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2025.5.3 『中小屋』(ナカゴヤ・309m)  okazu登場!

 私のGW7連休4日目の、

先週土曜日は、

Hiromiがokazuを連れてきた。

okazuとは今は付き合いをやめてしまった、

Toshiのグループに所属している女性だ。

先日HiromiがToshi主催の山行に参加して、

気が合うからと連れてきたのだ。

ところがこの日は雨の予報で、

それがいつ上がるかと気をもんだ。

 この朝Hiromi宅に集合。

小雨の中を出発したものの、

予定した方面は雨が止みそうにない。

それで予定を二転三転させて、

空の明るい方へと向かった。

それが「中小屋」だった。

そして駐車地の「中小屋墓地」に着くと同時に、

ピタリと雨が止んだ。

 歩き出すと、

墓地からNTTの管理道路ゲートまでの100mほどが、

林道整備されていた。

昨年その奥で伐採作業が行われたのは知っていたが、

まだその風景は見ていない。

 管理道路に入って歩きながら、

Hiromiとokazuの会話がはずむ。

そしていくらも歩かないうちに、

okazuが突然上に着ているものを脱ぎ、

半そでシャツ一枚になった。

なんぼ何でも寒いべよ~

と思うのだが、

当人は「寒くないです!」

okazuは山登り初心者だが、

元々ランナーだそうだ。

だから軽装がフツーなんだな。

 途中空知平野を一望できるところに寄って、

先へと進んだ。

そして林道から作業道に入り、

最後は少々の藪漕ぎになるのだが、

直前までの雨で笹が濡れている。

それでこの日は藪入りをパスしようとした。

ところがokazuが、

「せっかく来たんですから!」、

と言って積極的だ。

 濡れた笹をかき分けて、

三等三角点「中小屋」。

三角点での記念撮影も、

おしゃべりに夢中でご覧の通り!

 ピークを後にして、

しばしギョウジャニンニク採りに励んだ。

その後は林道から管理道路を淡々と歩いて駐車地へ。

そして次の山へと移動した。

 

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2025.4.12 『鶴巻』(ツルマキ・256m)  メルヘンチックな山歩き

 

 当別町から道々を浜益方面に向かって走り、

国道451号線に突き当たる地点に、

昔「鶴巻商店」という雑貨屋があった。

それがなくなってから、

もう40年にもなろうか?

その店のご子息が、

その後砂川市の駅前で、

「ツルマキ電気」という電気店を経営していたことも、

なつかしく思い出される。

この店の「鶴巻」からとったものなのか、

その裏山に「鶴巻」という点名の、

三角点ピークがあるのを地形図で知り、

土曜日の朝「盤ノ沢」をリタイアした後、

これに登ってみることにした。

道々と国道が交わる地点より、

ほんの少し浜益寄りに、

ちようどよい駐車スペースがあった。

不届き者がいて、

ゴミを捨てて汚いが、

我慢して駐車した。

そして駐車地からそのまま雪原へ!

気温が上がって暑いくらいなので、

はじめからアウターなしだ。

目の前には融雪が進む崖状地形が広がっている。

それを登って、

尾根上に上がらなくてはいけないので、

雪が残って登りやすいところを探した。

そして登りきると、

何て言うんだか知らないが、

目の前にすごい太さの木が現れたので、

つい抱きついてしまった!

しかし、両手を広げると180cmある腕でも、

木の太さの半分にも満たなかった。

 陽光を浴びて美しく、

広い尾根を進んで行く。

足元の雪は良く締まり、

その中でまばらに立つトドマツ。

メルヘンチックな風景だ。

そして木々の間からは、

時折純白の増毛山地が、

その美しい姿を見せる。

また陽光に照らされたトドマツの緑が、

やけに美しく感じられる。

起伏の緩やかな中で、

周囲の風景を楽しみながら歩き、

四等三角点「鶴巻」。

ピークから西に『別狩岳』(北・726m)、

南に『別狩岳』(南・666m)の頂上部が見えていた。

それにしても素晴らしい天候だ!

 下山は同ルートを引き返したが、

今度は東側の樺戸山地を眺めながら下る。

天気が良いので、

どこの景色も素晴らしい!

最後は崖状地形を下ると、

正面に『丸山』(500m)の、

大きな山体が横たわる。

そして汚い駐車地へ。

天候に恵まれた、

いい日を楽しめたことに満足して帰途に着いた。

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2025.4.5 『中山』(ナカヤマ・426m)  ここも景色が素晴らしい!

