goo blog サービス終了のお知らせ 
goo

2025.6.22 『望来山』(モウライヤマ・326m)  雨から逃れて・・・

 先月22日の話しになるが、

この日の朝は、

前夜から降り出した雨が残り、

朝になっても降り続いていた。

しかし予報では午前中のうちに上がりそう。

そこで傘をさして、

短い行程の山に登ることにした。

 この朝Hiromiの車を我が家に置き、

当別町から厚田方面へと向かった。

そして厚田へと下りが始まる峠状地形で、

とある林道の入口に駐車。

ゲート前で邪魔にならぬように駐車したが、

日曜日故この林道に入る関係者はいないだろう。

 

 傾斜のある林道を入って行くと、

いきなり木材の集積場だ。

去年もここで伐採が行われ、

木材が集積された場面に遭遇したが、

今年も行われたのだ。

そこに踏み入ったHiromiが、

「う~ん、いい匂い!」。

Hiromiはこの松に刃物を入れた匂いが大好きなのだ。

そして積み上げられた木材には、

品質分類標が付けられていた。

その一つには、

「低質材」と書かれていた。

「低質」などとはっきり書くんだねえ。

 木材の集積場から奥の林道へと進んだ。

この頃になると雨も上がり、

蒸し暑くなってきた。

しかし、辺りの緑が美しい。

 林道は草付きの荒れた路面が続き、

それが切れると重機によって刻まれた作業道が、

あちこちに走っている。

今後もこの辺りの伐採が進みそうな気配だ。

 林道を登りきると分岐が現れるので、

これを右に入った。

荒れた林道が続いて行く。

昨秋Hiromiと、

この荒れた林道を奥へと進んでみたっけ。

最後は笹に飲み込まれて、

進行不能となった。

 荒れた林道を進み、

「望来山」の基部に到着。

しかし、たった今まで雨が降り続いていた笹薮には、

到底入る気がしなくて、

「ここでやめるべ!」。

 

 すぐに引き返した。

そして分岐から登路の林道を戻らず、

先へと進んだ。

これを進むと冒頭の木材集積場に下る。

そこで周遊が完結だ。

再び積み上げられた木材を眺め林道ゲートへ。

 まだ時間は早かったが、

お互いに色々やることがあったので、

そのまま帰途に着いた。

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

2025.6.11 『石油沢』(171m) 曇天の下でのんびり林道歩き

 

 11日は雨模様で夜が明けた。

そして終日降ったり止んだりを繰り返す予報。

仕方がないので、

なるべく近場の「石油沢」へ。

先月は栗沢町美流渡で「石油沢」(三等三角点・530m)に登った。

そしてこちらは樺戸山地の「石油沢」だ。

位置は樺戸山地の南端に近く、

中小屋温泉のそばになる。

長い尾根の上を林道が走り、

それは北海道医療大学の裏手から始まり、

「中小屋」(三等三角点・309m)の基部を経て、

「ふくろう湖」へと下って行く。

その中間辺りに「石油沢」がある。

 この朝霧雨の中を、

当別町金沢から町道を走って、

前述の長い林道にのった。

するとそこにゲートがあるので、

その前の道路端に駐車。

 ゲートはいつも閉ざされているのだが、

この日は開きっぱなしになっていた。

何故せっかく設置したゲートを、

きちんと閉めないのだろう!?

税金を使って高額のゲートを設置したのだから、

ちゃんと管理しろ、

と言いたくなる。

 霧雨とまでは行かないが、

冷たい何かが降っている空気の中を歩いていると、

道端にワラビが出ていた。

しかし収穫するほどの量はなく、

そのまま先へと進む。

鬱陶しい空の下で、

空知平野の田園地帯も霞んで見える。

 林道脇には大きくなったウドがチラホラ見える。

また、ここはフキもいいものが多い。

天気が悪いので見るものがなく、

林道脇の植物に目を奪われる。

 全く車が通ることのない林道を、

約2km歩くと「石油沢」の基部に達した。

そこから作業道に入る。

数年前に初めてここを訪れた時は、

作業道なんかなく、

藪に入ってピークに向かった。

まあ、藪と言っても薄く、

距離も短いが。

その後伐採の下準備なのか、

重機による作業道ができた。

そしてそれに入るとウドだ!

