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2022.6.26 『冷水山』(703m)  咲き乱れるフランス菊!

 

 日曜日の朝は夕張で5時半に目が覚めた。

もう日は高く天気もいい。

前夜9時過ぎに就寝したので、

8時間ほど寝た。

車中泊にしては珍しくよく眠れた。

Hiromiは11時間も寝たことになる。

ひぇ~っ!

肩の痛みに苦しみ続けている割には、

車中でよくそんなにも眠り続けられるものだ。

 この日の予定は、

『冷水山』で花を楽しむこと。

毎年この時期には必ず『冷水山』に登る。

 『冷水山』は昔スキー場斜面に、

ルピナスの種を蒔いたようで、

スキー場の広い斜面いっぱいに、

青紫のルピナスが咲いていた。

そして「ルピナスの丘」、

と名付けられた部分もあった。

そこにいつのころか、

フランス菊(シャスタ・デージー)が咲くようになり、

繁殖力の強いこの花も、

斜面いっぱいに咲き乱れるようになった。

するとルピナスの量が減った。

今はルピナスとフランス菊の、

コントラストが素晴らしい!

また、そこに咲く白い花を、

最初は「マーガレット」だと思っていた。

ところが数年前の新聞に、

あるカメラマンの記事が掲載され、

この辺りに咲く白い花を写真付きで紹介していた。

それで「フランス菊」(シャスタ・デージー)だということがわかった。

 「マウントレースイスキー場」に移動し、

今は休館中のホテル棟横駐車場を利用。

誰もいないアスファルトの広い駐車場は快適だ。

そしていつものように、

この駐車場から歩き出した。

「志幌加別川」に架かる橋を渡り、

スキー場の駐車場に入って行く。

間もなく目の前に純白の「フランス菊」を、

一面に咲かせた斜面が広がる。

ただその勢いに元気がない。

いつもの華やかさが元気を失っていた。

それもそのはず、

もう純白の花は盛期を過ぎていた。

しかしこれは思惑通りだった。

『冷水山』は麓と頂上の標高差が、

約400mほどある。

従って花の開花時期にズレを生ずるのだ。

毎年ここを訪れるのは、

6月中旬ころだった。

するとスキー場下部は満開なのだが、

上部に行くとツボミが多いという状況だった。

それで今回は6月下旬まで待って訪れることとした。

 フランス菊とルピナスが咲き乱れる斜面を登って行く。

しかしまだ7時前だと言うのに、

気温が上がりだして暑い。

そんなコンディションの中の急登で、

私は簡単にバテてしまった。

とにかく暑さにはホトホト弱くなった。

花は美しいが登るのが辛い。

 急斜面を登り切って作業道を歩く。

そして上部のリフト終点まで上がると、

読み通り満開のフランス菊に出会えた。

ここはもう盛期を迎えて、

花たちが生き生きしている。

フランス菊とルピナスが入り交じる斜面が見事だ。

そんな素晴らしい光景を目にしながらも、

辛くてやっと足を出す私。

この日も肩痛を抱えているものの、

元気いっぱいのHiromiに言ってやった。

「先に行っていいぞ。そしてまた戻って登り返せ」、と。

すると何の遠慮もなく、

「えっ、いいの? じゃあ行くわ!」

と言い残してスタスタ登って行ってしまった。

残った私はゆっくり花を楽しみ、

写真を撮りながらゆる~く登る。

とにかく素晴らしい光景に、

何度も立ち止まって眺める。

 頂上基部に達すると、

それまで見えていたピークに立つHiromiの姿が見えない。

Hiromiの写真を撮るべく、

「Hiromi―っ!」と呼んでも返事がない。

「困ったやつだ」と思いつつ、

頂上基部の裏側へ回るといたいた。

スキー場から頭一つ飛び出た頂上部を、

登ったり下ったりして遊んでいた。

元気なやつだ。

 『冷水山』頂上にはニ等三角点がある。

但し点名は「鹿ノ谷」だ。

 下山はまた素晴らしい風景を楽しみながら下る。

スキー場下部の花も素晴らしいが、

上部もまた申し分のない花風景を楽しめる。

財政破綻して久しい夕張だが、

この花風景や秋の紅葉など、

観光資源は素晴らしいものがあるのだが。

とにかく今年も存分に楽しめた。

通算237回目の『冷水山』を終え、

Hiromiと二人、

心から豊かな気持ちで帰途に着き、

夕方改めて「反省会」とした。

 

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2022.6.25 『坊主山』(穂別・791m)  つまんね、なんにも見えね!

