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2024.10.13 『二番川』(ニバンガワ・290m)  こんなところで通報された!

 

 10月の三連休中日は、

Hiromiが急遽仕事がらみで、

自由が利かなくなってしまったので、

一人で樺戸山地に出かけてみた。

当別町から道々を走り、

青山奥地区へ。

そこには地理院地図に大きく、

「梅村牧場」と記された地域がある。

そこに農道が伸びているので、

これに入って行った。

すると林道の入口が現れるので、

この林道を利用して「二番川」(三等三角点)を往復することにした。

数年前に一度そこには立っている。

ただ林道の入口には駐車スペースがないため、

少し戻って農道横の草地に駐車した。

この奥には離農した農家の廃屋があるので、

その方の農地であったのであろうが、

もう荒れ地と化していた。

当然訪れる人もいないだろう。

しかしこれが間違いで、

後でちょっと面倒なことになった。

 駐車地から歩き出すと、

晴天の下気持ちがいい。

雪虫が飛んでいたので、

そっと手の平に載せてみた。

気温も9℃と言うことで、

雨具着用でも暑くはない。

間もなくチェーンゲートを越えて、

荒れた林道に入るが、

もう雑草がはびこり廃道状態だ。

それを少し上がって行くと、

北側に牧草地が広がる。

そしてその向こうには『神居尻山』(947m)が、

美しい姿を見せている。

また背後には『別狩岳』(南・666m)を中心とした山並みが続く。

いいところだ。

この後牧草地は林道の右左に、

次々と現れ楽しませてくれる。

広い風景はとにかく素晴らしい!

 牧草地が終わると単調な林道歩きが続く。

そこには倒木があったり、

エゾシカの骨が落ちていたりと、

単調でもないか?

おまけに木々の間から、

『神居尻山』が間近に見えて、

小さな感動!

また、期待した紅葉は、

やはりここでもまだ早かった。

 林道のチェーンゲートから歩いて、

約2.5kmほどで「二番川」のピーク基部に達した。

三角点まではわずかな距離だが、

かなり濃い藪だ。

ただ、もう雨具を着用しているので気が楽だ。

そして突入!

笹の密度は濃いが、

茎が細いので予想したほど苦ではない。

笹をかき分けてピークに到達し、

標石を探す。

はじめ濃い笹と多少の落ち葉に隠れて見つからず、

「こりゃやべ!」、

と思ったが、

どうにか見つけられて「ホッ・・・」

すぐにハサミを出して笹刈りだ。

このピークは東側に樹木がなく、

『ピンネシリ山』と『神居尻山』の姿がすっきり見える。

前回ここに立った時のことを、

まるで覚えていないが、

いい山じゃないか!

 ピークから林道に戻り、

復路に入るが、

この復路では往路で適当に流してきた、

牧草地の風景をじっくりと楽しむことにしていた。

緑一面の広い牧草地は、

どこも実に美しい。

夏の間は牛を放牧していたのであろう。

ところどころに牛の大きなフンが落ちている。

それを踏まぬよう、

景色ばかりに気を取られてはいられない。

そして牧草地の一角で、

早めの昼食とした。

いつものように、

カップ麺と手製のハムサンド。

広い風景の中での昼食がまたいい!

 広く美しい牧草地の風景を堪能し、

林道に戻って下っていると、

何やら拡声器から流れる声が聞こえてきた。

はじめは何を言っているのかわからなかった。

山菜やキノコ採りに対する注意喚起だろうか?

そして更に下って行くと、

言っていることがはっきりした。

「〇〇〇〇番のフィットの運転手さん、

至急車まで戻ってください!

こちらは札幌北警察署です!」。

ええーっ!?

俺、なんか悪いことしたっけ?

「面倒なことにならなきゃいいけど」、

と思いつつ急ぎ足で下る。

林道ゲートから直線の農道まで戻ると、

遠くに警察官と思われる姿と、

小さなパトカーが見えた。

そして近付くと警察官が、

「フィットの運転手さんですか?

