音楽療法士でこぼこ生活

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水戸黄門

2007-11-20 15:53:14 | ネタ
昨年の今頃、老健で「水戸黄門」劇を練習していた時期があるのですが・・

来週、保育園児が施設に訪問に来られるとき、お返しに「寸劇・水戸黄門」をしようと一年ぶりにカツラを出してきて、今日練習しました

昨年は、長い期間練習をしたので、逆に皆さんの中でいろいろ問題が起こったので(役の取り合いや緊張など・・)今年は、さ~っと練習して本番を迎えるように、今日と来週の二度の練習にしようと考えてやってみました

黄門様と襲われる娘役は利用者さんに事前にお願いしておき、助さん、角さんを公募したところ気持ちよく引き受けてくださり、配役はすんなり決まりました

筋は、単純に、「悪代官が娘をたぶらかしているところに、黄門様が止めに入り、その黄門様に悪代官が襲いかかる寸前に助さん、角さんが登場し、名台詞を言って、印籠を出して、一同「ハァハ~」で、チャンチャン」という、ものです

役付き以外の人たちには、鳴子を持って、悪代官が黄門様ともめているときの「ヤジ」と「一同頭が高い。控えおろう」の時に「ハァハ~」と頭を下げるのと、最後に「人生・・・」の歌を歌っていただきます

カツラや、黄門様のベスト??大きな印籠?を用意し、見ている園児にもわかりやすいようにします

セリフと流れは、模造紙に書いて、提示して、みんなそれを見ながらやったのですが、それぞれの役の人たちは身体の向きがバラバラなので、「セリフがよく見えない」ということが判明したので、全体のセリフと流れを書いたものは掲示し、それぞれのセリフは、別に短冊に書いて、その都度本人の目の前に提示することにしました

今日、一度やってみましたが、配役の人たちは、「こんな事生まれて初めてです」と良いながらも、嬉しそうで
見ている人たちもおもしろそうな顔でしたのでなんとかやれそうです

寸劇遊び?は単なる遊びではなく、記憶の維持や人との交流、ストレス発散などの効果もあり、積極的に取り組まれている施設もあります

園児達が、喜んで見てくれれば、利用者さん達の自信にも繋がると思っていますその為にも、劇の最後には、配役を紹介し、一人一人礼をしてもらう事にしています練習で、やってみましたが、何も言ってないのにみんな、ちゃんと「立って」礼をされていました

本番は、来週です


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どれが本物でしょうか?

2007-10-08 15:35:15 | ネタ
前回のセッションで、偽物の果物をお見せしたら
「偽物」の出来の良さに皆さん驚かれ、普段ほとんど話されない男性の方が「ちょっと、見せて・・・ホッ~・・・よ~できとるなぁ~」と表情良く話されたので、調子に乗って、いろいろ買ってみました

・・・が一つ、欲しいと思ってあちこち探しましたが、無い果物があって、仕方なくそれだけ「本物」を混ぜてみました
・・さぁ~どれでしょうか

明日は、これらをお見せして「本物はどれ?」クイズ大会をやってみようかな
・・・皆さんの表情が良くなり、会話が増えれば

次は、植物編も・・・本物のススキと偽物のもみじ・・など

これ自体が音楽療法ではありませんが、導入として、興味を持っていただければ良いと思っています
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10月のプログラム

2007-10-01 11:00:26 | ネタ
月が変わりました

10月の老健での音楽療法のプログラムを立てました

10月は秋の真ん中なので?

「秋と言えば○○」をテーマに、9月に続いて、体を動かす活動と+頭を使う活動で構成しようかと考えています

「秋と言えば実り」・・では、歌の歌詞や題名に果物の出てくるものをクイズ形式で歌います
「みかんの花咲く丘」「リンゴの唄」・・これはメロディーを弾いて曲目をあててもらいます
「里の秋」は歌いながら出てくる果物{栗}を当ててもらいます。
その後、この三つの果物の絵を提示して「どれが一番お好きか」を聞きます

