とても不器用な自分でも、若い時に廃材を使って、鶏小屋を建てました。4面金網で、雨露をしのぐだけの作りでしたから、どうにかできたのでした。柱の高さを揃える時にどうやったら良いんだろうと思っていたら、長いホースに水を入れて、ホースの両端を2本の柱のところに持って行って、水の高さを基準にすれば良いんだよと教えてくれた方がありました(ちょっとわかりづらい書き方ですね)。言ってみれば、下地がデコボコであっても、そこに水を張れば、水面は真っ平なんだということです。それを応用すれば良いということでした。
言われてみれば、まったく当たり前のことでした。でも、知っている人には当たり前のことでも、そうしたことを思ってもみなかった自分にとっては、目からうろこでした。
今この齢になって、大工さんてい良いなーと思います。まぁ、それは和賀屋が傾いてきているからなんですけど(苦笑)。これから弟子入りもできないしなー。いえ、親方の教えに素直にハイとはいえると思うんですよ。でも、覚えが悪いというか、将来のある若者ならともかく、ねぇ。親方だって教え甲斐がない(笑)。
ちなみに、水道屋さんのところに行ったとき、額縁に入れた色紙?に、水のことが書かれているのを目にしたことがあります。
水は方円の器に従う、だけではなく、いくつかの水の性質が書かれていて、なるほどなーと思った記憶があります。