山菜採りですか?」

と切り出してきた。

問題は私が駐車した位置だった。

農道から逸脱して車を停めたところが農地で、

その持ち主から通報を受けてやってきた、

とのこと。

通報した地主も来ていて、

かなり怒っていた。

こちらは謝罪するしかないので、

帽子を取って丁寧に謝罪した。

そして先方が更に問題視していたのが、

私が山菜採り目的で入山したのではないか、

と言うことだった。

自分が所有する山で山菜採りとはけしからん、

と言うわけだ。

ところが思いもよらぬ、

ただの山登りということが判明し、

地主も警察官も肩透かしを食らわされた、

と言った様子だった。

結局ただの山登りなら、

何の問題もないと言うことで、

すぐに放免された。

しかし、地主は自分の土地に駐車したことを、

いつまでも憤慨したままだった。

ただの原野だと思っていたんだがねえ。

駐車地には十分気を付けよう。

 



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2024.9.23 『月形』(ツキガタ・305m) いい天気だねえ・・・ 

 

 先週の話しになるが、

三連休の最終日は朝から抜けるような青空が広がり、

空気も乾燥して実に気持ちがよかった。

この日は久しぶりに樺戸山地で、

林道歩きがしたくなった。

それでこのところちょっと気になっていた「樺戸林道」へ。

 この朝家を出て、

月形町へと車を走らせた。

車と言えば、

小さなフィットに乗り換えてから、

ずいぶん燃費が良くなってねえ!

Hiromiとの割り勘なしに、

一人で乗り歩くのが苦ではなくなった。

ハイエースを手放したことで、

車中泊ができなくなり、

遠出をするのも大変なことになって辛い。

しかし、このフィットの燃費の良さには代えられない。

小さくて室内も狭い車だが、

燃費の良さは十分気に入っている。

この日は早くに帰宅して、

そのフィットのワックスがけをする予定だった。

 月形町で豊ヶ丘地区に向かった。

豊ヶ丘は『分監山』(460m)の麓に広がる田園地帯だ。

その山裾に「樺戸林道」の入口がある。

ゲートが設置されていないこの林道は、

以前自由に車を乗り入れることができた。

しかし、度重なる斜面の崩壊で立入禁止となった。

ただ、あくまでもゲートがないことから、

車を乗り入れることはできる。

そんな「樺戸林道」の現在の様子が気になっていた。

無積雪期にこの林道を最後に歩いてから、

もう2年は経過しているだろう。

 林道を歩き出してすぐに感じたこと。

それは車が進入した形跡が見られないこと。

林道の路面に生える草が、

ワダチにまで出ている。

ほとんど車が通っていないという証だ。

 林道は緩やかに高度を上げながら谷間を奥へと進み、

左に大きく旋回しだすと、

明らかに斜度を増す。

すると足元の雑草も更に勢いを増してくる。

周囲の木々はまだ緑が美しく、

紅葉までには時間がかかりそうだ。

そんな中で北側の樹間に、

「厚軽峠」(四等三角点・389m)の形の良いピークが見えた。

この山への無積雪期は笹が濃くて苦労したっけ。

 林道は280で突然南東側の樹木が切れて、

空知平野が一望の下となる。

そしてそこから目指す「月形」の一部が見える。

更に先へと歩を進めるが、

林道上の下草が更に濃くなり、

今年は車なんか走ったことがないだろうと思えた。

 一旦下降を始めた林道が、

更に高度を上げだし、

美しいススキを眺めながら歩いて行くと、

「月形」(二等三角点)の基部に達した。

このピークには四季を通じて何度も立っている。

それでこの度は朝露にびっしり濡れた藪入りを遠慮した。

 復路に入ると、

正面に先ほどの「厚軽峠」が見えている。

それを眺めながら一旦下降し、

登り返して見晴らしの良いススキの原。

そこで早い昼食とした。

その後また周囲の様子を眺めながら歩くが、

紅葉の時期はさぞかし美しいだろう。

紅葉の盛期には訪れたことがなかった。

 駐車地に着くとまだ昼前だ。

天気は最高だがすぐ帰途に着き、

帰宅してみっちり車のワックスがけに取り組んだ。

いい三連休だったねえ・・・

 

