60_60_30 零半乗

50ccバイクでの走行記録

北海道 2012(8)道南

2013年03月28日 | 北日本
北海道 2012(8)道南

  檜山国道

 18日 7:20出発、晴。
 サイトからR229に下り南下、靄が広がり遠望は利かない。すぐに泊村に入り盃、泊と通
過して原発に近付く、原発への通勤者の乗用車やバスで国道は混み合っている。岩内の手
前から岩内港へのコースに乗る、岸壁沿いを走り岩内市街をパスして西郊から再びR229に
乗る。正面に残雪の雷電山塊を見ながら海沿いを、長いトンネルを幾つも抜けて南下、交
通量はほとんど無い。断崖コースから道の駅「シェルプラザ・港」の前を通過して更に海
沿いに南下、風車が立ち並ぶ寿都湾の砂浜に沿って半円を描き寿都に向かう。

寿都湾

 寿都市街の南から漁港への海沿いコースに乗り市街地に入る。寿都は傾斜地に展開する
小ぢんまりとした街、郵便局を探して国道筋や役場の周辺を走るが見つからず通りかかっ
た女性に教わり、住宅地の中の郵便局に向かう。郵便局から漁港に向かい道の駅「寿都」
で休憩。道の駅から海沿いを走り段丘上の国道に戻り弁慶岬に向かう、雲は多いが晴天で
眺めは良好、しかし東の方角は靄が懸かり雷電岬は薄いベール越し。弁慶岬から走ると
すぐに島牧村に入り本目、役場のある泊と快走して前方に雪が残る狩場山を見て道の駅の
在る千走を通過する、快晴になり海の色が美しい。

島牧付近の海岸

 しばらく走り燃料に余裕が無いことに気付く、千走に引き返すには走り過ぎている、
少し前にせたな40kmの表示を見たから燃料はギリギリの感じ、すぐにメインが空になり
リザーブに切り替える。大小のトンネルで狩場山地が海に落ち込む断崖下のコースを走り
せたな町に入り、今度は小さなトンネルが連続する断崖を南下。フラットでほぼ直線の交
通量も無く断崖の景観が素晴らしい海岸を走る、しかし燃料に不安を持っていては眺めを
楽しむ余裕が無い、経済速度で走らせるが何時エンストするかと胃が痛くなりつつ走らせ
る。前方に瀬棚海岸の三本杉岩が見えて少し心が落ち着く、しかし見えていても一向に
近づいて来ない、燃料はほとんどゼロ、一旦停止すると二度とエンジンが掛からなくなる。
慎重に走らせるが、瀬棚までまだ数キロ近くあると思われる地点で咳き込みだした。何と
か瀬棚市街の入口にあるスタンドにたどり着いて給油。瀬棚から国道を少し南下してd740
に乗り換えて日中戸に向かう、風車の並ぶ原野を走り太櫓川を渡ると海沿いの崖を走る。
海岸の美しい快走コースで鵜泊、太櫓の小さな漁港を通過して行く。青い海の先に奥尻島
が霞んで見えて来ると行き止まりの日中戸岬、警備員と話をすると道路は数年前に開通
しているが使用許可が降りない、供用は何時になるか不明とのこと。しばらく景色を眺め
往路を戻る、景色の写真を撮りながら太櫓川の河口に戻り、農道に乗り換え若松から再び
R229に乗る。

鵜泊

太櫓泊

鷹ノ巣岬から

太櫓川河口付近

大成から帆越岬

 集落の点在する林間を走り、太櫓越峠をトンネルで越えて大成に下る。こちらも好天で
海が美しい、奇岩の続く海岸沿いを快走して熊石漁港に到り食料を調達。

  鉛川温泉

 国道を少し先に進み鮎川からR277に乗り鉛川温泉を目指す、すぐに山間に入り雲石川に
沿って緩い登りを走る、交通量は稀で走り易いコース。見市温泉を通過すると新道工事現
場に出会う、コースはここから川沿いを離れ急勾配を小さなカーブの繰り返しで登り雲石
峠に到る。