 

 先週末の土曜日、

増毛山地の南端で、

「泥川奥」に登った後、

国道451号線を滝川方向に4kmほど走って、

極力国道の端ギリギリに車を寄せて駐車。

そこからスノーシューでスタート。

 「中山」は以前から気になっていた。

『別狩岳』(北・726m)への登路で、

その姿を目にしてきたが、

実際に登るのは、

今回が初めてだった。

また、地形図を見ても登行距離は短いが、

眺めがよさそうな雰囲気だった。

 山側に向かって歩き出すと、

すぐに川が現れ、

パッと見全て開けてしまい、

スノーブリッジが見当たらない。

川を渡るにも、

両岸の壁が垂直で高く、

川床に下りると上がれなくなる。

それで渡れるところはないかと、

歩いて探した。

するとラッキーなことに、

スノーブリッジが見つかって、

ホッ・・・

 川を越えると樹林に入った。

針葉樹林の中を登っていると、

気温の上昇で暑い。

暑くなると、

Hiromiがすぐアウターを脱ぐ。

樹林の中のはっきりしない尾根を登って行くと、

しだいに幅が狭くなり、

上部へと続く明確な尾根筋となった。

そして350m辺りまで高度を上げると、

背後の木々の隙間から、

遠くの景色が透けて見えるようになった。

更に高度を上げることによって眺められる風景に、

期待感が膨らんで行く。

 尾根筋は次第に狭くなると同時に、

傾斜が増して、

先を行くHiromiは、

木の枝につかまって登る場面もあった。

同時に背後に広がる期待の風景が素晴らしい。

 400まで上げると稜線上となった。

そして北から東、南方面に遮るもののない風景が広がった。

素晴らしい!

その中には、

直前に登った「泥川奥」も、

近い距離で見えていた。

それをHiromiにもしっかりと確認させた。

この後は稜線上を南に向かって、

風景を楽しみながら歩き、

三等三角点「中山」。

ピークからは南に「別狩岳」(南・666m)と、

西側の木の間越しに「別狩岳」(北・726m)が見えていた。

しかし、何と言っても目立つのは、

北側の「丸山」(500m)だ。

大きな山体が横たわっている。

 素晴らしい風景を堪能して、

下山を開始した。

同ルートを下ったのだが、

急なところは危険なので、

Hiromiがスノーシューを外して下る。

しかしその後はスノーシューで滑ることも楽しみ、

楽々下って駐車地へ。

この山が期待以上に素晴らしかったことに納得して帰途に着いた。

そして夕方、

久しぶりに「反省会」とした。

 

 

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2025.3.15 『東阿蘇岩』(ヒガシアソイワ・217m)  検査をしてから山へ

 昨日は午前中かかりつけのクリニックへ。

このところどうも調子が悪く、

山に入って歩き出すと、

言いようのない辛さに立ち止まり、

膝に手をついて休むようになった。

そして歩き出すとまた辛くて立ち止まる。

そんな苦しい山行の繰り返しが、

1ヶ月ほど続いた。

それでこれじゃあまずいと、

主治医のところに行って相談してみた。

そこで胸部レントゲン写真を撮り、

心電図の検査をし、

最後に血液検査をした。

するとレントゲンによる心臓は動脈瘤もなく異常なし。

心電図もきれいな波形で異状ないという。

あとは血液検査の結果で、

何かの数値に異常があるかも・・・

まあとりあえず心臓に問題がなかったので、

一安心というところだ。

高校時代の同級生である主治医は、

原因不明の不調に頭を抱えた。

そして後日判明する血液検査の結果に、

重大な異常が出た場合は、

電話をもらうことにしてクリニックを出た。

このとき主治医に質問されたことは、

殆どが我が女房に質問されたことと同じだった。

 