 土曜日に「尋内」下山後、

むかわ町穂別稲里地区より、

『坊主山』登山口へと向かう町道に入った。

そして「坊主山林道」に入るのだが、

入口に工事標識があった。

奥でなにやら工事が進められているようだ。

ただ「通行止め」や「立ち入り禁止」措置は取られていないので、

そのまま林道に入って行った。

気になる工事はこの日休みだったようで、

工事車両や現場に出合うことはなかった。

林道入口から約2kmほどで分岐を迎えるが、

直進側はゲートが閉じられている。

これを右手の支線林道に入る。

ゲート横には「坊主山林道」と書かれた、

小さな案内板がある。

蛇行して登りゆく林道を慎重に運転して、

林道入り口から5.4kmで登山口に到着。

そこにまた工事標識があり、

その先で林道工事がされているとのこと。

工事はまだまだかかりそうだ。

 この日『坊主山』に登ったのは、

ある目的をもってのことだった。

それは『坊主山』の頂上から、

東に見える『ハッタオマナイ岳』(1,021m)の、

西斜面を観察すること。

かなり斜度があるので、

それを登れるものか、

双眼鏡持参でルートファインディングをすることにしていた。

 午後になって登山口からカラマツ林の中に続く登山道に入ると、

あらら、笹刈りがされたばかりじゃないの!

しかもこの日の午前中にされたようでラッキーっ!

と思って登って行くと、

間もなく笹刈りは終わってしまった。

そして濡れた笹を漕ぐことに。

湿った空気が抜けないため、

笹や草に付着した水分が乾かずに残ったままだ。

下半身が濡れて不快だ。

登山道上をあふれた雨水が流れ、

小沢状態になっているところがある。

随分回を重ねて登ってきた『坊主山』だが、

登山道のそんな状態を目にしたのは初めてだ。

 ほぼ北向きの登山道が、

右に大きくカーブを描き、

東に向かいだすと『坊主山』の頂上が見える、

はずだったが、

この日は湿った空気が南から流れ込んでくるせいで、

一面がガスに包まれて何も見えなかった。

従ってあとは濃いガスの中を淡々と登るだけ。

そして『坊主山』(ニ等三角点:坊子山)頂上へ。

なんにも見えね!

『ハッタオマナイ岳』どころか、

目の前の景色も見えない。

まあ、山だもの、そんなことは想定内だ。

つまらないので即下山を開始。

 尾根筋を下り、

「坊主小屋」を過ぎた時だった。

目の前数メートルの笹に埋もれた登山道で、

突然大きなエゾシカが飛び跳ねた。

一瞬ヒグマか?

と、驚いた。

しかし前を歩いていたのがHiromiだったので、

動じることなくちょっと驚いただけ。

それが逆に私だったら、

悲鳴をあげていたところだ。

Hiromiは鈍いんだか、

度胸があるんだかわからない。

 登山口に戻って乾いた衣類に着替え。

山を下りて最寄りの樹海温泉「はくあ」で汗を流した。

そして夕張に移動して車中泊。

夕張は落ち着けるところがたくさんある。

もう夏至が過ぎてはいるが、

まだまだ日の長い夕暮れを楽しんだ。

ただ、Hiromiは夕食後、

まだ明るい18時過ぎに就寝。

いつもの通りだが、

そのまま朝まで眠り続けるんだから、

よほど疲れているのよねえ・・・

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2022.6.25 『尋内』(たんねない・316m)  濡れた藪を避けて林道歩き

 週末の土曜日はHiromiを迎えに行き、

平取町に向かった。

相変わらず激しい肩痛に悩むHiromiが気の毒だ。

足の爪も真っ黒で痛みが消えない。

下から新たな爪が生えてきているはずなので、

じきにはがれるだろう。

 平取町で未踏の三角点ピークに登るつもりだった。

ところが現地に行ってみると、

低く湿気の多いガスに包まれている。

それに加え前日の雨が明け方まで続いたようで、

草木はたっぷりと水を含んでいる。

アプローチなしで藪に入るため、

雨具を着用しなければならないが、

湿度が高くてとてもその気にはなれない。

それで林道歩きで登れるピークにしようと、

その場を離れてむかわ町穂別富内方面へ引き返した。

そして道々131号線の広い駐車帯を起点とし、

「尋内」を往復することにした。

 9時15分、駐車帯をスタート。

そしてすぐそばの「平安林道」に入った。

この林道にゲートはないが、

我々は徒歩で入る。

と同時に環境省云々の表示板を目にしたが、

いったい何なんだろうね?

 この前日私は馬追丘陵で、

ひどい降雨の中を歩いたが、

この辺りもかなりの雨量を記録したようで、

駐車帯横を流れる「幌去川」を、

激しい濁流が暴れるように流れていた。

そして「平安林道」脇を流れる支流も、

そこには似合わない濁流が流れていた。

また、林道上も雨水があふれている。

 右手に伐採地の美しい風景を眺め、

平坦な林道を1kmほど歩くと分岐が現れるので、

これを右手山側の支線に入った。

すると傾斜が出て蛇行して高度を上げていく。

辺りの緑が素晴らしい!