「秋と言えば食欲」・・・では、秋の食べ物をテーマにおしゃべりします

「秋と言えばスポーツ」では、先月に引き続き、お手玉玉入れに、「体育の日(東京オリンピック)」にちなんで、紙風船バレーなどをします

「秋と言えば読書」では・・・ちょっとこじつけですが「秋の七草」の写真を提示して名前を当てるクイズをしようと思っています植物には皆さんなかなかお強いので

10/9寒露、10/10は目の愛護デー、10/14は鉄道記念日、10/24霜降  なので ちなんだ話題や活動を盛り込んでやります

10月は、入退所が多くあります新しい方の様子によって、対応できるように、知的な活動、身体活動、幅広い歌・・を用意しておく必要があります

セッションも十分に準備して、万全の体制で臨みますが(っと言っても現場ではいつも参加者の様子次第なので準備したことを一つもやらないこともありますよ)、もう一つ、肝心の「なぜ音楽療法をやっているのか?」と言う大前提の話を、もう一度考え直してすでに、色々考えており、結局この老健で音楽療法をやり始めたときと同じ答えなのですが今は、それを老健へキチンと伝えて行く新たな手段を考えています

自分にはこれがベストの方法と思っても、相手のあることで「良い事だとわかっていても出来ないこと」ってありますから

私の「この人には、何を目的に音楽療法をやっているのか」という思いを簡潔に伝えられ、「今日の結果、1ヶ月の結果・・」を、簡潔に伝えられ、ケアプランに生かしてもらえる方法・・・今ちょっと考えていることがあるので、また報告します 




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玉入れのカゴ

2007-09-17 12:18:15 | ネタ
昨日、お知らせしていた「玉入れのカゴ」を作りました

って、百均の白いカゴに、棒を付けて、茶色のスプレーをかけただけですが

実は、棒を取り付けたのは、主人
それを、隠して、次男に見せて「ホラ、上手に出来たでしょう」と言ったら、「誰がつくったん?」と見事に見抜かれていて

私が、差し出したスプレー缶を無言で持って、家を出て行き、数分で出来上がったカゴを持って帰ってきました

いつもは、作ったあとに、家族から「あとどうすんの?邪魔」と言われるのですが・・今回は、次男から「こんなゴミ箱あったら、ゴミ捨てるたびに玉入れ出来て、楽しいよね?」っと珍しく良いコメントが・・・でもこれをゴミ箱にすると、いつも誰かが持っていないと

まぁこれも家族愛と私一人が思って、いよいよ明日老健でお披露目します

いつも、私が何か持って行くと、職員から「また何持ってきたの?」と言われるので・・出来たら隠して持って行きたいけど・・・・大きい

肝心の参加者の皆さんの反応は????また報告します

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三百六十五歩のマーチ

2007-08-23 14:57:42 | ネタ
老健のセッションでは、毎月一曲を決めて、歌いながら軽体操を行っていますが、今月は「三百六十五歩のマーチ」です

この曲を、5つのブロックに分けて(写真では各ブロックごとを色枠で囲ってあります)、1~3枠では、手拍子を二回した後に、1枠ではその手を前へ付きだし、1枠では上へ、3枠ではひざへ・・と上半身の運動をします。
4ブロックは(囲ってありません)曲がここだけ短調になるので、曲調にも合わせて、「休憩~」と言って、歌だけを歌います1~3枠をしっかり歌いながらやると結構の運動量になりますし、5枠に向けての準備も兼ねています)
5枠は、歌詞通りに、腕を振って、足ふみをし、最後のワンツーワンツーまで続けます

今月は、軽体操に使っていますが、この枠を使って、たとえば楽器別に演奏したり(1枠は鈴、2枠はなるこ・・・5枠は全員など)、着席した場所別に演奏したり、なにかぽんぽんなどを持って踊ったり・・・と使い方が幾通りでも考えられるので、その時の目的に合わせて使い方を変えています。

比較的新しい歌ですが、皆さん歌えます

今日のセッションでは、全く喋らない方(障害があって喋らないのではありません)が、みんなで歌っているときに、足でリズムを取っておられたところを見つけたので、太鼓を提示してみたら、「んんん~」といった感じで私を見ておられましたが、バチを握り、はじめは、「トントン・・」と軽く叩かれていたのですが、次第に複雑なリズムをきざまれ・・・丁度「東京音頭」だったのですが、間奏の部分を私が口三味線で「チャラ チャッチャ チャラ チャッチャ・・・」と歌ったら、そのリズムで見事に叩かれ・・・・見ていた職員から
「すごい」と声が掛かりました。