20代前半から、

保健師、看護師として68歳まで勤めた女房は、

やはりすごいと感じた日だった。

クリニックを出ると、

時刻は既に10時半を過ぎていた。

中途半端な時間になってしまったので、

距離の近い当別へと向かった。

 当別から「ふくろう湖」方面へと走ると、

「当別川」に架かる「青山橋」を渡る。

これを渡ったところに駐車スペースがあった。

それでそこを起点に、

「東阿蘇岩」に登ることにした。

 駐車地からスノーシューを手に、

「青山橋」を渡った。

そして渡りきってすぐスノーシューを装着し、

「当別川」に沿って上流方向へと歩き出した。

そこに施設されている水門を過ぎて間もなく、

屋根の末端に取り付いた。

尾根の手前に水路が通っており、

無積雪期だと、

その渡渉地点を選ばなければならないが、

今はまだほとんどが雪に埋もれていた。

 水路を渡ってすぐ斜面を登った。

湿って締まった雪の歩行が楽しい、

と言いたいが、

やはり調子が悪い。

辛くて長くは歩けない。

何度も何度も立ち止まり、

休んで更に歩を出していく。

何なんだろうね~

 針葉樹林の中を登って行くと、

ここにはトドマツだけではなく、

エゾマツも見られる。

私はスッキリした幹のトドマツは好きなのだが、

ゴツゴツした幹のエゾ松は好きになれない。

なんだか恐竜の皮膚を連想させる。

恐竜なんか見たことないけどね~

 ある程度の傾斜をもったトドマツの林を登りきると、

一旦傾斜が落ち、

落葉樹の林の中を進む。

この林は深い笹の中にあり、

無積雪期にHiromiとそれを、

かき分けながら登ったことを思い出す。

 平たんだった地形は、

やがて傾斜を増し、

北向きの尾根にのった。

この尾根の向こうは、

崖状地形で落ち込んでいる。

 尾根を忠実に登って行くと、

やがて明確なピークが見えてきて、

四等三角点「東阿蘇岩」。

すぐ西側に「阿蘇岩山」(418m)と、

その山頂に航空自衛隊のレーダー基地が見える。

しかし昨日はガスがかかりだしてよく見えなかった。

また北の方には木の間越しに「当別ダム」が見える。

そのダムを越えて流れ落ちる水の轟音が、

辺りに響いていた。

 ピークでちょっと遅い昼食を摂って下山。

下山はほぼ同ルートを下った。

もうかなり気温が上がっていたので、

南向きの斜面は雪が融けて腐り、

スノーシューを深く飲み込まれる。

その苦痛に耐えて当別川へ。

そしとて駐車地。

短い山行ではあったが、

この日もきつかったねえ。

しかし、この不調はいったい何なんだろうねえ・・・



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2025.3.9 『熊ヶ澤』(クマガサワ・235m)  急遽予定変更!

 先日の日曜日は、

月形町の「月形ダム」を起点に活動しようと、

国道275号線から町道に入り、

ダムを目指して走って行った。

すると最終人家から先で、

いつもの年なら車1台が通れる幅にしか除雪されていないのだが、

この度は車が交差できる幅に除雪されていた。

今年は雪が少ないからか?

と思いながら走って行くと、

ダムのすぐ手前で通行止め!

そしてそのすぐ先で、

「須部都川」に架かる小さな橋の架け替え工事がされていた。

もうダムまでは歩いても近いので、

工事を休んでいる日曜日なら、

橋を渡って行ってもいいかな?

とも考えたが、

そこはやはり気が引けた。

それで町道を少し引き返し、

最終人家の近くに駐車できるスペースがあったので、

これを利用して「熊ヶ澤」を往復することにした。



 タイヤショベルで雪が押し付けられてできたスペースは、

「熊ヶ澤」へと続く尾根の末端にあり、

それは偶然絶妙な位置にあった。

それで駐車地から、

そのまま目の前の尾根に取り付いた。

急な尾根は日陰のため、

雪がサラサラと崩れて登りにくい。

僅かな標高差に時間をかけて、

ようやく登りきると、

広くなだらかな尾根が先へと続いていた。

そして南方向に「阿蘇岩山」(418m)が見えていた。

 樹林帯の尾根は、

広く傾斜も緩やかだが、

それでも確実に高度を上げて行く。

樹木の切れた位置から、

目指す「熊ヶ澤」のピークを視認することができた。

そこからはその先の尾根が、

反時計回りに弧を描くように伸びて行くのも確認。

雪質は悪くない。

しかし調子が悪い。

このところどうも体調が良くない。

長く歩き続けられず、

どうしても立ち止まらなければならない。

そして少し休んでまた歩き出す。

そんなことを繰り返しながら進むので、

ひじょうに時間がかかる。

そんな中で膝に手をつき、

休んで顔を上げると、

トドマツの林の間に「中小屋」(三等三角点・309m)が見えた。

自分の辛さもあり、

なんだかずいぶん美しく見え、

そこに登りたくなった。

そしてまた歩き出す。

 ピークに近付くと林道が現れるものの、

そのまま尾根筋を進んだ。

進行方向右手には、

木の間越しに空知平野の風景が透けて見えた。

そして三等三角点「熊ヶ澤」。

展望は北側のみだ。

「月形ダム」方向の山が連なる。

 ピークに長居はせず、

早々に下山を開始した。

すると天気予報では昼頃から降り出す予定の雪が、

 

