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2025.5.31 「第二の定年退職」  あっと言う間の9年間!

 昨日勤め先を定年退職した。

61歳で以前勤めていた会社を定年退職し、

その会社の顧客だった、

観光菓子の製造工場へ、

アルバイト社員として勤めて9年2ヶ月で、

第二の70歳定年退職を迎えた。

そしてそれはあっと言う間に過ぎ去った9年余りだった。

その間に新型コロナウィルス禍に見舞われ、

随分休日の多い年もあった。

山で知り合って一緒に登るようになったHiromiとのコンビが、

10年を迎えた日もあった。

また、定年間際になって、

自身の5,000回登山達成もあった。

人生の中で盛りだくさんな9年間!


昨日の退社間際、

仲間たちが少ない収入の中からお金を出し合い、

私の大好物であるビールやウィスキーを買って、

プレゼントしてくれた。

私も多くの先輩や同僚たちの退職に接してきたが、

こんなことをしてもらったのは私が初めてだ。

更に帰宅すると、

女房が好物のケンタッキー・フライド・チキンを買っておいてくれた。

ありがいことだ。

今日は職場仲間のプレゼントのお返しに、

ウドとフキを採ることにした。

去年まで何年も続けてきた職場への山菜持ち込みを、

今年はやめることにしていた。

しかし、仲間の気持ちにはきっちり応えなくてはならない。

 今朝樺戸山地の某所へと向かった。

そして林道に入って行く。

ここにはウドもフキも豊富だ。

いつもは山行のついでに山菜を採るのだが、

今日はウドとフキだけに集中することにした。

と言うのも、

もう時期を過ぎているので、

両方を大量に採るのは難しいと判断したからだ。

ウドは成長しすぎているので、

上部の柔らかい部分だけを切り取って行く。

そしてフキはもう虫入りが多いので、

1本1本切り取っては中を覗き込む。

するとほとんどが虫入りで、

捨ててばかりで量が溜まらない。

結局5時間山の中でびっしりウド、フキ採りをした。

それでようやくほぼ納得できる量となった。

月曜日に会社の休憩室に届けてやるつもりだ。

 この9年間勤めた会社は、

実に楽しい職場だった。

従って出勤するのが苦ではなかった。

今後退職した会社から届く離職票を待って、

ハローワークへ諸手続きに行く。

そして同時に新たな仕事を探して勤めるつもりだ。

貧乏暇なし!

まだまだ働くさぁ!

 

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2025.5.18 『坊主山』(栗山・168m)  針葉樹林のピークが丸裸!

 

 先週の日曜日、

夕張市のはずれで「富野」に登った後、

栗山町継立で「坊主山」に登ることにした。

この朝雨が降り出した南夕張方面から、

北夕張に向かう途中、

車窓からチラッと目にした「坊主山」が、

頂上辺りで伐採されたように見えたのが気になった。

  夕張市の西の端から

継立栗山町継立まで戻り、

「坊主山」の南側の作業道入口を駐車地とした。

この「坊主山」に登る人は、

100%西側の鳥居から入山して、

登っているものと推察される。

しかし、それではこの二等三角点を有する山を、

十分には楽しめない。

それで私はあえて南側から入山する。

 もう廃道になって久しい作業道に足を踏み入れると、

荒れて車両で入ることはできない。

2年ぶりに足を踏み入れた作業道は、

笹がはびこって、

今に全て深く埋もれてしまうことを予感させた。

そして道端にはタラの芽が残っているところを見ると、

人も入っていないようだ。

 作業道から伐採地の斜面を登る。

すると伐採斜面も下草が全てを覆い尽くすようになった。

この時はまだ春と言えるシーズンだったので、

雑草も勢いを増す前だったが、

真夏ともなると雑草の丈が伸びて、

登るのが大変になることを予感させた。

 伐採地を登りきると、

一旦藪に入って北隣の伐採地に出る。

そしてそれを登って行くと、

わっ、驚いた!

新たな伐採地だ!

