行くぞ!グラベル

オフロードバイク&釣り好きのイケイケブログ

鍵のお話。

2008-03-05 23:18:19 | 仕事関係
本日は鍵のお話。

写真の鍵、十円玉と並べてみるとわかると思いますが…
結構、小さい鍵です。
一体何の鍵かと言うと…
いわゆる南京錠の鍵です。
それも量産品の南京錠の鍵です。

実はこの鍵、二十代の頃から、ずっと私の財布の小銭入れの中にいます。
財布を買い替えても、新しい財布に移してずっと小銭入れに入れています。
この小さな鍵は、私の仕事のお守りなのです。

今を遡ること15年ほど前。
初めて海外へ取材に行くことになった私。
ペーペーなので当たり前に、渡航準備として書類上の手続きの他、
撮影機材の準備等を行っていました。
カメラなど高価な機材を航空機で運ぶ場合は、それぞれひとつずつ丁寧に梱包し、
これまた高価なものを入れる専門のケースに入れて運びます。

しかし、海外はどうしても治安がわるい場所などがあります。
だから、ケースには、常に鍵を掛けます。
そう、先程話した南京錠ですね。
大きなケースひとつに、2~3個。
大きな機材ケース自体が4~5個と、いくつもあるわけですから、
南京錠の数は結構な数になります。
その鍵の管理もあたりまえに、ぺーぺーである私がすることになるのですが…
当時の私が一番恐れていたのは…その南京錠を渡航先で無くす、
または持っていくことを忘れることだったのです。

だってそうでしょう、海外での撮影は、その国によっちゃ一ヶ月以上かけて
準備、出発します。
その準備が、撮影予定が、小さな南京錠の鍵が無いだけで、
渡航した先で、取り返しがつかないことになってしまうのです。
小さな小さな南京錠の鍵が無いだけで。
まぁ、現実的には、鍵が開かないと、鍵をぶち壊してでも
開けることになるのですが…

もちろん、そんなことがないように、南京錠の鍵は、ありとあらゆるところに
分けて持ち歩きました。
鍵の無い鞄の中、ズボンのポケット、そして財布の中。
財布の中の鍵は、その時の名残りなのです。

南京錠を掛けて、カウンターで機材ケースを見送り、渡航先で鍵をあける。
現地での始めての作業、そしてそれが無いとすべてが始まらない仕事。
私の中では、毎回無事に南京錠を外すことが大きなプレッシャーであり、
大切な作業でした。

それ以来、私の財布にはずっとこの鍵が入っています。
前職を辞めてからもずっと入ったまま。

これさえあれば、何処へ行っても、仕事がうまくいきそうな気がするから。



コメント (5)
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エントリー!

2008-03-05 00:53:04 | バイク
今年もやってきましたっ!
JNCC開幕戦となる西日本大会。
JNCC開幕戦西日本大会
本日エントリーしましたっ!
昨年の頑張り?のおかげか、エントリーしてから気付いたのですが
今年は私にもギリギリ固定ゼッケンが割り振られているようです(^^v
JNCC 08年固定ゼッケンリスト
今年は、さらに上のゼッケンを目指します!


コメント (6)
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