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2019.8.25 『長官山』(254m)  こんな週末もあるさぁ~

 土曜の夕方天気予報をチェックするも、

相変わらずどこもここもはっきりせず雨交じり。

であるなら「音江連山」にでも登るかということで、

深川市音江地区で車中泊とした。

しかし、夕方そこに到着した時点で雨が降りだし、

全く止む気配がない。

翌朝起きても雨が降り止まないようなら、

そのまま長沼の「馬追丘陵」まで戻って、

トレーニングすることに決めた。

そして一夜明けた今朝、

やはり雨は降り続いていた。

結局一晩中降り続けた。

車の中やシュラフ、衣類等が湿気るので、

時折車のエンジンをかけてエアコンで空気を乾燥させる。

そんなことを気にしていると、

もう一時もそこに留まる気になれず、

そのまま深川インターチェンジから高速自動車道を利用して、

一気に「馬追丘陵」まで戻った。

しかし我々のホームグラウンドに戻っても雨!

いい加減うんざりし、

全くモチベーションが上がらない。

そのままやめて帰宅しても構わない気分になる。

それでも簡単な準備してスタートする。

「長沼スキー場」から車道を歩き出した。

すると雨が強くなりだした。

もういい!

『長官山』に立って即下山。

駐車地が近付くと青空が広がりだしたものの、

西の空には次の雨雲が待ち構えていた。

どうやら小さな雨雲が次から次へとやってくる様子。

案の定、車で走り出すと間もなく強い雨が降り出した。

まあ、こんな週末もあるさぁ~

 朝10時には家に帰り着いた。

久しぶりにのんびりと過ごし、

午後はラジオから流れる日ハム戦を耳にしながら昼寝をした。

そしてすっきり目覚めていざ「サイゼリヤ」へ!

 

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2019.8.24 『神威岳』(かもいだけ・467m)  懐かしき山を訪ねる

 週末金~土曜日の雨模様が、

4週連続だと昨日ラジオで、

ある気象予報士が言っていたら。 

であればと、行ってみたかった山に向かった。

 