そしたら、ご本人が「ニヤッ」として私を見られ

音楽療法では秘めておられる力を発見することが多いですが、
今日は「やった」という感じでした

さぁ~更なる掘り起こしに??作戦を練ります
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昨日の写真です

2007-08-22 15:40:24 | ネタ
「若葉」昨日紹介した歌です

最近、写真の取り込みが上手く行かず、毎回一日遅れですみません

「若葉」
昭和17年3月刊の「初等科音楽(二)」に載った国民学校初等科第4学年用の歌。戦後の教科書にも掲載された。

爽やかな歌です

さて、今夜は例の????「青年大会」合唱の部出演市内選手団?の壮行会があります

いよいよ今度の日曜に大会が開催されます
優勝すると、全国大会出場なのですが・・・・5日間県選手団として行動しなければならず・・・複雑な心境なのですが・・・

まぁ~楽しく演奏できれば良いでしょう



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昨日の追加

2007-08-02 15:45:52 | ネタ
昨日、8月のセッション用の曲などを紹介しましたが、大事な一曲を忘れていました

「愛馬進軍歌」です
昨年、認知症の方がセッション中に、突然歌い出され、それに合わせて周りの方が皆歌い出され????

試しに、歌詞を書いて別のグループに提示したら、またまた皆さん見事に歌われて

何という名曲でしょう

ちなみに調べたら、陸軍省が軍馬を愛護する気持ちを高めようとの意図で詞、曲共に公募し選定された曲で、昭和14年1月にNHKが「国民歌謡」として出版、3月にレコード会社競作で吹き込まれたそうです

私は、二番まで歌詞を書いて提示しますが、二番に出てくる「トーチカ」の意味がわからなくて参加者に聞いたら、皆さんが一斉に教えてくれて「敵の弾をよける為の小さな囲いのようなもの」らしく「へぇ~」と驚いたら、なんと「○○の原っぱにまだあるよ」と言われもっと驚きました

このような曲は「カラオケ」などで歌うこともなく、本当に「久しぶりに歌ったわ」と喜んでいただけます

また、職員からも「今の曲 何て言う曲?なぜ皆さんご存じなの??」と聞かれることも多く自慢げに紹介します

今日は、大変蒸し暑く、また体調を崩しておられる方が多く(体調によって参加されるかどうかを判断しますので参加者は元気な方ばかりのはずなんですが・・・?)、セッション前は「ドンヨリ」した空気が流れていて、ちょっと「やりにくい」感じでしたが・・・・
意図的にハイテンションでせまり皆さんをのせて(空気を変えて)しまいました

皆さん 見事に私に「だまされて)終わってみれば、皆さんいつも通りの笑顔でした
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8月の準備

2007-08-01 08:54:01 | ネタ
8月になりましたので、8月用のセッションのプログラムをたてます

今月は、介護予防事業も3件あり、高齢者大学からも講演???の依頼が来ているので、そちらの方も準備が必要です

今月は、原爆や終戦と言った戦争関連のニュースが多い月なので、それらに関した話題や曲を準備します

私たちよりずーっと身近に感じられている「戦争体験」は、未だ大きな傷として抱えておられる方と、「過去のコトよ」とさらっと流される方と、(男性に多いですが)「英雄」として誇りに思われておられる方とに分かれるようです


セッションで取り上げるときは、慎重に扱いますが、結構皆さん「カラッ」とされており、「昔の話しに花が咲く?」状態になることが多いです

時には「涙、涙・・」になることもありますがセッション終了時には「スッキリ」されていれば涙も精神の浄化になっていいと思っています

・・と言うことで、8月は、「長崎の鐘」「長崎は今日も雨だった」など長崎関係の曲や「戦友」「同期の桜」「愛国行進曲」など戦争関係の曲を準備しておき、当時のお話をお聞きしながら歌います

