行くぞ!グラベル

オフロードバイク&釣り好きのイケイケブログ

大叔母。

2014-01-24 23:56:39 | Weblog
急に大叔母がこの世を去った。
洗面所で倒れ、そのまま帰らぬ人となった。


今日は仕事終わりで京都まで通夜へ。

ごく身内だけで行われた通夜。
あっさりとした祭壇には大叔母の遺影。
お経が読まれる中、ずっと遺影を見てた。



大叔母は、いつも明るく、元気な人だった。
常に賑やかな印象。
大きな声、そして独特な喋り方。
私の顔を見るたび、いつも声を掛けてくれた。

寂しい。

単純にそう思った。
そんなことを感じながらずっと遺影を見てた。
会場に響くお経が、やけに遠くに感じた。

でも、なぜだろう。
悲しいはずなのに、なぜか落ち着いている。
いつもなら眠たいだけの通夜のお経が、
こんなにも短く感じたことは初めてだった。




通夜も終わり人が少なくなってから、
改めて椅子に座り遺影を見つめた。
すると、後ろで喋る人らの中から大叔母の声がする。

大叔母の娘だ。
私よりだいぶ年上になるその人は、
私の「はとこ」?…になるのかな?

その娘の声が大叔母に似てる。
声の質、独特な喋り方。
そっくりだ。
まるでその場に大叔母が居るようだ。

背中にその声を聞きながら、遺影を見て少しだけ笑ってしまった。
何となく気分が落ち着いているのはこのせいか?

声はいつでも聞けるんやね。
大叔母の遺影と目が合った気がした。





棺の中の大叔母は薄く化粧が施され、とても綺麗だった。
静かに眠っていた。


さようなら。
おやすみなさい。


声はいつでも聞けるから。












コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする