風に吹かれて行こう

お米の便りを、写真でもっとわかりやすく!

まずは2024.1月の便り 後半です

2024-01-24 | お米の便り

 我が家から200メートルほど行った田んぼの中に、十字路があります。場所柄、とても見通しが良く、どの方向から通っても、視界を遮るものはありません。そして、通行量もさほどではないのです。極端に言えば、朝晩の通勤時間帯にはちょこちょこ。それ以外ではほとんど見かけないというような道路、十字路です。

 そこには2方向に一時停止の標識があります。紛らわしいことに通行量の多い方の道路が一時停止となっています(できたのが後だったため)。なので、知ってか知らずか、標識を無視して通り抜ける車も少なくありません。今では何の操作もいらないオートマチック車が圧倒的大多数。それであっても、いったん止まることが面倒くさくてなんだろうなーと、想像してしまいます。

 見通しが良いから、安全確認はしているという自負もあることでしょう。けれども、毎日のそんな積み重ねが、いざという時どんな行動につながるかは、誰にも予想はできません。きちんと一時停止出来たら素晴らしいことでしょうが…。

 近頃めっぽうポカが多なったアンタに、そんな心配されとうないわ! はいまったくそのとおりでして、他人はどうあれ、まず自身のポカをできる限り防ぎますというのが年頭のご挨拶。突然ですが、本年もご寛容のほどよろしくお願いいたします。

 

 昨年は、「あきたこまちR」で、突然にさまざまな動きが起こった年でした。県知事、農政部 との相対でのやり取りや、議場での一般質問、陳情…。懸念を持っている多くの人たちとの運動を担ってきた一県議会議員の行動は、数の力でNOとされました。パブリックコメントでは、たくさんの声が届いていたにもかかわらず、です。

 こまちを栽培したいと願う農家は、従来と違った手段で、種もみを入手する必要が出てきました。栽培そのものは来年からですが、種の注文は今年の秋。その日が来るのは、おそらくあっという間のことでしょう。何としても、これまでのこまちを栽培していきます。

 それと、このことはあきたこまちRのことが出てくる前から考えていたのですが、もう30年近くもこまちだけ植えてきたので、今年は別の品種もふたつくらい栽培してみるつもりでいます。そのための種は、昨年秋に申し込みました。ご期待、ご想像の品種とはならないかと思いますが、まずはお知らせのみ。今年の秋が今から待ち遠しい当園です。

 

 被災された方が、命が助かったことを良しとしなければと言っていました。その言葉が被災から数年後だったら、まだ現実味があるように聞こえます。被災直後、そう言わざるを得なかった、その言葉の奥に、どれほどの哀しみと無念さ、不安があるのか、 当事者以外は誰もわからないことでしょう。自分もそのひとり。 がれきの下にきっとある希望の種が、かならずや芽吹きますように。


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