伐採がこの山のピーク周辺で行われ、

辺りが丸裸になっていた。

そして足下に散在する刈りはらわれた枝が、

伐採作業が終了して間もないことを示していた。

分厚く積もったトドマツの枝を踏みしめて、

ゆっくり登って行き、

『坊主山』(二等三角点)。

今年の冬に登った時まで、

このピークはトドマツの林の中にあり、

周囲の視界は効かなかった。

それなのに今は360度スケスケ!

まあ見事なもんだ!

 特に西側に遮るもののない展望を楽しみながら昼食。

その後登路のルートをそのまま下った。

そして駐車地へ。

この日の朝南夕張を目指して雨に降られた時は、

いったいどうなることかと心配したが、

終わってみれば、

なかなかいい日だったことに感謝して帰途に着いた。

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2025.5.18 『富野』(トミノ・237m)  死の林道に足を踏み入れる

 先週の日曜日は、

南夕張の山で活動しようと、

朝そちらへと車を走らせた。

ところが目指す方向の山並みには、

雨雲がかかっていた。

そしてその下に入る前の、

由仁町川端の手前で雨が降り出した。

こりゃあダメだ!

Uターンして北夕張方向へと向かった。

しかしどこに登ろうか?

思考を巡らせながら走り、

久しぶりに「富野」に登ってみることにした。

四等三角点の目立たないこの里山は、

過去に大変なことが起こった山でもある。

今から4年近く前の、

2021年11月、

一人のハンターがこの山の裾に伸びる、

「前田の沢林道」でヒグマに噛み殺された。

そしてそのヒグマは、

今も尚山中で生息している。

そんないわくつきの「前田の沢林道」だが、

その事件の前、

私がHiromiとこの林道に入り、

至近距離の藪でヒグマに唸られ、

その場から引き返したこともあった。

 あれからずいぶん時が経過したものの、

やはり気持ちの良い林道ではない。

そんな「前田の沢林道」に、

ゲートを越えて足を踏み入れた。

林道周辺は忌まわしい事故とは裏腹に、

新緑がとても美しい!

そんな中で人工造林地の標識に、

「昭和28年」というものが現れた。

昭和28年と言えば、

我が女房が生まれた年。

今から72年前だ。

そのころにはここで、

既に植林作業が行われていたと言うこと!

何ともロマンを感じるものだ。

 歩き出して1kmほどで、

林道からピークに続く尾根に取り付いた。

針葉樹林の中で藪は薄い。

この尾根を登るのは初めてだったが、

すぐに古い作業道が現れたのでそれにのった。

そして楽々登り、

再び作業道を離れて尾根筋へ。

それを忠実に詰めて、

四等三角点「富野」。

4年ぶりのピークだ。

ヒグマ事故が発生した数か月前に登っている。

 下山は尾根を変えて西向きに下った。

それを北向きに変えて、

尾根から作業道、

そしてまた尾根を下って「前田の沢林道」へ。

雨が上がってくれて、

なかなか楽しい山行ができてよかった。

 

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2025.5.17 『熊ヶ澤』(235m)  春の恵みを求めて!

 先日okazuを交えて、

「川崎」でウド採りをした後、

ウドの更なる収穫を兼ねて、

もう一座に登ることにした。

 当別町の「ふくろう湖」から、

道々11号線にのって月形町へ。

そして月形町知来乙で、

「須部都川」に沿って北に伸びる町道に入った。

これは「月形ダム」へと続く町道だ。

舗装された町道を中野地区まで走ると、

右手に林道の入り口が現れ、

空き地もあるので、

それを駐車地とした。

この林道にゲートはないが、

荒れているので走行にはクロカン四駆が適している。

 歩き出すと、

林道には勾配があり、

明らかにグイグイ登って汗をかかされる。

しかし、それを登りきってしまうと平たんとなり、

楽に歩を進められる。

と、突然Hiromiが叫んだ。

「ヘビだ!」

見ると目の前の路上に、

大きなシマヘビが横たわっていた。

するとokazuが固まった!