 土曜日の朝Hiromi を迎えに行き、

国道12号線を砂川市から歌志内市に向かう。

そして旧「かもいだけスキー場」へ。

私はこの歌志内市に近い滝川市の出身で、

昔このスキー場には何度も足を運んで、

スキーを楽しんだものだ。

それは友人たちとであったり、

結婚して家族とだったり。

その「かもいだけスキー場」が、 

今年の2月に閉鎖が決まったことを新聞紙上で知った。

すると懐かしい思いが込み上げ、

自分の足で登ってみたいと思うようになった。

ただ滑走斜面が短いので、

わざわざ出かける機会がなく、

この度の天候不順を利用することにした。

「かもいだけスキー場」に到着してみて驚いた。

周辺の風景が記憶とはまるで違う。

ずいぶん拓けた。

そしてスキー場のセンターハウスの隣には、

立派な温泉施設が建っていた。 

「かもいだけ温泉」と看板が付けられていたが、

残念なことにこの施設も閉鎖されていた。

スキー場を訪れた客を当て込んでの施設だったのだろう。

 8時45分、スキー場のセンターハウス駐車場をスタート。

スキー場最下部はパークゴルフ場になっている。

それを過ぎると中央に細い作業道が現れたので、

しばらくはそれを利用したが、やがて雑草にうもれてしまった。

あとは草地の中の歩きやすいところを選んで登る。

スキー場が閉鎖になって初めての夏なので、

まだ草がうるさくない。

生い茂った雑草を漕いで登るつもりだったので、

レインスーツを着用でスタートしたが、  

必要ないのでまもなく上を脱いで涼を求めた。

背後の風景はやがて辺りを覆うガスに飲み込まれた。

ゆっくり登って9時20分、『神威岳』。

頂上にはNHKの中継アンテナが立っていた。

濃いガスで何も見えないので、草々に下山を開始。

ほぼ同じところを下って、

9時50分、駐車地。

駐車地に下り着くと同時に雨が降りだした。

その中を移動して隣町の赤平市へ。

そして今度はやはり昔懐かしい「赤平スキー場」に登るつもりだったのだが、

こちらはスキー場が閉鎖されてから30年は経過していると思われ、

スキー場の下部に向かう道さえ通行不能となっていた。

ただ、車で上がれないなら歩いて行けばよいわけだが、

折り悪く雨の降り方が強まり、

もうこの日の山はそこで打ち切ることにした。

そして赤平市の隣町の滝川市に移動して、我が家の墓をチェック。

昨年いたずらされ、一部が壊されたので気になった。

結果は問題なし。

このあと滝川市で昼食をとり、

私の古き良き友を訪ねた。

そして久しぶりの会話に花が咲いた。

もうお互いに孫の話しが多くなった。

そんな会話のそばには、おとなしく猫をかぶり続けるHiromiがいた。

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2019.8.16 『冷水山』(702m)  盆休山旅⑥ー⑥ 最後はやはりここ!

 山旅最終日の16日(金)朝、

夕張の落ち着ける車中泊地で目覚めると、

期待した通り雨は降っておらず、

最後はこの地に移動してよかったと安堵した。

結局山旅の最後は『冷水山』ということになっているんだなあ。

もうかれこれ200回以上は登ってきた『冷水山』麓の駐車地を、

6時50分、スタート。

ゴンドラ乗り場に設置された入山届けに記入して、

この日はスキー斜面を登った。

春と秋は山からシカが出てきて、

スキー斜面にフンをまき散らすので、

作業道を登るのだが、

夏の山に餌の植物が豊富な時期は出てこない。

いつまでもどこまでも元気一辺倒の、

IS戦士のようなHiromiとは裏腹に、

私は6泊目の車中泊を終えて疲れている。

年々そういうことを感ずるようになったが、

それも当然、高齢者だものぉ・・・

ただ、「マウントレースイスキー場」の広々とした斜面は、

やはり何百回登っても飽きることがない。

斜面はきれいに草刈りされていて、

その草刈機が刈った後の、

美しいストライプ模様も観光目的かと思われる。

なにしろ一昨年このスキー場が中国資本に売却されてから、

あれやこれやと趣が変わった。

「レースイの湯」にも中国語があふれるようになった。

 登るほどに汗はにじむものの、

この日は随分涼しかった。

シカのフンもほとんど見られず気持ちよく登って、

7時40分、『冷水山』。

雨が降りだしそうで降らずにいる空に

感謝!

遠方の山々はガスの中だ。

いつもは座ったことのないベンチに、

どっかと腰をおろして休む。

涼しい風が気持ち良く吹き抜ける。

山旅の最後にふさわしく、

なんとものんびりした気分だ。

ここまで来ると帰路の距離が短いことも安堵感を生む。

そして再び歩きだし、

ゆるゆる下って、

8時25分、登山届け所。

いやあ、今年の盆休みもいい山旅だったぁ~

最後に楽しませてくれた山々に感謝!

次に怪我もなく日々ともに楽しめた相棒に感謝!

最後に当ブログにお付き合いいただいた読者の皆様に感謝!!

今年もありがとうございました。

 午前中のまだ早い時間に帰宅し、

6日分の洗濯とその他の後片付けに専念した。

そして午後、山旅の締めはやっぱり「サイゼリヤ」!


かんぱーいっ!!

酸味の強いうまいワインを口にし、ホッ・・・

ところがこの後、アルコールを口にしないHiromiが、

そのまま帰宅せず積丹方面へ出かけてしまった、

金~日曜と二泊の予定で。

台風が接近しているからやめろという静止を無視して!