雲石峠方面を望む

 低い峠だが樹海の広がる眺めは素晴らしい、峠から急坂を下りきった処が鉛川温泉の入
口、峠方向からは案内が無く行過ぎる。引き返すとこちらには案内が有る、薄暗い林間の
細い道をしばらく進むと開けた所に公園が在る。一角に幕営地らしき広場があるが設備が
閉鎖されている様子、公園の草刈をしている作業員に尋ねると温泉で確認するようにとの
こと。少し先の温泉で尋ねるとキャンプ場は今年度から閉鎖している、トイレも水場も使
用できないが幕営しても何も言わないとのこと。今年から温泉施設が町営から運営委託に
なりキャンプ場も閉鎖された、最寄りのキャンプ場として熊石を紹介しているとのこと。
幕営は諦めてこの温泉に泊まるのも気が進まない、熊石で民宿でも探すことにして往路を
引き返す。途中の見市温泉を訪れ、声を掛けるが誰も出て来ない。熊石に戻り宿を探すが
見当たらない、根崎から平田内川に沿って少し内陸に入り青少年旅行村に到る。開けた
サイトで快適そうなのでここで幕営することにして事務所で手続き、退職者らしい女性が
今時珍しい旧態依然とした公務員らしい応対をしてくれる、天然記念物かとしげしげと
眺める。昨日と同様ここもコテージやバンガロー利用が中心で幕営サイトは傾斜地、駐車
場横に小さな芝地が在りテントが一張り立っている、先客に挨拶して一角に設営。すぐに
少し上部の温泉に出掛け汗を流した後、サイトに戻り木陰で寛ぐ、先客はテントからほと
んど出て来ない。夕方、少し年配の京都のライダーがやって来る、ツーリング経験などを
話す。今日も素晴らしい日没が約束されたような夕暮れだが、このサイトからは海が見え
ない。

  追分ソーランライン

 19日 7:20出発、晴。
 サイトから海岸に下りR229に乗り南下、今日も好天でツーリング日和、しかし海上には
既に靄が懸かっており遠望は利かない。快走して乙部市街に入ると、中心部でキタキツネ
がゆっくりと前方を横切る、まるで野犬化している。美しい海岸を眺めながら走り厚沢部
に到りR227に合流する、通勤時間帯でもあり交通量がかなり多くなる、スムーズに進ま
ない流れに乗って江差市街に到り、開陽丸青少年Cに寄り休憩。

開陽丸

 江差から砂浜に沿ったR228を快走して上ノ国から大崎の海岸段丘上に登る、靄が懸かり
海岸線の眺めは今一つ。段丘上を走る国道は何度か走っているので、可能な限り海岸線に
下り木ノ子・石崎・江良・清部・札前などの漁村を訪ねて走り、松前で道の駅「松前」で
休憩。

大崎

木ノ子

石崎

 松前の町外れで給油してR228を白神岬に向かう、竜飛岬は霞に包まれて薄っすら霞んで
見えるのみ。福島を経て内陸部を走り、知内からd531に乗り換え矢越岬方面を目指す。田
園地帯を走り狐越岬手前から海岸を走る、風は強く雲もかなり広がっている、海上には
靄が懸かり波も高い。崖沿いのコースを走り行き止まりの小谷石に到る、山が背後に迫る
小さな漁村、前に広がる海は美しい。

小谷石

 往路を引き返し狐越岬を過ぎ涌元でd531と別れ海岸を走る、砂浜のフラットの直線を
進むと知内発電所が在る、沖合に停泊するタンカーがパイプラインで燃料を補給する光景
を眺め北上しR228に戻る。

知内発電所パイプライン

 木古内・茂辺地を経て函館市街に入り、d571に乗り換え五稜郭に到るが駐車場所に困る
のでパス、柏木町のスーパーで食料を調達して駅前に向かい、駅前のビジネスHに宿泊 。
昨年よりもサービスが低下、夕食は火・水・木のみ、職員の印象も悪くなった。

  恵山・駒ケ岳

 20日 7:50出発、晴。
 駅前からR279・R278と乗り継ぎ湯の川から海沿いを走る、雲は多いが晴天、下北半島
は薄く霞む。対岸大間と競う鮪の戸井を通過してしばらく走るとd41に乗り海岸を走る、
豊浦・大澗の漁村を通過して女那川でR278に戻る、恵山は雲の中。日ノ浜から交通量の
減少した山間コースで半島を横断して椴法華に出る、d231に乗り換え恵山岬に向かう。海
岸沿いを走り元村の漁港を通過すると、恵山の北部中腹に登り海の見晴らしの良いアップ
ダウンコースを走る、恵山の眺望も良さそうだが上部は雲の中。恵山岬から更に進むと海
岸に下り水無海浜温泉に向かう、丁度引き潮で露天風呂は完全に現れているが、入浴は
パスして椴法華に戻り給油。