一旦尾根筋まで登り切って、

また分岐が現れた。

これを今度は左に入る。

すると路面が急に荒れて草付きとなる。

周囲は緑以外に見るもののない、

退屈な林道歩きだ。

山菜も目につくものはない。

今年はあちこちの林道で、

随分大量のウドを目にしてきたが、

この林道沿線にはそれが何もない。

 歩いてくとまた分岐が現れるものの、

分岐が現れるたびに、

進みゆく林道が心細くなり、

やがてほとんど草に覆われた状態となる。

この草もまた水分を含んでいるため、

下半身を濡らしながらの歩行が続く。

そして前方に目指すピークが現れた。

 草に覆われた林道を詰め、

ピークの直下に達した。

林道から一段上の笹原に上がるのだが、

段差が大きくなかなか取り付けない。

しかし右に大きくカーブしたところにガレを見つけ、

これを登ることにした。

ボロボロと崩れ落ちやすい石に、

慎重に足をのせて登る。

それを登りきると、

背の低い快適な笹漕ぎだ。

目指すピークが見えている。

 10時20分、三等三角点「尋内」

三角点標石が斜めになっている。

重機にでも押されたのだろうか?

ここに立つのはこれが3度目だ。

最初は夏にアブの大群に襲われながらの登行だった。

今はそれが懐かしい。

また2度目は積雪期に別ルートからだった。

この積雪期のルートは北尾根を利用したが、

景色の良いいいルートだった。

 下山は登路の林道をそのまま戻る。

緑美しき中を淡々と下る。

Hiromiを先に歩かせると、

林道分岐で間違った方に歩いて行ってしまう。

不思議なことに、

必ず逆に入って行くんだよねえ。

 11時30分、駐車地。

湿気が多い中で気温が上がってきた。

とりあえず着替えてもう一座!

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2022.6.24 『馬追』(うまおい・229m)  雨にも負けず・・・

  金曜日は朝から雨。

前日の木曜日はなんとか雨をかわせたが、

この日ばかりは逃げようがない。

おまけにただの雨ではなく、

強風がプラスされる予報。

あきらめて馬追丘陵に出かけた。

 南北に長い馬追丘陵は、

北の長沼スキー場から、

南の道々「夕張~長沼線」間に遊歩道がつけられている。

そして道々の更に南側には、

「由仁林道」が国道274号線まで続いている。

この由仁林道を利用して、

「馬追」に登ることができる。

この日は雨の中で、

久しぶりに「馬追」に登ってみることにした。

 10時ちょうど、「由仁林道」の、

施錠されたゲートを越えて林道に入った。

暴風雨の予報だったので、

風に飛ばされた木の枝が、

頭に直撃すると大変なことになる。

それでヘルメット着用でスタートした。

ひどい雨模様の中、

早速目に入ったもの。

それは空知森林管理署による、

人工造林地を示すプレートだ。

「S29」とは「昭和29年」の意味で、

この年に私は生まれた。

つまりここの林は私と同じ歳というわけだ。

なんだか感慨深いものがある。

 雨足が強く路面が川のようになっている。

また、大きな水たまりが広く、

長くなっているところも。

カメラは雨の日専用のものを使うが、

それでもシャッターを切るたびに、

ポケットからタオルを取り出して水をふき取る。

しかし雨足の強さには対抗しきれず、

ずいぶん濡らしてしまった。

 雨が激しい分周囲の緑が、

美しさを際立たせているよう。

緑が光り輝いて見える。

道中で一か所東側の田園地帯を見下ろせるところがあるのだが、

さすがにこの日は低い雨雲と、

降りしきる雨に煙っていた。

 歩き始めて1時間ほどで、

「馬追」の基部に達したので藪に入った。

するとやたらピンテが目立つ。

前回登った時にはなかったものばかりだ。

「おかしいな」と思って辺りを見回すと、

そのすぐ西側で伐採の準備が進められていた。

重機でつけられた作業道や、

既に切り倒した木の切り株が見えていた。

 11時10分、三等三角点「馬追」。

ここは「馬追丘陵」(まおいきゅうりょう)だが、

ここの点名は「うまおい」と読む。

 また藪を漕いで林道に下りた。

あとはまた降りしきる雨の中を、

ただ淡々と歩いた。

あちこちで水たまりが氾濫し、

沢に流れ出している。

そしてそれを応援する如く、

長靴で泥を削って水路を広げる。

子供のころよくそんなことをして遊んだっけ。

 12時05分、駐車地。

下山しても尚降り続く雨の中、

かたずけが容易ではない。

しかし車がハイエースなので、

着替えは車内でできる。

しかし室内を濡らす。

すっかり着替えを終え、

持参した簡単な昼食を摂って帰途に着いた。

 

 

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2022.6.23 『道有林』(163m)  ここにも残る地震の爪跡

 