すると6泊+2泊で、連続8泊の車中泊となる。

いやいやいや、たまげたねえ~

いつかHiromiに殺されるかも・・・

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2019.8.15 『868m峰』(ルスツ高原)  盆休山旅⑥ー⑤

 15日(木)の朝は暑くて目覚めた。

ルスツリゾートのスキー場麓だが、

なかなか快適に寝られ、

目覚めたのが7時半だった。

しかし車中泊も5泊を終えると、

快適だと思っても知らず知らず疲労が蓄積している。

 スキー場の麓から『貫気別山』(994m)に登るつもりだったが、

突発的に思いついて登るので、

手がかりがスキー場の斜面しかない。

 

しかしこのスキー場は最下部で草刈りが始まったばかりで、

少し高度を上げると背の高い雑草に覆われていることが伺い知れる。

そこで今回はスキー場滑走斜面の作業道から、

『貫気別山』西隣りの『868m峰』まで登ってみることにした。

とにかく暑い上、午後からはこの地も雨が降り出す予報だ。

 8時25分、スキー場麓をスタート。

すぐ作業道にのるが、この作業道はかなり荒れていた。

歩き出してすぐ、背後に『橇負山』(そりおいやま・715m)から、

『尻別岳』(1,107m)への山並みが広がる。

そしてその手前にはルスツリゾート遊園地が古くから営業を続けている。

そんな風景を目にしながら、

ふと夕張のことを思い出した。

ルスツにはルスツスキー場と遊園地があり、

通年で観光客を呼び込んでいる。

かつては夕張にも「石炭の歴史村遊園地」があり、

「マウントレースイスキー場」が古くから営業していた。

ところが遊園地は30年も前に廃園となり、

スキー場も経営が困難で、

幾度か本州資本に譲渡されてきた。

そして現在は中国資本に譲渡されている。

同じようなことをしているのに、

何故集客力が違うのか?

そんなことを考えながら歩き、

頭や顔からは吹き出した汗が滴り落ちる。

  一旦『868m峰』から北に伸びる斜面にのりかえると、

東隣に『貫気別山』へ続く斜面が見えた。

そこでルートが確認できた。

次回はここから一旦下って斜面をのりかえて『貫気別山』を目指そう。

  『868m峰』に続く斜面で汗をかきかき登り、

9時25分、『868m峰』。

但し、実際のピークは更に一段上の藪の中にある。

リフトの終点で珍しくまったりとした時を過ごした。

その場ではさわやかな風が吹き付けてきて、

何とも言えない気持ちよさに包まれたからだ。

その後同一ルートを下って、

10時45分、駐車地。

 この後途中で昼食を摂りその夜から翌日までの天候をチェックすると、

もう台風の影響を受けて広い範囲で雨予報。

但し、念の為にチェックした夕張市が曇り予報で通したため、

迷うことなく夕張へGO!

夕張に向かう途中の美笛峠から雨模様となり、

その夜の食事を調達した千歳市も雨の中にあった。

そして雨から逃れられたのは、

もう南夕張に入ってからのことだった。

「レースイの湯」で汗を流して車中泊地へ。

夕張はやはり落ち着く。

ただ、この夜もまた外気温が24℃から下がらず・・・

 

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2019.8.14 『カニカン岳』(981m)  盆休山旅⑥ー④

 14日(水)の朝起きると空はどんよりと曇り、

辺りには低いガスがたち込めて周りの山が何も見えない。

美利河ダムの駐車地から約10km車を走らせて、

『カニカン岳』の登山口に到着。

そこまで山合に入るとただのガスではなく、

既に霧雨状態で不快だ。

そのためか人気の山と思われるが人はいない。

  8時10分、登山口をスタートした。

この山も我々にとっては初めてだ。

しかし私にとってはこれが4度目のアプローチとなる。

過去に3度この山に登ることを拒絶されてきた。

最初に登ろうとしたのが約20年ほど前になろうか?