ずいぶん早い時間から降り出した。

そんな中を下って行くと、

トドマツの幹に新しいヒグマの爪痕が。

田畑が近いのに、

自然豊かだねえ!

 駐車地に戻っても、

まだ時間は早かったが、

体調の悪さもあるので、

そのまま帰途に着いた。

そして女房と久しぶりに買い物へ。

 


 

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2025.1.26 『瀧澤』(タキザワ・154m)  明るい丘陵地帯で

 

 先日の日曜日は、

本当によく晴れた!

午前中「月形」で素晴らしい風景を眺めた後、

もったいないので、

短時間で登れる一座に寄った。

それは同じく月形町で、

「月形ダム」に向かう町道の、

中野地区から入山する三等三角点。

 町道を走って行くと、

最終人家の前で、

車両が5~6台道路脇に停まっていた。

見るとスノーモビルを積載できるトラックが多い。

それで「月形」の山中で爆音を轟かせてやってきた連中が、

ここを起点に入山したことが分かった。

農家の目の前にずらりと車を停めて、

さぞかし家人は迷惑に思っていたことだろう。

それにしても午後になっても戻ってきていない。

自らの脚を使うことなく、

機械の力に頼って山に入るのだから、

いくら防寒対策をしても、

長時間に及ぶ山中滞在は寒いだろうに・・・

 最終人家の先にある、

倉庫だけの廃屋近くに駐車スペースを見つけた。

この冬は雪が少ないので、

除雪活動が有利なため、

いつも車一台分しか開けられていない農道が、

この度は広々と除雪されていた。

 廃屋倉庫の前で、

農道を離れて尾根の末端に取り付いた。

はじめはきつい斜度だが、

それを登りきると平たんになり、

その後は樹林の中の、

広い尾根を徐々に登って行く。

樹林の中で視界は効かないが、

時折木々の切れ間から、

純白の『ピンネシリ山』(1,100m)~『隈根尻山』(971m)の山並みが見える。

それにしても、

視界の効かない樹林帯を歩いていても、

青空と言うのはいいもので、

その青空を望めるだけで気持ちよく歩ける。

 歩きやすい雪面を、

ゆる~く ゆる~く歩いて、

三等三角点「瀧澤」

ほんのりと小高いところがピークで、

無積雪期だと、

もう廃道に近い林道のすぐ脇にある三角点だ。

ここの標石は、

確か角が欠けていたような・・・

 下山は同ルートを引き返した。

陽が燦々と降り注ぎ、

空はどこまでも青く、

とにかく気持ちがいい!

そして樹林を抜けて田園に下ると快晴で、

駐車地に戻って振り返れば、

『隈根尻山』(971m)~『三角山』(708m)の、

美しい山並みが、

谷の奥に広がっていた。

更に帰途で新篠津町を走っていると、

樺戸山地全体の美しい姿をとらえることができた。

晴天に恵まれた、

素晴らしい一日を楽しめたことに感謝!

また、山に出かけるのに、

除雪の心配をしなくていい、

なんとも平和な冬だぁ・・・

 

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2025.1.26 『月形』(ツキガタ・305m)  必ず登りたくなる山へ!

