ネコのヒトビト

ネコにまつわるヒトビトについてのお話等

種まき 発芽

2021-07-15 19:52:57 | 思ったこと
大阪から、田舎へ来て しばらく生活を作るのに必死で
庭に生えた草などはシルバー人材センターの人のお願いしてとってもらっていた。
ようやく生活スタイルが整ってきて、
それでも足が両方とも痛く、腰も痛く、日常的な生活動作もやや支障が
ある位だったのだけど、

ある高齢の方と話をしたときに
「きのうは 草とりを遅くまでやって疲れたよ」という話を聞いて
(この人にできるのに自分にできないなんて)
と思って
ようやく重い腰をあげて草取りを始めたのが
7月に入った頃。

介護に支障が出てはこまるので、あまり体力を使いすぎないように
注意しながら、朝 時間を決めて草をとることにした。
昨日はお中元の発送作業があってできなかった
今朝は腰が痛くて。。ということがあって、
二日休んだだけでも気持ちが落ち込むものである。
運動をしはじめると、毎日 自然にその場に向かうように
行動が整っていく。
数十分の運動を毎日すれば、脳の状態も整っていくので
とても良いのはわかっているのだけど
どういうわけか、大阪にいた時は、やる気がでなかった。
頭でわかっていても、できない。

そして、今日、
夕方になってようやく体調が戻ってきたので
庭に出て、数日前に撒いた種や 植えた植物をみたら
発芽したり、 蕾が増えてた。

自分がなにも手を加えなくても成長したり、変化するものを
毎日楽しみにしながら過ごすということが好きだったのだけれど
今までの生活ではそれがあまりなかった。

パンだねの発酵
石鹸の熟成
植物の成長
など

時間がなにかを変化させてくれる様子を
いつも楽しみに次の日を迎える。
そういう季節や日々の移り変わり
(自然のリズム、うつろい)を
楽しみに生きることが
都会の生活でなかなか 形作ることができなかった。

窓から眺める風景
身近な地面に息づいた自然
自分の思いもよらない虫や、生き物 植物の成長との出会いなど

やっぱり自然はいいなあ。
草の匂い
季節のにおい

これを、どれだけ、もとめてこの 田舎に戻ってきたろう。

季節の匂いとか 草の匂い、林、森 山の匂い
この表現が どれだけ 心にしみるだろう

一度はなれなければ わからなかった。