今日は撮影日和

Raicho9の贈る、鉄道&ノラ猫のフォトページです。

小刀根隧道

2013-08-15 02:44:56 | 廃線探訪
行ってきました北陸本線旧線跡

といっても一度行ってますし、今回は柳ケ瀬隧道を車で往復と、その先の小刀根隧道のみですが

いや、でも前回はこの魅力がわかるようになる前でしたし、その虜になった今なら1日といわず、2、3日はこのネタのみで滞在できるほど美しかったです

まずは解説から



解説おわり

明治14年から実に132年もの間、この地に微動だにせず鎮座する小刀根隧道

明治14年というと、その元号をもじった政変があり、登場する人物は伊藤博文、井上毅、大隈重信・・・そんな時代を生きてきた証人と思うと、感動もひとしお



解説終わったところで、離れたところからの全景

小さいながら、しっかりとした存在感

ここは笙の川に架かる、これまた鉄道時代の橋梁からの一枚



近づいてみると、外観はとても132歳とは思えぬ美しさ



一応、文化財なんですよっていうお知らせ



内部はもちろん相応に傷んでますけど、管理されている分、他の廃隧道よりは格段に状態がいいと思います

それでも、漏水が少しずつ浸食を早めてきている気がします

全長50メートルほどのものですが、だいぶぬかるんでます



少し進むと、解説にもあったように造りが変わります

・・・橋の時と言い、相変わらず浅く広い興味なもので、造りとか構造とかよくわかりません 笑

少しずつ勉強してゆきたいとは思っていますが




出口付近より入ってきた方を振り返る

白と黒、光と闇の世界

できた当初の、美しい馬蹄型のままですね



長浜側の面構え

明治時代の技術者、職人たちの結晶を1世紀も後に生まれた人間が触れることのできる幸せ

そして、明治時代と変わらぬ景色を見ることができる幸せ



短いながらも、ひんやりとした隧道内

中から見える外の景色は・・・現代の8月の景色でした、残念



ちなみに、旧線の中之郷~疋田(現、木之本~新疋田)は国道365号線~滋賀県道140号線

ぶっちぎりのストレートと、ゆるーいカーブが鉄道時代を物語る道です


現在の木之本~新疋田間の駅は余呉、塩津ですが、当時は(木之本)、中之郷、柳ケ瀬、雁ヶ谷、刀根、(疋田)でした

深坂トンネル開通後、この旧線は柳ケ瀬線という支線扱いになり、のちに廃止されました


もっと勉強して、もう1度といわず訪れたいです

2013.08.14/滋賀県長浜市余呉町(旧伊香郡)

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