英国王室を離脱したヘンリー王子とメーガン妃が米国マスコミのインタビューに答え「王室で人種差別が…」と訴えたことが波紋を呼んでいます。
ご夫妻の王室離脱の陰には、苦難と悲しみの経験があったようで、英国に限らず我が国の皇室でも民間から入った雅子様にイジメがあり、精神状態に危機があったのではないかと穿ってしまいます。
上流貴族社会特有のいじめや嫉妬などは、源氏物語にもたくさん出てくるし、特に天皇の妃に当たる「女御、更衣」などには、女の戦に勝つために凄まじい駆け引きがあったようで、陰々として現在に受け継がれていることも多々あるでしょう。
怖いなぁ~。
メーガン妃に誰が差別発言をしたかエリザベス女王は王室内で内密に対処すると話し、「ヘンリー、メーガン、アーチーは今後も非常に愛される王室メンバーの一員であり続ける」と表明しました。
大体、こうした揶揄は女王ら本人の話でなく、彼らを取り巻く女官などから出る話で、何が得になるのか分からないし、何を守ろうとしているのかも分からない。
つまりは単に伝統を汚されたくないというだけのお話ではないかと思うのです。
皇室でもずっと男子は一系であるのに対し、女性は様々な階層から集められ、皇室へと送り込まれてきた歴史があるのに、普通の家庭に育った雅子様が入内してどこが悪い、何を今さらという感じがします。
超高級貴族(特に女官)の中には、今でも伝統云々を翳して、新しい血を持って入り込んでくるどこの馬の骨?とも分からぬ人を排除するシステムが残っているのでしょう。
それ打ち破ろうとすると痛いしっぺ返しが陰に隠れてやってくる。
そんなことがまかり通っていては、ただでさえ皇室に入ろうなんていう女性は少なくなり、天皇継承にさらに支障が出てくるのです。
内親王様に訳のわからん男が近づいて虜にしてる現状をみると悲しくなりますが、皇室男子に生まれてしまった親王様にも今後大きな負担になるでしょう。
しかし、千五百年も続いている世界で最も希少な血統を簡単に絶やす訳にもいかないのが悩みどころです。
今の世の中で女性蔑視なんて言われそうですが、先日も書いたように皇室は千五百年間も男性を排除してきた家系で、血統を守るために女性は基本誰でも受け入れてきたところです。
そこでは、自由で奔放な世界が女性に約束されていました(源氏物語通りなら)。
そして、古来から日本は、女性を崇拝する国民だったのですよ。
我が家では、ばあちゃんやayameちゃんは、男性陣にひれ伏される神のような存在ですがな。