エバ夫婦の山紀行ログ

道産子50代サラリーマン
主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。

道北の静峰・・・笠山(1282.8m)

2017年02月10日 | 山紀行 (道北)
道北の静峰・・・ かさやま  (1282.8m)
■ 山 行 日     2017年2月10日(金)   1泊2日
■ ル ー ト     浮島トンネル出口~北東尾根ルート
■ メ ン バ ー      夫婦登山 №6
■ 登 山 形 態      山スキー
■ 地 形 図      1/25000地形図  「天塩岳」
■ 三角点・点名    三等三角点  点名「笠山カサヤマ」
■ コースタイム    登り  3時間20分    下り  55分
<登り>
06:50  浮島トンネル出口駐車帯スタート
07:30  C770 南尾根上
08:30  北東尾根1008標高点 
10:10  笠山1282m頂上

<下り>
10:30  下山開始
11:00  北東尾根1008標高点
11:15  C770 南尾根上
11:25  登山口駐車帯


★ 触発・・・
道北の山はメジャーな天塩岳を含めどの山々もひっそりと静かな山が多い。
次の山行はどこにしようかと模索している時、facebookで「笠山に行って来ました・・」という投稿に注視した。
「笠山ってどこにあったっけ?」と改めて地形図を引っ張り出し場所を確認してみた。また、ネット上の記録で
調べてもヒットは僅かで4月、5月の記録が2~3件のみである。果たして厳冬時期でも登れるのだろうかと
不安を抱きながら晴れ予報なので、1000m超峰の初登頂を狙って遠出を決行した次第だ。



奥白滝ICにある道の駅「しらたき」ここの駐車場を宿泊地に決める・・

★ 宿泊地の選定・・・
一泊以上の山行で宿泊地は「登山口の近く」が基本にしている。
しかし、厳冬時期では場所によって氷点下20℃を超える場所も多くトイレ問題が必ず浮上する。
「笠山」の登山口は国道273号線浮島峠の頂上付近で浮島トンネル出口にある駐車帯だ。
標高約620mの山中なのでトイレなどある訳も無く、出来ればトイレのある道の駅が良いとなる。
探してみると国道273号線分岐から約9キロほど北見寄りに「奥白滝IC」があり道の駅「しらたき」がある。
幸い国道の分岐には「浮島IC」があり無料の高速で「奥白滝IC」まで10分ほどの場所だった。
先に登山口偵察のため浮島ICで降りて国道273号線浮島峠に入るとほどなくトンネルとなりその出口に広い
駐車帯があった。高速を降りてからほんの5分ほどで着いた。見上げるルートは急斜面だったが、古いトレースが
確認出来てちょっとホッとする。明日の好天を祈って宿泊地「奥白滝IC」へ向かった。


★ 氷点下23℃でした・・・
登山口駐車帯から道の駅しらたきまで約15分ほどだった。
トイレ近くに駐車して早々「安着の儀」に入る。まだ明るい16時前だ・・。
ビール・酒・つまみそしてメインの鍋を前にいつもの夫婦談で時が過ぎて行く。

なんと18:00就寝!
二人の宴会は、熱燗が美味しくて飲み過ぎたようだ。
まだ18:00だと言うのに就寝体制に入ることに・・。
明日は4:00起きと決めたが10時間の睡眠時間は最近経験した事が無かったなぁ~である。


【2月10日(金)】

やっぱり夜中に何度も目が覚めた・・。
そして2時過ぎから急に冷え込み始めシュラフを頭までかぶり直す。
2度寝、3度寝している内に目覚ましの鳴動に気が付かず寝過ごし4:30に目が覚めた。
出発前の6時頃、道の駅温度計は「氷点下23℃」を示し極寒のシバレを体感した。