 木曜日の「安平道」から下山後、

移動して「瑞穂ダム」の奥へと向かった。

移動距離はほんの数キロだ。

ダム湖のすぐ脇に、

積雪期には登ってみたが、

積雪期故三角点を確認できなかったピークがそこにある。

 ダム湖の広い湖岸林道を走って行くと、

「水明橋」を渡ったところ、

右手に林道入口がある。

この入口付近に駐車して、

徒歩で林道に入った。

すると「水明橋」の向こうに、

北海道電力の送電線を支える鉄塔が見える。

その鉄塔の基部ギリギリまでが崩壊している。

約4年前の「胆振東部地震」による斜面の崩壊だ。

よくそこで止まったものだ。

しかし、もう一度同じ規模の地震が起きたら、

鉄塔ごと崩れ去るだろう。

 林道を入って行くと、

まもな工事箇所に出合った。

「たねをまいています」って、

いったい何の種をまくのだろう?

この日は雨予報だったせいか、

工事は休止して誰もいなかった。

 この辺りも地震で崩壊した斜面の景色が広がる。

そんな風景を眺めながら、

左手の斜面に取り付いた。

それを登って行くと三角点ピークに至る。

 背の低い笹の中を登って行く。

すると背後に崩壊した斜面の風景が広がる。

崩壊地の風景は、

この辺りで随分見てきたが、

ここも土色と緑のコントラストが美しい。

大きい声では言えないが、

実にいい風景だ。

 風景を楽しんでピークへ。

一旦ピークを通り過ぎて東側に出てみる。

するとそこからは今年二度登った、

「支安平奥」(三等三角点・364m)が見えていた。

それを確認し、戻って三角点の標石を探す。

しかしなかなか見つからない。

ピークを中心にグルグル探しまわる。

そしてようやく見つけた。

なかなか見つからなかったわけだ。

苔むして地面の笹や雑草と同化していた。

四等三角点「道有林」

せっかくだから、

標石を覆うコケはそのままにしてきた。

 下山は登路の尾根の隣りの、

崩壊斜面を下った。

ここでも迫力ある風景が見られる。

土が露出した斜面を登下降するとわかるが、

この辺りはどこもここも崩れやすく、

登るとなればグサグサ崩れて大変だ。

それだもの大地震で皆崩れ去ってしまったわけだ。

 林道に下ってみると、

登山靴が斜面の泥でひどいことになっていた。

そこで駐車地を通り過ぎ、

湖まで下って靴を洗った。

すると対岸にも崩壊による倒木が、

折り重なっているのが見えた。

これはかたずけられるのか?

 この日の二座は大変有意義な山行であった。

今度はまた別の崩壊地を見に行ってみよう。

 

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2022.6.23 『安平道』(266m)  続・胆振東部地震の爪跡を訪ねて

