った際、下車して花壇を眺めた。

Toshiのご両親はつい最近までそこに住んでおられたのだが、

父上が他界されたあと、母上もこの地を離れられた。

そんな空家横の花壇を夕張に住むToshiの姉が手入れして、美しい花を咲かせていた。

父上が他界されたあと、Toshiが毎週末に訪れて、

せっせと花壇に土を運んでいたことを知っていたので、一度見てみたいと思っていた。

Toshiの姉のFumiちゃんが、一生懸命作り上げた美しい花壇。

しかし、この家の主はもうそれを見ることができないと思うと、

その美しさにかえって淋しさがこみ上げるのは、私もHiromiも同じだった。

 

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2017.9.3 『神居尻山』(947m) Hiromiの沢トレ

 昨日(日曜)の朝、『神居尻山』の麓で目覚めると、空は快晴だ。

この朝の二日前までは全道的に雨予報だった。

それが突然「晴れ」に変わったことを知ったのは、一昨日の夜だった。

先週もボヤいたが、精度に欠ける天気予報はなんとかならないものか・・・

 

 日曜日は天候が悪いと決めざるを得なかったので、

朝起きて雨が落ちていなければ、沢トレーニングと決めていた。

沢との関わりについては何度となく述べてきたが、

私は性格的に沢登りが好きではない。

足や身体を濡らしてピークに立つことを好まない。

従って、沢を歩くのは日高の山のように必要に迫られた時だけだ。

しかし、そんな山に登るためにはHiromiに沢歩きを慣れさせておかなければならない。

いや、慣れるほど連れては歩けないが、刺激を与えておかねば、

という思いで今回のトレーニングとした。

 

 『神居尻山』の最奥駐車場に車で向かって行くと、

Bコース登山口のすぐ手前にヘアピンカーブがある。

以前はそのカーブから東に向けて林道が伸びており、その林道を伝って楽に入渓できた。

しかし今は廃道となり、イタドリをはじめとした雑草に覆われている。

沢は最初東方向に向かい、Aコースの登山道が施設されている尾根筋の直下を、

東方向から南方向に回り込むように進む。

そして傾斜を増し、避難小屋手前で笹をかき分けてAコース登山道に出る予定であった。

  久しぶりの沢に少々緊張気味のHiromiだったが、

入渓してみるとその水量の少なさに安心した様子。

そう、この沢は水量が少なく、何も難しいところがない。

従って冒険を求める沢屋さんが訪れることもない。

私は20年ほど前にこれを登っているが、

その後は春先にギョウジャニンニクを採るために下っている。

 

 やさしい沢歩きに、Hiromiが楽しそうだ。

「面白い!」と声を出す。

しかし水量が少ないだけに、だんだん薮が濃くなる。

柔らかい草だけならよいが、倒木あり、固いブッシュありとなると、

次第に煩わしさが込み上げてくる。

私はこの藪漕ぎも好きにはなれない。

 

 標高645mで沢が涸れた。

と同時に薮はぐんと濃くなった。

迷うことなく引き返すことにした。

それまでの行程で考えていたのだが、

下りも沢を歩くことによって、Hiromiにはよいトレーニングとなる。

とにかくHiromiは水が怖くてしょうがない。

水深ひざ下の浅瀬に立ち、次の一歩を躊躇する。

まるでその一歩を出すと、背の立たない深みに落ち込んでしまうのではないかという様子だ。

これは慣れるしかない。

というわけで、ゆっくり下って楽しんだ。

結果、やはり沢をそのまま下ってよかったようで、良い刺激となった。

 

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2017.9.2 『暑寒別岳』(1,492m) 懐かしい暑寒(増毛)コース

 

 この週末も土曜日は休みを取っておいた。

金曜の終業後、Hiromiを拾い、増毛へ向かった。

毎度裏切られる天気予報ではあるが、

結局最終的にそれに頼らざるを得なく、

この度もそれに従って留萌地方を目指したわけだ。

そして『暑寒別岳』だが、今回は開かれた登山道3本のうち、

Hiromiがまだ登ったことのない、増毛から登ることにした。

 

土曜の朝7時30分、「暑寒荘」前の登山口をスタート。

随分久しぶりのこのコースは、片道10kmの長い樹林帯歩き。

長い歩行の最中は、色々なことを考える。

私が『暑寒別岳』に初めて登ったのは、大学1年生の時だった。

今から44年前のことである。

当時住んでいた滝川市から友人と二人でバスに乗り、

終点の暑寒別ダムまで入り、

そこから徒歩で「南暑寒荘」へ。

そしてそのまま雨竜沼まで登って、西の端でテント泊した。

翌日『南暑寒岳』~『暑寒別岳』を縦走して増毛に下った。

途中で飲料水を切らし、

「暑寒荘」に下って小沢の水をがぶ飲みしたことをはっきり覚えている。

そして砂利道をを増毛に向かってトボトボ歩いていると、

車で通りかかった親切な方が、

増毛駅まで乗せていってくれたっけなあ・・・

 

通算20回ほど登った『暑寒別岳』だが、

最も回を重ねたのが箸別コースで10回ほどか。

そして雨竜沼、増毛コースは各々5回ほど。

その増毛コースを最後に登ってから、

もう13年になることをこの登路で思い出した。

最後に登ったのは我が愛する女房と二人であった。

ところが下山の急下降で転倒した女房、

岩にぶつけた額が拳大のコブに腫れ上がってしまった。

びっくりしたがもどうしようもなく、

女房のザックを私が持ち、

女房は飲料水を浸したタオルで患部を冷やしながら下山した。

江別市まで戻って救急病院に飛び込んだが、

打撲で済んだことが幸いだった。

  そんな思い出をあれこれと思い返しながら、

全く見通しの利かない単調な登りに耐えて、

9時ちょうど、5合目。

上部はガスが覆ってきた。

更に淡々と歩を進め、

10時ちょうど、9合目。

このコースはこの辺りが一番きつい。

急登に加えてガレた登山道が非常に歩きにくい。

足元の石が転がったり、滑ったり。

思えば我が女房はこの下りで足を滑らせたのだ。

そんな辛い登りを経て広い頂上大地に飛び出す。

そしてすぐに箸別コースとの分岐が現れる。

ここから頂上までは緩やかなアップダウンを繰り返しながら進む。

花の時期には色々な花が咲き乱れる辺りだ。

 10時25分、頂上。

ガスに包まれて、殆ど何も見えない頂上には先行者の男性が一人だけ。

珍しく静かな頂上だが、我々はすぐにその場を離れ、

少し戻った岩場で早い昼食とした。

  下山に入ると、上部のガスは益々濃くなり、

その最低高度を抜けるとスッキリとはいかないが、

下界を見通せるようになった。

下りも長いが、休むことなく淡々と下り、

13時25分、登山口。

1合目から下の登山道はドロドロ箇所が複数あり、

一旦車に戻ってから、

登山口そばの小沢に登山靴を持っていって洗った。

登山口そばに靴を洗える沢があると、本当に助かる。

 

あとかたずけを終えると浜益まで戻り、

浜益温泉で汗を流して『神居尻山』麓に移動して「カンパーイ!」

 

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