もう大きくなりすぎているが、

作業道上にウド!

それから周りを見回すと、

ウド、ウド、ウド!

ウドがたくさん葉を広げていた。

去年までは見られなかった気がする。

自然の力はすごい!

知らないうちに種を飛ばして、

どんどん増えて行く。

 ウドが豊富な光景を眺めながら、

作業道から薄い藪に入り、

三等三角点「石油沢」。

季節を問わず訪れてきたピークだ。

そばの立ち木に付けられた私製標識は、

一昨年に付けられたものだったかなあ?

それにして取り付け位置が高い。

当然積雪期に付けられたものとは思うが、

積雪期に訪れても、

その高さには手が届かなかった。

不思議なことがあるものだ。

 ピークを離れて作業道から林道へ。

またトボトボと林道を歩くが、

往路でかすかに降っていた雨は既に止んだ。

歩いていると、

樹林の切れ間から望来の風車が見えており、

意外だったので驚いた。

また、田園地帯を覆っていた霧も上がった。

天候が少しでも快方に向かうのは、

逆の現象よりはるかにいい。

 ゆっくり歩き、

ゆったりした気持ちで駐車地へ。

出だしは嫌な天候だったが、

それが快方に向かい、

終わってみれば、

まあ楽しい山歩きだった。

コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )

2025.6.2 『上田』(125m)~『高岡山』(137m)  広い景色が見たくなった!

 

 この日は先月末で退職した職場へ、

ウドとフキを届けることにしていたので、

その前にちょっと山へ!

前日視界の効かない長い林道歩きをしたので、

広い風景が見たくなった。

それで当別町の「高岡山」一帯を歩いてから、

旧職場へ向かうことにした。

 この朝当別町弁華別地区で、

「パンケチュウベシナイ川」に沿って、

西に伸びる農道に入った。

そして最終人家を過ぎると林道へと変わるが、

どこまでも舗装されている。

それをこの舗装道路のほぼ最高標高まで上がると、

左手に砂利道の林道が現れ、

右手には空き地があるので、

ここに駐車した。

そしてゲートのない林道を徒歩で歩き出した。

ゲートのない林道だが、

ここを歩いているときに、

車が入ってきたことがあっただろうか?

 林道を歩き始めると、

すぐ樹林の中に入るが、

間もなくそれを抜けて前方に広い風景が広がる。

左手は伐採地だが、

前方の開けた土地は全て原野のようだ。

大昔からこの原野は原野として存在したのだろう。

 広い風景を眺めながら歩き出して1kmほどで、

林道脇に四等三角点「上田」

そしてまた歩き出す。

広い風景はいつ眺めても飽きないが、

周囲が美しい緑のこの季節もいいものだ。

そんな緑の中で東側に「石狩平原ゴルフ場」が見える。

丘の上に広がるゴルフ場だ。

 林道入口から2.5kmほど歩いた地点で、

右手の作業道に入った。

もう笹がかぶった作業道を歩いて行くと、

上空を小規模送電線が走っている。

それを過ぎて行くと、

右前方に目指す「高岡山」のピークが見えるようになる。

相変わらず広く雄大な風景が続く。

この辺りは夏以降ススキが生い茂り、

展望もままならないが、

この時期はまだそれがないので広々としてる。

 作業道のピークから藪に入った。

笹が結構濃いので、

なるべく笹のないところを登って行く。

ここでもススキがなくて楽だ。

ススキが立ち上がる時期は、

密生したススキをかき分けるだけでも、

けっこうなアルバイトを強いられる。

 最後は丈の低い笹をかき分けて、

三等三角点「高岡山」。

三角点周囲は笹の丈が高いので、

あまり展望は良くない。

しかしピークから下りだすと、

また広大な風景を眺めながら下ることになる。

 作業道から林道に戻り、

歩きながら往路で目を付けていたウドを少々収穫した。

そして再び広く美しい風景を眺めながら歩く。

本当にいいところだ!