 今週も月~水曜日の三日間出勤だった。

しかし来週は月~木曜日の四日間出勤の予定だ。

やはり観光地に人があふれだすと、

こちらの仕事も忙しくなる。

ただ、それでもまだフルに出勤とはならないから、

まあ楽なものだ。

 今日は全道的に雨の予報だった。

雨だから山に向かわない、

というわけではないが、

できるだけ雨は避けて登りたい。

そこで直感的に安平町へ出かけることにした。

いくらかでも雨に当たる確率が少ない気がした。

そしてそれは正解だった。

 安平町早来瑞穂で林道に入った。

この林道に入る前の道々を直進すると、

「瑞穂ダム」に至る。

ダムまではもうすぐだ。

 林道は田園地帯を見ながら続き、

「ハビウ林道」に至る。

この「ハビウ林道入口」は、

二股になっており、

左が「ハビウ林道」。

そして直進すると、

「春辺沢川」に沿って伸びる林道となる。

今回はこの名もない林道から、

「安平道」に登ってみることにした。

実はこの林道を、

一昨年末にHiromiと入ったことがあった。

林道を利用して「安平道」に登ろうとしたものだ。

ところが1kmも進むと、

胆振東部地震の斜面崩壊による、

流、倒木の山が行く手を阻み、

進行不能となってしまった。

その時点で林道なぞ既に存在しておらず、

やむなく撤退を決めた。

その後災害復旧工事が終わり、

他の地域同様流、倒木群は、

既にかたずけられているものと推察の上、

改めて同ルートを検証するべく、

今日の行動に至った。

 林道分岐点を駐車地として、

9時40分スタート。

エゾシカの防護柵ゲートを抜けた。

するといくらも行かないうちに、

またゲートだ。

それを抜けると広大な畑が現れた。

「春辺沢川」の下流域に広がった平地を利用したものだ。

広い風景の中を気持ちよく歩いて行く。

心配した雨は少し降っているが、

気にならない程度だ。

「このままの空模様でいてくれ」と、

願わずにはいられない。

 林道の右手斜面には、

崩壊した後災害復旧工事が施されている。

この辺りにも大量にあったであろう流、倒木は、

きれいにかたずけられていた。

その後一旦樹林に入り、

それを抜けると前回撤退したところに出る。

すると驚いたことに、

あれほど大量の流、倒木が、

この一帯を埋め尽くしていたのに、

きれいにかたずけられているではないか。

いやあすごいものだ、

林業、土建業の力は。

感心しながら広い河原を歩く。

「春辺沢川」もこの辺りまで来ると、

水量は極々少ない。

その分雑草が目立つようになり、

その中でオニアザミにの葉や枝に触れると、

針が刺さり悲鳴を上げてしまう。

 地形図に示された林道か、

もしくは林道跡にのるつもりだったが、

沢筋があまりにもすっきりしていたので、

そのまま沢沿いを進み、

最後は急登を経て上部林道に上がることにした。

 広い地形が徐々に狭まり、

やがてV字形となる。

地震で崩壊した斜面や、

根っこごと流された倒木が痛々しい。

しかし誠に迫力ある風景だ。

斜度が増していく中、

前方崩壊地の上部が見えてくる。

その上に達すると林道が現れるはずだ。

一歩一歩登り、

最後は笹につかまりながら登りきると、

10時25分、予定通り林道に出た。

これは「ハビウ林道支線」と言うことになる。

 楽な林道歩きに変わって、

「安平道」に近付いて行く。

すると「安平道」の基部で林道が決壊していた。

そして崩れた斜面の底には、

やはり倒木が折り重なっている。

まさに地震の爪跡!

 笹の斜面をひと登りし、

10時50分、三等三角点「安平道」

今年は先月一度厚真町高丘から、

「ハビウ林道」を利用してここに立っている。

しかし、新たなルートから登ると、

これまた新鮮な気持ちになる。

 下山は「ハビウ林道」を下った。

何度も歩きなれた林道だ。

途中で簡単な昼食とした。

そして更に下って行くと、

チェーンゲートが現れた。

このゲートはいつもチェーンを張り、

きっちり施錠されている。

ところが今日は開放されていた。

山菜のシーズンだからだろうか?

 11時55分、駐車地。

これで駐車地を起点に、

きっちり一周したことになる。

なかなか面白い周遊ルートだ。

次回はHiromiを連れて歩こう。

雨にもほとんど当たらず、「ホッ・・・」。

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2022.6.19 『熊ノ澤』(235m)~『瀧澤』(154m)  林道をつないで二つの三等三角点を結ぶ

  先週末の土曜日は、

夕方息子家族が「父の日」だ、

と言ってやってきた。

私の大好物であるジンギスカンを、

たくさん買ってきてくれ、

ビールを飲みながらたらふく頂いた。

ジンギスカンで好きな銘柄は「松尾」。

私は松尾ジンギスカン本店がある、

滝川市出身なので。

しかし「松尾」は値段が高いため、

自分では他社の安いものばかり買って食べている。

思えば前回「松尾」を食べたのが、

ちょうど一年前の「父の日」だった。

その時も息子夫婦にごちそうになったものだ。

ありがとう!

うまかったぁ~

夕食にジンギスカンを頂いた後は、

珍しく0時ころまで飲んで語った。

 土曜の夜が遅くなることを予期していたのと、

Hiromiが抱える身体の諸問題を踏まえ、

ゆっくり出ることとし、

Hiromiには翌日曜の10時に来てもらった。

Hiromiは今ひどい肩痛に加え、

完治しきらない草かぶれを抱え、

おまけに右足親指の爪が真っ黒で痛みがある。

この日の前日に、

よく14kmも歩けたものだ。

爪を黒くしてしまった原因は、

かたい登山靴で20kmを超える山行をした結果だが、

その登山靴だって履きなれたものだった。

要は今Hiromiの中で、

体幹そのものに狂いが生じているのではなかろうか?

人間そういうときがあるものだ。

そんなときは無理せず、

のんびり歩きをしたい。

 日曜の遅い時間になって、

樺戸山地に向かった。

そして月形町から「月形ダム」に向かう農道に入り、

中野地区の林道入口に駐車。

人が住む最終人家の先だ。

林道入口にも民家はあるが、

既にこの土地を離れ、

通いで農業を営んでいるようだ。

 10時45分、林道入口をスタート。

今回の三等三角点二座は、

積雪期に立っているものの、

積雪期故三角点標石を確認していない。

それを見に出かけた。

直線的な林道を登って行く。

いきなり傾斜のある林道だったので、

少々きつかった。

1kmほど歩くと分岐となり、

ここが今回の二座の分岐点でもある。

まずは左に進む。

そして間もなく現れる作業道に入った。

草に覆われた作業道だが、

ひどい草付きはすぐに消えた。

作業道脇にはここにもウドが大量に自生している。

作業道は一本の尾根に沿って伸びていく。

この尾根の先に目指すピークがあるので、

利用できるところまで作業道を利用する。

すると作業道は目的のピークの、

ほんのすぐ下をかすめるようにして、

更に奥へと伸びて行った。

ピークへの最短距離で藪突入!