 

 

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2024.8.31 『中小屋』(ナカゴヤ・309m)  雨の止み間を拾ったつもりが・・・

 8月最終日の先日土曜日は、

明け方から雨が降り出し、

次第に強くなり、

雷までゴロゴロ鳴り出した。

雨降りだからと言って、

山に向かわないという選択肢はないものの、

できることなら雨には当たりたくない。

そこでHiromiにしばらく待機するよう連絡。

9時になって天気予報を再チェックすると、

当別町中小屋辺りで、

10~13時の降水確率が、

グンと低くなった。

そこでHiromiに、

雨の止み間が出るからと連絡し、

我が家に来てもらって、

当別町中小屋へと向かった。

我が家から出るころには、

一旦雨が上がっていた。

中小屋近くの田園地帯では、

そこからいつも見えるはずの、

「中小屋」(三等三角点)が、

ガスに隠れて見えなかった。

 スタート地点の「中小屋墓地」に到着しても、

空は曇りのままだった。

おまけにこの時点の気温が22℃と、

最近にしてはやけい涼しかった。

 墓地の駐車地をスタートすると、

林道に工事用の諸標識が付けられていた。

先月ここを歩いた時も、

そのような様子は伺えたが、

更に進んだように見えた。

しかし、いったい何をどうしようと言うのか?

 歩き出すとすくゲートが現れて、

その先はNTTの管理道路となる。

ゲートの右手には重機が停められており、

工事標識に「伐根作業」と書かれていた。

「伐根」と言う言葉には初めて接した。

根こそぎとってしまうと言うことか?

林道の工事はこの先の新たな開削だろうか?

 管理道路は荒れて雑草がはびこっている。

その中をHiromiがいつものように、

スタスタと歩いて行く。

徐々に高度を上げ、

200mを越えた辺りで、

嫌な雨が落ちてきた。

暑いので雨具を着用する気にはなれないが、

ザックは濡らしたくないので、

すぐにザックカバーをかけた。

そして先へと歩を進めるが、

はじめポツポツと落ちてきた雨が、

すぐに強くなり、

続いてほとんど土砂降り状態となってしまった。

それで管理道路が、

北に伸びる林道との合流点を迎えても、

「中小屋」に向かう林道には入らず、

直進してNTTの巨大アンテナを目指した。

そこに行けば雨宿りをするところがあるんじゃないか、

と期待した。

ところがアンテナの下に行っても、

雨を避けられるところはなく、

そのまま引き返さざるを得なかった。

路面には強い雨水が小さな川となって流れている。

カメラを出しても、

すぐ雨水がレンズを汚す。

もううんざりだが歩くしかない。

荒れて滑る管理道路を、

急ぎ足で歩くが、

ズルッと滑るのが怖い。

やがてズボンを伝った雨水が、

登山靴の中に入り、

靴中はもうグチョグチョ!

下部まで下りゲートを越えると、

伐根作業をしているところから、

濁った泥水が流れ出し、

林道も川となっていた。

そのなかをジャブジャブと歩いて駐車地へ。

降りしきる雨の中では片付けもできないので、

様子を見ることにした。

するとそう時間がかからずに、

雨が小降りとなり、

やがて完全に上がってしまった。

それで片付け、着替えを済ませ、

墓地での昼食は喉が通らないので、

少し移動して田園地帯の中で昼食とした。

久しぶりに強い雨にたたかれて歩いた。

雨は嫌いだ・・・

 

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2024.8.9 『中小屋』(ナカゴヤ・309m)  雨が降り出す前に・・・

 

 盆前の繁忙期が昨日でようやく終わった!

