リオ五輪、開幕！

　８月６日は、広島の原爆記念日…。

　半世紀以上前に広島に投下された原爆は、一瞬のうちに多くの人々の命を奪い、放射能を浴びた多くの市民を長年に渡り肉体的にも精神的にも苦しめてきました。

　日本では、世界の平和と核廃絶、亡くなった方々への鎮魂の式典が行われた今日、地球の裏側にあるブラジルのリオデジャネイロでは「スポーツの祭典：オリンピック」の開会式が行われています。

　挨拶に立った人、すべてが「平和への願い」を口にしました。

　「平和と愛、そして絆」というスローガンが空虚に聞こえたのは、じいちゃんだけでしょうか？

　中東で巻き起こった内戦やＩＳなどのテロに苦しむヨーロッパ…、テロは東南アジアにも拡散し、「世界中の人々が平和に暮らせる社会」なんて現時点では考えられません。

　「オリンピック」に出場できる選手たちは、世界の総人口約７３億人の一体何％の人でしょう？

　日本のような治安のよい国で生活していると欧米で起こっているテロやその報復で空爆を受けている国…、

　図らずも難民になって右往左往する人たち…、

　格差社会で苦しめられている何十億人もの人々のことを考えると「オリンピック選手は恵まれた人々」に思えます。

　オリンピック・パラリンピックをＴＶ観戦する方も多いでしょうが、華やかな舞台の裏側では、毎日の食料にさえ困っている人々が世界中に溢れていることを忘れないで欲しいと思います。

　幸せに生きてることが当たり前のように感じてるじいちゃんの自重を込めて…。