okazuがヘビを嫌うことは知っていたが、

身動きできなくなるほど嫌いだとは思わなかった。

それでも気を取り直して、

ヘビの横をすり抜けだ。

 林道入口から1kmほど歩くと、

分岐が現れるので、

それを左手の枝に入った。

そしてここからの林道は地形図にない。

それを歩きながら、

道端に目を凝らしていくと、

ウドが次々に現れる。

Hiromiとそれを確認して行くが、

okazuは「川崎」で収穫したウドの量に満足し、

ここでは全く興味を示さない。

 静かな林道歩きは、

やがて目指すピークの直下に達したので、

林道から藪に入った。

そしてごく短い藪漕ぎで、

三等三角点「熊ヶ澤」。

笹がはびこっていたので、

標石周りの笹を刈った。

その後林道に下って、

林道上で昼食とした。

okazuには人の分を何も持参するな、

と伝えてあるのに、

また調理パンを持参して、

私とHiromiにごちそうしてくれた。

 昼食を終えると、

林道の復路でウドを収穫しながら歩いた。

ウドの収穫には興味をなくしてしまったokazuは、

ヨモギの穂先を摘んで歩く。

すると軽トラックで山に入ってきた、

フキ採りの年配者と出会った。

そしてすぐに自慢話が始まった。

「俺はこの辺の山を全部知っている。

藪の中も行くんだ」と。

ところがその爺さん、

「あれっ!? 車どっちだったかな?」だと!

だから教えてやった。

軽トラはこの下だと。

私が教えてやらなければ、

軽トラの駐車地とは逆方向に歩を進めた、

こっけいな爺さんだった。

山自慢の人間は多く、

まあだいたい過信するこんな年配者が多い。

 Hiromiと重くて歩くのが辛い量のウドを収穫し、

ようやく駐車地にたどり着いた。

帰途に着いて集合場所のHiromi宅に着くと、

隣りの独居老人である、

よくしゃべる婆さんにウドをプレゼント。

大変喜ばれたわ~

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2025.5.17 『川崎』(170m)  今日はウドの日!

 先週の土曜日は、

GWに初めて同行したokazuが、

再び参加することになっていたので、

時期的にちょうどよいウド採りを兼ねた山行とした。

私の頭の中でウド畑は、

あちこちにあるが、

今回は樺戸山地で収穫することにした。

もう勤め先に持っていくつもりはないので、

自宅用がわずかあればいい。

 この朝Hiromi宅に集合し、

私の小さな車で当別町に向かって出発した。

そして当別町から道々を走り、

「ふくろう湖」の望郷橋へ。

この望郷橋から湖岸林道に入った。

山菜シーズンとあって、

ここまでの道中には、

あちこちの路肩に車が停まっていた。

 望郷橋から湖岸林道を、

約1kmほど走ると、

「当望林道」のゲートが現れる。

ゲート前は広く空いているので、

駐車は自由にできる。

 準備を整えて「当望林道」に足を踏み入れた。

いつもはゲートが閉じ、

きっちり施錠されている「当望林道」だが、

この日はゲートが開いたままになっていた。

従って山菜採りの連中が、

車で自由に出入りしていた。

山菜採りに気を遣って、

ゲートを開放したのだろうか?