毎年7月はじめから盆の直前まで、

土曜も出勤となり、

週一休みしかなくなるため、

山にも思うように向かえずストレスをほとんど抱えない私が、

随分そのストレスを抱える時期だった。

しかしこのたびは来年5月末の定年退職を控え、

まあ余裕の繁忙期だった。

また、新型コロナウィルス禍で休みばかりだった3年間の前の忙しさが、

いまだに戻っていないのも、

ただのアルバイト社員の身としては幸運だった。

 今日は「じきに雨が降り出す」という天気予報だったので、

途中で降られてもいいように、

足もとがきれいな当別町の「中小屋」に登ることにした。

 当別町中小屋で駐車地となる「中小屋墓地」に入って行くと、

何やら工事標識があり、

その先で林道工事が行われている模様。

しかし中止することなく林道へと入ることにした。

ただ墓地の先へと続く道はNTTの管理道路だ。

そこに林道とは?

と首をかしげながら歩いて行くと、

NTTのゲート前から右に新たな林道が開削されていた。

そして伐採だ。

伐採作業のため新たに林道を整備するようだ。

 いつものように施錠されたゲートを越えて進む。

するとこれまたいつもの夏のように、

路肩の雑草が伸びて管理道路にはみ出している。

ところが私の背丈の倍はあろうかというイタドリが、

今年は目立つほど育っていない。

不思議だ。



 目の前にNTTの巨大アンテナを見ると、

右手に林道が現れるのでこれに乗り替える。

そして直線から大きく蛇行した先に第二のアンテナが建ち、

その先で作業道に入る。

伐採地の中に続く作業道だが、

この伐採地は数年が経過しているので雑草が密度を増して、

短パンという軽装では進行が不可能となり、

ここでリタイア。

確か昨夏までは短パンで入れたと記憶する。

雑草の勢いは凄まじい。

 復路に入り空知平野を一望できるところで、

広々とした風景を楽しみ、

滑る古く荒れた管理道路を下った。

途中で拾った実はコクワか?

かじってみりゃわかるがそんな気にもなれず・・・

Hiromiがいたらかじってみて、

「あま~い」と言って食べてしまうんだけどねえ。

と思っていたら雨が落ちてきた。

それでも本降りになる前には駐車地に着いた。

 今日は7連休の初日なんだがどうも疲労感が抜けない。

やはり週一休みが続いて疲労が残ったか?

早々と帰宅して久しぶりに昼寝をした。

平和ぁ・・・

 さて、明日はどこに登ろうか・・・

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2024.7.20 『沼ノ沢』(206m)  もう暑くて暑くて・・・

 

 先週土曜日の午前中、

かかりつけのクリニックで、

定期的な薬の処方をしてもらった後、

月形町へと向かった。

暑いので軽装で歩けるところを狙った。

そして道々11号線の林道入口に着くと、

車の外気温計が33℃を示していた。

たまらんわ、この暑さ!

近年毎年のように感じるが、

今の北海道はかつての北海道ではない。

暑くても空気が乾燥しているのが、

北海道の夏だった。

それが今は毎日ねっとりと、

肌に絡みつくような湿った空気が漂う。

そこに直射日光を浴びると、

歩き出す前から疲れを感ずる。

 林道入口に駐車すると、

大きなアブがブンブン取り巻き、

車の車体や窓にコツッ、コツッと当たる。

この大きなアブは、

いったいどうして車に群がってくるのだろう?

そこで「オニヤンマ君」を試すことにした。

帽子に付けてスタート。

 暑くてたまらないが、

緑の美しい林道を歩いて行く。

すると長いシマヘビが現れた。

今年はずいぶんヘビを目にする。

やはりそれも異常な暑さと関係があるのだろうか?