笹をひと漕ぎして、

11時45分、三等三角点「熊ヶ澤」

人が訪れた痕跡はなく、

標石周りの笹刈りをした。

 作業道に下って分岐方向に戻る。

今はタニウツギの花が満開だ。

気温が上昇してきたので、

作業道上にシマヘビが現れた。

 最初の林道分岐まで戻り、

今度は逆方向に向かう。

また直線的な林道で気持ちがいい。

途中でかわいい野イチゴの群落を見た。

真っ赤な実がきれいだ。

 分岐から1km弱歩き、

林道のすぐ脇で、

12時45分、三等三角点「瀧澤」

この標石はもともと土中に埋没していたようで、

どなたかが掘り出した様子がうかがえた。

これでまた新たな標石を目にできたことに満足し、

今夏最も暑い中を、

汗を流しながら戻る。

直線的な林道は本当に気持ちがいい。

Hiromiは真っ黒で間もなくはがれそうな爪に、

テープを巻いて歩き通した。

一週間休養する間によくなるといいのだが。

 13時10分、駐車地。

一旦我が家まで戻り、

二週間ぶりの反省会へ!

 

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2022.6.18 『支安平奥』(364m)  本安平越支線林道探索

   この週末は二週間ぶりにHiromiと登ることに。

ただHiromiは現在ひどい肩痛と、

二週間前の藪漕ぎでできた、

植物被れに悩まされている。

更に天候もパッとしない予報なので、

近場で楽しむこととした。

 由仁町川端から南に伸びる、

長大な尾根がある。

この尾根は安平町瑞穂地区を越えて、

厚真町まで続いている。

標高こそ低いが、

そこには複雑に林道が刻まれ、

様々なバリエーションルートを組むことができる。

そしてこの長大な尾根の最高峰が、

「支安平奥」(三等三角点)であり山名はない。

またこのピークには4本の林道が集合している。

一本は由仁町川端地区から伸びるもの。

二本目は厚真町瑞穂ダムから伸びるもの。

そしてあとの二本は、

安平町追分旭から入る、

「本安平越林道」と、

「本安平越支線林道」だ。

一本目の林道以外は、

いずれも「支安平奥」の手前で合流して、

「支安平奥」に至ることになる。

私はこれらのルート中、

これまでに由仁町川端からと、

安平町「瑞穂ダム」からのルートを歩いてきた。

川端からの林道はほぼ健在だが、

車両の通行は途中までだ。

「瑞穂ダム」からは林道がほとんど消滅し、

ズタズタの状態だ。

このルートは先月も検証している。

また、厚真町からの林道は、

いまだ足を踏み入れていないが、

胆振東部地震の震源地により近付くため、

かなり崩壊が進んでいると思われる。

 昨日の朝Hiromiを迎えに行き、

安平町追分旭地区から、

「安平川」に沿って伸びる、

「本安平越林道」に入った。

そしてチェーンゲートまで進み、

ゲート脇の現在は使用されていない土場に駐車した。

 7時45分、ゲートを越えてスタート。

直前に奥地で作業をする業者が来て、

チェーンのカギを開け、

施錠しないまま入って行った。

 歩き出して1kmほどで、

安平川に架かる「旭橋」を渡った。

すると間もなく右手に伐採地が現れ、

林道分岐となる。

ここで直進するのが「本安平越林道」で、

胆振東部地震後の林道復旧工事が、

上部まで終えられていると思われる。

先月「瑞穂ダム」から登って、

上部で「本安平越林道」に合流し、

復旧現場を目にしていた。

 分岐を伐採地側の右に入った。

「本安平越支線林道」だ。

この林道は伐採地の中を忠実に登って行く。

従ってそこにはいい風景が広がる。

そして伐採地の最上部に、

「本安平奥」(四等三角点・244m)があるのだが、

今回はHiromiの草かぶれが完治していないのでスルーした。

これまでに二度立っている、

「本安平奥」は深い笹の中にある。

 「本安平奥」のピークを右手に見て先へ進むが、

この先は私もHiromiも未知の林道だ。

しかし伐採地から先は荒れて、

すぐに林道の決壊が見られたる

とっくに廃道状態だ。

支線林道は尾根筋に沿って蛇行して進む。

そして「本安平奥」基部から1.5kmほど歩くと、

下から上がってくる「本安平越林道」に合流した。

前述の通り「本安平越林道」は、

災害復旧工事を終えて立派になっている。

しかし最近車が通った痕跡はまるで見られなかった。

この「本安平越林道」からは、

沢筋に胆振東部地震で崩壊した爪跡が、

随所で見られる。

また、崩壊した林道を付け替えたところもある。

実に変化に富む林道歩きだ。

 合流点の更に1.5kmほど先で、

「瑞穂ダム」からの林道と合流した。

すると目指すピークはもう近い。

最後は薄い笹漕ぎで、

9時55分、三等三角点「支安平奥」

駐車地から7kmちょっとだった。

何度も立ったピークではあるが、

初めてのルートからと言うことで、

特大のバウム儀式。

 下山は一貫して「本安平越林道」を下った。

ゆるい斜度の林道を下るのは楽だ。

支線林道からは下に見た崩壊地を、

今度は下から見上げるように眺めて歩く。

スタスタ下り、

もう斜度を感じなくなって間もなく、

そばを流れる「安平川」から、

バキバキッ!