 林道を歩きだすと、

早速Hiromiとokazuの話しが始まる。

そして新緑の季節を迎え、

辺りの木々には若々しい黄緑の葉が美しい。

林道からわずかに「望郷橋」を望めるところがある。

 晴天の下、

新緑を楽しみながら楽しく歩いて行くと、

ゲートから1.5kmほどで、

上空を走る送電線の下となる。

ここから送電線の保守管理用作業道に入った。

作業道は一旦沢筋まで下る。

そしてこの辺りから周囲に自生するウドが現れる。

沢筋の先がウド畑なのだが、

この日は年配と思われる男性が、

斜面にへばりついてウド採りをしていた。

この上のピークに立った後、

ここに戻ってウドの収穫をするつもりだったがやめた。

沢筋からの登りがきつい。

急斜面に両手をつきながら、

滑り落ちないように登って行く。

そして登りきると、

送電線を支える鉄塔の下に出て、

四等三角点「川崎」。

ピークからは北方面の眺めがいい。

記念撮影をして、

登ったルートを戻らず、

東側の藪に入った。

藪漕ぎなぞしないokazuだが、

問題なく入って行った。

そしてそのトドマツ林の中にウドが自生している。

okazuはウド採りが初めてだった。

生えているところを教えてやると、

丁寧に採っていた。

以前は山菜取りなぞ、

全く興味がなかんったHiromiも一生懸命採っている。

 その場所では持ち帰るのに、

ちょうどよい量を収穫して林道に下った。

それでも復路の林道は、

収穫物で重い。

そんな辛さを払しょくするかのように、

またペチャクチャおしゃべりをしながら歩いた。

林道を山菜採りの車が何台か走り去った。

駐車地に着いてもまだ早い。

もう一座に登って、

更に収穫しましょう!

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2025.5.11 『砂利山』(ザリヤマ・222m)~『安斉ノ沢』(218m)  雨の藪山へ!

 先週11日の土曜日は朝から雨で、

どこも晴れそうになかった。

雨模様の中なら、

どこに登っても同じ。

それで燃料節約もかねて、

三笠市の南端で活動することにした。

 岩見沢市と三笠市の境界が走る、

「市来知川」(イチキシリガワ)に沿って伸びる農道に入った。

それを利用して、

東側の山並み直下まで進んで駐車。

そこまで入ると、

その道が農道なのか林道なのか、

全く区別がつかない。

そしてその駐車地は、

今冬も登った「安斉ノ沢」直下だ。

ここを起点に、

ほぼ南北に横たわる尾根筋に上がり、

それを乗越して沢筋まで下る。

その後ほぼ対岸の尾根を登って「砂利山」へ。

「砂利山」からは、

尾根筋を忠実に歩いて「安斉ノ沢」まで行く。

そして「安斉ノ沢」から駐車地に下る、

と言う周遊ルートだ。

数年前に歩いたルートだが、

今回は入山口を変えた。

またルートは100%藪の中だ。

 この日はとにかく「雨」なので、

初めから雨具着用。

従って藪漕ぎで体を濡らす心配もないので、

何のためらいも必要ない。

また、雨具着用でちょうどよい気温だった。

 駐車地をスタートしてすぐ、

斜面に取り付いて尾根の頭まで上がった。

そしてハイイヌガヤがうるさい尾根筋を、

少し下って沢筋に下りた。

するとそこに立派な角をもった、

エゾシカの頭骨だ!

嫌なんだよねえ!

そんなの見たくないんだよねえ・・・

 沢筋を下流方向に歩き、

東に延び゛る尾根に取り付いた。

一面笹の尾根を登って行く。

すると三笠市の中央霊園が見えた。

 笹の尾根にはシカ道があったので、

それを利用すると楽に歩ける。

そして三等三角点「砂利山」。

西側の木の間越しに、

次に目指す「安斉ノ沢」が見えていた。

また、そばのトドマツには、

真新しいヒグマの爪痕だ。

 「砂利山」からは、

割とすっきりした尾根歩きが楽しめる。

小さなアップダウンを繰り返し、

時計回りで大きく弧を描くように尾根筋が続く。

そして最後はハイイヌガヤと笹をかき分けて、

四等三角点「安斉ノ沢」。

ここで昼食とした。

 下山は斜面を西側に下った。

すると空知平野が見える、

大変景色の良い丘に出るのだが、

やはりこの日は天気が悪くて、

遠くまで見通すことができなかった。

 丘を下って駐車地へ。

これできっちり周遊が完結した。

雨降りなので雨具着用だから、

藪漕ぎをしようと出かけたが、

それは正解で楽しい山歩きができたことに感謝!