 誠に豊かな気持ちで駐車地に戻り、

着替えを済ませて退職した会社へと向かった。

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

2025.6.1 『月形』(ツキガタ・305m)  往復16kmの長い林道歩き

 5月末で第二の定年退職を迎え、

「高年齢求職者給付金」を受け取って、

すぐ新たな仕事に就こうと思っていたら、

退職した会社からもらう「離職票」がなければ、

ハローワークで手続きできないことが分かった。

しかもその「離職票」は、

6月末最後の給料半月分が支給された後、

2~3週間で届くとのこと。

これまでハローワークなんかには行ったことがなかったので、

そういう仕組みが全く分からない。

61歳で以前の会社を定年退職した時は、

退職日の翌日から先日退職した会社に出勤した。

せっかく就業意欲満々なのに、

なんだか腰砕けな感じだ。

 そんなわけで、

しばらく自由な時間ができた。

燃料代を考えると、

毎日山にばかり出かけてはいられないが、

まあ許される範囲で登り歩こう!

 6月最初のこの日は、

月形町で以前から気になっていた林道を歩いてみることにした。

それは「樺戸林道」だが、

この林道は月形の市街地から始まって、

月形町豊ヶ丘地区まで続いている。

これまで二等三角点「月形」に登るには、

豊ヶ丘地区から入っていた。

そちらの方が歩行距離が短い。

それでいつか逆方向から入ってみたいと思っていた。

その逆方向の月形市街地からは、

片道8kmほどの長い道のりだ。

 この朝月形町の市街地で、

西奥の林道入口に向かった。

すると豊ヶ丘地区の入口同様、

林道にゲートはない。

但し、「関係者以外立ち入り禁止」

の警告板が設置されていた。

もちろん歩くのを目的としている私は、

林道に入ってすぐ現れる路側帯に駐車。

はじめ舗装されている林道を歩きだした。

 舗装された部分はすぐに切れて、

一般の林道同様砂利道となった。

そして辺りの緑が美しい。

その中を気持ちよく歩いて行く。

林道脇にはうまそうなフキがたくさんある。

復路でフキ採りをしよう。

 途中で地形図にはない、

「円山林道」が現れた。

新たな林道が開削されたようだ。

ここでも伐採が始まるか?

 うまそうなフキを横目で見ながら長い道のりを歩いて行く。

途中で視界が開け、

空知平野を眺められるポイントがあり、

一貫して視界の効かない林道歩きの中で、

ホッとする場面だ。



 林道入口から歩き出して、

2時間半でようやく目指すピークの基部に達した。

そして藪突入!

距離は短いがなかなかの手応えだ。

踏み跡が残っており、

笹を刈った後も見られたが、

その笹の茎の切り方がまずい!

刃物で斜めに茎を切っているものだから、

その切り口が竹やりの様にとがっている。

誤って転倒でもしようものなら、

間違いなく体に刺さってしまう。

そんな切り口の笹をかわしながら進み、

二等三角点「月形」。

そばの立ち木に付けられている、

例の黄色地に黒文字の私製標識は、

今冬登った時に確認している。

また、ピークからの展望は、

丈の高い笹に囲まれてほとんどない。

積雪期は素晴らしい眺めが広がるのだが・・・

 ピークには長居することなく、

すぐに林道に下った。

そして長い復路の歩行が始まった。

復路に入ると気温が上がり、

かなり暑く感じた。

そして休むことなく歩き続け、

「円山林道」入口まで戻って昼食とした。

その後フキ採りをしながら下ったが、

やはり時期が遅いので、

殆どが虫入りで量は採れなかった。

 往復16kmの歩行を終えて駐車地へ。

この林道はゲートがないのに、

この日は一台の車も入ってこなかった。

山菜採りの車さえいない。

なんて静かな林道なのだろう?