忘れもしない11月3日、突然の大雪に見舞われ、

登りだしたものの半分も進まないうちに積雪が膝より深くなってあきらめた。

その10年後くらいに再び訪れたが、

美利河ダムで冬季通行止めとなっていて断念。

更に一昨年Hiromiと登る予定で訪れるも、

今度は災害のため美利河ダムゲートから少し奥で通行止めとなっていてた。

同じ山に3度登ることを拒絶されてきたので、

霧雨の中全くモチベーションが上がらなくとも、

登らずにそこを立ち去る気にはなれない。

 スタートして広葉樹林帯の中を緩やかに登って行く。

これといって特徴のない登山道歩きが続く。

周りが樹林に囲まれて見通しが効かない中、

濃いガスを伴うと何とも言えない閉塞感を感ずる。

おまけに霧雨は本降りとなり・・・

  スタートして3合目までが長かった。

それを過ぎて4合目を過ぎると、

「今までのはいったいなんだったんだろう?」、

と思えるようなテンポ良さで次々と合目表示版が現れる。

そして7合目を過ぎると傾斜がきつくなり、

突然東斜面が開け、ガレ場の急登となる。

これがズルズルと足を滑らせ、

設置されたロープの世話にならない訳にはいかない。

9合目でハイマツ帯となって再び視界を遮る。

頂上のすぐ手前ではっきり開け、

晴れていたならどんな風景が見られるのかと、

想像を膨らませるも、

雨と草木の水分が全身を濡らして不快だ。

10時05分、『カニカン岳』。

何も見えない頂上で、人真似のバウムクーヘンタイム!

  

そして直ちに下山を開始した。

急な箇所は滑るので慎重に下る。

その後はただ黙々と歩を進め、

Hiromiなんか終いに走り出し、

11時35分、登山口。

尚も降り続く霧雨の中、

急ぎ片付けを済ませて美利河温泉へと急いだ。

温泉施設で昼食をとって入浴。

雨予報が続く道南を離れてルスツ高原まで戻ることにした。

今回は日々午前中で山行を消化しているので、

 

午後余裕をもって行動できる。

この日も高速自動車道を利用することなくゆっくり車を走らせ、

途中で夕食を調達してルスツ高原の車中泊地に着いたのが、

まだ早い16時ころだった。

そこで翌日に登る山へのルート探索。

しかし思ったようなルートが見つからないので、

夕方の外気温が18℃。

前夜より6度も低く寒いくらいだった。

 

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2019.8.13 『毛無山』(750m)  盆休山旅⑥ー③

 13日(火)の朝、登行意欲をなくした『駒ケ岳』の直近に、

Hiromiがガイドブックより『毛無山』という山を見つけた。

ところがこの山は「毛(草)無し」どころか毛だらけで、

途中でリタイアすることになった。

私の頭の方がよっぽど「毛無し」だわぁ・・・

 国道227号線を函館から厚沢部町方面に走り、

「中山」を過ぎて6kmほど走った左手に、

広い駐車帯が現れる。 

なかなかわかりにくい登山口をようやく見つけて、

7時30分、駐車帯をスタート。

 

この大野川は川幅が広く、渡渉は困難だ。

しかしそこには立派な吊り橋が架けられており、

安心して渡ることができる。

その後は広葉樹の疎林に刻まれた登山道を登って行くのだが、

これがまた美しい道で雰囲気がいい。

ところがそれも長くは続かず、

背の高い笹に覆われた部分が出てくる。

そしてそんな中をかき分けていくと、

地面には真新しいヒグマの掘り返しが見られる。

その数が次第に増して行くので、

ホイッスルを吹きながらの登行となる。

やがて登山道は、

8時20分、5合目で「大石の沼」を見る。

この沼にはこれまでの地元歴史の中で、

ある言い伝えがあるようだ。

5合目を過ぎて登って行くと、日当たりの良い斜面に出たとたん、

凄まじい草が生い茂っている。

登山道は全く見えず、一歩一歩草をかき分けての足元探りだ。

そしてヒグマの掘り返しが益々数を増す。

 

それでも何とか前進しようと踏ん張るが、

草の密度が増して抵抗が次第に大きくなる。

頭までスッポリと草や笹に覆われてしまうHiromiは、

とっくに撤退モードに入っている。

これはもう藪屋さんでなければ無理だ。

8時50分、CO.570でリタイアを決めた。

ちょうど6合目辺りか。

草薮から脱出して「ホッ・・・」

ゆっくり下って、

9時50分、駐車地。

この山に登る前にこれを登った後、

国道を挟んで向かいの『二岐岳』にも登るつもりでいたが、

もうそんな気はサラサラ失せ、

ちょっと山から離れたい気分。

まだ早い時間だったので、

私の職場の同僚が帰省している厚沢部町でチョロチョロしたあと、

翌日予定の『乙部岳』登山口を確認し、

乙部町に戻って温泉に入ろうとしたところ、

ラジオから流れてきた天気予報が、

翌朝の渡島南部の雨を伝えてきた。

迷わず北へ移動!