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2025.5.10 『向山』(ムカイヤマ・276m)  雨でも若葉が美しい!

 GWが明けて最初の土曜日、

奈井江町で「中ノ峯」に登った後、

「奈江川林道」から道々「奈井江~上砂川線」に戻り、

奈井江町方向に向かって走った。

そして旧「奈井江温泉」の手前2kmほどのところで、

左手に現れた林道入口に駐車した。

この林道を利用して「向山」に登る。

この辺りを地理院地図で見ると、

『向山』(309m)が目につく。

しかし、我々が目指したのは、

山名がなく三角点名が「向山」となっている、

『向山』の北1kmほどの地点にあるピークだ。

ピークに立っても標石も何もない山はつまらない。

 「向山」に向かう林道は、

以前廃道寸前だった。

ところが今回は林道の改修工事が進められている様子。

工事中なら入って行けないが、

この日は休んでいるようで、

林道内に車が進入できないよう、

ショベルカーが道をふさいでいた。

これまでなら、

こういう工事は土曜日も実施されていたが、

働き方改革で、

人員確保のため土曜は休日となったか?

 ここでは小雨が降っていたので、

雨具を着用した。

但し、私は暑いので、

上だけ雨具を着用。

あとは濡れてもいいや、

と言うことにした。

 歩き出すと、

ショベルカーのすぐ後ろに、

チェーンゲートが設置されていた。

改修が進められている真新しい林道を歩いて行く。

私はスパイク長靴で歩き出したが、

どうも整地された砂利道は歩きにくい。

 小雨が降る中、

辺りの木々の葉が色付いて来たのを楽しみながら歩く。

つい先日まで全てが深い雪に覆われていたことが、

どうにも信じがたい。

毎年繰り返されてきたことではあるが、

自然界の不思議さを感ずる。

 歩き出して1.2kmで改修されて、

きれいになった林道が終点を迎えた。

その後は草付きの古い林道に戻った。

そして高度を上げるほど、

林道は荒れて行った。

 荒れた林道が標高260mで、

目指すピークの基部に達して、

藪に入った。

濡れた笹が身体を濡らす。

そこそこの笹をかき分けて、

三等三角点「向山」。

こちらも私は二度目だが、

Hiromiは初めてだった。

 再び荒れた林道に下りて、

来た道を引き返す。

そして改修が済んだ地点まで下って、

きれいになった林道上で昼食とした。

 昼食後は相変わらず降り続く小雨の中を、

淡々と下って駐車地へ。

行程の短い山へもう一つ登ってもいいのだが、

この頃になると雨の勢いが増してきた。

それでそのまま帰途に着くことにした。

 

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2025.5.10 『中ノ峯』(ナカノミネ・386m)  雨を避けて奈井江町!

 

