血圧の上昇を抑えるGABAを豊富に含んだゲノム編集されたトマトの流通・販売を厚生労働省の調査会が了承したというニュースが流れました。
高血圧で薬を飲んでるじいちゃんも気になるものでしたが、安全面で本当に問題ないのでしょうかね。
以前、遺伝子操作された作物がアメリカから大量に入ってきて、その安全性が問題になったことがありましたが、今ではそれも当たり前になっています。
ゲノム編集された作物は、これまで行われていた異種交配による品種改良より短時間で作られるという利点があります。
ただ、トマトが初めて出現して以来、長い時間をかけて現在の遺伝子が形成されたことを考えると、簡単にGABAを抑制する遺伝子を切り取って大丈夫なのかという疑問も湧いてきます。
トマトの成長に影響のある何らかの原因を抑制するために、その遺伝子が長い時間の間に組み込まれた訳ですからね。
その遺伝子が組み込まれた理由がすべて判明しているのなら安心ですが…。
トマトの他にも、病害虫や干魃に強く収穫量が多いイネや、芽の部分に有害物質を含まないジャガイモなどの農作物が開発中。魚でも肉厚なマダイ、激しく泳ぎ回らず養殖しやすいマグロなどが、いずれも遺伝子を破壊する方法で開発が進んでいる(ネットニュースより)。
世界中で飢饉や戦争による食糧難が起こっていますから、天候など厳しい自然環境の中で生産できる食料が開発されれば、それに越したことはありません。
だだし、その開発が人間を始め、地球上のあらゆる生物に影響を与えるようなものでなければイイのですが…。
ゲノム編集された農作物の花粉が栽培時に飛散すると生態系を乱す恐れが指摘されてもいますので、栽培には十分に配慮して行って欲しいとは思います。
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