と言うすごい音が響き渡った。

姿は目にしていないが、

それほど重量感を感ずる音を発することができるのは、

ヒグマ以外にない。

緊張感をなくしていたヒグマが、

我々の鈴の音を耳にして慌てたのだろう。

 その後木材の小さな集積場が現れた。

この辺りは胆振東部地震で斜面が崩落し、

河岸に大量の倒木が堆積したものと思われるが、

今はきれいにかたずけられて、

すっきりしていた。

そんな風景を眺めながら、

11時35分、駐車地。

まだ時間が早いので、

「もう一座」ト思っていたが、

Hiromiの足に問題発生!

右足親指の爪が真っ黒だ。

登山靴の履き方が悪かったようだ。

とにかく今のHiromiは、

身体に何かと問題を抱えている。

そんなときは無理をしないことだ。

 

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2022.6.17 『知来』(294m)  終始藪漕ぎでピークへ

 

 今日はまた積雪期にはそこに立っているが、

積雪期故目にしていなかった、

三角点標石を確認する山へ。

 今朝月形町の「月形ダム」に向かった。

狭いが舗装された農道を奥へと進む。

すると「月形ダム」の500mほど手前で、

「須部都川」に架かる「ちらいばし」に、

チェーンゲートが設けられていた。

去年まではなかったものだ。

但し、鍵が外れて地面に落ちていた。

しかしそこにゲートを設けたと言うことは、

その先にある施設の管理者も、

道路管理者も、

そこから先には車が侵入することを「よし」、

とは思っていないわけで・・・

橋のすぐ手前に空き地があったので、

そこを駐車地として、

8時ちょうどにスタート。

車道を300mほど歩いて藪に入った。

 「知来」には今冬登っている。

ダム手前より尾根に取り付き、

尾根の頭まで上がって乗越し、

この尾根と平行に走る、

一本西側の尾根に乗り替えてピークを目指す。

距離は短いのだが、

樺戸山地故笹の状況が気になるところだ。

 藪に入ってみると、

最初は濃かった笹が急に薄くなった。

しかし薄かったのはその場限りのことで、

この後は終始濃い笹に行く手を阻まれて、

苦労させられた。

 藪に入ってもがきながら進んで行くと、

ふと足下に人工の木段が現れた。

これには驚いたが、

かつてここに遊歩道が存在した証しだ。

しかし濃い笹の中で、

それはすぐに見失った。

 なんとか尾根の頭まで上がると、

一本西側の尾根が見え、

その南端に目指す「知来」のピークが見えた。

笹は密度が濃いまま続いて行く。

一旦下降して西の尾根に乗り替える。

その間にも例の木段が残るところがあった。

 連絡尾根を下りきって、

登り返していくと、

突然林道に出た。

これは地形図に記された林道だが、

もう廃道になって長いようだ。

車どころか人一人が歩くのも容易ではない。

その林道をまたぐ形で、

先の斜面に取り付いて登って行く。

笹が濃くて手を茎に突き刺して出血する場面も。

前日からの雨で笹はかなり濡れており、

この時点で雨具はずぶ濡れだ。

 やっとの思いで西の尾根に乗り、

あとは尾根筋をピークに向かって直進。

笹の密度は衰えることがない。

しかしなんとか乗り越えて、

10時ちょうど、

三等三角点「知来」

笹が濃くて見つけられないのでは、

と心配したが、

足元はわりときれいな状態で、

標石がしっかりと頭を出していてくれた。

 下山は最初の尾根まで同ルートを戻った。

そして登り返した尾根を、

そのままダム湖に向かって直進。

急斜面を笹につかまりながら下り、

ダムの管理施設の奥に下った。

この辺りは今かわいいピンクの、

「タニウツギ」がきれいだ。

 ダム施設に立ち寄って昼食とした。

ダム湖を眺めながらのんびりするその間に、

脱いだ雨具を広げて天日干し。

濡れたザックも乾かす。

梅雨みたいに毎日降られると、

ザックや靴を乾かす暇がない。

 昼食後500mほど歩いて、

11時45分、駐車地。

この後もう一座を予定していたが、

濃い藪漕ぎで疲れてしまい意気消沈!