 GWが明けて最初の終末土曜日は、

Hiromiと同行だった。

思えばHiromiとは、

今回GW中の山行がたった1日だけだった。

Hiromiと山で知り合って、

一緒に登り歩くようになって、

来月で12年になる。

その間GW中の山行はずっと一緒だったが、

変わったのでございます・・・

 この日の朝Hiromiを迎えに行き、

奈井江町へと向かった。

天気予報がどこも雨降りだったので、

少しでも遅くに降り出すところを選んで、

奈井江町で活動することにした。

 奈井江町から道々「奈井江~上砂川線」にのり、

「上砂川トンネル」の2kmほど手前で、

右手の「奈江川林道」に入った。

砂利道の林道を1kmほど走ると分岐となるので、

左の枝に入った。

通常はここでチェーンゲートが閉じられているのだが、

この度は開放されていたので、

ゲートから先の「白山林道」を、

更に1.5kmほど走った。

そして伐採地の下部を駐車地とした。

 まだ雨は降りださないが、

いつ降り出してもおかしくない空の下をスタート。

すぐに「奈江沢川」に架かる「紅葉橋」を渡った。

「奈江沢川」は水量こそ少ないが、

深い渓谷のような趣ある沢だ。

 橋を渡ってすぐ藪に入った。

藪ははじめ笹をかき分けたものの、

すぐ針葉樹林帯となり、

歩きやすくなった。

斜度のある斜面を登り、

グングン高度を稼ぐ。

この斜面を一旦登りきると、

作業道にのった。

そして作業道をまたぐように、

対面の尾根に取り付いた。

この尾根はほとんど笹に覆われていたので、

それをかき分けながら登って行く。

久しぶりに藪を漕ぐHiromiが、

積極的に前を行く。

 300まで高度を上げると、

笹が切れてすっきりとした尾根となった。

快適な尾根を歩いて行くと、

右手に広大な伐採地の風景が広がった。

そして足下にはびっしりギョウジャニンニクだ。

採って帰りたいが、

家に持ち帰れるはずもなく・・・

 ギョウジャニンニク畑を越えて、

ひと登りして、

三等三角点「中ノ峯」。

私は二度目のピークだが、

Hiromiは初めてだ。

と、ここで雨が降り出した。

急いで下山を開始!

みるみる笹が雨水を貯えるので、

身体が濡れる。

しかしそんなことはものともせず、

どんどん下る。

前述の広大な伐採地を再び眺めるが、

なんとも魅力的で、

今度はその中を歩いてみたい。

 下山途中で雨は上がった。

そして駐車地へ。

雨と汗で濡れた衣服を着替え、

もう一座に登って帰りましょう!

 

 

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2025.5.6 『青山表』(アオヤマオモテ・160m)  湿地帯から藪尾根へ!

 先日のGW最終日は、

なるべく燃料を消費しないところとして、

当別町青山へ出かけた。

そこに未踏の三角点ピークがある。

それが「青山表」だ。

ちなみにこの辺りを地形図で見てみると、

「青山」を冠した三角点ピークが、

他に三座あることがわかる。

「青山奥」(三等・151m)、

「青山越」(四等・172m)、

「青山界」(三等・256m)などだ。

 この朝当別町から青山地区へと走り、

旧青山市街地に入る手前の、

「当別川」に架かる「開運橋」のそばを駐車地とした。

そしてスタートするも、

地形図を見ても林道がないことから、

どうとりかかろうかと迷う。

それでとりあえず、

目の前にある「金の沢川橋」を渡ってみた。

その先に続く道が地形図にはない林道か作業道であることを願って。

しかしその願いは空しく砕かれた。

突然大きな石碑が現れ、

道はそこで行き止まり!

仕方がないのでその先の藪に入った。

しかしこれはよいルートとは思われず、

一旦小沢に下って平地に下りた。

その下りるところで大量の不法投棄だ!

古い車だとかスノーモビルが錆びた状態で積み上げられていた。

ここで農業を営なんでいた住人が、

離農する際に投げ捨てて行ったものだろうか?

 一旦平地に下り「金の沢川」に沿って、

奥へと進んで尾根に取り付くことにした。

しかしこの平地は湿地帯でなかなか歩きにくい。

そんな中に水芭蕉がたったひとかぶだけ咲いていたのが印象的だ。

 目指すピークへと続く尾根の末端への取り付きは笹薮だった。

すぐに針葉樹林の中に入って薄くなった藪だが、

その後は樹林が薄く陽射しが燦々と降り注ぐので、

濃い笹薮が続いた。

それを300mほどで抜けてまた針葉樹林の中に入って、

藪は薄くなったがこれも長続きせずまた藪の中へ!

この辺りで地形図に記された林道にのったが、

その林道もまた笹に覆われて、

藪そのものと化していた。

 藪漕ぎに耐えて目指すピークにたどり着く。

ところが標石を探しても見つからない。

笹は濃いが標石が見えないほどではない。

時間をかけて探すも、

結局四等三角点「青山表」は見つけられなかった。

後味の悪いまま藪の林道に戻って復路に着いた。

 再び藪漕ぎで林道から尾根筋へ。

そして「金の沢川」に下り、

湿地を歩いて行く。

「金の沢川」沿いで昼食とした。

昼食を終えて駐車地へ。

途中に咲くスイセンは、

誰にも見られることなく、

人知れず咲いて、

また人知れず散って行くんだろうな・・・

 素晴らしい晴天の中で駐車地へ。

これで今年のGWが終った。

このGWは7連休の全てで山に出かけ、

10山行で締めくくった。

楽しいGWだったねえ!