今金町の「美利河温泉」で汗を流し、最寄りの美利河ダムそばで車中泊。

この夜は夜遅くまで外気温が24℃のままで、

エンジンを切ることができず参った。

 

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2019.8.12 『横津岳』(1,167m)~『烏帽子岳』(1,079m)~『袴腰岳』(1,108m)  盆休山旅⑥ー②

 12日(月)の朝、

『横津岳』の車道ゲートそばで目覚めた。

前夜ここに到着したときはガスに包まれて、

全く何も見えなかったが、

この朝はガスが抜けて高曇りとなっていたので、

「ホッ・・・」

 

7時55分、駐車地をスタート。

山旅はゆっくり寝ていられるのがいい。

すぐに立派なゲートが現れる。

入山届けを済ませてゲート内に入った。

アスファルトの立派な車道が続く。

ゲートから2.5kmで『横津岳』と表記があった。

黙々と歩いて行くと、

やがて前方に頂上の巨大なレーダードームが見えてくる。

そして広い!

広い風景が大好きな我々には、

まるで天国のような風景が広がる。

楽しく歩いて、

8時30分、『横津岳』。

初めて立つ頂上の感動はいい。

このとき多くがガスに覆われ始めたのはちょっと残念だったが。

しばし遊んで次なる目的地を目指した。

アスファルトの車道を快適に歩いて南に向かう。

レーダーやアンテナ施設が全部で3箇所。

その最南端の施設で舗装道路が終点となり、

8時55分、「レーダー横登山口」が現れた。

実際に「レーダー横登山口」と記されている。

文字通りレーダー施設の横から入って行く。

ここからようやく登山道となる。

高低差の小さな1,000m大地を進む。

途中で湿原が現れるが、

ロープで仕切られたそれは水が涸れているようだ。

今年は猛暑だったからなあ・・・

この日もスタスタ前を行くHiromi の後に続いて、

広大な風景を楽しみながら、

9時30分、『烏帽子岳』。

このピークから見えるはずの『袴腰岳』が、

濃いガスに覆われて見えない。

ここまで晴れてくれたが、

それもここまでかと諦めて『袴腰岳』とのコルへと下った。

この下りは笹が元気で、

Hiromi なんか頭まで埋もれてしまう。

「これはどうなるんだあ?」、

と心配しつつ下って行くと、

突然笹刈り跡に出た。

登山道が幅広く笹刈りされている。

実にありがたい!

関係方面の方々に感謝申し上げたい。

おかげで快適に登るも、

傾斜がきつくて辛い辛い!

しかし背後には来し方の雄大な風景が広がる。

正直道南でこんな雄大な風景を目にできるとは、

大変失礼な話しだが全く思っていなかった。

10時05分、『袴腰岳』。

頂上は狭く、南方面の風景だけが望める。

その中で前日に登った『海向山』を、

低いガスに覆われた中から見いだせたことが収穫だった。

また、『横津岳』から見たときはずいぶん遠いと感じたが、

実際に歩いてみると、

見た目ほど時間がかからないことにも驚いた。

それにしても頂に立って、

頂上に立って、

登山口から足元の位置までを全て見通せる山が他にあろうか?

いやあ、いい山だあ!

この山域の風景を見られただけでも、

はるばる出かけた甲斐があったと言うものだ。

そんな豊かな気持ちでHiromi と復路に入る。

天候は回復した。

広い風景の中を歩くのが更に楽しくなる。

11時15分、「レーダー横登山口」。

ここより一つ前のレーダー施設まで戻って昼食とした。

きれいなアスファルトの上はいい。

その後アスファルトの車道を下って行くと、

背後の『袴腰岳』方面は、

既にガスに包まれて見えなくなっていた。

ちょうどよいタイミングで『袴腰岳』に立てたことに感謝!