水無海浜温泉

 再びR278に乗り、短いトンネルや覆道が続く海岸を走り尾札部・川汲を経て鹿部に到る。
鹿部市街を通過するが駒ケ岳は上部に雲を被り全貌が見えない、牧草地帯を走り沼尻駅の
案内に従い左折。林間の農道を進むとすぐに沼尻駅に到る、林の中の周囲には何も無い駅。
駅前から函館本線に沿って走るとすぐに線路を潜り、駒ケ岳北麓を西に走る、林間コース
で見晴らしは良くなく路面状況も悪い、時折現れる牧場から駒ケ岳が見えるが頂上に雲を
被っている。ほぼ直線に林間のアップダウンの厳しいコースをしばらく進むと前方遥か
下方に噴火湾が見えて来て,長い直線の大きく波打つコースを下る。

砂浜付近農道

 R278と出合い乗り換える、コンクリート工場がこのコースのこちら側の入口の目印、国
道を少し走り尾白内から地道を東進してd1028に乗る。森市街を走り駅前で休憩、観光案
内所で資料を貰い大沼へのコースを検討していると、北斗№のカブ110の中年男性に声を
掛けられる。仕事でこちらに来ているそうでしばらく話し、スーパーの場所を教えてもら
い別れる。すぐに別の男性が別海に居た人ですよね、と近寄ってくる。伊豆№のキャンピ
ングカーの夫婦連れが傍に立っている、別海以来の情報交換や今後の予定などを話す。
教わったスーパーに出掛け食料を調達した後、住宅地を南下してR278に乗り尾白内から農
道に入る。畑地をしばらく走り姫川駅付近からR5に乗る、交通量の多いコースを少し走り
東山駅の手前から旧国道のd1412に乗り換える。林の中を走るコースで他の車とはたまに
出会うのみ、人家はほとんど見当たらないがペンションや牧場の案内が時折現れる。ゴル
フ場の近くからd43に乗り農地を走り大沼湖畔に到りd338に乗り換える、湖畔の林間を時
計回りに快走して銚子口から東大沼キャンプ場に到る。毎年駐車している場所に今年から
駐輪場が整備されており有難い、何時もの場所に設営して近くの北川商店でビールを購入
し湖を眺め寛ぐ、午後遅くから晴天となり湖を渡る風が心地良い。夕方、自転車の若い男
性が近くに設営、少し話をする。

  噴火湾北上

 21日 7:15出発、曇。
 何時ものように北川商店にゴミをお願いして出発、d338を少し南下して流山温泉の案内
を左折、林の中に入り踏切を渡ると牧草地を東進、d43に出合うと乗り換えて鹿部に向かう。
鹿部からR278に乗る、今日も雲が広がり景観は望めないし遠望も利かない。砂原の手前
からd1028に乗り海沿いを走り、森市街を通過して地道に乗り換え更に海沿いを走る。桂
川で行き止まりとなり、小川に沿った細道を少し登るとR5に乗り長万部に向かう。交通量
は多く大型トラックも多くいつも緊張するコース、山越駅で休憩。再び国道を走り八雲を
経て長万部に到り給油、長万部川を渡るとR37に乗り換える。曇り空で走るとかなり寒い、
給油時に防寒具を着用するか迷ったがそのまま出発した、路肩に停車してウインドブレー
カーを着用する。この付近からは噴火湾越しに室蘭などの景観が素晴らしいが、今日は曇
天で遠望が利かない、単調なコースを進む。静狩から少し内陸に入り山間部を走る、アッ
プダウンとカーブを繰り返し豊浦町に入り道の駅「とようら」で休憩。道の駅から虻田に
下るとR230に乗り長いトンネルを抜け洞爺湖に出る、天候は明るい曇りとなり洞爺湖も
良く見える、d2に乗り換えて湖畔を走り壮瞥からR453を走る。今年は何度目かのコース
を走り道の駅「大滝」で休憩、再び走り美笛峠を越えると空模様は完全な晴天となる。