今度は晩秋に歩いてみたい。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

2025.5.28 『茂平沢』(モヘイザワ・215m)  山菜採りは終わったはずだったのに・・・

 先週の木曜日は、

5月末日で定年退職を迎えた職場の、

最後の有給休暇を取得。

去年の9月に20日の有給休暇を与えられ、

その全てを消化した。

 この日は朝から晴天との予報に、

樺戸山地へと向かった。

当別町茂平沢地区から、

最奥の「茂平沢第二貯水池」へ。

ここは昨秋初めて訪れたところだが、

若葉が生い茂る今、

貯水池の風景が美しい。

そして貯水池の奥に、

目指す「茂平沢」の頭がわずかに見えていた。

 貯水池脇に沿って伸びる林道を歩きだした。

本当に緑が美しい季節だ。

辺りの緑を楽しみながら歩いて行く。

そして小さな貯水池を反時計回りで半周すると、

林道は貯水池を離れて東へと伸びて行く。

ただ、間もなく車が入れる限界に達し、

その先は全くの廃道だ。

倒木があり笹が生い茂る。

しかし、その煩わしいわずかな区間を抜けると、

再び歩きやすくなった。

すると周囲にウドが現れだした。

一旦それを目にすると、

次から次へと現れる。

ウド採りはこの前の山行の、

「一番川北」でやめたはずだった。

しかし、無尽蔵に現れるウドを見過ごすことは罪だ!

と、心の中で叫び声が上がる。

こんなことなら山菜専用ザックを用意して来るんだった!

この日はそういう予定ではなかったので、

ザックにレジ袋は入っているものの、

小さいものしかない。

こうなったらザックに直接入れて帰るしかない。

そう決めた!

 荒れた林道を登って行きながら、

次々に現れるウドの位置を頭に入れて行く。

またここはウドだけではなく、

フキもいいものが揃っている。

ここでもまた山菜ザックを用意しなかったことを悔やんだ。

 荒れた林道はやがて上部を走る、

整備された林道に合流した。

すると伐採地が広がるので、

広く美しい風景を眺めながら歩くことになる。

そして「茂平沢」の基部に達し、

藪に入ってピークを目指す。

少々濃いが細い笹をかき分けて、

三等三角点「茂平沢」

以前そばの枝に付けられていた、

北広島のパーティーの赤いリボンがなくなっていた。

 再び藪を漕いで林道へ。

さて、ここから下りながらウドの収穫だ。

もうかなり成長しているので、

手の感触で茎がまだ柔らかい、

上部だけを切り取って行く。

しかしいくらでもあるものだから、

すぐにザックを満杯に満たしてしまった。

それで早々に切り上げ、

駐車地が近付いたころ、

フキを少し収穫して小脇に抱えて駐車地へ。

このルートはウドが採れるだろう、

とは予測していたが、

まさかいくらでも採れるとは!

思いがけない発見だった。

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

2025.5.25 『一番川北』(284m)  一日中雨だ~

 

 先週5月最後の日曜日は「雨」!

しかも終日降り続く予報だった。

この日は一人でウドを採りに出かけることにしていた。

ここ10年近く、

この時期には勤め先に持っていく、

大量のウドを収穫していたが、

今年はやめた。

いくらウドやフキを持って行ってやっても、

それが当たり前になってしまい、

こちらに感謝の気持ちが伝わってこない。

中には「ありがとう」、

の一言さえない連中もいる。

自分の有給休暇を利用し、

燃料費を負担して採りに出かけているのに、

「もらって当たり前」的な態度を見ていると、

バカバカしくなってしまった。

しかし、そんな連中の中にも、

こちらの苦労をきっちり理解し、

礼をしてくれた仲間もいた。

それがたった一人だから、

これまた寂しい限りだ。

この日は世話になったその仲間一人のために、

ウド採りをすることにした。

雨の中でも収穫して帰らなければならない。

しかし、山にも登らなければ!

と言うことで、

樺戸山地の「一番川北」へGO!