シマヘビは私の姿を見て、

藪中へと滑るように消えて行った。

 その後しばらく歩くと、

「水田の沢林道」のゲートが現れる。

ゲートは施錠されていないが、

車が進入した形跡は見られない。

林道は斜度を増し、

平たん地でも暑くて歩くのが大変なのに、

更に負荷がかかる。

そして「沼ノ沢」の基部に達するが、

蒸し暑さの中、

軽装で藪に入る気にもなれず、

そのまま復路に着いた。

木々の切れ間から、

南の『別狩岳』(666m)が霞んで見えていた。

 暑い中を淡々と歩き、

ふとオニヤンマ君のことを思い出すが、

どうやらアブに対しては、

全く効果がないようだ。

次から次へとやってきて、

頭の上をブンブン旋回する。

ただ、スズメバチの襲来を感じない。

以前テレビである爺さんが(あっ、俺も爺さんか・・・)言っていた。

帽子に付けたオニヤンマ君は、

スズメバチ予防なんだと。

オニヤンマはスズメバチの天敵だとか。

素人考えではスズメバチの方が強そうだけどなあ。

まあ、アブへの効果なし、

ということが分かったので、

今後はスズメバチを意識しながら検証してみよう。

 駐車地に戻り、

汗だくの衣服を着替えて帰途に着いた。

そして帰宅してクリアアサヒを喉に流しこんだ!

うめーっ!!

 

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2024.5.26 『丸山』(当別・500m)  周遊林道にのって・・・

 先日の日曜日は、

春の毒性植物が元気な時期と言うことを考慮し、

草の毒に負けやすい体質の、

Hiromiの藪漕ぎを避けるべく、

登山道を歩くことにして、

道民の森の『神居尻山』(947m)へと向かった。

ところが一番川地区へ入って行くと、

まず現れるAコース登山口付近に車がいっぱい!

更に進んでBコース奥の広い駐車場に行くと、

な、なんと、既に満車で一台分の余地もない!

その光景を目にして、

もう全くそこに留まる気になれなかった。

静かだったころの『神居尻山』を思うと残念だ。

仕方なく道民の森から出て、

当別町の『丸山』へと向かった。

 一旦道々28号線に戻り、

北へ進路をとった。

そして国道451号線にのって浜益方面へ。

これを2.5kmほど走ると、

右手に林道の入口が現れる。

それに入るとすぐ、

放置されたような牧草地があるので、

ここを駐車地とした。

駐車地から林道を利用して高度を上げ、

藪に入って三角点のある「丸山」に立つ。

そして下山は登路の林道を更に奥へと進み、

時計回りで「丸山」の裾をかすめるように周遊し、

最後は登路の林道に戻る。

何年か前に挑んだ三角点ピークだが、

その時はヒグマとの接近遭遇で、

藪には入れずそのままスルーした。

 林道を歩き出すと、

まず「当別川」に架かる「川村橋」を渡る。

するとチェーンゲートが現れ、

二重にかけられたチェーンが施錠されている。

また、入林ボックスが備えられているので、

きっちり記入して入山する。

 ここもまた緑美しき中を歩いて行く。

立派な林道は傾斜があり、

どんどん高度を上げて行く。

道端にはウドが次々現れる。

しかし私もHiromiも、

もう今シーズンの山菜採りは終えたので、

次々現れるのを見るだけだ。

内心惜しい気持ちでいっぱいだけどね~

 林道上からは、

時折木々の切れ間から南の風景や、

近くの「別狩岳」(北)などが見える。

 斜度のある林道を登って行くと、

420で分岐となり、

これは右手の荒れた林道に入る。

路面はフキや笹に覆われている。

そんな荒れた林道を500mほど歩いて藪に入った。

この日はHiromiの藪漕ぎを避ける予定だったのに、

全く逆の結果となってしまった。

そんなHiromiも、

「今日は藪に入るよ!」、

と意気込んだ。

 藪は結構密度が濃く、

太い笹の場面ではなかなか前進できない。

それでも距離が長いわけではないので、

明らかにピークと思われる高みに上がった。

そして三角点標石を探すも見つからない。

地面に葉書に「丸山」と書かれた、

私製標識が落ちていた。

辺りの笹がうるさく、

標石が見つからないので、

あきらめて下山を開始し始めたとき、

目の前に標石が地面から突き出ているのを発見!

いやあ、見つかってよかったねえ!

この標石が見つかるのと見つからないのとでは、

気持ちに大きな差が生まれる。

 また濃い笹をかき分けて荒れた林道に戻った。

そして予定通り更に奥へと進む。

この荒れた林道はやがて右へと大きく弧を描き、

「丸山」の南側の裾を西に向かって伸び、

最後は登路の林道に吸い込まれる。

この荒れた林道脇にも、

ずいぶんウドが自生していた。

Hiromiが言う、

「来年はここでウド採りをしよう!」と。

しかしウド畑なら他にも多々ありますからぁ・・・

 駐車地に戻って帰途に着き、

夕方いつもの「反省会」。

 

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2024.5.22 『川崎』(170m)  俺っていい爺さんだよなあ!