 

 積雪期になると、

必ず行きたくなる山がある。

その中の一つが「月形」だ。

先日の日曜日は天気予報でも「晴れ」とのことだったので、

今年も行ってみることにした。

 この日の朝Hiromiを迎えに行き、

月形町に向かった。

1月に入ってからほとんど雪が降らず、

道路はどこもアスファルト路面だ。

走りやすいがタイヤが減ることを、

多少なりとも気になる小市民。

 月形町豊ヶ丘で、

「豊ヶ丘貯水池」そばの農道脇に駐車。

私が路上駐車することなぞ、

全くと言っていいほどないが、

ここには適当な駐車スペースを見いだせず、

やむなく路駐だ。

ただ、一日に走る車が何台もないであろう、

と思われる農道だ。

 準備を整えて「豊ヶ丘貯水池」に向かった。

このところの暖気で、

雪面がよく締まって歩きやすい。

小型のスノーシューでもよいが、

下山時に気温上昇のため雪が腐る心配があるので、

大型のものを使う。

 貯水池奥で西向きの尾根に取り付いた。

広葉樹林の中の明瞭な尾根を登って行く。

この前日の土曜日は、

仕事で山に出かけられなかったHiromiが、

思いっきり体力を消耗しようと言うのか、

やけに速くてすぐに姿が見えなくなってしまう。

写真を撮るのに困るからと、

何度言ってもききやしない。

 西向きの尾根を登りきると傾斜が落ちて、

尾根の方向が北向きに変わる。

それを少し行くと、

再び西に一旦下降する尾根が現れるので、

これに乗り換える。

締まった雪面を慎重に急下降すると、

南西方向に目指す「月形」の、

白く美しい姿が望める。

そしてここからは、

ほとんど遮るもののない風景の中の歩行となる。

尾根筋から北には『三角山』(708m)が、

端整な頂上部をのぞかせている。

晴天の中でのこのルートの歩行は実に楽しい。

 280で一旦「樺戸林道」に合流する。

すると林道上には、

スノーモビルの古いキャタピラ痕が残っていた。

今度はその上を歩いて進む。

林道の左手に樹木が全くなくなる部分から、

空知平野が見渡せる。

そして周りの風景も美しい。

 林道に合流して1kmほど歩き、

目指すピークに続く尾根に取り付いた。

するとけたたましい音が聞こえてきた。

ウィーン、ウィーン、ウィーン!!

スノーモビルのエンジン音だ。

それが爆音を轟かせて、

どんどん近付いてくる。

樺戸林道を走行しているのだ。

そして我々が進む尾根の直下を通過した。

その数5台!

二人乗りをしているモービルもあった。

中にはこちらを見上げている者もいた。

林道上に残した我々のスノーシューの跡を見て、

人が入っていることを知ったのだろう。

とにかく音がうるさい上、

排気ガスがひどい臭いをまき散らしている。

スノーモビルの一団は、

「月形」のピーク基部で止まり、

一旦エンジンを切った。

その後ピークまで上がってくるのかと、

ひじょうに嫌な気分だったが、

再びエンジンを始動した後は、

そのまま奥へと走り去って行った。

ホッ・・・

 

 二等三角点「月形」のピークに、

例の黄色地に黒文字の私製標識が付けられていた。

これも例によって、

ピークに立つ白樺の幹にビスを打ち込んでとめていた。

この標識が夕張の「空池山」や、

栗山の「天狗山」、あるいは厚真町の「鬼武士」で外されたのを目にしてきた。

誰がどういう意図で外したのかはわからないが、

これもいずれは取り外されるのか?

 山頂から少し東に移動すると、

北から東を経由して南までが、

一切遮るもののない世界として見渡せる。

これが「月形」へと足を運びたくなる最大の要因だ。

そんな風景にしばし見入って下山を開始した。

スノーモビルの一団が戻ってこなければいいと願いつつ歩いたが、

もうその騒音を耳にすることはなかった。

 また楽しく復路でアップダウンを繰り返し、、

最後の下りを前にして昼食とした。

そしてまぶしい陽光の中を下山。

来シーズンも必ず訪れることになると確信し、

晴天を更に楽しむべく、

もう一座へと向かった。

 

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2025.1.12 『二番川』(290m)  『ピンネシリ山』~『神居尻山』の展望台へ

 