また、施設では夏祭りが行われるし、地域でも花火大会や盆踊り大会が開催されるので、「花火」や「東京音頭」「花笠音頭」や地元の音頭を、太鼓や花笠などを用意して踊ります・・・ボランティアや見学の方が結構来られるので周りで盛り上げていただき、賑やかに展開して夏バテを吹き飛ばします

また、8月は「長崎物語」という歌を始めに歌います
この曲は、この世界?に入るまで知らなかったのですが、お年寄りの中では「知らない人はいない」特に「男性もOK」という隠れた名曲なんです

過去に「かごの鳥」「大楠公」「船頭小唄」など絶対に失敗しない?高齢者用歌ベスト3を紹介しましたが、この「長崎物語」はそれに匹敵するモノです


あとは、終戦前後の歌を集めたリクエスト表を作っておき、その中からリクエストをもらいます

終戦前(戦歌を除く)昭和15~18年頃
*勘太郎月夜唄 *湯島の白梅 *鈴懸の径 *若葉 *森の水車 *ズンドコ節
*琵琶湖哀歌 *蘇州夜曲

終戦後昭和21年~
*リンゴの唄 *みかんの花咲く丘 *東京の花売り娘 *とんがり帽子
*山小舎の灯 *憧れのハワイ航路

きっと当時の話しで盛り上がって、歌どころではなくなるでしょう
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東京音頭

2007-06-29 10:41:29 | ネタ
本当に日が過ぎるのが早いです・・・これは、私だけなんでしょうか?

・・で6月のセッションも終わり、7月の準備中です

7月、8月は、湿気や暑さで不快な気分になることが予想されるので、それらを吹っ飛ばす様なプログラムで迫って?行こうかと考えています

8月は盆踊り大会もあるので、まず7月は「東京音頭」で
盛り上がります

「東京音頭」は東京だけでなく、皆さんご存じで、この曲だけでなく、民謡系は高齢者が盛り上がるのに役立ちます

写真の様に、字を色分けしておいて、打楽器の種類を分けて配って・・・
青・・・鳴子
緑・・・鈴
紫・・・タンバリン、太鼓
赤・・・ベル

分け方に意味があるわけではありません・・が音色の違うものが次に来るようにすると合奏の意味が鮮明になります

・・・自分の色の所だけ、歌い鳴らし、黒いところでは全員が歌い鳴らす・・・という簡単合奏をします

本当は、ご希望の楽器を持ってもらってやればいいのですが、バラバラに楽器をお持ちだと、なかなか上手く楽器別にならないので、この時は座っておられる場所で区切って、「この辺の方は鳴子・・」といったように配って、鳴らすときはその場所の人たちに向かって合図をすると上手くいきます

一、二度練習したら、私は定番の前奏から伴奏を弾き、皆さんだけでやってもらいます
もし、演奏がバラバラでも、この曲は曲だけでも盛り上がりますから大丈夫です
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バラが咲いた

2007-06-18 10:55:46 | ネタ
今週末の老健の運動会の為に、「バラがさいた」と「隣組」を使って、準備運動?雰囲気作り?音楽療法の発表???をしようと準備し、いろいろやってみましたが・・・

「バラがさいた」をアテぶりで踊ってみる歌が早い(歌詞が多い)のでなかなかアテぶりをしながら歌えません。あんまりゆっくりだと何の曲かわからなくなるし

バラを作って手に持って歌詞の「ばら」の所で振る60人に配るのも結構時間がかかり、一曲ですぐ回収

と今回はなかなか上手く行かなくてちょっと困りましたが、結局、二曲目の「隣組」同様に、鈴ベルトを振ることにしました

鈴ベルト(5/1に写真アップしてます)はすぐに持ってもらうことが出来るし、比較的どんな方でも持つことが出来るので

これを、持ってもらって「バラがさいた」では、歌詞の「ばら」の所にきたら、歌詞に合わせて振ると言うことにしました。「ばら」の場所がわかるように赤字にしました

そして、「隣組」では、鈴ベルトを歌に合わせて左右に振り、最後のフレーズで下から上に振りながら、最後は鈴ベルトを持った腕を上に上げて「イェーイ」と叫ぶ・・・折り紙を切って「イェーイ」と書いたものを歌詞の最後に張りました

という事で、今週のセッションで練習して?週末の運動会に備えます
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