 

 道々を当別町から石狩市浜益区方向に走り、

「道民の森一番川地区」に向かう道々に乗り換えた。

そして3kmほど走ると、

左手に林道の入口が現れる。

もう廃道になって久して林道だが、

ゲートがないので端に車を寄せてとめた。

 強くはないが、

シトシトと降り続く雨の中をスタート。

林道脇を見ながら歩くと、

ポツリポツリとウドが現れた。

下山時に見落とす可能性があるので、

ちょくちょく採っては路面に放り投げた。

それを復路で回収するつもりだ。

 既に廃道の林道は、

奥へ進むほど笹がかぶって荒れて行く。

林道入口から2kmほど歩いた地点で、

林道を離れて藪に入った。

藪は薄い。

ゆるい傾斜の斜面を登って行くと、

もう大きくなってしまったギョウジャニンニクがあった。

これも採って行って、

醤油漬け用に茎だけ切り取ってあげよう。

そして三等三角点「一番川北」。

ウド採りの時だけ訪れる三角点ピークだ。

 復路に入って、

目星をつけておいたウドを収穫していく。

それと往路で採って路面に放置したものを回収していく。

しかし路面が荒れているので、

下草に紛れて回収できなかったものもあると思われる。

また、復路の半分を過ぎた頃、

雨の勢いが増してきた。

それでそそくさと下って駐車地へ。

ウドは仲間にあげる分と、

我が家に持ち帰る分で、

ちょうどよい量だった。

これで今シーズンの山菜採りは終了と、

このときは思っていたのだが・・・

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

2025.5.17 『熊ヶ澤』(235m)  春の恵みを求めて!

 先日okazuを交えて、

「川崎」でウド採りをした後、

ウドの更なる収穫を兼ねて、

もう一座に登ることにした。

 当別町の「ふくろう湖」から、

道々11号線にのって月形町へ。

そして月形町知来乙で、

「須部都川」に沿って北に伸びる町道に入った。

これは「月形ダム」へと続く町道だ。

舗装された町道を中野地区まで走ると、

右手に林道の入り口が現れ、

空き地もあるので、

それを駐車地とした。

この林道にゲートはないが、

荒れているので走行にはクロカン四駆が適している。

 歩き出すと、

林道には勾配があり、

明らかにグイグイ登って汗をかかされる。

しかし、それを登りきってしまうと平たんとなり、

楽に歩を進められる。

と、突然Hiromiが叫んだ。

「ヘビだ!」

見ると目の前の路上に、

大きなシマヘビが横たわっていた。

するとokazuが固まった!

okazuがヘビを嫌うことは知っていたが、

身動きできなくなるほど嫌いだとは思わなかった。

それでも気を取り直して、

ヘビの横をすり抜けだ。

 林道入口から1kmほど歩くと、

分岐が現れるので、

それを左手の枝に入った。

そしてここからの林道は地形図にない。

それを歩きながら、

道端に目を凝らしていくと、

ウドが次々に現れる。

Hiromiとそれを確認して行くが、

okazuは「川崎」で収穫したウドの量に満足し、

ここでは全く興味を示さない。

 静かな林道歩きは、

やがて目指すピークの直下に達したので、

林道から藪に入った。

そしてごく短い藪漕ぎで、

三等三角点「熊ヶ澤」。

笹がはびこっていたので、

標石周りの笹を刈った。

その後林道に下って、

林道上で昼食とした。

okazuには人の分を何も持参するな、

と伝えてあるのに、

また調理パンを持参して、

私とHiromiにごちそうしてくれた。

 昼食を終えると、

林道の復路でウドを収穫しながら歩いた。

ウドの収穫には興味をなくしてしまったokazuは、

ヨモギの穂先を摘んで歩く。

すると軽トラックで山に入ってきた、

フキ採りの年配者と出会った。

そしてすぐに自慢話が始まった。

「俺はこの辺の山を全部知っている。

藪の中も行くんだ」と。

ところがその爺さん、

「あれっ!? 車どっちだったかな?」だと!

だから教えてやった。

軽トラはこの下だと。

私が教えてやらなければ、

軽トラの駐車地とは逆方向に歩を進めた、

こっけいな爺さんだった。

山自慢の人間は多く、

まあだいたい過信するこんな年配者が多い。

 Hiromiと重くて歩くのが辛い量のウドを収穫し、

ようやく駐車地にたどり着いた。

帰途に着いて集合場所のHiromi宅に着くと、

隣りの独居老人である、

よくしゃべる婆さんにウドをプレゼント。

大変喜ばれたわ~

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

2025.5.17 『川崎』(170m)  今日はウドの日!

