新・エンゲル係数

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なるほどね☆

2012年04月27日 | 気になるネタ

小沢氏一連の公判では、実際にはなかった元秘書とのやりとりを、特捜部の検事が捜査報告書に書いていたという、前代未聞の不祥事も発覚した。

 大善裁判長は、判決理由の読み上げで、小沢氏が土地取得公表先送りの方針や、4億円を簿外処理して公表しないことを了承していたと認定したが、元秘書との共謀の成立は否定した。

 小沢氏が土地取得のために提供した現金4億円についても、元秘書が「巨額資産の原資をマスコミなどから追及されないようにし、政治的不利益を避けるために、04年分報告書に記載しなかった」と動機を指摘し、虚偽記載を認定した。

 さらに、小沢氏が法廷で「知らない」「記憶にない」を連発し、収支報告書を「現在に至るまで見たことがない」と証言したことも、大善裁判長は「一般的に不自然な内容で変遷がある」「信用できない」と指摘した。



 つまり、「収支報告書への虚偽記載」や「小沢氏が簿外処理を了承していた」と認定しながら、小沢氏と元秘書との共謀については「成立しない」とした。「有罪」すれすれの判断だったともいえる。

 小沢氏も無罪判決を聞き悠然と構えていたが、「虚偽記載」や「自身の了承」が認定されると一転、こわばった表情に。法廷で展開した「秘書任せ」との主張は、ほぼ否定されたことになる。

 不可解に思える無罪判決の背景には、特捜部が見立てに沿った捜査を進め、虚偽の捜査報告書を作成するなどした、検察側の失策がありそうだ。虚偽報告書は、元秘書の供述調書などの証拠採用却下につながっている。



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