ギャラクシー街道を観てきました

　三谷監督の新作「ギャラクシー街道」を観てきました。

　設定は、地球とほかの星を結ぶウラブレタ宇宙街道の脇にあるハンバーガーショップでの一日…。

　このハンバーガショップには、いろんな宇宙人がくるようですが、お店は街道が古いせいもあり、また宇宙列車みたいのが近くに開通して、その役割を終えようとしているため、客は少なくお店は儲かっていません。

　例えて言えば、高速道路脇にある国道の古いドライブインみたいな感じです。

　この作品、予算が掛っているのか、いないのかよく分らない創りになっています。

　三谷監督作品だし、登場する俳優や女優さんも一流どころが多いのでそれなりにお金は掛っていると思います。

　内容は、これから観る方も多いと思いますので多くは言えませんが、大まかに言うと面白い作品です。

　ビックらこくようなアクションもなく、筋立てもよくあるもので、笑いあり泣き所ありといったもんでしょうか。

　見どころはと聞かれるとチョックラ困ってしまう作品であり、評価が分かれるんじゃないでしょうか。

　遠憲さんの出産シーンがＣＭで流れ話題になっていましたが、それもまあ観てのお楽しみということで、久しぶりに邦画を観た（映画館で観るのここ３年ぐらいなかったので）というのがじいちゃんの最大のポイントです。

なんで今？ 日中韓首脳会談

　昨日、日中韓首脳会談が行われ「歴史を直視」し関係を改善しようという話し合いが行われたようです。

　日本から安倍首相、中国は李首相、韓国からは朴大統領が出席しました。

　未来志向を前面に出したい日本側と、過去の歴史を重視する中韓両国との立場の違いがあったものの三国間のＦＴＡ交渉、朝鮮半島での核兵器開発反対などを盛り込んだ共同宣言が発表されました。

　さて、なんで今「日中韓首脳会談」が行われたんでしょうか？

　これまで数年間に渡り、特に「歴史問題」「領土問題」で日本を攻撃していた中国と韓国が、日本にすり寄ってきた大きな要因の一つにＴＰＰ交渉がまとまったということがあるでしょう。

　これまで中韓ＦＴＡで経済を進めていた韓国は、中国経済が下降気味であることに懸念したんでしょうし、中国経済も落ち込んで、今では両国ともに厳しい経済政策を迫られています。

　また、中国は先の米中首脳会談で米国からの色よい返事（南沙諸島の暗礁埋め立てなど）が貰えなかったことで（というより米国を怒らせてしまい）、なんとかして東アジアの権益を守ろうという気分になったのかもしれません。

　なんせ首脳会談ですから、随分前から下交渉があったかとは思いますが、あれだけ非難されていた日本がオメオメとソウルまで出かけていくなんてお笑い草です。

　中国も韓国も自国の利益しか考えていないことは、明白なのに隣国として会談に参加したのは大人の対応だったのかもしれませんが、じいちゃんにはとても「○」は上げられない気分です。

　韓国は、竹島を実効支配し続け、中国は尖閣列島や南沙諸島の領有権を主張して領土の拡大を謀っています。

　国際法を踏み散らかしている両国に対して日本は、どのように向き合って行ったら国益を守れるんでしょうか。

　外交は政府の重要な仕事の一つですが、今の安倍内閣のやり方は辺野古移設にしても、安保関連法にしても、ＴＰＰにしても国民の意思とは少し違う方向に向いていて、本当に自国民のためになるかどうか、国民の利益につながるのか、イマイチ分りません。

　安倍政権が国益になると思ってやってることが、将来私たちを危険な目にさらすことになるかもしれないことは、これもまた分らないことで、何とも言いようのないイヤ～な気持ちにさせられてしまいます。