60_60_30 零半乗

50ccバイクでの走行記録

北海道 2012(6)道央西部

2013年03月21日 | 北日本
北海道 2012(6)道央西部

  支笏湖へ

 13日 8:40出発、曇。
 晴れ間が出ており気持ち良く出発、山部からR38に乗り南下、R237に乗換え金山峠に
差し掛かる頃から雲が広がる、峠を越え占冠村に入り占冠の市街を走り抜けると小雨が
パラつき出す。日高峠を越えて道の駅「日高」で休憩。再びR237に乗り黒雲が広がる中を
南下、今日は若干の交通量が有る林間の快走コースを走り振内町を通過して、広い谷間の
畑作地帯を走ると大粒の雨が降り出す、道路脇のバス停に飛び込み雨宿り。しばらくする
と小康状態になり雨具を着けて出発、大型トラックがやや多くなった国道を南下して二風
谷に到る、二風谷はアイヌ文化を伝える資料館などが有り一度ゆっくりと見学したい集落。
二風谷から馬牧場を左右に眺めながら走り平取市街に寄るため旧道に乗る、沙流川を渡る
とかなり立派な義経神社の前から平取市街に入り休憩、小ぢんまりとした静かな街。晴れ
て来たので雨具を脱ぎ出発、街を出てR237を少し走るとd59に乗り換えゴルフ場の前
から丘陵を登る、地元の乗用車が結構走るコースで峠を越えるとd74に乗り換え、牧場や
農地の広がる中のフラットコースを西に走り、日高道の高架を潜るとR235に乗り鵡川に
到る。鵡川市街を走り抜け日高本線と併走して、浜厚真から少し内陸に入り厚真IC付近
から地道に乗り換え苫小牧東港に到る、浜厚真から日高本線沿いのコースが地図に載って
いるが入り口を見落とした。東港から線路の北側を走り突き当りで線路の南に渡る、路面
は良好だが大型トラックやコンテナートレーラーが頻繁に走るコースを西に走り、勇払
からd781に乗る。跨線橋で線路の東側に渡ると勇払駅の近くから踏切で線路の西側の地道
に乗る、d781は交通量も信号も多く走り辛い。西側の地道はコース状況が良好で走り易い、
しばらく線路に沿って走るとローソンの案内の有る交差点を左折、すぐに広い港湾道路と
合流して港を走りd259に出合い乗り換える。d259は広く路肩も充分なコースだが大型
トラックが多く、その上にトラックは頻繁に左折するため気を抜けない。苫小牧市街に
入りR36と合流してすぐにR276に右折した所で給油、R276に乗り苫小牧市街を出ると林
間の快走コースで、アップダウンやカーブも緩く走り易い、乗用車が多く速度をかなり出
している。林間を走り出すとパトカーと覆面パトに追い越される、市街を出たところで
まだ調子に乗っていなかったがこの先も自重して走らねばと気を引き締める。猛スピード
で追い越して行く乗用車を無謀なと見送る、その車はすぐ先で覆面に停められている、
しばらく走るとパトカーに乗用車が停められている。この国道は頻繁に取締りがあるのは
判かっていてもつい速度がオーバーする、慎重に法定速度を維持して走る。支笏湖に出る
と西に走りモラップのライダーハウス樽前荘に到る。樽前荘の宿泊受付は16:00から、装
備を降ろしバイクを駐輪場に置きテラスのテーブルに座り支笏湖を眺めて寛ぐ。しばらく
すると70歳のベテランライダーがやって来る、彼はこの宿の常連らしい。しばらく話して
いると彼は角瓶を出してきて二人で飲みながら更に話す。16:30頃受付が始まる、その頃に
はかなり酔いが回っていたが、ホールで二人が寛いでいると主人から声が掛かる。夕食に
ジンギスカンを食べるように、女性が一人申し込んでいるが二人以上からの注文受付だか
ら付き合うようにと。岡山の矢掛町から来た同年輩の女性と三人で夕食を摂る。

  地球岬

 14日 8:05出発、曇。
 支笏湖周囲の山の中腹まで雲が垂れている、連泊しているので軽装で出発。R453で湖畔
を西に走る、林の中の快適コースで交通量は少なく快走。湖畔から山間に入りカーブを
繰り返し美笛峠に登り、トンネルで峠を越えると緩い下りコースを走り、道の駅「大滝」
を通過してニセコ方面に向かうR276と別れてしばらく進むとd86に乗り換える。緩い
登りの広いコースで走り易い、予想していたよりも多くの車が走っている。短い坂を登る
とホロホロ峠に出て見晴らしが良い、曇っているが眼下に樹海が広がりその先に海が
見える、下りコースの途中に懸かる滝も見え天気が良ければ絶景ポイント。