 

 先日22日(水)は、

休みをとってウド採りに出かけた。

ここ数年続けている、

職場のおばちゃんたちに与えるためだ。

頭の中にウド畑は色々あるが、

今回はふくろう湖そばの三角点ピークを絡めて収穫することにした。

 この日はまたいい天気に恵まれ、

当別町のふくろう湖に着くと、

湖の眺めが素晴らしい。

そして周囲の新緑が美しく、

また緑の世界を楽しめる期待感が膨らんだ。

 ふくろう湖の「望郷橋」から湖岸林道に入り、

1kmほど走ると「当望林道」のゲートが現れるので、

そのそばの広い空き地を駐車地とした。

そして徒歩でスタート。

「当望林道」のゲートは、

締まっているものの施錠はされていない。

従ってそれを知っている人間が、

ゲートを開けて侵入する。

まあ、ふだんはほとんど誰も入ることはないが、

山菜シーズンの今は必ず誰かいる。

 林道を歩き出すと、

期待通り緑が美しい。

先日も触れたが、

これまで何十回となく、

毎年この新緑を楽しんできたはずなのだが、

どうして今年はそれがより一層美しく感じられるのか?

ただ単に歳のせい?

 ゲートから1.5kmほど歩くと、

上空を走る送電線の下をくぐった。

すると右手に送電線の保守管理用作業道が現れるので、

それに入って一旦下って行く。

この辺りから目的のウドが目につくようになった。

下山時にこの作業道は歩かないので、

とりあえず目につくウドを採れるだけ採って、

ザックに押し込んだ。

そして沢形の対岸急斜面を登る。

滑ってずり落ちそうになりながら、

両手をついて登った。

すると傾斜が落ちて歩きやすくなり、

登りきると送電線を支える鉄塔の下で、

四等三角点「川崎」。

ここからは送電線が伸びる北側の風景がいい。

 三角点ピークからは作業道を戻らず、

少々藪を漕いで東側の斜面を下った。

この斜面にウドが自生しているからだ。

ただ、ウルシが多いところなので、

うっかり触れて被れないよう、

十分注意しながら収穫した。

間もなくザックに入りきらなくなったので、

90リットルのゴミ袋を出して、

それに入れて手に持った。

手に持つ量は重くてたくさんは持てないので、

ほどほどにして下山を開始。

美しい緑の中、

重いゴミ袋を左右の手に持ち換えながら歩いて駐車地へ。

収穫したウドはけっこうな量ではあるが、

25人ほどいる従業員が持ち帰ることを考えると、

まだまだ量が足りないので、

場所を変えることにし、

その場を離れて湖岸林道を走った。

そして道々から月形町に抜ける「青月線」に入り、

途中で第二段の収穫を開始。

十分な量を確保して「青月線」を抜けて月形へ。

田園地帯の中で改めてウドを整理し、

袋に詰めた。

これだけあれば十分だろう!

自分の有給休暇と燃料を使い、

今年も奉仕活動に汗を流した。

俺ってホント、いい爺さんだよなあ!

それも今回が最後かな・・・

 

 

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2024.5.18 『湯ノ沢』(264m)  緑の世界でウド収穫

 

 先週末の土曜日は、

その前日にHiromiの家の物置が新設されたので、

そのことでホームセンターで買い物をしたり、

かたずけその他色々やることがあるため落ち着かず、

本来ならば山になぞ出かけている場合ではないのだが、

山には山の事情があり、

この日を逃すとウドが育ちすぎてしまう。

と言うことで、

午前中のうちに山行を終わらせ、

午後ホームセンターへ行くこととした。

 この日の朝Hiromiの車を我が家に置き、

当別町へと車を走らせた。

そして青山で当別町から石狩市厚田に向かう道々に乗り換え、

厚田方向に走った。

この道々を走って行くと、

峠状の最高標高辺りに広い駐車帯がある。

その駐車帯を過ぎてしばらく行くと、

左手に林道の入口が現れる。

これが「古潭越林道」で、

ゲートがあって施錠されている。

そのゲート前の端を駐車地とした。

この林道奥の「湯ノ沢」を目指して歩く中で、

ウド採りをしようと計画した。

以前この林道沿いのウドを確認している。

 この日は素晴らしい好天で、

上空には雲一つない青空が広がっていた。

そして燦々と降り注がれる陽光に、

新緑が美しいこと!