12時10分、駐車地。

いい山だったあ~っ!

下山後早めに入浴し、

『砂原岳』へと向かった。

しかし登山口に行ってみると、

火山活動が激しいので、

頂上の周囲4km以内は立ち入り禁止となっていた。

この狭い山域で4kmと言ったら、

ほとんど近付けないことになる。

中止して一応『駒ケ岳』登山口にも行ってみた。

すると同様の処置がされていた。

一気に興ざめしてこの両山はやめることにしたものの、

周辺には良い車中泊地が多いので、

ひとまずゆっくり休むことにした。

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2019.8.11 『惠山』(618m)、『海向山』(569m)  盆休山旅⑥-①

 10日(土)は一気に亀田半島のほぼ南端まで走った。

そして『恵山』の麓で車中泊。

ただ霧雨が降り続き、ひじょうに不快。

その霧雨は翌朝になっても降りやまず、

「こんなところまで走って来たのによ」と、

ホヤかずにはいられない。

何とか霧雨だけでも止んではくれまいかと、

車から出るのをためらっていた。

  8時40分、『恵山』の広い駐車場をスタート。

ひどく濃いガスに包まれて、

駐車場の全体が見渡せない。

雨具着用で歩き始めて正解、

歩いているうちに霧雨が本降りになりだした。

晴れていたなら素晴らしい風景を目にできるのだろう、

と思われる景色の中を歩いて行く。

天気は悪いが、そのため観光地である山にも人がいない。

私は『恵山』に登るのは初めて。

ただ、Hiromiは私と知り合う前に一度登っている。

正直なところ観光地としかとらえていなかったので、

予想をはるかに超える登り応えに驚いた。

汗をかきながら、

9時30分、『恵山』。

つまんね!

なんにも見えね!

即下山を開始。

スタスタ下って、

10時20分駐車場。

そのまま駐車場の反対側から『海向山』に向かった。

雨は相変わらず降り続く。   

『海向山』側に足を踏み入れると、趣が全く変わる。

『恵山』の火山とは異なり、こちらは緑一色だ。

細い灌木帯を進んでいくと分岐点となり、

頂上を経由して周遊するコースが開削されている。

これを時計回りと決めて登っていく。

長くはない急登が終わって「456mP」に立つ。

しかし予備知識なしに登ったので、

そこが頂上かな? と、間違えそうになった。

とにかく濃いガスで何も見えない。 

「456mP」から一旦50m急下降する。

そして約150mを登り返す。

この登りがも最もきつい箇所だ。

ただ、長くは続かず頂上へ。

11時20分、頂上直近地点。

ところがこの頂上をうっかりスルーしてしまった。

登山道沿いから少しだけ外れた頂上を、

見逃して下降を始めてしまったのだ。

もう雨具の中で汗をかき、

不快で不快でたまらない。

小事には構っていられないと言った心境だ。

急な下りを終えると、

また細い灌木帯の中を淡々と歩いて分岐点へ。

ここで一周したことになる。

そして少し歩いて、

12時20分、駐車場。

濃いガスで対向車の前照灯さえよく見えない山を草々に下った。

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2019.8.10 盆休み  いざ山旅へ!

 7月に入ってから週一しか休めないという、

トンネルの中のような長い日々がようやく終った。

一昨日で繁忙期の業務が区切りを迎え、

本来であれば今日まで出勤の予定だったが、

急きょ昨日から盆休みとなった。

だから今の会社はやめられない。

おかげで昨日は運転免許の更新に行ったり床屋に行ったりと、

買い物も含めてやっておかなければならないことが片付いた。

そして今日から山旅へ、と思ったところが天候不順。

心配していたことが現実に!