 1月の三連休中日は、

天候が安定していたので、

樺戸山地で活動することにした。

私の住む辺りでは、

年末年始から天候がほぼ安定しており、

除雪をしたのが二日間だけだった。

しかも、降雪量が少なく、

すぐに終わってしまう程度。

そんな安定した天候が、

10日を過ぎてもまだ続いている。

こんな年も珍しい。

過去には10日直前に、

家のドアが開かないくらいの、

とんでもない大雪に見舞われたこともあった。

おかげて除雪のない楽な正月を過ごせた。

 この朝の起床が6時半。

いつもなら午前3時か4時に目が覚めて、

トイレに起きると、

もう眠れずベッドの中でグダグダ時間が過ぎるのを待ち、

6時に起床する。

ところがこの朝と前日の朝は、

目が覚めると6時半を過ぎていた。

風邪のため服用していた、

咳止めが効いていたせいだろう。

おかげでのどの痛みがかなり軽減した。

ただ、起きると咳がゲホゲホと出だすので、

日中も咳止めを服用した。

 8時前に家を出て、

当別町へと車を走らせた。

そして道々を浜益方向へと向かい、

青山地区で地理院地図に、

「梅村牧場」と記された近くの道々脇に駐車。

そこには毎冬駐車できるスペースが確保されている。

 駐車地からいきなり道路反対側の雪の中へ。

そして急傾斜を登った。

すると広い平原となる。

ここは昨秋勝手に車を停めたのが気に入らないと、

地主に通報されたところだ。

山から下りると警察官が待ち構えていて、

事情聴取をされた。

離農した農家が置き去りにした、

ただの原野だと思ったんだけどねえ。

 雪原を縦断すると、

見覚えのある林道入口だ。

昨秋はこの林道を雑草が覆っていたっけ。

 雪面は表面に少々新雪が載っているものの、

その下は寒暖を繰り返してできた、

やや固い層になっており、

スノーシューを深く取られることはない。

 はじめは林道を歩いたが、

そのうち放牧地が現れるので、

そちらの広い風景が魅力的で、

その中を歩く場面も。

ただ長くは続かないので、

また林道に戻って登って行く。

まだ咳止めを服用しているような状態なので、

斜度が増すと胸が苦しく呼吸が辛い。

 

 スタートして3kmほどで、

「二番川」の基部に達した。

ひとりラッセルと呼吸が苦しいせいで、

けっこう時間が経過していた。

 最後は林道を離れて小尾根に取り付き、

その先で三等三角点「二番川」。

このピークは東側に樹木がないので、

ちょうど『ピンネシリ山』から『神居尻山』が、

目の前に鎮座している感じだ。

この両山の素晴らしい展望台になっている。

そんな展望台で昼食とした。

 下山は同ルートを引き返したが、

放牧地が現れると、

それに入ったり出たりして風景を楽しんだ。

放牧地は林道の両側に現れるので、

その出入りも次から次へと言った感じで慌ただしい。

しかし、どこに入っても景色が素晴らしい。

また、トドマツの林を覗くと、

新しいヒグマの爪痕が残されていたが、

放牧された牛たちは被害を受けなかったのだろうか?

このルートの登りは『神居尻山』を眺めながら、

下山は『別狩岳』(南)を眺めながらになるいいルートだ。

また、登りでは上空を覆う雲が多かったが、

下るほどに晴れ渡り、

駐車地に着くころには青空が大きく広がっていた。

 

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2025.1.3 『金沢』(126m)  雪に降られるのは嫌だ~

 

 正月3日の朝は一人で家を出て、

樺戸山地の南端へと向かった。

Hiromiの都合でしばらく別行動となるので、

燃料費節約のため、

極力近場で活動する。

現段階でのガソリン価格が、

174円/ℓ!(モダ石油)

たけぇ~

 この日は午前中いっぱい降らない、

との天気予報に従って出かけたものだったが・・・

 当別町金沢地区に入ると、

上空に雪雲と青空の境界が見られた。

それもいつもとは逆で、

北側が青空で南側に雪雲だ。

どうりで家を出てから当別町に入るまで、

ずうっと雪が降り続いていたわけだ。

 金沢地区の「金沢神社」前を駐車地とし、

「金沢」(二等三角点)~「伊達山」を歩くことにして、

神社の鳥居をくぐった。

そしてすぐ尾根の末端に取り付いた。

この登りが急で、

四苦八苦してようやく神社の裏手に上がった。

登りきってしまうと、

尾根筋の歩行は楽だ。

立派な針葉樹林の尾根を登って行くと、

作業道に出るので、

これを利用して更に登って行く。

駐車地に着いた時晴れていた空が、

次第に曇ってきて嫌な予感だ。

 尾根筋の木の間越しに、

「ふくろうの湯」の建物が見えたが、

今は営業しているのだろうか?