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2025.5.5 『石油沢』(530m)~『鷲ノ沢』(355m)  二つの三等三角点を結ぶ

 「石油沢」という点名の三角点は、

私の頭の中に3つある。

一つは樺戸山地の南側に位置する、

171mの三等三角点「石油沢」。

ここには何度も訪れている。

もう一つはむかわ町穂別にある、

371mの四等三角点「石油沢」。

ここはまだ未踏のままだ。

そして最後は今回の「石油沢」だ。

久しぶりに長い林道を歩いて、

ピークに立ってみることにした。

 GW7連休の6日目の朝、

栗沢町美流渡に向かって車を走らせた。

美流渡に着くと「幌向川ダム」へ。

ダム施設に入って行くと、

キャンプ場があるのだが、

まだ朝晩はかなり寒い季節なのに、

幾張りものテントが設営されていた。

 ダム施設の中の駐車場に車を停めた。

そこに駐車したのは私だけ。

他は皆テントの脇に車を停めていた。

 駐車場のすぐ脇が、

林道の入り口となっており、

ゲートのチェーンが外されていた。

しかし車を乗り入れることはせず、

駐車場から徒歩でスタートした。



 雪解け水を満々と蓄えたダム湖を眺めながら歩き出すと、

間もなく「ミルトマップ沢1号橋」を渡る。

 

すると林道分岐となるので、

左の林道に入る。

ここから長い林道歩きが始まる。

 

  辺りの木々には若葉が広がりだしている。

その中には桜も咲き始め、

まだ殺風景な風景の中に彩りを添えている。

広い林道は、

大きくジグを切って高度を上げて行く。

水たまりの濁り具合や、

路面のタイヤ痕を確認するも、

最近車が通った形跡はない。



 大きく蛇行を繰り返す林道は、

290で「鷲ノ沢」の直下を通過する。

ここには復路で寄ることにして、

まずは奥の「石油沢」を目指した。

 周囲の植生が広葉樹中心から、

トドマツの林に変わると、

その幹にヒグマの爪痕が数多く残されていた。

そこには古いものばかりではなく、

真新しい爪痕も!

こんな林道のすぐ脇で、

ずいぶん活発に活動しているものだ。

 標高が350mまで上がると、

蛇行する林道が直線的になって、

奥へと誘ってくれる。

そして殺風景で見るもののない林道を、

辛抱強く歩いて行くと、

490mで前方に目指すピークが姿を現す。

そして林道を離れて尾根に取り付く。

けっこう密度の濃い笹をかき分けて進むが、

笹の茎が細いこと、

距離が短いことで、

たいした労力ではない。

 三等三角点「石油沢」。

樹木が生い茂って視界はない。

すぐにそこをはなれて林道に下りた。

そして復路の林道を淡々と下った。

本当に見るもののない林道を、

290まで下り、

最短距離で「鷲ノ沢」を目指し、

藪に入った。

こちらはムチの様にしなる、

ハイイヌガヤが少々うるさい。

急斜面でそれらを越えて、

三等三角点「鷲ノ沢」。

このピークには、

直近で今冬美流渡市街地から、

尾根伝いに登っている。

下山は南側に移動した。

そこにはダム湖を見下ろせる場所がある。

そこで素晴らしい景色を眺めながら、

昼食とした。

その後急斜面を下って林道へ。

大きくジグを切る林道は、

最下部までショートカットして下った。

そして湖を眺めながら駐車地へ。

ちょっと退屈な林道歩きではあったが、

天気がいい中でこの日も山歩きを楽しめたことに感謝!



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