  樽前山

 支笏湖上空は快晴で湖が美しい、樽前荘に荷物を下ろし樽前山に向かう。d141に乗り林
間の緩い登りを走る、コースは狭く見通しも悪い、土曜日で観光客の車が多く慎重に走る。
しばらく走ると樽前山の案内が有りd141は左折する、案内に従い直進して幅広いダート
コースに乗る。観光客の車が多く砂埃に閉口する、勾配は緩いが波打つ路面は走り辛い。
路面を睨みコースを選びながら慎重に走る、フル装備なら既に引き返している路面状態。
短い急勾配を登った所が七合目ヒュッテ、かなりのスペースの駐車場が有るが満車状態、
周囲は観光客や登山客で混雑している。徒歩でしばらく登ると森林限界を過ぎ草原に出る、
視界が開け樹海の彼方に支笏湖が美しい、日差しが強く暑さで参る、登頂は断念して引き
返す。

樽前山から支笏湖

樽前山から支笏湖(2)

 樽前荘に戻り支笏湖を眺めながら寛ぐ。土曜日だが今夜は半分以下の宿泊者。

  ニセコ・中山峠

 22日 7:15出発、曇。
 今朝も曇天だが寒さは感じない、R453に乗ると地元の車がかなりの速度で走る中を進む。
美笛峠を越え道の駅「大滝」を通過して広島峠に登る、羊蹄山には雲が懸かり見えない。
峠を下った所のヤナギランの小群落は今日も美しい、清原からd695に乗るつもりだったが
入口を見落として直進した。喜茂別でR230と別れしばらく進んだ信号から南羊蹄広域農道
に乗る、しばらく走り間違いに気付く、本来のコースはもう少し国道を北上して川上温泉
付近から農道に入りd97に乗る予定。ジャガイモ畑を走り国道と並走する農道に乗り換え
北上、晴天になった下の麦秋の畑やにんじん・豆畑の中を走る、畑の先には中腹に雲を棚
引かせた羊蹄山が美しい。

ジャガイモ畑・R276喜茂別付近

麦秋・川上温泉付近

にんじん畑・川上温泉付近

豆畑・川上温泉付近

 川上温泉付近からd97に乗り羊蹄山の山麓を南下し道の駅「真狩」で休憩。真狩からd66
に乗り再び曇天になった羊蹄山南麓を走りニセコに到る、アンヌプリは雲に隠れ走って
いると肌寒い。ニセコ周遊は断念してニセコ駅から畑作地の農道を走り有島記念館前を通
過してR5に乗る、倶知安市街で給油して少し戻りd478に乗り換え畑の中を東進して道の
駅「きょうごく」で休憩、このコースは晴れており羊蹄山が美しい。京極からR276で南下
して喜茂別からR230に乗る、日曜日のためか乗用車が多く速度も出している、コースは
広く喜茂別川に沿った緩い上り坂で走り易い。喜茂別川沿いから急勾配をカーブの繰り
返しで中山峠に登る、高度を上げるに連れて樹海が広がる、峠の手前では改良工事が
行われコースは狭くなり路面は悪く走り辛い。峠には道の駅が在るが混雑している様子、
パスして樹海の快走路を下り定山渓からd1に乗る。ほとんど車の走らない林間コースを
下り、定山渓ダムを過ぎて更に下る。国際スキー場から朝里峠への急勾配を走り、峠を
トンネルで抜けると濃い霧の中、路肩の気温表示は15℃でかなり寒い。霧の中を慎重に
下る、急勾配を小さなカーブの連続で朝里ダムに下る。ダム湖沿いを走りループ橋でダム
の下に降りると朝里川温泉を通過して朝里でR5に乗り換える。R5を少し走り小樽築港駅
付近から市街に入り小樽FTに到る、乗船手続きをして何時ものイオンに出掛け食料を調達。
FTに戻り待合室で寛ぐ、夕方のフェリーで新潟に向かう富山の50代の男性ライダーと、
彼の乗船時までツーリングの話をする。

 23日 予定通り舞鶴港に入港、下船後海沿いを走りホテルに宿泊、蒸し暑さに閉口する。
 24日 8:10出発、晴。
 舞鶴からf51に乗り南下して山の中でf1に乗り換え山家に向かう、山家からR27に乗り
綾部でR173に乗り換え、道の駅「瑞穂」で休憩。再びR173を南下、塩岡付近からいつも
の農道を走りk702に乗り、k543に乗り換え日置に出てk12に乗り、後川で給油後k37を
走り三田からの定番コースで帰宅。