携帯のGPSアプリを元に地形図に移したルート図です。往復約6キロでした。

携帯のGPSログ画像です・・

★ 最初の核心部・・・
登山口駐車場の標高は約620mある。
笠山までの最短ルートを狙えばここから笠山北東尾根上にある1008標高点を目指し
後は尾根上を辿ってピークを踏むだけと簡単に読んでいた。距離も比較的短い。
しかし、1008標高点までの小さな南尾根の斜度は半端なく急斜度だった。
C770付近の顕著な尾根に出るまでが最初の核心部と読みつつ最初から古いトレースを
泥棒して楽しながら急斜面を容易に登ってしまった。
その後も斜度は急だが疎林帯となり大きくジグを切りながら登ると目指す1008のコブが目に入って来た。
そしてどんよりとしていた天候から急に空が明るくなり青空が一気に開け眼下に雲海が広がった。
幻想的なモヤと光のグラデーションに感動し、静まり返った奥深き山に身を置いている事が嬉しかった。

1008直下は雪庇が発達し右側を大きく巻きながらようやくそのピークに達した。
北東尾根は思った以上に痩せ尾根でここから第二の核心部と言えよう。



浮島トンネル出口にある広い駐車帯を取付いた斜面から見下ろす・・・


北東尾根1008標高点を目指し急斜度の南尾根を登る(約900m付近)


陽が登ると一気にガスが消え去り幻想的で優しい光が差し始めた・・・ (950m付近)


北東尾根1008へ最後の登り・・背後には雲海が広がっている・・・


北東尾根1008と1178の尾根上


北東尾根1178を見上げる・・


1178への登り

★ 第二の核心部・・・
地形図を見ても明らかだが、北東尾根の両サイドに大きな特徴がある。
北側の斜度は比較的緩く南側は崖に似た急斜面だ。痩せ尾根で南側に雪庇が発達していて辿るルートに神経を使う。
1008~1178まで僅か600mの距離だったが、場所により北側の斜面をトラバースして通過する箇所もあり
第二の核心部も気は抜けなかった。



1178から望む表大雪の全景は見事だった・・


頂上手前、最後の登り・・・


その途中で被写体になったエバ


間もなく頂上です・・・


頂上付近から北に望む天塩岳(中央)と前天塩岳(右側)


笠山頂上に着いたチーヤン


東隣のチトカニウシ山


頂上から再び表大雪を望む


2/10 初登頂 「笠山1282m」その1・・・背景は天塩岳


その2

★ 大展望に満足・・・
1178標高点までなんとかスキーで登り切ると視界は更に広がってくる。
右手(北側)には真っ白で雄大な天塩岳を望み、左手奥(東側)にはチトカニウシ山
そして前方西の奥には表大雪や十勝岳連峰も手に取るようにはっきりと見えている。

まだ痩せ尾根は続くも恐怖心は無く頂上が近いと実感してテンションが上がる。
今回も天候に恵まれ意外なまで展望の良い山と出会え、夫婦貸切る山頂に満足感でいっぱいだ。
ただ山頂は微風ながら寒く、恒例のコーラでのど越し良く・・という余裕はなかった。

また、下りのルートとして広い南西尾根を下り1248から五十九線沢を挟んだ対岸の尾根上を
辿り浮島トンネルの上を過ぎた辺りから登山口に下りる循環ルートも面白そうだと思った。
しかし、アップダウンと距離が倍以上長くなり最後の急斜面も不安だったのであっさり中止となる。
このルートはもっと春先の4月前後ならスノーシューで辿るのが最適化と予想した。

結果、来た道を戻る事にして頂上でシールを外し慎重にも楽しみながら下山に入った。

核心部の登りも下りでは北斜面をうまく利用しながらパウダーを楽しみアッと言う間に1008の
基部に到着する。ピークには登らず急斜面の南尾根に向かって一気に滑り降りた。

最初の核心部は所々スキーで横滑りしながら降りてしまえばアッという間だった。
登り3時間20分も下りは55分・・スキー登山の魅力はこれだなぁ~とまた実感する。


★ 東神楽の「森のゆ」・・・
帰路での温泉は、東神楽町の花神楽「森のゆ」まで足を伸ばしゆっくりと汗を流した。
露天風呂からは旭岳を望む絶景を楽しみながら贅沢な時間を過ごし18:00無事帰宅した。


※ 2/13 アップ終了・・・!

コメント (2)
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