峠から白滝

 峠から急勾配を小さなカーブの連続で一気に下る、下り始めるとすぐに霧雨が降り続き
路面が濡れて緊張する。白老川に沿ったコースの勾配が緩くなる辺りから直線に林間を
走り、道央道の高架を潜り畑地を抜けて白老に到りR36に乗る。海沿いのコースは大型
トラックが多く緊張して走る、空模様は怪しく走っていると肌寒い。登別の手前から道々
登別漁港線に乗り換え港を走り富浦で再び国道に戻る、幌別を通過して東室蘭から地球岬
を目指す。一昨年は国道を直進して自動車専用道室蘭新道に入ったので今回は注意して
走る、東町から旧道に乗り室蘭本線沿いを走り母恋から市街地を南下して地球岬に到る。
観光客の姿は少なく余裕で景観を楽しめる、雲は多いがここは晴れており意外と遠望は
利き噴火湾を挟み恵山や駒ケ岳まで薄く見える。振り返ると眼下に室蘭の市街が広がる、
市街背後の山は中腹まで雲が垂れている。

室蘭市街・地球岬から

地球岬

ポンチキゥ

 地球岬からd919に乗り段丘上を走る、ポンチキゥの断崖を見て斜面に並ぶ住宅地に入り、
左手に室蘭市街や大工場を見ながら一車線の小さなカーブの続くコースを走る。コースは
何度も大きく方向を変え、かなり複雑に進みながら徐々に丘陵から下りイタンキ浜の潮見
公園に到り東町でR36に乗る。

  オロフレ峠

 幌別に到ると跨線橋で線路を渡り市街に入る、雨が降り出すので雨具を着用する。駅前
で給油後、d782に乗り北上するが住宅街で迷走する、ようやく道央道を跨ぐ小道を見つけ
北上。牧草地らしい広い草原をほぼ直線に走る、薄い霧が広がり位置確認が出来ない、左
の草原は自衛隊演習地の案内板が立ち有刺鉄線で囲まれているが地図には記載されていな
い。不安なまま走り続けると少し広い道路にぶつかる、カルルス温泉の案内に従い左折、
本来予定の農道に乗れたようだ、対向車が極稀に現れる。草原から林間帯に入りゴルフ場
の前を通過すると、緩いアップダウンが始まり山間に入る。カルルス温泉手前からd2に
乗る、かなりの勾配をカーブの連続で走り出すと霧が濃くなる。高度を上げるにつれ視界
は20mになる、他県№の先行車が数台あり対向車が来る度に速度を落とすのでエンジンの
回転を維持できない、喘ぎ登り緩急を繰り返す流れに付くのも苦労して走る。オロフレ峠
をトンネルで越えると霧は晴れており霧の上に出たようだが曇天、展望台は霧で眺望が
望めないのでパス、高原の快走路を大きなカーブを繰り返して下ると地図に記載されて
いない展望台が在り数台の乗用車が駐車している。ここは黄渓展望台で樹海が広がりその
先に洞爺湖が見える、洞爺湖付近のみ晴れ間が開け湖水や中島がきれいに見える。神戸№
の乗用車が隣に停車して同年輩の男女四人が降りてくる、声を掛けると神戸の同じ区内に
居住している人達。

黄渓展望台より

 展望台から林間コースをカーブの繰り返しで下り、弁景温泉付近から勾配は緩くなり
すぐに畑地を走りR453に出合う。R453に乗り長流川沿いに走る、土曜日で観光客や地元
の乗用車がかなり走っている、流れに乗って走りR276と合流して道の駅「大滝」で休憩。
駐車場は観光バスや乗用車で満杯、駐輪スペースも地元グループのバイクで一杯、館内も
混雑している。往路を走り支笏湖に戻る、食料調達のため対岸の湖畔温泉に行く、ここも
人と車で混雑している、温泉街を回るが旅館とみやげ物店ばかりで通常の街が形成されて
いない、コンビにはおろか通常の商店も見当たらない。樽前荘に戻り宿泊手続きをして
寛ぐ、今日は予約も多くここも混み合うらしい。今夜の同室は京都の少し年長のベテラン
と小松島の北海道初回の若いライダー、夕食を済ませロビーで三人が寛いでいるともう
一人追加。就寝すると21時過ぎに名古屋便のライダーが大挙して到着する、我部屋にも
一人追加、ロビーからは上陸初日で盛り上がる彼らの騒ぎ声が深夜まで聞こえている。

  ニセコ

 15日 7:00出発、晴。
 6時前にロビーに下り窓を開けると快晴、テラスに出ると支笏湖が美しい、カメラを取り
出し撮影。

支笏湖の朝

支笏湖の朝(2)

 こんな好天は珍しい、早々に朝食を済ませ軽装で出発、ニセコ方面に向かう。R453に
乗り美笛峠の登りに掛ると霧が出て来る、不安を抱きながら走るが美笛峠のトンネルを
抜けると再び晴天となる。道の駅「大滝」を通過すると、洞爺湖方面に向かうR453と別れ
R276で広島峠に向かう。交通量は少なく最近に整備改修が行われたようでカーブや勾配は
緩く、路面状況の良好な走り易いコース。広島峠を越えて下り始めると正面に羊蹄山が
現れる、撮影絶好ポイントを求めて峠に引き返し撮影。

