60_60_30 零半乗

50ccバイクでの走行記録

信越 2014秋(3)

2015年02月22日 | 中日本
信越 2014秋(3)



9/20日 7:00出発、曇。
 ホテル北側のR120に乗り東に走る、今日は曇天の下を金精峠から奥日光を走るため更に
寒くなりそう、まさかと思いながらも持って来たライトダウンをジャケットの中に着込ん
で出発する。関越道の高架を潜り郊外に出る、気温は低く指先が冷たい、通勤時間帯には
少し早いが交通量は多い工事関係の車のようだ、また土曜日のためか他府県№のSUVが目
立つ。国道に沿って蕎麦の白い花や蒟蒻の大きな葉の畑が続く、道の駅白沢を通過すると
山間に入り気温は13℃を表示、ダウンのお陰で寒さは感じないがグローブも冬用が欲しい
と思う。ヘアピンを繰り返して椎坂峠を越え片品川沿いを北上すると、何時の間にか工事
関係の車はいなくなり行楽客の車が時折追い越して行くのみ、長閑なコースを快走して片
品村の中心鎌田に到る、尾瀬方面へR401が分かれて行き交通量は更に少なくなり独走状態。
大滝川に沿った谷筋のコースは長く勾配もきつい、白根温泉附近の気温表示は11℃でダウ
ンを着込んでいても寒い、手首や首筋の僅かな隙間から冷気が入って来ているようだ、停
車してファスナーをしっかりと締め直す。勾配は更に厳しくなりヘアピンと大小のカーブ
を繰り返し丸沼高原に喘ぎ登る、樺やナラの明るい林の中にリゾート施設が点在しSUVや
キャンピングカーが何台も駐車している。丸沼湖畔から再び樺林の急勾配をヘアピン
カーブの繰り返しで登り菅沼に到る、菅沼湖畔からは勾配が緩くなり明るい広葉樹の原生
林をのんびり走る、しばらく快走して急カーブを数度繰り返すと目の前にトンネルが現れ
る。トンネルを抜けたところが金精峠で標高1,843mの表示板、小さな駐車場は登山者の車
で満杯、登山準備をするグループも数組いる、眼下には湯ノ湖と男体山がいい感じで見え
ているが雲が広がり見映えは今一つ。峠から交通量はほとんど無いためギアーをニュー
トラルにして下る、ヘアピンを繰り返し風切音のみの静かな下りを楽しみ日光湯元に到る。
湯元から観光客の出発時間と重なったのか交通量が急に増える、修学旅行の大型観光バス
が数台後ろに付いたので脇道に停車して道を譲る。戦場ヶ原に着いた筈だが奥鬼怒林道の
入口は見つからない、速度を落とし慎重に走ると観光客で賑わっている場所に到る、バス
停で位置を確認すると三本木松で戦場ヶ原の中心、既に林道への分岐は通過している。
それらしき脇道を探しながら引き返す、先ほど観光バスをやり過ごした脇道が林道の入口
のようだ、案内表示は光徳園となっているが地図では林道になっている。2車線で路面状況
は良好な明るいナラ林のコースをしばらく進むと光徳牧場や温泉などのリゾート地に到る、
ここを通過すると奥鬼怒林道の表示が現れる。樺やナラなどの明るい広葉樹林の中を
カーブの繰り返しで高度を上げるとコースは1車線となる、樺林からナラ林・唐松林と
明るい林間コースを独走してブナ林に変わると山王峠を越える、峠からはブナやナラの樹
海が美しい、黄葉時期の素晴らしさが想像できる。

