風に吹かれて行こう

お米の便りを、写真でもっとわかりやすく!

2008.7月 雨についての感想は何年たっても同じ

2022-07-13 | お米の便り

 14年前の便りの一部です。今朝の写真も織り込みながら…。

 

 雨の少ない6月でした。たいていの人にとって、雨(の日)が多いことは気になっても、少ないことについてはそれほどではないのではないでしょうか。週間予報等で何日も前から「*日はまとまった雨になりそうです」なんて言っておきながら、前日になると雲行きがあやしくなって(この場合、予報がはずれそうな感じということであって、本当に雲行きがあやしくなっているのではありません。念のため)、当日はほとんど降りません。降っても申し訳程度で、決して満足のいくような量とはなりませんでした。そんな思いを度々した6月の空模様だったんですが。

 「土壇場で、まただまされた(裏切られた)。だまされ続けの人生、まるで私みたいだわ(笑)」本気とも冗談ともつかぬ顔でつぶやく、愛しの(いいトシの、ではありませんよ)凡婦。いったい誰がそんなヒドイことを26年以上も…。

 

 実際のところ、もう少し雨が降ってくれたらと思っていた農家はどれほどだったのかというと、これが少々自信がありません。でも、この周辺の人たちは、挨拶代わりに「良い雨ッコ降ってけねがなー(くれないかなー)」って言ってました。路地野菜をたくさん栽培している農家にとっても、多すぎるのも困りますが、少なすぎるのも困ります。果樹農家にとってはどうなんでしょう。「今年は雨が少なかった分、玉の伸びは小ぶりですが、糖度はかなりのってます。おいしいですよー」なんていうコメントを耳にすることもありますが。まぁ、細かいことを言えばキリが無いので、天気の話題はどうでもいいですね。しょせん、お天道さまのご機嫌には逆らえっこないし、そのことに一喜一憂してても始まりません。

 種を播いてから約一か月。自家用黒豆の様子です。2条は良く育っています。そのとなりの2条(枝豆)は、芽が出ないところが多かったです。

 実はこの種、近所のおばあちゃんからもらったもの。おばあちゃんが妹さんからもらった種で、新しい品種でとてもおいしかったとのこと。大丈夫かなーと思っていたら、やっぱり大丈夫ではありませんでした(苦笑)。たまたまこの隣が、そのおばあちゃんの畑です。そこでも、同じように種を播いたのでしょう。さっぱり芽が出てこなかったのです。聞いてみたら、想像通りでした。いわゆる「一代交配」。枝豆をそのままにして、成熟させて大豆として食べる分には問題無いのですが、それを種とするには無理なことでした。

 左から2列目は白小豆です。その隣もでしたが、ほとんど芽が出ていません。実は種を播いた後、土をかぶせるのを忘れてしまい、何日か強烈な日差しを浴びてしまったのでした。種を播いた後、フォゲっとしてしまったんですね。ボケっとしただけです!

 毎朝、というよりも夕方頃から、稲の葉には、こんな露玉ができます。ここにファンタジーを感じるかどうかは、見る人しだい。でも、脳内いつもお花畑というのも、少々考えものです(笑)。

 

 昨晩遅く、居間にいたら、どこからともなくトンボがすーっと飛んできました。凡婦の腕の辺りにとまり、じっとしていましたが、その後飛び立ち、少し離れた場所に、こちらに顔を向けた形で降りました。それから今度は凡夫の腕にとまりました。日中、家の中に入り込んでしまったのが、ふと灯りに誘われて飛んできたのでしょう。そうとはわかっていても、「誰かから言付けを頼まれてきたの?」と話しかけてしまった凡婦と凡夫。それぞれの頭の中には、あはは、白馬に乗った王子様や竜宮城のお姫様が描かれていたのかもしれません。…うふふ、エッ? 7月は、10数年前、当園にとって大きな出来事のあった月。その日を目前にしての珍事でした。

 どうぞ暑さに負けない7月でありますように!

 

 カメラを向けたら、チラチラこちらを見て、その後じっとしていてくれましたが、うまく撮れませんでした。

 とんぼの話を、パートナーにしゃべったら、「どうして私の方が最初だったんだろう?」とのギモン。「『オレのことをよろしく頼む』って、意味だったんだろう」と言ったら、妙に納得されました(苦笑)。あの日から、間もなく30年。いろいろあったけど、何とか今日まできました。過ぎた年月は、あっという間です。

 


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