羊蹄山・広島峠より

R276双葉付近より

R276双葉付近より(2)

 緩い下り坂を、道端の斜面に咲くヤナギランの小さな群落を眺めのんびりと下る、様々
な姿を見せる羊蹄山を撮影するため何度も停車しながら進む。双葉付近で山間から畑作地
に出る、広い畑の先に中腹に雲をたなびかせた羊蹄山が青空を背景に美しい。畑の中の
フラットコースを快走してR230と合流するとすぐに喜茂別に到り、再びR230と別れ正面
に羊蹄山を見てしばらく走ると北上、左手にはジャガイモ畑の先に羊蹄山が何時までも
見えている。

R276喜茂別付近より

R276川上温泉付近より

 京極市街に入りd478に乗り換えると下り坂の正面に大きく羊蹄山が聳える、再び坂を
登ると道の駅「きょうごく」で休憩。駅前には午前も早くから警備員が多数出動して交通
整理を行っており、駐車場が満杯なのか道路に行列ができている、駅の手前から警備員の
指示に従い裏手の臨時停車場に停車。何かイベントが有るのか駅は観光客だけでなく地元
の家族連れも加わり混雑している、臨時駐車場周辺も観光客の姿が多い。早々に退散して
d478で高原のジャガイモ畑を直線で西に走る、左手には羊蹄山が鎮座し、正面にはニセコ
アンヌプリが裾野を広げる。

アンヌプリ倶知安付近より

 倶知安南方でR5に乗り換え北上し郊外のスーパーで食料の調達と給油を後、市街に入り
d58に乗り換えアンヌプリを目指す。陸橋で線路を跨ぎ倶知安温泉を通過すると高原の畑地
を登る、小さなカーブを繰り返して高度を上げるが視界は良くない。畑から白樺林に到る
と勾配はきつくなり大きなヘアピンカーブを繰り返し登り花園温泉を通過し、白樺林の高
原を走るとニセコワイススキー場付近からコースは1車線となる。カーブの連続する見
通しの悪い登りコース、対向車も有り慎重に進む。白樺林を抜けると硫黄山とアンヌプリ
の間に広がる草原を快走、五色温泉お花畑は登山口となっておりビジターCなども有り、
多くの車が駐車しており観光客だけでなく登山準備をするグループも多い。お花畑を通過
するとすぐに下りになる、左手が開け眼下に昆布やニセコの風景が広がる、しかし雲や靄
が懸かり羊蹄山は見えず遠望も利かない。

d58下りから

 コースは広くなり走り易くなるが、勾配はきつくカーブが続くし対向車も来るので脇見
は出来ない。林間に入るとd66出合い乗り換え白樺林のカーブを下る、木々の間から
アンヌプリが見え快適なコース、上空に雲が広がり始まる。白樺林の高原から下りニセコ
市街を通過し、R5を渡ると羊蹄山の麓に広がる畑の中を東に走る。白や紫の花を付けた
ジャガイモ畑が一面に広がる中を進む、曇天となりアンヌプリは雲に覆われ羊蹄山にも雲
が懸かり始め間もなく見えなくなる。広い畑の中の真狩を通過する、道の駅は混雑して
いるのでパスして留寿都に向かう。留寿都からR230に乗り換え南下、交通量は多いが
コース状況は良好で走り易い、畑作地帯から林間に入り小さな峠を越えると、洞爺村の案
内に従い再びd66に乗り林間コースをカーブの連続で一気に洞爺湖畔に下る、洞爺湖は靄
が懸かり鮮明では無い。湖畔に沿ってd132を走る、林に妨げられて洞爺湖はほとんど見え
ない、湖を時計回りに半周して壮瞥に到る。壮瞥からR453に乗り東に向かう、壮瞥周辺は
サクランボ狩りの最盛期でコース沿いの農園の駐車場は乗用車で埋まっている。麦畑や水
田の中を走り久保内からd2に乗り換え昨日の黄渓展望台に向かう、洞爺湖は雲に隠れ見え
ない。上から下って来たライダーにオロフレ峠の状況を尋ねると、今日も視界は20m程度
とのこと。往路を戻り田園に出る手前から蟠渓温泉の案内に従い農道に右折、2車線幅だが
山際を走る林間の大きなアップダウンが続くコース、景観は良くない。蟠渓温泉から再び
R453に乗り北上、d86に乗り換え昨日のホロホロ峠を目指すが峠付近まで走ると、鞍部
から霧が吹き込んでいるのが見える。景観は望めないので引き返しR453を走り道の駅「大
滝」で休憩、日曜日で今日も混み合っている。交通量がやや多い国道を走り湖畔温泉で給
油、樽前荘に戻り寛ぐ。明日の道南は雨の予報が出ている、ここで終日燻るのも良いが北
方に疎開することにしてコースの検討をする。今夜は同室者なし。



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