以前から、いや去年だって、

この新緑を美しいと思ったはずだ。

しかし、いま目にする新緑の美しさに、

あらためて感動し、

うっとりとさせられる思いだ。

そんな木々の美しさを楽しみながら歩くのだが、

上ばかりを見てはいられない。

地面に目をやってウド採りをしなくては!

するとボチボチ目につきだした。

この一週間前は、

地面からわずかしか頭を出していなかったウドが、

もう成長しすぎているものも見られる。

ウドの生育の早さに、

あらためて驚かされた。

 ウドは次々現れるので、

とりあえず往路ではそれらを採り、

道端に放って歩く。

車なんかが進入してくる林道ではないので、

何の心配もなく放る。

山菜になぞ全く興味がなかったHiromiも、

自分で見つけては道端に放る。

いやあ、変貌したHiromiの姿に感心感心!

Hiromiと山を歩くようになって、

来月で11年を迎える。

まさかそのHiromiと、

山菜採り山行を楽しめる日が来るとは、

全く想像できなかった。

 駐車地から2.5kmほど歩くと、

分岐が現れるので、

右の枝に入った。

そして1kmほどで「湯ノ沢」の基部に達した。

しかしこの時期の藪を避けたHiromiは、

林道上で待機。

私だけが藪に入ってピークを目指し、

二等三角点「湯ノ沢」

この三角点ピークは、

林道のすぐ上にある。

 林道に下って復路に入った。

そして今度は道端のウドを回収していく。

このときに不要な枝や葉を切り落とす。

これが結構手間で、

なかなか先へと進めない。

Hiromiは処理済みのウドをレジ袋に入れて持ち、

私は山菜採り専用ザックに入れて行く。

重い荷物だが、

空はどこまでも青く、

周囲の新緑は果てしなく美しい。

癒され、満たされた気持ちで歩き通し駐車地へ。

後かたずけを済ませて、

江別市のホームセンターへと向かった。

 

 

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2024.5.17 『上田』(126m)~『高岡山』(137m)  苦しいときは広い世界へ!

 先週の金曜日は職場が突然休業となった。

それで朝から用事で札幌へ。

このところ色々あって、

嫌なことが続いている。

「嫌なこと」と言うのは、

まあ、また今度ゆっくり・・・

 午前中の用事を済ませても、

気持ちは暗く・・・

広い風景が見たくて、

そのまま当別町弁華別に向かった。

そして「パンケチュウベシナイ川」に沿って伸びる農道に入った。

狭いが舗装された農道が続く。

それはやがて田園地帯の奥で傾斜が出て、

高度を上げだす。

それをどんどん上って行くと、

最高標高に達し、

峠状の地点に南に向かう林道入口が現れる。

これを少し入ったところに駐車。

この林道にゲートはないが、

そこから歩き出した。

東に広がる新緑の丘陵地帯が実に美しい。

この林道も私のお気に入りで、

嫌な気分の時は広い風景を眺めながら歩きたくなる。

はじめは伐採地だが、

その先は原野のようだ。

そこに不法投棄!