7月からあまりにも晴天が続きすぎ、

これは盆あたりから天候不順になるぞ、と予想していた。

そんな中、今回は雨の確率が最も低い道南を目指すことにした。

私の中で道南の山はほとんど手つかずで、

それはそれで楽しみなもの。

まあ、天候を見ながら楽しんでこようと思う。

日程は今日を移動日とし、明日から16日まで登り歩く予定。

従って、ブログのアップは山旅から帰って16日以降の予定

時間差が生じることをお許しいただきたい。

では行ってまいります!

 

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2019.8.4 「309mP」(中小屋)  NTT管理道路を登る

 昨日の土曜出勤を最後にようやく週一休日から逃れられる。

これから12月までは週休二日となる。

昨日私の帰宅と同時に乃々と虎がやってきた。

息子夫婦の夏休みで、二泊三日のキャンプを終えての帰りだった。

一泊の予定で立ち寄るとともに、私の65歳を祝ってくれた。

 今朝7時に家を出た。

孫たちには申し訳ないが、

週一しかない休みを登らないでは過ごせない。

しかし孫たちの手前時間もないので、

近場の当別で『阿蘇岩山』(418m)に登ってみるつもりだった。

この山は頂上部に航空自衛隊のレーダー基地があるため、

これまで登ることを自粛してきた。

たぶん登ってはいけないものと思い・・・

ところが地形図を見ると基地に続く車道の他に、

登山道らしきものが曲がりくねって続いている。

それでそれを利用しようと出かけた。

しかしそんな道はとっくに雑草の中に埋もれてしまったようで、

その痕跡すら見つからなかった。

どうしようもないので自衛隊基地下部の入口ゲートから、

指定の電話で車道を登る許可を求めてみた。

返答は「防衛省へ申請してくれ」とのこと。

ただ、「山登りが目的なら許可はおりないと思いますよ」だと。

なんだか自衛隊というものが突然嫌いになってしまった瞬間だ。

仕方がないので直近の中小屋「309mP」に登ることにした。

これには数年前Hiromiと登ったことがあった。

  国道275号線を当別から月形方面に向かって走っていると、

中小屋温泉の辺りから左前方の山の上に、

赤と白で塗装された巨大アンテナが見えてくる。

そのアンテナの少し北が「309mP」だ。

中小屋温泉に続く町道の一本北側の細い林道に入ると、

すぐJR札沼線の踏切があり、

それを渡って分岐を右に進むとまもなく墓地が現れる。

その墓地の最奥に数台分の駐車スペースがあるので、

それを利用させてもらった。

そして林道を入って行くと、すぐに倒木で道が遮断されていた。

この倒木はまたぐには高すぎるし、

下をくぐるには低すぎて厄介だった。

このあと倒木はなくゲートが現れてNTTの管理道路となる。

舗装道路が続くのだが、

荒れた管理道路で車が走れるのかどうか?
先ほどの倒木もあり、最近車が入った痕跡は見られなかった。

静かでうっそうとした樹林帯の中に続く舗装道路を登って行く。

暑さで汗が吹き出す。

標高が200mくらいからチラホラと東側の風景が見え出す。

空知平野の田園風景だ。

そしてCO.250で分岐となり、

NTT管理道路を離れて北に続く林道に入る。

実はこの分岐から尾根筋に続く、

やはり登山道的な道が地形図には記されているのだが、

ここもまた廃道となっていた。

但し林道を進んでいくと、

やがて尾根筋につけられた刈り分け道が一部分だけ残されていた。

それを登れば「309mP」。

しかしこれもまた藪に消えたため、

林道に戻って最高標高点が確認できる地点まで上がって引き返した。

NTTの管理道路まで戻り、

下から見ていた巨大アンテナを目指す。

西から東にカーブした道路を進みアンテナ基部に到着。

赤と白に塗装された巨大なアンテナが青空に映えて美しい。

その基部の広い一角でしばし休憩。

そして登ってきた道をたどって下山を開始した。

下山に入ると風向きが向かい風となり、

弱いながらも大変心地よい。

淡々と下って駐車地へ。

孫たちが待つ我が家へと車を走らせた。

 

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