 先週の土曜日は、

GWに初めて同行したokazuが、

再び参加することになっていたので、

時期的にちょうどよいウド採りを兼ねた山行とした。

私の頭の中でウド畑は、

あちこちにあるが、

今回は樺戸山地で収穫することにした。

もう勤め先に持っていくつもりはないので、

自宅用がわずかあればいい。

 この朝Hiromi宅に集合し、

私の小さな車で当別町に向かって出発した。

そして当別町から道々を走り、

「ふくろう湖」の望郷橋へ。

この望郷橋から湖岸林道に入った。

山菜シーズンとあって、

ここまでの道中には、

あちこちの路肩に車が停まっていた。

 望郷橋から湖岸林道を、

約1kmほど走ると、

「当望林道」のゲートが現れる。

ゲート前は広く空いているので、

駐車は自由にできる。

 準備を整えて「当望林道」に足を踏み入れた。

いつもはゲートが閉じ、

きっちり施錠されている「当望林道」だが、

この日はゲートが開いたままになっていた。

従って山菜採りの連中が、

車で自由に出入りしていた。

山菜採りに気を遣って、

ゲートを開放したのだろうか?

 林道を歩きだすと、

早速Hiromiとokazuの話しが始まる。

そして新緑の季節を迎え、

辺りの木々には若々しい黄緑の葉が美しい。

林道からわずかに「望郷橋」を望めるところがある。

 晴天の下、

新緑を楽しみながら楽しく歩いて行くと、

ゲートから1.5kmほどで、

上空を走る送電線の下となる。

ここから送電線の保守管理用作業道に入った。

作業道は一旦沢筋まで下る。

そしてこの辺りから周囲に自生するウドが現れる。

沢筋の先がウド畑なのだが、

この日は年配と思われる男性が、

斜面にへばりついてウド採りをしていた。

この上のピークに立った後、

ここに戻ってウドの収穫をするつもりだったがやめた。

沢筋からの登りがきつい。

急斜面に両手をつきながら、

滑り落ちないように登って行く。

そして登りきると、

送電線を支える鉄塔の下に出て、

四等三角点「川崎」。

ピークからは北方面の眺めがいい。

記念撮影をして、

登ったルートを戻らず、

東側の藪に入った。

藪漕ぎなぞしないokazuだが、

問題なく入って行った。

そしてそのトドマツ林の中にウドが自生している。

okazuはウド採りが初めてだった。

生えているところを教えてやると、

丁寧に採っていた。

以前は山菜取りなぞ、

全く興味がなかんったHiromiも一生懸命採っている。

 その場所では持ち帰るのに、

ちょうどよい量を収穫して林道に下った。

それでも復路の林道は、

収穫物で重い。

そんな辛さを払しょくするかのように、

またペチャクチャおしゃべりをしながら歩いた。

林道を山菜採りの車が何台か走り去った。

駐車地に着いてもまだ早い。

もう一座に登って、

更に収穫しましょう!

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

2025.5.6 『青山表』(アオヤマオモテ・160m)  湿地帯から藪尾根へ!

 先日のGW最終日は、

なるべく燃料を消費しないところとして、

当別町青山へ出かけた。

そこに未踏の三角点ピークがある。

それが「青山表」だ。

ちなみにこの辺りを地形図で見てみると、

「青山」を冠した三角点ピークが、

他に三座あることがわかる。

「青山奥」(三等・151m)、

「青山越」(四等・172m)、

「青山界」(三等・256m)などだ。

 この朝当別町から青山地区へと走り、

旧青山市街地に入る手前の、

「当別川」に架かる「開運橋」のそばを駐車地とした。

そしてスタートするも、

地形図を見ても林道がないことから、

どうとりかかろうかと迷う。

それでとりあえず、

目の前にある「金の沢川橋」を渡ってみた。

その先に続く道が地形図にはない林道か作業道であることを願って。

しかしその願いは空しく砕かれた。

突然大きな石碑が現れ、

道はそこで行き止まり!