林道を開放すると、

必ずこういった身勝手な人間が入り込み、

自分さえよければ、

という行動に出る。

 直線的な林道を歩いて間もなく、

道端に四等三角点「上田」

すぐ林道に戻り直線的な道を行く。

雲が低く大地との間に、

わずかな隙間しかないように感じられる。

そして西側には風力発電の巨大風車が5基見られる。

一昨年までは2基だったのだが、

昨年3基が増えた。

この風車が景観を損ねると批判する方もおられるが、

私はそうは思わない。

景観に合った優しい形状をしていると思う。

 左手に高いアンテナを見て、

右手の作業道に入った。

小規模送電線の保守管理用作業道だ。

これがまた雰囲気のよい作業道で、

やがてそれをも離れ、

原野の中に続く作業道を行く。

すると前方に目指す「高岡山」の、

なだらかなピークが見えてくる。

そこで作業道から笹薮へ。

丈の低い笹だが、

密度が濃いのでゆっくり前進していく。

三角点に近付いたところでウルシだ!

標石の周囲を覆っている。

もう毒気を吐いて葉がツヤツヤしている。

触れたら大変なので慎重に歩を進め、

三等三角点「高岡山」

標高こそ低いが、

とにかく周囲の風景が広々として、

実に気持ちがいい。

 復路でも広々とした風景を楽しみ、

降りてきそうな雲の下を歩いて駐車地へ。

すぐに着替えて運転席に座ると、

ポツポツと雨が降り出した。

気持ちは重いが、

このときばかりは雨に当たらずラッキーっ!

 

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2024.5.11 『熊ヶ澤』(235m)~『瀧澤』(154m)  二つの三角点とウド採取

 

 先日土曜日の朝、

樺戸山地の「一番川北」まで歩く過程で、

ウド採りをしようと思ったが、

少々時期が早すぎた。

それでせっかく山菜採りに目覚め、

ウドが食べたいと言っているHiromiに、

なんとかウドを採らせてやろうと、

月形町へと移動した。

そして「月形ダム」に続く農道を走り、

中野地区で林道入口に駐車。

ゲートのない林道なのだが、

入口に深い雨裂があり、

それを越えて進んでも、

深い水たまりがあることを知っていたので、

あえて入口を駐車地とした。

 林道を歩き出すと、

いきなり斜度を増し、

なかなか辛い登りだ。

しかし周囲の若葉が美しい!

ただ、どんよりとした空なので、

それが青空なら一層映えたことだろう。

 斜度のある林道を登りきると、

傾斜が落ちて両側にトドマツの林が続く。

次々現れる水たまりを見ると、

最近車が入った様子は見られない。

直線的な林道を進んで行くと分岐が現れるので、

これを左の枝に入った。

まず「熊ヶ澤」を目指して進む。

その沿線にはウドがかなり自生している。

そして予想通り早速ウドが目についた。

まだ地面から顔を出して間もないが、

次々に現れる。

それらを採って道端に置いて行く。

誰が来るわけでもないので、

復路で回収することにした。

 林道は次第に荒れて、

最後に車が通ってから久しい感じだ。

周囲の若葉はとにかく美しく、

ウドを採ったり若葉を眺めたりしながら歩き、

「熊ヶ澤」の基部に達した。

そこからわずかな藪を越えて、

三角点ピークに至るのだが、

年々アレルギー体質が深まるHiromiは、

春のこの時期の藪突入を避け、

林道に留まることにした。

そして私一人で、

三等三角点「熊ヶ澤」。

積雪期にも訪れるピークだ。

 林道に戻って道端に放ってきたウドを、

回収しながら歩いた。

林道を分岐まで戻り、

「瀧澤」を目指して今度は逆の枝に入った。

直線的な林道が続く。

周囲にはいいフキが並び、

タラの芽も見られる。

そしてこの沿線の奥にもウドが大量に自生してる、

はずだった。

ところがどうしたことか日当たりの良いこちらには全く見られない。

おかしいと首をかしげながら歩き、

道端の三等三角点「瀧澤」

ここは三等三角点二つがつながる林道だ。

 復路でもウドを探してみたが、

やはり見当たらない。

どうしてしまったんでしょうね?

 歩きながら目につくタラの芽を少々収穫。

それと分岐にデポしたウドを、

Hiromiが持ち帰った。

そしてこの日は自宅で、

山菜の処理に追われた。

私はフキを少々持ち帰り、

女房に「かわいい量だね~」

と褒められて・・・

 

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