営業したり休んだりを繰り返して、

現在は休業中のように見えた。

  作業道両側のトドマツ林が美しい。

そして時折樹木の切れ間から、

空知平野の田園地帯が見える。

 作業道は傾斜を増し、

それを登りきると、

東西に走る尾根上にのった。

これを西に向かって歩いて行く。

すると雪が降り出した。

雪はみるみる強くなり、

遠くの景色が降る雪に曇って見えない。

西に向かう尾根が、

南北に走る広い林道に出て、

目の前の「金沢」に登って行く。

そして二等三角点「金沢」。

ピークに立つとひどい降りようになった。

正直雪は雨同様嫌いだ。

雪が降りしきる中の歩行は、

雨の中を歩くのと同様の不快感を感ずる。

嫌気がさして「伊達山」に向かうのをやめ、

下山することにした。

その場で女房にlineを入れ、

昼食は家に帰って食べるので、

飯を炊いてくれるよう頼んだ。

 下山を開始して、

しばらく下って行くと、

突然上空に青空が広がり、

陽が射してきた。

しかし一旦ガタガタに下がったモチベーションは、

再び上げるのが難しく、

迷うことなくそのまま下山。

そして駐車地が近付くと、

再び雪が降り出した。

結局この日は「雪」!

それにしても落ち着かない空模様だったし、

天気予報も相変わらず精度が悪い。

 昼前には帰宅して、

出かけている間に降り積もった雪を除雪して、

女房とゆっくり昼食とした。

 

 

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2024.11.16 『高岡山』(137m)  大空と大地の中を行く!

 

 11月の第三週週末の朝、

当別町で「茂平沢」への未体験林道を歩いていると、

すこぶる天気がいいので、

広い景色が見たくなった。

そんなとき今回の「高岡山」は最高だ!

そこには遮るもののない、

ただただ広い風景が広がる。

 この日の午前中、

当別町弁華別で茂平沢を抜け、

一旦道々に戻って、

すぐ近くで「パンケチュウベシナイ川」に沿って、

西に伸びる農道に入った。

狭いが舗装された農道を走って行く。

農道は3kmほどで斜度を増し、

明らかに登りとなる。

この登りに入った地点から、

農道が林道に変わるものと思われる。

そしてこの林道のほぼ最高標高辺りで、

「高岡山」へと続く林道が現れるので、

その入口の向かい側の空き地を駐車地とした。

 「高岡山」については思うところがある。

今年の6月ハイエースを売却し、

同時にフィットの購入を契約した後、

そのままここに来たことを思い出す。

もう広いハイエースには乗れないことに対する淋しさと、

小さなフィットの安価な維持費に対する期待感とが入り混じり、

ひじょうに複雑な感情を抱いたまま、

この林道を歩きだした。

そして今、

フィットの維持費は期待以上で、

その点は大いに満足している。

ただ、室内が狭く、

それは難儀していると言わざるを得ない。

しかし燃費には代えられない。

まあ、どちらも一長一短あるものと納得するしかない。

 この日は空に雲がなく、

素晴らしい晴天だった。

更に暖かく、

正に小春日和!

林道に入ると、

カラマツがまだ黄金色の美しい姿を残していた。

そして樹林を抜けると、

以前ゲートが設置されていた跡が残り、

その向こうには遮るもののない風景が広がった。

左手の東側には「石狩平原ゴルフ場」の緑が美しく、

右手の西側には風力発電の、

巨大プロペラが5基見えている。

 広々とした風景を楽しみながら歩き、

林道入口より3km弱で、

右手に現れた作業道に入った。

少しの間笹被りとなるが、

上空を走る小規模送電線と交差して間もなく、

右前方に目指すピークが見えるようになる。

標高が低いので、

山と言うよりは、

広大な丘陵地帯と言った感じだ。

そして作業道を離れて藪に入った。

はじめは下半身ほどの笹だが、

そのうち深くなり、

背丈を越える部分もある。

ただ長くは続かず、

藪をかき分けて、

三等三角点「高岡山」。

以前標石周りを笹刈りした時より、

ずいぶん笹が濃くなっていた。

三等だが訪れる人がいないようだ。

 下山は果てしなく広い原野を下って行く。

笹薮から作業道へ。

そして送電線のそばで昼食とした。

その後送電線の作業道を少し下り、

林道に戻った。

林道に戻った後は、

また広々とした風景を楽しみながら歩く。

ここは本当に気持ちがいい。

天気も最高で、

この日この風景を眺めながら歩けたことに、

心より満足して駐車地へ。

いやあ、いい日だったな~

 

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