仕方がないのでその先の藪に入った。

しかしこれはよいルートとは思われず、

一旦小沢に下って平地に下りた。

その下りるところで大量の不法投棄だ!

古い車だとかスノーモビルが錆びた状態で積み上げられていた。

ここで農業を営なんでいた住人が、

離農する際に投げ捨てて行ったものだろうか?

 一旦平地に下り「金の沢川」に沿って、

奥へと進んで尾根に取り付くことにした。

しかしこの平地は湿地帯でなかなか歩きにくい。

そんな中に水芭蕉がたったひとかぶだけ咲いていたのが印象的だ。

 目指すピークへと続く尾根の末端への取り付きは笹薮だった。

すぐに針葉樹林の中に入って薄くなった藪だが、

その後は樹林が薄く陽射しが燦々と降り注ぐので、

濃い笹薮が続いた。

それを300mほどで抜けてまた針葉樹林の中に入って、

藪は薄くなったがこれも長続きせずまた藪の中へ!

この辺りで地形図に記された林道にのったが、

その林道もまた笹に覆われて、

藪そのものと化していた。

 藪漕ぎに耐えて目指すピークにたどり着く。

ところが標石を探しても見つからない。

笹は濃いが標石が見えないほどではない。

時間をかけて探すも、

結局四等三角点「青山表」は見つけられなかった。

後味の悪いまま藪の林道に戻って復路に着いた。

 再び藪漕ぎで林道から尾根筋へ。

そして「金の沢川」に下り、

湿地を歩いて行く。

「金の沢川」沿いで昼食とした。

昼食を終えて駐車地へ。

途中に咲くスイセンは、

誰にも見られることなく、

人知れず咲いて、

また人知れず散って行くんだろうな・・・

 素晴らしい晴天の中で駐車地へ。

これで今年のGWが終った。

このGWは7連休の全てで山に出かけ、

10山行で締めくくった。

楽しいGWだったねえ!

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

2025.5.3 『中小屋』(ナカゴヤ・309m)  okazu登場!

 私のGW7連休4日目の、

先週土曜日は、

Hiromiがokazuを連れてきた。

okazuとは今は付き合いをやめてしまった、

Toshiのグループに所属している女性だ。

先日HiromiがToshi主催の山行に参加して、

気が合うからと連れてきたのだ。

ところがこの日は雨の予報で、

それがいつ上がるかと気をもんだ。

 この朝Hiromi宅に集合。

小雨の中を出発したものの、

予定した方面は雨が止みそうにない。

それで予定を二転三転させて、

空の明るい方へと向かった。

それが「中小屋」だった。

そして駐車地の「中小屋墓地」に着くと同時に、

ピタリと雨が止んだ。

 歩き出すと、

墓地からNTTの管理道路ゲートまでの100mほどが、

林道整備されていた。

昨年その奥で伐採作業が行われたのは知っていたが、

まだその風景は見ていない。

 管理道路に入って歩きながら、

Hiromiとokazuの会話がはずむ。

そしていくらも歩かないうちに、

okazuが突然上に着ているものを脱ぎ、

半そでシャツ一枚になった。

なんぼ何でも寒いべよ~

と思うのだが、

当人は「寒くないです!」

okazuは山登り初心者だが、

元々ランナーだそうだ。

だから軽装がフツーなんだな。

 途中空知平野を一望できるところに寄って、

先へと進んだ。

そして林道から作業道に入り、

最後は少々の藪漕ぎになるのだが、

直前までの雨で笹が濡れている。

それでこの日は藪入りをパスしようとした。

ところがokazuが、

「せっかく来たんですから!」、

と言って積極的だ。

 濡れた笹をかき分けて、

三等三角点「中小屋」。

三角点での記念撮影も、

おしゃべりに夢中でご覧の通り!

 ピークを後にして、

しばしギョウジャニンニク採りに励んだ。

その後は林道から管理道路を淡々と歩いて駐車地へ。

そして次の山へと移動した。

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