そのまま帰途に着いた。

そして地元でスーパーに寄り、

ささやかな花と女房の好物である刺身用の海老を買った。

今日は我々夫婦の43回目の結婚記念日だ

家に帰り女房に花と海老を差し出し、

「43年間ありがとう」

「えっ? あっ、忘れてたーっ!!」

って、お前覚えてたことないべやあ・・・

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2022.6.16 『長官山』(254m)  ひでえ雨・・・

 今週も月~水曜日の三日間出勤だった。

来週も同様の予定だが、

新型コロナウィルスの感染が減少する中で、

少しずつ仕事量が増えてきた。

もう少しで出勤日数が増えるかもしれない。

思えば昨年、一昨年のこの時期は、

仕事がほとんどなく、

長い休みの連続だった。

それはそれで、決して時間は無駄にしないのだが。

 今日は雨降り。

だからと言って山に向かわないという選択肢のない私。

山に登る以外にすることがない。

いや、いつでも山に登っていたい。

山登りが身体に染みついている。

それが山好きと言うものだ。

 今朝家を出る時点で、

最終的に予報をチェックするも、

雨に降られないで済むところはない。

それで空模様を見ながら、

とりあえず長沼町方面に進路を向けた。

しかしどこまでも続く雨空で、

遠くの山が霞んで見えない。

そうなるとどこへ行っても同じこと。

であるならば、

極力燃料を無駄にしない、

最寄りの馬追丘陵で楽しむことにした。

 馬追丘陵は南北に長い尾根が続く丘陵地帯だ。

この尾根の北端が「長沼スキー場」で、

ここから南に向かって、

道々1008号線の、

通称「夕張~長沼線」までの間に、

遊歩道がつけられている。

遊歩道とは言っても、

しっかりと管理されているわけではなく、

まあ登山道がそこについている、

と言うのが妥当なところだ。

そしてその遊歩道がつけられている部分の、

北半分に三角点が三か所存在する。

今日はこれをめぐることにした。

 朝8時過ぎに「長沼スキー場」麓をスタート。

このときは一旦雨が上がっていた。

馬追丘陵を歩くのは久しぶりだ。

はじめは舗装されているのに、

めったに車が走ることのない町道を歩く。

舗装道路は大きく蛇行して高度を上げ、

「長沼スキー場」の上部をかすめるように続く。

その後砂利道となり、

車はその先の「文学台」まで入ることができる。

その「文学台」と車両進入禁止の、

遊歩道との分岐地点に、

レンガに見立てた公衆トイレが建つ。

これが気持ち悪くてねえ。

なんだか強烈な臭いがきそうで、

いつもこの前は息を止めて通過する。

そんなトイレなぞ誰も使用することはないと思うのだが・・・

 一旦「文学台」に立ち寄るも、

空知平野は雨空の下で、

湿った空気に煙っている。

すぐに戻って遊歩道を進む。

間もなく『長官山』だが、

その直前で再び雨が降り出した。

雨具を着用して頂上へ。

そしてそのまま「子午線標」方面に下った。

これは旧「馬追温泉」から、

遊歩道がつけられている尾根の、

一本東側の尾根だ。

遊歩道の尾根とはほぼ並行して南に伸びる。

この尾根筋を下り始めて驚いた。

去年までは薄い踏み跡が続いていたこの尾根に、

立派な登山道ができていた。

どなたかが草刈りをされ、

それ故に歩く人も増えたようで、

草かぶりのないしっかりした登山道だ。

以前は笹漕ぎで歩いたものだが、

楽々下って行く。

すると雨足が強くなった。

雨具に雨粒がバチバチ当たる。

この尾根の先で藪に入り、

一つ目の三角点を目指すつもりでいたが、

それどころではなくなった。

そのまま登山道を下った。

そして正規の遊歩道に合流すると、

突然の強い雨が遊歩道上に流れを作っていた。

そうなるとモチベーションガタ落ちで、

予定は中止し、

遊歩道上を登り返して駐車地に戻ることにした。

強い雨はしばらく続き、

また弱くなったが止むことはない。

再び『長官山』に登り返して、

「長沼スキー場」に向かった。

遊歩道から車道に変わるところに、

遊歩道全体を示す案内板があるのだが、

これが新しいものに替えられていた。

登りでは気付かなかったのだが・・・

 砂利道から舗装道路に向かうが、

紅葉が美しい砂利道は、

緑の時期も大変美しい。

 最後は舗装道路からスキー場に出て、

広い斜面を下った。

そして直下の駐車地へ。

 帰宅して明日以降の予報をチェックすると、

明日以降も雨が続く予報だ。

梅雨前線が東北地方まで北上したという。

「北海道には梅雨がない」と言われるが、

この時期はぐずついた天候が続くことが多い。

それを北海道では「蝦夷梅雨」(えぞつゆ)と呼んでいる。

 

 

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