奥鬼怒林道

 ブナ林の水平道を走り大きなカーブを繰り返すと展望台に到る、ここから木の枝が覆い
被さるようなコースが続く、小さなヘアピンの繰り返しで高度を下げるとナラや樺林帯を
走る。峠から出会った車はきのこ狩りらしい車が4台駐車しているのと対向車が2台のみ、
途中で10匹ほどのサルの群に出会う、数匹が小猿を背負っている。大小のヘアピンを下る
と突然小さな橋を渡る、渡った所が川俣温泉でk23に乗る。k23は1.5車線だが路面状況
は林道より悪い、数台の地元車と出会う、連続する奥鬼怒の温泉郷を過ぎると再び10匹程
度のサルの群に出会う。鬼怒川に沿って走り川俣湖に到ると川俣大橋で川俣集落に渡る、
川俣を山際の新しい2車線のバイパスで通過すると再び1.5車線の荒れたコースに戻る、
この附近から行楽客の乗用車やライダーを見かけるようになる。鬼怒川左岸を走り栗山で
霧降高原方面へのk169が分岐して行くとコースは2車線になり路面状況も良好になる、
穏やかなカーブと勾配の快走路で川治ダムに到る、ダムの上を走り葛老トンネルを抜ける
とR121にぶつかる。R121は行楽客の車が結構走っている、国道に乗り五十里湖畔を走る
と道の駅湯西川の案内表示、k249に左折してすぐの道の駅に寄りトイレ休憩。道の駅は行
楽客やライダーグループで賑わっている、出発直前にやって来たミニバイクの少し年少の
男性から声を掛けられる、神戸とは凄いと言う彼も柏№を着けており今日は会津若松まで
行くとのこと、荷物らしき物を持たない軽装で当初は地元の人かと思った。道の駅を出て
国道に戻る、国道は北上する車やバイクが多いが大型トラックは少なく走り易い、塩原方
面へのR400が分岐すると交通量は少なくなり更に走り易くなる。後方からバイクのライト
が迫って来るので様子を見ていると先ほどの柏№男性が追い越して行く、50km以上の速度
だが大丈夫なのか。野岩鉄道と併走しながら穏やかな登りコースを快走して県境の山王峠
のトンネルに到る、入口で柏№が停車しているが気付かない様子なので通過。トンネル
からは緩い下りを走り道の駅田島を通過、この道の駅も行楽客の車やバイクで賑わって
いる、更に下ると谷が広がり田畑が道の両側に現れ旧宿場町の面影が残る荒海に到る。荒
海で給油後田園地帯を北上するとR289と合流して野岩鉄道と会津鉄道が接続する田島駅
に寄り休憩、観光案内所で会津高原地域の地図を貰い若松のホテルに予約連絡をする。国
道に戻る信号を待っていると柏№男性がやって来る、今度は気付いたようで挨拶して通り
過ぎて行く、相変わらず凄い速度で走っている。田島から会津鉄道の踏切を通過して阿賀
野川を渡り左岸を走る、大半の車は会津鉄道の踏切を渡る手前からk347 に向かい阿賀野
川右岸を若松方面に向かうようだ。国道は川沿いの山際を走る2車線の狭いコース、交通
量は少ないがカーブが続き油断できない、川向こうに見える県道は田園地帯の快走路の
ようだ、川沿いから離れ田園地帯をしばらく進むと下郷。下郷の市街地から案内に従いk131
に乗る、民家に挟まれた路地のような道に入り集落を抜けると田畑の中の農道になる、
またもコースを間違ったかと思っているとk131の道路表示が立っている。農地の中の小集
落を繋いで更に進むと山際に到る、昭和村方面へk346が別れて行くと下野街道は2車線に
広がり小さなカーブで山に登る、道端にはツリフネソウのピンクが続く、中山峠を越え
穏やかな下りを行くとコースに沿って耕作放棄地が続く。更に北上して再び緩い勾配を
登ると大内宿に到る、土曜日の午後では予想通り観光客で溢れている、道路は駐車場への
進入待ちの車で動きが取れない。ガードマンの誘導に従い路肩を走り北側に抜ける、2輪用
の駐車場も満杯。今回も大内宿の見学はパスして大内ダムから氷玉峠に登りトンネルで峠
を越える、交通量は双方向とも結構多くライダーグループも多い、会津盆地を望みながら
カーブを繰り返して下る、対向車が有るためブレーキ操作が頻繁になり走り辛い。田園地
帯に下るとk72に乗り継ぎ更に北上してすぐにk128に乗り換える、k128で本郷の古い街
並を走る、本郷中心部は秋祭の交通規制が行われており地元車の流れに巻き込まれる。本
郷大橋で阿賀野川を渡り南若松駅のすぐ北で会津鉄道の線路を越えR118に出合い乗り
換える。R118を北上して若松市街に入り鶴ヶ城の傍を通過して若松駅に到る、駅前も観光
客で賑わっている。駅前から別のコースで市街地を南下して漆器屋で土産を購入、市街を
少し廻るとどの歴史ポイントもやはり観光客が多い。再び駅前に戻りグリーンH会津に投
宿、後ほど分かったことだがこのホテルも満室状態だった、連絡した最初のホテルも満室
で断られたし、ここが取れたのはよほど幸運だったのかと思う。


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